2025/12/14
12/14 店日誌
2025/12/13
12/13 店日誌
2025/12/12
12/12 店日誌
12月12日、金曜日。溜まった缶ゴミをスーパーに捨てにいき、ドラッグストアで買い物を済ませる。できるだけ車の少ない小さな道を選んで歩く。……そこにビュン! と猛スピードの車が通る 。なぜ、ここでその速度を出すの? 細い道路で歩行者に全く気を使わずにアクセルを踏み込む感覚が理解できない。日常的に車に乗ってると、他者との距離感が測れなくなるのだろうか。 速度に対する感覚が鈍くなるってこともあるのだろうか。いずれにしたって、あの走り方はセンスないなーと思うんだよなあ。
正月みたいな晴天、乾いた空気。今日も通常営業です。
2025/12/11
12/11 店日誌
2025/12/10
12/10 店日誌
2025/12/09
12/9 雑記
2025/12/08
12/8 店日誌
12月8日、月曜日。ここ数日は好天つづき。交差点で信号待ちをしていると、でっかい空が目に入る。紅葉のピークは過ぎたけど街路樹もいい色だ。ああ〜いい天気だなあ! 店を放って出かけたくなる。本とコーヒーをもって、公園でゴロゴロしてたい。行く先をきめずに歩きまわるのもいい。大きな建物がない道で夕焼けを眺められたらいいんだけどナァ。とか何とか思いつつ戻ってくるとお客さん。友人たちもちょこちょこと顔を出す。やっぱり、店を開けてると面白い。いまだに予想外の出来事ばかりなのである。
今日も通常営業。本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。
2025/12/07
12/7 店日誌
2025/12/06
12/6 店日誌
2025/12/05
12/5 店日誌
2025/12/04
12/4 店日誌
2025/12/03
12/3 店日誌
2025/12/02
2025/12/01
12/1 店日誌
2025/11/30
11/30 店日誌
2025/11/29
11/29 店日誌
2025/11/28
2025/11/27
11/27 店日誌
2025/11/26
11/26 店日誌
2025/11/25
2025/11/24
11/24 店日誌
2025/11/23
11/23 店日誌
2025/11/22
11/22 店日誌
2025/11/21
11/21 店日誌
“レゲエ”が生まれる数年前に産声をあげたジャマイカ独特の音楽“スカ”、そこには“レゲエ”にまで受け継がれているジャマイカの黒人だけのリズムやグルーヴがある。そしてその中で、トランペットやトロンボーン、それにサックスといったホーン・セクションのプレイヤーが中心になっていたということで、僕にとってはそれが最高のお手本であり、またいつも彼らの音にはげまされ続けているのである。(増井朗人)
11月21日、金曜日。ミュート・ビートやケムリといったバンドで活躍していた、トロンボーン奏者・増井朗人さんのライナーノーツを読んで、なるほどと膝を打つ。やはり、スカでしか体感できず、得られない感覚が確かにあるのだ。『モア・オリジナル・スカ!! 1963-1967』には勇ましいインスト曲があれば、ヴォーカルの入ったスウィートな曲、冬場にぴったりの暖炉のような曲もある。「スカ=マッチョ」とプレイヤーでもない立場の自分が引用するのは早計だった。
ひとつだけどうしても忘れられないことがある。昨年の7月にローランド・アルフォンソと共演できたことである。このかつてのスカタライツの中心人物であり、偉大なサックス・プレイヤーである彼との三日間のコンサートは、その日会場に来てくれていた人たちと、僕たちミュート・ビートのメンバーにとって忘れられないものになっていると思う。
先ごろ刊行された石井“EC”志津男『Tail of Riddim』の第1章の目玉とも言える、ローランド・アルフォンソのビザ取得から渡航、ミュート・ビートとの共演に至るまでの逸話には、彼らの共演盤の聴こえ方が変わるほどの力がある。気になれば、ぜひ読んでほしい。
今日もいい天気! 明日からの3連休も通常通りに営業します!
