2014/05/11

Today's YouTube #99



“マーシー”こと野田昌志さんに会ったのは3年前
のこのこと出かけていった葉山でだった。マーシーさんがカメラとビールを抱えていたのをよく覚えてる。
流れていったカフェで、いろいろ話をした。なにを話してかは覚えてない。

出会いは不思議だ。予期もせずやってくる。
葉山のわんぱく坊主、トト君も偶然出会った。知人が営む酒場のカウンター。彼はひどく酔ってた。
でも、面白かった。信用できる奴だなと思った。その後、あちこちで会って、話して、酒を呑んだ。
豪快に金をばらまく酔っ払い。トト君は良い奴だ。

ようこそ、いらっしゃい。
そんな二人がつくばに来てくれ、この記録が出来た。
ありがとうありがとう。なんだかとっても嬉しいぞ。

2014/05/09

また、土曜社の本が入荷しました。




――小笠原訳で目の前に現れた『ズボンをはいた雲』は、私のささやかな先入見を微塵に打ち砕き、底知れぬ魅惑の力で、次へ次へと行を追わせた
(入沢康夫「マヤコフスキー『ズボンをはいた雲』讃」より)

――全く、こういうものは空前絶後というか、一九一五年当時の「二十二歳の美男子」マヤコフスキーにのみ発生した一種の奇跡みたいな現象で、それ以前には決してなかったし、それ以後の二十世紀が二十一世紀に変っても、当分はあり得ないのではあるまいか
(小笠原豊樹「訳者のメモ」より) 


また、土曜社の本が入荷しました。
今回の目玉はなんといってもマヤコフスキー叢書の『ズボンをはいた雲』でしょう。
とにかく表紙写真が格好良い。そして、それを開いた扉ページも最高。とにかく素晴らしい。
恥ずかしながら、マヤコフスキーを全く知らなかったボクですが、これで彼にかぶれてみようと思います。
薄くて軽い、洒脱である。ペーパーバックの醍醐味を活かしきった、この造本に痺れてください。

同時入荷は大杉栄の『獄中記』と坂口恭平の『坂口恭平のぼうけん』、『Practice For a Revolution』。
どれも思っているよりずっと面白く、生々しい。胸ぐらを掴まれるような気分になります。


さあさあ、はやく! 街に出ろ!
見逃しちゃいけない景色を見に行こう、出会うべき人にも会いに行こう。とにかくその部屋を出よう。
美味しい空気を吸って、気持ちの良い道を歩いて、美味しいご飯を食べようじゃないか。どこにもないなら、探しに行こう。
あきらめずくじけず探し続けよう。金はなくても頭を使おう。人生の当事者であろう。

そんな気持ちにさせられる、土曜社の作品たちに出会ってほしいです。
そして、どこにでも持ち歩いて、ボロボロにして、メモをしたりして、一冊を使い倒してみてください。
本って面白いなあ、なんて思えるかもしれません。

2014/05/08

阪本勇 写真展 「天竺はどこや!!」



コンセプトはなく、衝動がある。
衝き動かされては走り、衝き動かされては撮る。
じゃあその衝動は一体なんなんだと問われたら、いっぱいあり過ぎて答え切れない。
-阪本勇

知人の写真家、阪本勇氏の展示のお知らせが届きました。
このお知らせ、チラシというのかDMというのか、うまく言い表せないんですが、本当に素晴らしい出来なんです。
手に触って嬉しくなる。広げて、鮮やかな表面にはっとする。ときめく。心に栄養が届いているのを確かに感じる。
そして裏面。阪本氏直筆の展示概要に加えて挨拶文。これまたとにかく素晴らしい。
心から「良いなあ!」と思える、稀有な展示の招待状です。

阪本勇の写真展「天竺はどこや!!」は5月12日から、銀座ガーディアン・ガーデンではじまります。
これは現場で目撃するべき。きっと良いものがみれるから。
是非、お出かけください。

以下、開催概要です。

***

The Second Stage at GG #35

阪本勇展「天竺はどこや!!」

2014年5月12日(月)~ 5月29日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜休館 入場無料
ガーディアン・ガーデンでは、「The Second Stage at GG」シリーズ第35弾を開催する運びとなりました。若手表現者を応援しようと1992年から2008年まで開催した公募展『ひとつぼ展』、2009年にスタートした「1_WALL」の入選者の中からは、各界で活躍する作家が数多く登場しています。このシリーズは、そうした『ひとつぼ展』と「1_WALL」の卒業生たちのその後の活動を伝えるための展覧会です。

