3月28日、金曜日。めっきり暇であると書いたとおり、きのうも開店から数時間は誰もこない。またこんな感じか……しょんぼり気味の空気を換えてくれたのは、樋口達也さん。現れてすぐ、挨拶も終えないうちに目の利いた本を手に取り、購入してくれる。その後は映画『名もなき者』、ポール・サイモン、ジェームス・テイラーのことなどを話し込む。聞かせてくれる逸話がどれも興味深く、斜めの視線から生まれる批評、感想の言葉選びも刺激的。安直な表現を避けながら本質を突く、樋口さんはシブい人だ。
樋口達也さんの個展「RAiN」の会期は4月16日(水)から27日(水)まで(火曜定休)。会場は吉祥寺にある書店兼ギャラリー〈一日〉とのこと。展示DMが〈千年一日珈琲焙煎所〉にあるらしいので数部わけてもらって、店でも配りたい。
混沌も混沌
人が大勢いるであろう日、誰もいないような日
どんな日でも奇跡のような時間があることを、
わたし達は知っているのかも
今日も「2週間/nishukan」の宣言文から一部紹介。「どんな日でも奇跡のような時間があることを、わたし達は知っているのかも」ってラインは詩的で、催事の本質を表していると思う。明確なスケジュールを組まず、場、状況をつくるだけで放り投げる。その上で何が起こるかを観察する。それが〈シリシリ器〉店主の美学なのだろう。
他者、客、知人、身内を操る力を身につけようとせず、引きつけつつも混乱させる。その姿勢はよく言えば誠実。わるく言えば不可解。利益、集客などの数字にこだわらずに動ける時期を大事にしてほしい。
今日も通常営業。明日29日(土)は18時までの短縮営業になるかも。
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