2025/11/20
11/20 店日誌
ジャッキー・ミットゥーは僕が最も敬愛するミュージシャンです。キーボードプレイヤーやアレンジャーとしてスカ・ロックステディ・レゲエの成立と進化に深く関わりながら、オルガンを使った、聴けば聴くほど独特なソロ作品を残しています。僕は1989年に東京でスカタライツのメンバーとして来日した彼の演奏を観ていて、同年の秋 MUTE BEAT のツアー中にニュージャージーにあるレーベル Wackie’s のスタジオを訪れた時には、直接彼に会うこともできました。(エマーソン北村)
11月20日、木曜日。2024年にアナログ盤で再発されたミュート・ビートのスタジオ作品では最終作『MARCH』(1989)に針をおろすことが多い。北村堅治(キーボード)、内藤幸也(ギター)の加入があり、サウンドの見直しがあったのか、バンド自体の老成だったのか、スカ調の性急なリズム/ビートを持った曲は皆無。ふくよかなレゲエが多く収録されていて、いつ聴いても気持ちがいいのだ。「フィオリーナ」「ハーモニー・イン・マルチニック」で幕を開けて徐々にダブ度が増していくB面の展開には深みがある。
ロックステディにはスカのようなマッチョ性がなくて……と、エマーソン北村さんが話すのが印象に残っている。ある種の勇ましさ(「スカタライツって軍歌みたいじゃない?」と言ったのは、長久保寛之さん。納得!)に支えられたスカ(~1965,66)、速度が落ちた分だけ甘く太くなったロックステディ(1966~1968)。奥ゆきが増していったアーリーレゲエ(1968~)。ここ最近は、そうした変遷を意識しながらジャマイカ音楽を聴いている。
雅楽がずっと好きだったんだ。まあ深くは聞いてないけど。コルトレーン聴いたときにも、雅楽を連想したよ。/録音物って、音質コミだと思うんだ。アレンジと同じくらい大事。いい音楽でも、音質が好みじゃなかったら好きになれない。(長久保寛之)
「長久保寛之インタビュー 〜本質は無駄のなかにある」には、『EXODELIC』の謎を解くためのヒントが散らばっている。今だからこそ、読まれるべきインタビュー。
今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!
2025/11/19
11/19 雑記
ひさしぶりの水曜休み。どこにも出かけず、窓辺に座椅子をだして日向ぼっこをしながら、ゴンチチのラジオを聴いている。テーマは「誰かの音楽」。主にぼーっとしつつ、たまに本など読んだりして流しっぱなし。いい曲だなーと思っても、誰のなんて曲だったかは一つも記憶に残っていない……と書いて、嘘だ! 南沙織の「ともだち」って曲だけは、楽曲誕生にかんする逸話が妙に耳に入ってきた。
12時過ぎまで家にいるのはいつ以来だろう。存分にダラダラできた。
*
エマーソン北村さんがミュートビートのベーシスト、松永孝義さんとの逸話を紹介した後で演奏したのは、ジョナサン・リッチマン「エジプシャン・レゲエ」。ほら、こんな風に。もっと遠くに。うーん、やっぱりこうかな。なんて調子で音のゆく先を探索しながら鍵盤を弾いていく。これが、めちゃくちゃ面白かった。さりげないのだが、トークイベント「世に棲む音楽」はかなり実験的な試みなんじゃなかろうか。
次回、12月17日(水)開催回のテーマは「ジャッキー・ミットゥーのサマー・プレイス」。なぜこのテーマ? って疑問に応じたようなテキストが公開されているので、ぜひ読んでみてほしい。
2025/11/18
2025/11/17
11/17 店日誌
2025/11/16
11/16 店日誌
2025/11/15
11/15 店日誌
2025/11/14
11/14 店日誌
2025/11/13
11/13 店日誌
11月13日、木曜日。寒くなると聴きたくなるのは、オクノ修『唄う人』とキャット・パワー『シングス・ディラン』。ストーブ、コーヒー、レコード。朝の時間はこれでいい。空は真っ白、というかギリギリまで薄めた青色が広がっている。「ひびく言葉」「くれてゆく」「どうしてここがわかった」とオクノさんが歌っていく。ライブを観たのは今年の2月。京都の〈拾得〉。雨が降って寒い日だった気がするけど、記憶は曖昧だ。田口さんと小田さんに会って、オクノさんにはサインをもらった。いい時間だった。
