2022/05/05

5/4 雑記②(新宿出張記③)

夜公演の開場。昼とは違う客層、常連さんたちもチラホラと来てくれている。少しずつ、じわじわと飲食以外の出店に興味を示す人が増えていく。そう、この感覚がサーカスだ。ゆっくり本を手にしてもらえばいい。焦らず、欲張らず。今思えば、初日の本への反応が特別だったのだ。気持ちをほどいてお客さんと話していると、一冊、二冊と購入してくれる。意外な音盤を買う人もいる。実店舗では会えない人と遭遇できる。これが出張販売の醍醐味だと再認識。

19時開演。導入の飴配りから受けが良い。雰囲気が暖かい。子供が笑う、大人がつられて笑う。その循環が場をつくる。全体にコミュニケーションありきの公演となる。それがつまらないとは言わないけれど、物足りなさもある。あらゆる約束事から逃げていくのが、仕立て屋のサーカスの意義なのだと思っている。

休憩中、終演後にも本や音源を通して会話がはずむ。何かしらを選んで買っていく人もいる。惰性の割合が少なく日々を過ごしている。やっぱり本を売るってのは面白い。

5/4 雑記①(新宿出張記②)

朝、起きて雑務を終えて宿を出る。仕立て屋のサーカス、二日目は昼・夜の2回公演。初回の開場は11時半。午前中からはじまるってのは中々大変だ。早めに着いて近隣を散策する。代々木駅周辺が歩きやすい。新宿の圧倒的な人の数たるや! さらに、各人からお金を吸い上げようとする欲望たるや! 区画自体が人、金、時間を吸引する渦みたいなものである。歩くだけで興奮させられ疲弊もする。刺激も受ける。自分なりに焦点を定めなければ、うまく歩けない。

昼公演の開場! ……したものの、のんびりした雰囲気。ぱらぱらとした客入り。飲食出店〈パラダイス・アレイ〉の到着が遅れている。もちろん〈つくばねファーム〉はまだ来ない。お客さんの動きは鈍い。本に関心を持つ人も皆無に近い。たまに来てくれる人とも噛み合わない。テンションがあがらない。

ほとんど売れないまま、開演。素晴らしいパフォーマンス。客層に迎合しない、身体表現。緊張感もある。フルート独奏が演奏であり演技でもある。布が人を引っ張る。照明の色数は少ないまま、進む。このままワンステージ、60分をどうやって見せてくれるのか。期待は高まる。されど、急遽を休憩を設けてしまい、自分は少々落胆する。あのまま走ってみてほしかった。

休憩でも本はほとんど見向きもされない。そうして後半、第二部の開演。弛緩しきらず、やりきった。照明の効果が的確で幾度かハッとさせられた。既視の手法であっても、段階を踏んだ上での演出だとここまで視野を広げてくれるのかと知る。終演後に照明担当の渡辺くんと話ができて、面白かった。

落ち着いたところで、パッと電車に飛び乗り下北沢へ。街に出て、あまりの人の多さに混乱する。なんじゃこりゃ。そう呟きながら、目的地〈PINK MOON RECORDS〉へ足を運ぶ。曽我部恵一さんとの約束を果たす。目当てのレコード、冊子に加えてもう一枚中古盤を買う。〈カレーの店 八月〉でカレーを買って、持ち帰る。

2022/05/04

5/3 雑記(新宿出張記①)

朝、天久保二丁目の〈ベッカライ・ブロートツァイト〉に行き、棚の本を入れ替え、パンを買う。すぐに店に戻って「仕立て屋のサーカス・東京公演」の出店準備。あれも、これもと本を詰めていくとスーツケース、リュックともにパンパンだ。さらにトートバッグももう一つ。ダメだ。重すぎて運べない。考え直して少し整理、カバンを一つ減らして、さあ出発!