今回の第35弾では、写真家の阪本勇をご紹介します。阪本は「天竺はどこや!」で第27回写真『ひとつぼ展』に入選しました。阪本は一貫して、自身の根底から溢れ出る「衝動」に突き動かされながら、シャッターを切り、制作を続けてきました。「三蔵法師が、どこにあるのかわからない天竺へ向けて歩いた一歩一歩。それが自分にとっての写真一枚一枚だ」と語るように、この世のありとあらゆる現場や現象を写真におさめたいと、様々な被写体と真正面から向き合います。しかし、それはただ刺激的な視覚体験を追い求めるものではなく、親しい友人がふと見せる表情や、身近な風景のなかにも、見たことのないものへの「衝動」を見出します。言い換えれば、それは阪本自身が紡ぎだす、人との繋がりや想いの中から現れる、喜びの有り様なのかもしれません。「人は皆、それぞれの手段で、それぞれの天竺を目指しているのだと思う」と言うように、写真を撮ることで、自身の天竺に向かって歩く阪本の行き先を、ぜひ会場でご覧下さい。

2014/05/05

どっさりあるね。


リトルマガジンの鏡と言うべき、大橋歩さんの『Arne』がどっさり入荷しています。
1号から30号までほぼコンプリートです。

2014/05/04

『アイ・アム・ヒッピー』(増補改訂版) -品切れ中!

※『部族新聞』創刊号の復刻版が付いてきます!
2500円+税で販売中!

ヒッピーってなんだろうか?
ラブアンドピース、ロン毛に花、ドラッグ音楽フリーセックス、いやいや、それらはマスコミがピックアップして編集した流行としてのヒッピーに過ぎません。背虫の絵付け職人だった著者の山田塊也(ポン)さんが新宿の路上に立ち、何万人もが押し寄せる祭りをひらくお祭りポン太になるまでを綴ったこの本は、私達が生まれる少し前、60年代から80年代という戦後激動の時代をひとりの人間の生きた目で追うことのできる良書です。
震災後を生きる私たちは70年代のような熱気のカウンターカルチャーは叩き出せないかもしれないけれど、もっとゆるやかで持続可能な共同体、生き方を提案することができるのではないか、アイアム・ヒッピーを読んでそんなことを思いました。ポンさんどうもありがとう!

-古山菜摘

とても重要な本が入荷していました。
“ポン”こと山田塊也による『アイ・アム・ヒッピー 日本のヒッピー・ムーブメント'60-'90』の増補改訂版(森と出版刊)。
ヒッピーとして生き抜いたポンさんにしか語り得ない、日本のヒッピー文化の成り立ち。その栄枯に寄与した人物、事がらが網羅された一冊です。
この本のすごいところはポンさんの個人史でありながらも、権力に付随する排他的な組織から虐げられ続けた層による、裏日本史でもあるところ。
学校やテレビはもちろん、まともな大人は教えてくれないいろんな事実。国に対する新しい視点、考え方。自由であることにのしかかる多くの圧力。
この日本でオルタナティブな存在として生き抜くことのハードさ・・・。その一つ一つにボクは衝撃を受けました。

とは言え、読んでいて辛くなるような内容ではありません。
日本史の授業では知らされなかった出来事。誰も教えてくれない生き延び方、旅の仕方、人との出会い方。などなど。
まだまだ自分は何も知らない! と、脳みその初期化を促す刺激たっぷりの、強烈な書物です。
ポンさん自身によって編まれた丁寧な注釈も読み応えがあり、勉強になります。

ヒッピーという言葉が含有するあらゆる事象は、この本があれば、総ざらいができるはず。
当店大推薦のがっつり向き合い甲斐のある超強力な一冊です。

□参考:
対抗文化専門古書 気流舎 http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/shop/event/131202a.html
模索舎 http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/2014/04/post-217.html

2014/05/03

『Spectator』最新号が入荷しています!

※952円+税で販売中! 8%ってやっかいだ!