奈良〜京都滞在記(①②③④⑤)と題した記録を久しぶりに読み返して、すこし昂ぶる。上記ライブを大きな目的にして他には何も決めずに出かけた2泊3日。大阪淡路の〈タラウマラ〉に行けて、土井さんとキングジョーさん、シノさんに会った。大失敗の外食に落胆した。居酒屋〈蔵〉に2度行けた。寒い時期にまた行きたい。
昨日、渋谷の端っこにあるアフリカ料理店〈ロス・バルバドス〉のダイスケさんとマユミさんが来てくれた。アフリカ文学のこと、音楽のこと、店のことやあれやこれやを聞かせてもらって大満足(このインタビューも面白かった!)。
今日も通常営業。そろそろ、店でもストーブをつけなきゃなあ。
2025/11/12
11/12 店日誌
2025/11/11
11/11 雑記
三宅唱監督作品『旅と日々』を観賞すべく、流山おおたかの森を目指す。当然ながらつくば駅までは自転車、駐輪したのちホームに降りると知った顔のオジさんが。あ! 前に住んでいたアパートの上階に住んでいた人(通称:OJ)! わあ! 勢いのまま声をかけると覚えていてくれて、元気な様子に安心する。今も近所に住んでいてたまに店の前を通り過ぎることもあるらしい。ではまた! 声をかけて区間快速に乗車。戸川昌士『進め! 猟盤日記』を読んでたら、あっという間に到着。
流山おおたかの森SCの映画館は、つくば界隈には少ないTOHO CINEMAS。一般料金は2000円。ややたじろぐもチケット購入、前より真ん中の席をとったのだが、やはり都市部というべきかお客さんが多い。余裕のガラガラではなく、前後左右に数席空けて座る人がいて、少々緊張。同時に近所の映画館は人が少な過ぎるんだな〜と感じる。車か自転車でしか行けないってのは不利だよなあ。
さあ、本編。「海辺の序景」をベースにした前半、河合優美に見惚れているとパッと画面が切り替わる。こりゃ複雑な構成なのかもとスクリーンを凝視していると列車はトンネルを越えて雪国に……。つげ義春の漫画を映画に描き写すって試みが大成功。つげ作品に漂う旅情、とぼけた寂寥感がうまく再現されていた。役者が漫画っぽい顔に見えてくるのが面白い。よく89分でまとめたなあ。
余韻にひたったまま、電車を乗り換えて、向かうは柏。目的地はディスク・ユニオン。お目当てのレコード等々を買うと財布の中身はみごとに空っぽ。どこにも寄れるわけもなく、まっすぐに帰路につく。
2025/11/10
11/10 店日誌
2025/11/09
11/9 店日誌
11月9日、日曜日。開店当初から通ってくれているムーちゃんが売ってくれたのは、アルトン・エリスとホーテンス・エリスの兄妹盤、バーニング・スピア、DJクラッシュに加えてロッカシャッカ・シリーズを何枚か。こりゃ嬉しい! いまいちばん欲しかったCDたち! ってことで上気しながら査定して買い取る。ちょっと前のイシワタさん、おなじみイケちゃんなど、最近シブい音源を売ってくれる人が増えていて、すごく楽しい。アナログ盤も大歓迎なのだけど、CDならばその場で再生できる。おお〜いいっすね! なんて調子で売ってくれた人と話せるのもイイんだよね。
開店前に土浦図書館をのぞくも、ピンとくる本を見つけられず。前回はすぐにオヤ、コリャコリャ! ってノリになったのだけど。いい本がたくさん目に入っても決め手にかけるなーっと思ってしまったのは、たぶん自分に原因がある。
今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。
2025/11/08
11/8 店日誌
2025/11/07
11/7 店日誌
ザ・ワームは、ドロシー・カーター、インクレディブル・ストリング・バンド、ヴァシュティ・バニヤン、ショベル・ダンス・コレクティブ、ブリジット・セント・ジョン、ジェシカ・プラット、キャスリン・ハウ、メアリー・ラティモア、トリストフ・イ・フェニウッドらを含む音楽の系譜に出現した突然変異体のような才能です。
