2025/05/10

5/10 店日誌

今はキングジョーのテキストが救いである。上手くいってることなんか多くない。それどころか、小さな失敗を積み上げるばかりの日々にあって、ジョーさんの言葉から漏れでている何かが、オレの魂を震わせる。(2/15店日誌)

5月10日、土曜日。なんと、このタイミングでキングジョー/松本亀吉『PEACE Piece』が届いてしまった! ジョーさんと遭遇したのは2月13日、大阪市東淀川区のサイクルショップ〈タラウマラ〉だ。その場でZINEを買いサインを入れてもらって、よかったらお店でも! ってお誘いを迷わず了承。そこから約3ヶ月、ついに送られてきた。遅いと言いたいわけじゃない。ちょうどKEN2D SPECIALのミックステープも届くはずだし、いい波がきているのだと思う。

この冊子はキングジョーと松本亀吉の両A面。加齢と格闘しながらも若々しさを失わないキングジョー、淡々と年を重ねながら老け込まない松本亀吉。個性がまったく異なる2人なのだが、不思議と相性がいい。お互いへの信頼感が本全体に漂っている。

気流舎は、空間に付けられた名前であり、資本主義ゲームの中では”店”という役割を担った。しかし僕には、それが長い歳月をかけて多くの人が積み上げてきた文化的な構築物、あるいは意識の集合体だという想いが強くあり、その不可視なものをどうにかしてつかみ取って一冊の本にまとめてみたかった。(ハーポ部長)

ハーポ部長(編著)『本のコミューン』が再入荷。下北沢にあったブックカフェ〈気流舎〉でのイベントを採録、書籍化した約330ページ。レゲエ、ヒッピー、コミューンといった面があり、文学、哲学、人類学に関する論考もある。書物は空間、容れ物として豊かなのだと再認識。

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