2024/05/20

5/20 店日誌

5月20日、月曜日。昨晩からの雨のおかげで近所の公園に湖ができていた。端っこにある貯水池が溢れて広場全体に水が広がってできる状態で、たまに見られると気分がいい。あちこちを魚が泳いで鳥もくる、普段とはちがう生態系を垣間見れる。少し歩けば田植えが終わった田んぼが広がる。うーん、ここはアジアだな。いまさら何を……とツッコミが入りそうな感慨をおもわずつぶやく。梅雨がくるまではあちこちを歩きまわりたい。

開店前のカフェに並ぶ人たちを横目に歩き(むむ……といった気持ちに)、店の近くの交差点に立つ。上階で親子がなにかをしている模様が目に入る。お絵かき教室か何かしてるのかなーと考えながら店にきた。

店にくる方は柏レイソルのベテランサポーター、近隣で店をいとなむ先輩は鹿島アントラーズを応援している。今節の柏は後半アディショナルタイムのゴールで劇的勝利、鹿島も強敵神戸に勝っていた。また話が盛り上がるぞ。

今日も書籍、音源に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/05/19

『些末事研究』第九号

貯金も何もないようなときに結婚したから。もうそれだから、とにかく「家賃払えないから一緒に住もうか」からのスタートだから。そこから考えると、生活に困ってる同士で結婚しても何とかなる……こともある。(荻原魚雷)

『些末事研究』第九号が届きました。
ぽつぽつと静かに編まれるリトルマガジン、最新号の特集は「結婚とは何だろうか」。6名の寄稿と1つのコミックに加えて本誌の目玉といる座談を収録した80ページ。荻原魚雷×蓑田沙希×にしもとさほみ×福田賢治による座談会はなんと40ページ弱、めちゃくちゃ長い! 大きな展開なく進むのだけれど、荻原魚雷さんの「活字には一回もしていない」話が聞けたり色々と面白い。自費出版の小冊子だからこそつくれる記事だと思います。

販売価格は700円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/19 店日誌

5月19日、日曜日。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、はじめて彼らのライブを見たのは2000年の1月13日、パシフィコ横浜が会場だった(検索して日付がわかった)。出てきたらジョンが坊主だ! 長髪だと思い込んでいたからビックリした。チャドのキックの音が太い。フリーのベースがビシバシ鳴ってる。アンソニーはいるだけでカッコいい。高校3年だった自分にはめくるめく世界に感じられた。無理矢理に誘った兄も楽しそうに観ていて、妙に嬉しかったのを覚えている。

興奮して帰ってきて、牛久駅を出るときには切符を無くしていたのだが、駅員さんはやさしく通してくれた。スマートフォンはおろかつくばエクスプレスもなかった頃の話である。あのとき、行ってよかったと思う。

ライブペインティング。その言葉では言い尽くせない深みと孤独、抒情を感じた。ナツナさんと芦田ちえみさんの共演は小説のページをめくっているような味わいがあった。はじめて行った〈Our Space Laboratory〉の雰囲気もよかったなあ。また、遊びに行きたい。

今日明日は13開店! オンライン・ストア〈平凡〉も営業中。

2024/05/18

『デモ行こう』

さまざまな切り口、さまざまな文体でデモについて語りかける文章たちが、あなたの日常に抵抗のための光を少しでも与えてくれることを願っています。

路上の抵抗誌編集部・編『デモ行こう』が届きました。
入荷以来、好評がつづくミニコミ『路上の抵抗誌』の編集部によるZINEのテーマはずばり「デモ」。デモ行進、スタンディングデモ、ピクニック型のデモ、占拠デモ、シットイン、ダイイン、ツイッターデモに加えて本読みデモも。18人の書き手それぞれのデモンストレーションに対する姿勢と思想が綴られた小冊子です。ズシっとしたもの、軽やかで短いものなど、テキストの種類もいろいろ。「デモ行こう/私たち全員が、自由になるまでは……」の2曲を収録したCD-R付き。

販売価格は700円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

5/18 店日誌

5月18日、土曜日。朝、ラジオから流れてきたザ・フーの曲を聴いていて、ヘヴィな演奏っぷりに驚いた。オレの耳ではレッド・ツェッペリンと区別がつかない。基になるブルースを激しく、思いっきりぶん回してバンド全体がノってくるとハード・ロックになっていた。そんな感じで音楽は、ロック・ミュージックは進化していったのだろうか。ジャマイカにおけるスカ~ロックステディ~レゲエの変遷に関する数々の逸話みたいに、意外といい加減なのかもしれない。

徒歩圏内でもある天久保1丁目にある〈Bar Discos〉の通常営業が再開した。開店以来、開けたり閉めたりを繰り返してきたが、今度こそはながくしっかり続けてほしい。その上に、パーティーやイベントをひらくための気風が出てくる。ロックステディなんかをのんびり聴ける機会を作れたらいい。

今日も買取依頼の本が数箱届く。いよいよ店内に置ける場所がなくなってきた。とっ散らかった店内が、より混雑する。歩きにくさも倍増すると思われる。できれば複数人での来店は避けてほしい。

今日は13時から19時までの短縮営業。明日、明後日は通常営業です。

2024/05/17

買い取った本、いろいろ。














先月から本の買取りがぐーーーんと増えている! 売るより買う方が多くなっていて、困ってはいないけど正直ちょっと大変だ。オンライン・ストア〈平凡〉に毎日あげていても、なかなか追いつかない。これから、このブログにも写真を載せたり紹介していくつもり。ピンときたなら、メールでお問い合わせを。在庫と価格の確認後に送料を確定。合計金額を指定の口座に振り込んでもらう流れで、通販も可能。

なんだかんだ書いているけど、本の買取は常時大歓迎。お問い合わせはお気軽に。

5/17 店日誌

5月17日、金曜日。渋谷のアフリカ料理店〈ロス・バルバドス〉のことを書いたら、2人の方がメールをくれた。カツ丼屋の行列には驚くよね……という前置きがあり、あの小さなお店への共感が伝わってきて、とても嬉しい。上階にある〈食べる大統領〉を教えてくれたり、店主ダイスケさんたちが関わる催事について捕捉してくれたりと、ブログに書いたことで話がふくらんだ。もう1人、こちらから訪店を伝えた人からも厚みのあるメッセージが返ってきた。

みんな、人間なんだよなあ。特別な意味を持たせたいわけじゃないのに、自然と手が動いた。他者への無関心、損得に関する情報への異常なまでの執着にあふれた状況を目にすると、なにかがおかしい気がする。

オンライン・ストア〈平凡〉内で読書日記をつけている。ほぼ毎日を目標にコツコツ書いているのだけど、目的を見失いつつある。書くために読んでないか、オレ。適当な走り書きなんじゃないか、コレ。疑念はつのる。現状では真価は問えない。楽をする技術を身につけないと続けられないこともある。

日々、本の買取多数! ヒイヒイいいながら喜んでいます。