11月7日、金曜日。本日発売、ザ・ワーム『パンティルデ』は牧歌的で穏やかで美しい。ときに奇妙で宇宙的でもある──こんな調子で書いていて思うのだが、商品紹介ってのはほんとに難しい。良い! と感じても、作品のどこを、なにを、どう受け取ったのかを明確に言語化できることは多くない。レーベルから提供される情報を駆使してそれらしく仕上げるだけだと、多くの人には響かず、通りすぎるだけになる。深いところにあるものを掬いあげる眼、感知したものを言葉に置き換える技術を磨かねば。
ちょっと先だけれど、12月14日(日)にSoi48のお二人を招いてのトークイベントを開催予定。刊行されたばかりの『ADM:Asia’s Own Unhinged Club Culture』をめぐる文化人類学的アプローチの催事になるのでは。遠からず詳細をお知らせするので、しばしお待ちを。
今日も通常営業。本や音源の買い取り、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。
2025/11/06
11/6 店日誌
2025/11/05
11/5 店日誌
2025/11/04
11/4 雑記
2025/11/03
11/3 店日誌
2025/11/02
11/2 店日誌
2025/11/01
11/1 店日誌
ダブ平&ニュー・
11月1日、土曜日。怒涛の勢いで品物が届く。まずは滋賀県彦根市〈山の湯〉拠点のレーベル・円盤から超ド級の作品! ダブ平&ニューシャネル+JUKE/19.『Live area. at TAD 2023.9.18』(2CD)をはじめ『高円寺南3-59-11』『あんころごはん』『店の名はイズコ』が到着。封を解く間もなく大阪府大阪市のEm Recordsからは来週発売のThe Worm『PANTILDE』(LP&CD)に加えて、お客さんから注文を受けていた2タイトル。それらの検品、品出し、解説を書いてSNSで紹介して……なんてことをやってると時間があっという間に過ぎていく。
夏葉社の新刊、伊藤礼『旅は老母とともに』と復刊された黒田三郎『小さなユリと』、尾形亀之助『美しい街』がそろって再入荷。地味かもしれないけど味のある作品たち。びゅーんと売れなくても、気がつくと品切れになっていることが多い。
てな感じで、ダァ〜〜〜ッと月が変わって、今日から3連休。上記したもの以外にも古本、中古音源には日々入荷あり。オンラインでは紹介が追いつかないので、店に来てもらうのがいちばん確実。ぜひお出かけを。
今日明日、明後日は通常営業! 本や音源の買取依頼は常時受付中〜!
2025/10/31
10/31 店日誌
2025/10/30
10/30 店日誌
10月30日、木曜日。デイヴ・ヴァン・ロンク、イッツ・ア・ビューティフル・デイ、ラウンジ・リザーズ、ジャッキー・ミットゥー、アーネスト・ラングリン、ビル・エヴァンス、戦前ブルースのコンピレーション。都内の〈ディスク・ユニオン〉や 天久保1丁目〈グッド・ニアー・レコーズ〉で購入したり、店頭で買い取ったレコードに針をおろしていく。主に本を読みながら、コーヒーやビールを飲んだりしながら耳を傾ける。
その中で驚いたのは、イッツ・ア・ビューティフル・デイ。彼らの2作目『MARRYING MAIDEN』はこれぞサンフランシスコ・サウンド! って感じの抜けの良さ。乾いた空気にぴったりの伸びやかなエレキ、ブルーグラスが基調になったアコースティックが絶妙に混ざり合う。グレイトフル・デッドがはらむものに似てるなあと思って調べると、ジェリー・ガルシアも参加していた。
サイケデリックなわけだから当然アシッド、スモークありのサウンドなのだが、全編にわたって音は穏やか。電気増幅されていてもピース&ラブの要素をつよく感じる。1970年の録音時、街にはどんな空気が流れていたんだろうか。夜じゃなく朝、もしくは昼に合うレコード。
今日明日、明後日からの3連休も通常営業! お暇があればご来店を〜!
