5月24日、土曜日。ボニー・‘プリンス’・ビリーを聴いている。今朝はまず『master and everyone』に針を降ろした。平坦だけれどいい曲が多くて、聴いていると、ゆっくり時間が流れていく。次に聴いたのはThree Queens in Mourningというバンドとの2枚組スプリット。回転数の記載がなく、はじめて聴いたときは心底たまげた(33回転で)。これが新曲か……と動揺したのだが、正しい速度にすると、穏やかでまっすぐ。普通にいい曲。久しぶりに聴いてもウットリさせられた。『Hello Joy』と題された4曲入りE.P。
流れのまま、Three Queens in Mourningの盤を聴いていて、気がつく。Bonnie ‘prince’ BillyことWill Oldhamの楽曲だけが歌われている。「I See A Darkness」からはじまるB面の展開は特に素晴らしく、なぜ気がつかなったのか不思議に思う。こちらは『Hello Follow』と題されている。
遅い時間から演奏が始まり、お客は思い思いに楽しむ。夜が深い時間になってくるとDJがいい音楽を流し始める。こういう場所で私も演奏したいと思った。こういう場所を求めていた。自分の居場所を見つけたと思った。(見汐麻衣)
引き続き、見汐麻衣『寿司日乗 2020▶︎2022 東京』を読む。「2021年12月31日(木)」内の2000年11月にロンドンで観たTeenage Funclubのギグの描写がとてもいい。「場所も、人も、時間も上書きしたくない」って気持ち、分かる気がするんだよなあ。
今日も新刊入荷の予定あり。13時から20時まで開けてます。
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