2026/03/28

3/28 店日誌


3月28日、土曜日。北山耕平さんが亡くなったことを知る。あれは何年前だっただろう。青山ブックセンターでのトークイベントでお目にかかってサインをもらった。すらすらとペンを走らせて、丸っこい字を書いてくれた。編集者としての若き日々をつづった『雲のごとくリアルに』刊行記念のイベントで、聞き手はスペクテイター編集長の青野さん。なんの話をしてたか全く覚えていないんだけど、なにかの拍子で最前列のまんなかに座った人が妙なテンションで北山さんに絡みはじめて、場が困惑した。

この人、なにかキメてる? ってな感じの雰囲気で話の骨を折ったのだったか、北山さんが一喝。厳しい言葉で注意したような記憶があるのだけど、どうだったかな……。どなたか、この日のことを覚えている方がいたら、正確なことを教えてほしい。

20代前半、北山さんのつくった本がなければ、息苦しいだけだった。1970年代の『宝島』は今も大事に取ってあるし、『自然のレッスン』や『クイックジャパン』での曽我部恵一さんとの対談も好きだった。鍵はきっと“声”にある───あの頃、北山耕平の声が耳に届いたから、今の自分がある。

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宮野裕司、土生“TICO”剛、石井マサユキからなる豆大福のファーストアルバム『かんぽの宿はどこですか?』が到着。小さくてさりげないけど、ここには豊かな音がある。ぜひ、聴いてみてほしい。

今日も何かしらの入荷があるはず。ご都合があえば、ご来店ください。

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