2025/10/29
10/29 雑記
2025/10/28
2025/10/27
10/27 店日誌
10月27日、月曜日。出張から帰ってきて、ヘトヘトのまま開店準備をしている最中に人がきて「あと5分、お時間を……」お願いすると快く待ってくれて、再度入店。静かに営業がはじまったところで若者4人がワイワイと。「いま4人は無理……」そう断ると1人だけ残って本を見ていく。最初の方を送り出したところで、さっきの対応を詫びて、今ならみんなで来ても大丈夫と伝える。質問に応えて、おすすめを伝えたりするうちに元気が出てくる。それぞれの会計時にステッカーを渡すと喜んでくれて、こちらも嬉しい。ジワジワとエネルギーが充填されていく。
その後も客足は絶えず、いいリズム。いいペース。小雨舞うなか、遠方から足を運んでくれた人もいて、開けててよかったとしみじみ感じる。23日(木)の渋谷出店、25日(土)の足利出張を挟みつつ営業できたのが今週の収穫だ(閉店後、遊びにいった〈aNTENA〉でのTRUE FIGHTのライブも素晴らしかった! ノってるバンドの勢いを感じさせた)。
オンライン・ストア〈平凡〉に夏葉社の新刊、伊藤礼『旅は老母とともに』と黒田三郎『小さなユリと』、尾形亀之助『美しい街』が入荷。補充しているものもあるので、気が向いたら覗いてくほしい。
今日は通常営業! 急ですが、明日・明後日は連休にします。
2025/10/26
10/26 店日誌
2025/10/24
10/24 店日誌
10月24日、金曜日。いや〜楽しかった! フレンテ・クンビエロのライブは素晴らしかった! 終始クンビアのリズムに踊らされっぱなし。メンバーの明るいキャラクターもあって、お客さんも笑顔の人が多かった。なんといっても終演後の物販に集まってくる人の勢いたるや、かなりのもの。自分はフレンテ公式ではなくオクラ印の音源とちょびっとの書籍を売っていたのだけど、どんどん売れる! がばがば買われてく! こっちもノってきてバシバシ説明して、触ってもらう。ステッカーも配る。なんて調子でやってたら、おかげさまで音源はほぼ完売。レジ金もぴったりで気分よし。
古くはCD屋のバイト時代、その後の仕立て屋のサーカス、たまにある催事出店での経験の蓄積に助けられた。人がくるほど、興味を向けられるほどにエネルギーが増してくる。お金のやり取りを丁寧にするのはもちろん、話のリズム、テンポに気をつけるのも大事なんだよな〜と再確認。いい時間だった。
明日25日(土)は「ASHIKAGA SOCIAL SPOT」vol.2に出店! 楽しみだな〜!
2025/10/23
10/23 店日誌
10月23日、木曜日。セオ・パリッシュ、ホアン・アトキンス、アンドリュー・ウェザオール、ハービー・ハンコック、フェラ・クティ、リョー・カワサキ、ヴァーミリオン・サンズ、山本精一、武満徹……常連のイシワタさんが売ってくれたCDを再生しては「オオ〜!」とうなったり「ムム……」と考えさせられたり、とにかく面白い。脈略がないようで、興味の傾向を計られている気もするセレクト。ただモノじゃないなあ、イシワタさん。
今日は渋谷〈WWW〉で開催されるフレンテ・クンビエロ来日公演に出店補助で参加するため、15時までの短縮営業! 変化をつづける現代クンビアを体現するバンドであり、進行形のダンスミュージックを体感できる貴重な機会。興味があれば、会場に足を運んでほしい。
てなわけで、今日も開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!
2025/10/22
10/22 店日誌
10月22日、水曜日。朝イチで足利出店用の本を2箱、郵便局から発送する。合わせてオンライン・ストアで売れたもの、メールで注文を受けたものもポストに投函。〈つるばみコーヒー〉店主のヘルプがなければ今ごろくたびれ果てていたかもしれない。助かった。彼の店で売ってるものはコーヒー豆、ドリッパーなどの抽出器具、ちょっとしたお菓子など。遠からず中古ジャズ・レコードの販売もはじまるはず。水曜以外の10時〜18時で営業してるので、気軽にお出かけください。
個人的に探求してる冬場ののど飴、ついにこれぞ! ってものを見つけたかも。大阪屋製菓株式会社の「大根生姜のど飴」は甘さひかえめ、生姜のピリリとした味がちょうどいい。「大根のほどよい辛みと風味豊かな生姜の香りがのどにうるおいを与えます」という惹句に偽りなし。
今日は通常営業! 明日23日(木)は11時から15時までの短縮営業です。
2025/10/21
10/21 雑記
週1回の定休日。行動の選択肢は多くない。午前中に映画を観に行くか、柏かお茶の水にレコードを探しに行くか、もしくは近所で静かに過ごすか。今日はエネルギー不足を感じて消極策の第3案を採用。週末の足利出店に向けて準備を進める。買い取ったばかりの古本を中心に100サイズの段ボール、2箱をいっぱいにする。作業中に流していたラジオでは内閣総理大臣を決める投票の模様が中継されていて、ジャパン・イズ・バックを掲げる女性が選ばれたと伝えていた。
