12月21日、土曜日。カウリスマキ生活、7日目。『ラヴィ・ド・ボエーム』に撃ち抜かれる。ラストでは涙こそ出なかったけど、心はじーんと痺れたまま。これまで観た中では最長の101分、中盤以降はニタニタできず、画面を見つめることしかできなった。パリで出会った作家、画家、作曲家(犬も一匹)。彼らは自由で貧乏、理想ばかりを追いかける。女も共に夢を見る。ボロが出て無理矢理に食いつないでも、限界が迫る───。
ガイド本『アキ・カウリスマキ』によれば、原作はアンリ・ミュルジェールの小説『ボヘミアン生活の情景』。カウリスマキにとっては念願に映画化だったらしい。『コンタクト・キラー』の主演俳優(ジャン=ピエール・レオー)など脇役にも知った顔が何人か。画家はいつものあの人、マッティ・ペロンパー。そろそろ名前を覚えたい。
オンライン・ストア〈平凡〉に入荷した、ジョンのサン『カップホルダー』はあっという間に完売(店頭在庫はちょびっとあり)。古山フウ『出産レポ漫画ほか』もどんどん売れていく。古本と組み合わせて買う人がいるのも嬉しい。
今日明日、明後日は13時開。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。
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