2025/05/28

5/28 店日誌

5月28日、水曜日。先週は暑かった。歩けば汗だく。なじみの飲食店では冷房をつけていたし、扇風機を出している店もあった。レゲエ、ロックステディはモワッとした空気のなかで聴くのがいちばんだね〜と居合わせた友人と話していた状況から一転、今週は涼しい。少なくとも、暑くない。1週間でこんなにも気温、湿度がちがうってことに驚かされる。最近は気候に翻弄されっぱなしなのである。

(上段を書いたのは午前中。今は14時5分。日差しが強くてけっこう暑い。湿度が高くなくて歩くのにはちょうどいい。なんとなくゴールデンウィークっぽい。今日は扇風機を出そうかな。)

1969年5月15日に愛宕警察署の留置場から、東京・巣鴨(当時)の東京拘置所に移された永山則夫は、7月2日に大学ノートへの筆記が許可され、『無知の涙』の執筆を始める。それから28年間にわたって、膨大な量の「ノート」を書き残したのである。それを支えたのは、想像を絶する大量の読書だった。(佐木隆三)

仕入れたばかりの永山則夫『文章学ノート』をぱらぱらとめくって言葉を失う。なんという読書量だろうか。トルストイ、野田知佑、柴田錬三郎、渋谷陽一、椎名誠、開高健、神津カンナ、吉本ばなな、宗田理、サルトル、ドストエフスキー……と書き出すとキリがない。永山則夫は戦後社会を象徴する人物の1人なのだと思う。

今日明日、明後日は15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

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