どこに出かけるにしてもそこそこ空いてる所が好きな自分としては、今のインターネットソーシャル空間は大混雑観光地みたいな居づらさで、もともと好きだったけどもういいかなと思う瞬間が増えた。(東郷清丸)
2月21日、金曜日。オンライン・ストア〈平凡〉内の読書日記にも書いたのだけど、主に生活者でたまにミュージシャンの東郷清丸さんが月一回発行している『かいほう』が面白い。SNSが辛い……なんて声はよく耳にしても、自分なりのメディアを作って、他者の思惑にできるだけ捉われず発信する人は多くない。機械的に速く、広く伝わらなくても、少数にはしっかり伝えられる。アナログだからいいってわけじゃなく、東郷清丸にはこの方法が合っている。
河野友花さんが発行するペラ、〈山の湯〉田口さんの定期便、いま届くのを楽しみにしている読み物は、どことなく似た雰囲気を持っている。焦らず、ごまかさず、言葉が選ばれるから安心して読めるのだ。
「ランダム・ミュージック」とは、音高が書かれた36枚のカードと音符の長さが書かれた16枚のカードをあらかじめ用意し、文字通りランダム(行き当たりばったり)に引き抜いたカードの組み合わせで作曲・演奏するという実験作品。
惹句にそそられて注文してみたロバート・コックスのカセットテープ3種が入荷。再生して、カセットやCD-Rは実験のメディアだと納得する。各作少数入荷なので、気になる方はお早めに。
今日は15時、明日明後日は13時開店。お暇があればお出かけください。
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