2017/02/07

『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』


京都の書店「誠光社」オリジナル、『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』が入荷しました。
この本、実は入荷は3度目。毎度、棚に出してはすぐに売り切れ、ここで紹介するタイミングを逸したままでした。「この本は、二〇一五年の六月から十二月まで、恵文社一乗寺店のコテージというトークやなんかをする、イスとかテーブルとかある場所で、ワークショップをやった、その成果です」と、語りかける奥付(コレ大好き!)が教えてくれます。「福永信と仲村健太郎が講師っていうかそんな役割」とも。

ワークショップに参加した10人による、9つの短編と1つのエッセイ。誠光社のご店主、堀部篤史さんへのインタビューと、参加者による座談会を収録した素敵な本。1000部限定、販売価格は1080円(税込)です。当店の人気者、マメイケダさんも参加していますよ。

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小説家の福永信とブックデザイナーの 仲村健太郎が半年にわたっ て開催した小説を書くワークショップ、「本とその周辺をめぐる、6 か月とちょっとの旅」。書くことと同時に、小説が掲載される「本」そのもののことまで考えるユニークな内容で、ウェブでの告知直後に定員 オーバーになるほどの注目を集めた。本書は、その成果をまとめた生まれたての新人作家たちによるオムニバス作品集。 編集者、イラストレーター、学生、作家志望と、非小説家による創作を、小説家が磨 き上げる過程が記録されたドキュメントでもあります。小説が生成される瞬間とは? 小説が本になって読まれることとは? 常 にメタな視野をもって創作を続ける福永信 ならではの視点で、ワークショップ終了後 も半年間のブラッシュアップを重ねて完成したささやかな短編群。

contents: [小説]... 
『一人の時間』田村友里 
『ぱんがいて わたしがいて』芦井美由紀 
『誰かがそう呼ぶ』迫田海里 
『或る朝』小野寺机恵 
『小さな足音』鶴原早恵子 
『オルタナ・ガールフレンド』山内優花 
『炭酸水』福岡優子 
『梅干し』井浦美紗 
『グリズリー』中西一貴 
[エッセイ]...
『都会の暮らしの中で』池田真美(マメイケダ) 
[インタビュー]... 
堀部篤史 すべては十 九の夏から始まった。
[座談会]... 
小説ができるまでと、ちょっとの話

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