たしかに、コロナ禍は去ったのかもしれない。今は過去を振り返るより、前を向くべきかもしれない。しかし、あの時期に、何が起きたのか。何が変わり、何が変わらなかったのか。その答えはまだ出ていないだろう。(大竹聡)
2月28日、金曜日。もう何年前だろうか。北浦和でタクトくんと打ち合わせ、早々に終わってさあ飲もう! ……が、街を歩いても店がやってない。やってても酒は出してない。仕方ないから、コンビニで買った缶ビールでとりあえず乾杯。コウヘイくんがきたら公園に行きますか。いいね、それがいい。いざ3人で公園の広場に向かうといるわいるわ、似たような小集団が! 2人、もしくは3~4人で酒を飲んでる。あの光景はなかなか印象深い。
また別の日。タクトくん、カワイさんと阿佐ヶ谷で落ち合い、本を納品。さあ飲むか! となっても、同じ状況。小声でヒソヒソ、ソワソワ、ドウシヨウ。けっきょくカワイさんの運転する車の後部座席で飲み出して、タクトくんの家で仕切り直し。やたらに盛り上がっていろいろ話した。夏の日の記憶。
大竹聡『酒場とコロナ あのとき酒場に何が起きたのか』をぱらぱら読んでいて、数年前のことを思い出す。マスクを付けて、外して、移動して。距離をとって小声で話す。頻繁に消毒。うがい。あの頃のこと、みんな忘れちゃったのか。オレは正直忘れかけてた。
今日も書籍に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。
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