夕方前に風呂に入ったあと、だら〜っとしたまま眠りにおちる。休みの日はこれでいい。
2025/10/20
10/20 店日誌
10月20日、月曜日。旧友たちが訪ねてきたり、地元の先輩が顔を出してくれたり、遠方からはるばる出かけてきた人もいた。夕方以降はちょいちょいとビールが持ち込まれて、乾杯。乾杯。すごーーーく楽しかったのだけど、どうして、みんな同じ時間にくるのだろうか。4〜5人が店内にいる状況がつづくとやはり疲れる。外に出て、プハーッと息をはき出して、新鮮な空気を吸いたくなる。益子で植物店をいとなむ友人とも、店って、人の動きって不思議だよねえとしみじみ話した。
ガヤガヤ、ワイワイ、にぎやかな店内でもじっくり棚をみて本を選んでくれる人がいる。均一価格のコーナーから100円の本を数冊、少し高めの本もまぜて買っていく。中古音源が目当てだったり、店のステッカーが目的だったり、いろんな理由で人が集まる。やっぱり店って面白い。
今週は出店、出張の予定がふたつ。23日(木)はフレンテ・クンビエロの来日公演で、物販サポートのため短縮営業(11時〜15時)。25日(土)は栃木県足利市で開催される「ASHIKAGA SOCIAL SPOT」に参加。26日(日)は今のところ、営業するつもり。
今日も書籍、音源に入荷あり! お暇があればご来店ください。
2025/10/19
10/19 店日誌
10月19日、日曜日。お隣〈千年一日珈琲焙煎所 CAFE〉の簾が外れた。真夏からだから、かれこれ3ヶ月くらいだろうか。今年の夏は暑かったし、長かった。自分の店でもようやく扇風機をしまえたと思ったら、そろそろ灯油を買わなきゃな……という気配。もはや四季じゃなく二季なんてよく言われてはいるけれど、そろそろ冗談では済まなくなってきた。暑い! 寒い! その間に過ごしやすい秋と春。今日の午後、夕方からだんだん温度が下がっていくらしいから、心構えだけでもしておこう。
本日! 10時半と14時半から〈つくばカピオホール〉にて、小さな子どもたちに贈ることばのないお芝居「ファミリエ」が開催されるとのこと。演じるのはイタリアのボローニャからきた劇団「ラ・バッカ」のメンバーたち。そのうちの1人、ロレンツォ・モンティさんが店にきて公演のことを伝えてくれた。
今日通常営業! お暇があれば、お出かけください!
2025/10/18
10/18 店日誌
10月18日、土曜日。ツイッターから離れて3週間。とくだん困ることはないのだけれど、時事情報がほとんど入ってこなくなるのには驚いた。日本とブラジルの試合結果はもちろん、大リーグのポストシーズンやクライマックスシリーズの状況、著名人の訃報などに触れる機会が激減した。自民党総裁選以後の連立か否かに関しても、ラジオのニュースが伝えること以外の情報は入ってこない。これが良いのか悪いのか。まあ、のんびり過ごしているのは間違いないから、判断は保留したままにしておく。
ちょうど来週! 10月25日(土)は栃木県足利市〈なべのそこ〉で開催される「ASHIKAGA SOCIAL SPOT」vol.2に出店するため、終日休業! 古本と新刊、新譜に加えて中古レコードも持っていくつもりなので、お近くの方はぜひ遊びにきてほしい。ポットマンのライブあり、タクトくんや金井さん、牧田さんの出店などもあり。
今日明日、明後日も通常営業〜! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。
2025/10/17
10/17 店日誌
10月17日、金曜日。プロ野球はクライマックス・シリーズ真っ只中。気が向けばラジオで聞いているのだけど、阪神×横浜戦を中継していた昨夜はチョイと面白かった。5回表、横浜の攻撃が終わったところで突然の豪雨、試合は中断。球場全体にシートをかけられる。観客たちは雨ガッパを着て、再開を待つ。その様子を見た解説の掛布雅之は「いやあ、すごい! これははじめて!」「途中で全体にシートをかけるなんてねえ」「雨の情報をつかむのがはやかったねえ」と阪神球団と甲子園球場、阪神園芸の対応に関心しきり。
途中でパ・リーグの試合状況が伝わると、ダブル解説の能見篤史と「いい試合してますね〜」と会話がはじまり「新庄監督の采配は面白いし、他チームの選手にも刺激を与えてるよねえ」「これから野球は変わっていきますよ!」なんてノリで話がポンポン出てくる。アナウンサーもノってきて、どんどん盛り上がる。
にわか野球ファンの自分には、試合よりも面白い。雑誌のモノクロページに載ってるコラム記事を読んでるような気分になり、ニマニマしながら聞いていた(試合自体は阪神のサヨナラ勝ちとのこと)。
ひさびさの好天! いい気分! お暇があれば、ご来店を〜!