誰よりもボクが待っていました、『Spectator』の最新号が入荷しています。

前号から続いての「ホール・アース・カタログ」特集の後篇です。
表紙がとっても素敵な今号の肝は、何と言っても編集部がサンフランシスコに行ってきた! ということでしょう。
そして、そこでスチュアート・ブランド、ロイド・カーン、ケヴィン・ケリー、ハワード・ラインゴールドの重要人物と会ってきた! ということ。
会いたい人に、会ってきて、話を聞いてきた。これはすごく大事なことだと思います。誰かに聞いた話ではなく、自分が聞いた話が載せれるわけですから。情報の収集が容易くなった現代であっても、直接当事者の声を聞きに行く。この気概こそが今も『Spectator』が熱を帯びれる理由なのかな、と思っています。
そう。出来事は現場で起こっているんです。そこが一番熱いんです。

「『ホール・アース・カタログ』について、世界に大旋風を巻き起こしたように語られたことは、大部分が「二次情報」でしょう? オレたち、『ホール・アース』のことをさも知ったように書いてたけど、考えてみたら、じつは何も知らなかったんじゃないか・・・・・・。」と。そこで――これだけは是非、聞いておきたいと思った「一次情報」、つまり雑誌編集の現場で当時何が行われていたのかを知りたいと思い始めた。
-赤田祐一 (「「注目すべき人びと」に会いに行く」より)

サンフランシスコ篇の4人の証言はもちろん、その後に続くホール・アース論考も読みごたえがありそうです(未読です)。
どのメディアにも真似できない、『Spectator』のジャーナリズム魂に触れて頂きたいなーと思っています。
そしてその後に、あれはこうだ、いやいや、こうだ、なんて話が出来たら嬉しいなあとも。

とにかく、ボクはこの「新しい読み物」に興奮しているんです!

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スペクテイター30号・2014年4月30日発売

特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」

伝説の出版物『ホール・アース・カタログの真実を探る3号連続特集。
その後篇にあたる今号では、カタログの創始者スチュアート・ブランドをはじめ4人の歴代編集者の証言を集めるべく、サンフランシスコ、ベイエリアを取材訪問。
カウンターカルチャー・ムーヴメントを底で支えた伝説のカタログは、どのようにして作られたか? ホール・アース・カタログとは一体なんだったのか? いよいよ、その深層に迫ります

スペクテイター 30号 CONTENTS

■ 特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」
サンフランシスコ狂詩曲 ホール・アース歴代編集者を訪ねる旅

取材・構成 スペクテイター編集部(赤田祐一/青野利光)
スチュワート・ブランド(ホール・アース・カタログ 創刊編集・発行人)
ロイド・カーン(ホール・アース・カタログ編集者・シェルター出版主宰)
ケビン・ケリー(『Whole Earth Review』、『WEC Signal』編集長)
ハワード・ラインゴールド(『Whole Earth Review』『Millennium WEC』編集)

■ ホール・アース・カタログ 最後の夜

大谷秋人

■ ホール・アース・カタログを通読する

桜井通開

■ ヒッピーたちは、なぜパソコンに魅せられたのか?

文/仲俣暁生 (文芸評論家)

■ ヒッピーたちは、お金とどう向き合ったのか?

細川廣次(作家)

■ 『ホール・アース・カタログ』ともうひとつの出版史

浜田光(アマナクニ代表・『名前のない新聞』編集発行人)

■ アレクサンダー・テクニークと『ホール・アース・カタログ』の接点

片桐ユズル(京都精華大学名誉教授・アレクサンダー・テクニーク・インターナショナル認定教師)

■ 「ニュー・ゲーム」の誕生と『ホール・アース・カタログ』

阿木幸男(非暴力トレーナー)

■ エディット運動としての『ホール・アース・カタログ』

室謙二(ジャーナリスト)

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■ 木滑良久、ものづくりを語る(前編) 雑誌づくりは「町工場」じゃなきゃダメ

構成:赤田祐一 撮影:伊藤和馬

■ 猟盤日記

戸川昌士

■ SMALL TALK OF THE TOWN

:鈴木鉄平/Yusuke Suzuki/タニナオコ/吉田慎司/紅梅亭こんび/坂本大三郎/tintin/粟嶋トオリ