12時過ぎに会場〈ルミネ・ゼロ〉着く。17時半開場ゆえ、他の出店者は来ていない。自分はこの時間が好きなのだ。周りの雰囲気にわずらわされず、ゆっくりと本を並べていく。試行錯誤をしながら少しずつ進める。当初のイメージとは別地点に着地するのが当たり前。よし、うまく並べられた! そう感じられれば、ひと心地。開場まで、周辺を散策したり、飲み食いしたり。好きに過ごす。

つくばからの出店群も揃い、準備ができたところで開場。お客さんが入ってくる。毎回、ちがった動きがあるのがこの現場の面白味。今日は反応がとびきりよい。薦めずとも本を選んで、買ってくれる。嬉しい。重いものを運んできてよかった。開演までの約90分、慌ただしいまま時間が過ぎた。

そうして開演。力のあるパフォーマンス。スズキタカユキ、曽我大穂、渡辺敬之、演者3人の行くべき方向にブレがない。お客さんからも力を感じる。こういう日は、いいものになる。休憩前の一部は緊張感を保ちながらも、暖かみも感じさせる。さまざまな感情をまといながらの演奏、装飾、演出にグッとくる。二部にはゲストの小説家・いしいしんじも参加。これまでなかった文学の要素を持ち込んでくれた。仕立て屋のサーカスが、大きな容れ物になっていたと気がつかされる。

終演後にも本を売り、数人の方と言葉を交わす。さあ、終わった。定宿のある勝どきに向かう。帰りの電車で疲れが出る。ようやく、ここまでたどり着けた。部屋に入ると「ああ、疲れた」としか言葉が出ない。売上の確認、整理をして寝る。

2022/05/03

5/3,4,5 店舗休業

5月3日(火)、4日(水)、5日(木)の三日間、つくばの店舗は休業です。

2022/05/02

『アウト・オブ・民藝』(改訂版)

軸原ヨウスケと中村裕太『アウト・オブ・民藝』(改訂版)が届きました。
本書は京都の書店〈誠光社〉を会場に、郷土玩具を愛するデザイナー・軸原氏とタイル研究家であり〈APP ARTS STUDIO〉の運営者でもある中村氏が展開した同名のトークシリーズ全5回分を書籍化したもの。権威化した「民藝」をもういちど民衆化する果敢な姿勢、資料を読み解き過去を書き換える創造性に刺激されること、うけあい。手ごたえのある一冊です。

自分はこの本(改訂前)をきっかけにして天江富弥や淡島寒月と本格的に出会った。山口昌男『内田魯庵山脈』を手に取り、同著者の敗者三部作を読み進めた。声高な意思表明はなくとも、読み手の好奇心、反骨心を呼び起こす好著。

販売価格は1650円。間借りしている〈平凡〉でも販売しています。

5/2 店日誌

5月2日、月曜日。目が覚めて、晴れているなら洗濯だ。布団も干す。明日以降の天気はどうだ。週間予報によれば雨ではなさそう。でも、ここ数週間の様子からして安心できない。暑かったと思えば涼しさを通りこして寒くなり、晴れだと油断していれば、あっという間に雲が出てきて雨が降る。4月から5月ってこんな気候だったっけ? と、繰り返し口に出してしまっている。

明日からの三日間(5月3日・4日・5日)は、「仕立て屋のサーカス・東京公演」での出店のため、つくばの店舗は休業。会場にたっぷり書籍(新刊・古本)、音源(レコード・テープ・CD)を持っていくので、ご来場の際はぜひ見ていってほしい。

今日は13時から19時まで開けています! 通販等のお問い合わせはお気軽に!

2022/05/01

4/24 PEOPLE’S PARK













写真:西恵里

「PEOPLE’S PARK -PEOPLE BOOKSTORE 9th anniversary party!-」
日時 4月24日(日) 16時開演
料金 3500円(+ドリンクオーダー)
出演    曽我部恵一(LIVE&DJ),HAPPFAT,Wool&The Pants,SPRA,NOOLIO,DJサモハンキンポー,HOME MADE RECORD CLUB,TOMO,Kay(from KRAIT)
出店 煮込み屋NEAR(つくば食堂花 × Kitchen&Dinner DJANGO)
会場 Good Near Records/Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)