2025/10/16
10/16 店日誌
10月16日、木曜日。お客さんのご実家が牛久と聞いて自分もかつては常磐線の牛久駅を使っていたこと、シリシリ器という店をやってる奴も牛久だし、今度つくばで河童に関する展示があるらしいですよ〜と話す。イズミヤとか懐かしいっすよね〜なんてやりとりしたのち、オレはなぜこうも牛久が好きなのか考えてみた。ひとつは安心感。牛久には、自分が小さかった頃の風景、気配が残ってる。あれは90年代? 平成初頭のノスタルジーに触れられるのが嬉しいのだ。
たとえば土浦の街区なんかは80年代、もうひと世代前の空気感。懐かしさじゃなくて、不定形な過去の気配があって、なんとなく馴染みづらい(好き嫌いとは別の話で)。ひるがえって、つくば市は……2000年代、バリバリ現役。それが良いと思ってるわけじゃないのだが、実際そうだろう。地元の谷田部、茎崎周辺は牛久文化圏なのだと思ってる。
最新号とバックナンバーの納品にきてくれたスペクテイター編集部・青野さんと『ワン・バトル・アフター・アナザー』の話で盛り上がる。閉店間際には牛久にも縁深い先輩、ヤマさん&ターさんが『ワン・バトル〜』を観た足でビールを持ってきて、ドカンとワンバト話を打ち上げた。
今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!
2025/10/15
10/15 店日誌
本屋の少ない安房地域。本との出会いの場として毎年秋に開催しています。読書&食欲の秋、千葉県最南端の手作りブックマーケットをお楽しみください。
10月15日、水曜日。千葉県南房総市の〈道の駅 ローズマリー公園〉で開催される「第9回 あわぶっく市」の開催案内を手にして、文字を追っていると、妙に嬉しい。幼稚園とか団地の自治会が開催するバザーのしおりのような手作り感、晶文社が発行していた『就職しないで生きるには』シリーズに似たおおらかさ、ほのかに香る抵抗の意志。それらがちょうど良く組み合わさっていて、出来合いの催事とは異なる空気を発している。手書きだからいいと言いたいわけじゃないけど、既存フォントでは出せない味があるのは間違いない。
主催者のひとりであり、「あわぶっく市」のチラシを手がける前田浩彦さんによれば、昨年度は雨にも関わらず1188冊もの本が旅立っていたとのこと。詳しくは、前田さんが書いてくれた「2024年を振り返る」をご参照あれ。
これから1週間は通常営業。来週(10/19~25)はちょこちょこ変則営業日があります。
2025/10/14
2025/10/13
10/13 店日誌
10月13日、月曜日。鹿児島名山町〈食堂 湯湯〉店主・中村友貴がつくった『珍珍道中』が面白い! なんつーのか、読んでて気持ちがいいのである。九州を中心に、大阪や島根、広島からの寄稿者たちにはウケようとする打算がないし、編集人への信頼も感じられる。パッション&エモーション! 感情のままに突っ走った中村くんの旅日記「ジパング見聞珍遊唄食詩旅」は、たっぷりの注釈と1年後のあとがきが付いて、おかずたっぷり大盛飯の様相あり。
旅に出て得られる興奮と高揚、感動。店に留まることの停滞。そのバランスをどう取っていくのか? そもそも、店にいて停滞してんの? 食堂店主として悩み、もがく姿が散見されるところもいい。たぶん、これは食堂湯湯の序章の記録。中村くんを知る人はもちろん、そうでない人にも読んでみてほしい。
今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

















































