遠くの方で起こっていること。その声を聴くために耳を澄ます。確かなことは、信じようとするかしないかの判断で、自分なりにきちっとイメージすること。曖昧な知識のまま、友人、知人の言葉だけに耳を傾けていると、寄り集まった安心感だけで、大きな綻びなどは見つけることはできない。
2月9日、火曜日。朝、昨年末に入荷した、永井宏『愉快のしるし』(信陽堂)をパラパラとめくる。散りばめられた言葉を気の向くままに拾っていく。読んでは飛ばし、を繰り返しているとオヤと気になる言葉を見つけられることがある。フムフムと思わせる箇所を見つけてメモをしたりすることもある。とにかく気軽に手に取れるのが嬉しい本である。ただ、帯にある「友人のような言葉」というのは、どうなのだろう。こんなにも軽やかに、本質を突いてくる友人はそうそういないのではないか。
2月の二週目。11日、木曜日は祝日のようですが、当店は通常営業です。
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