2025/05/09

5/9 店日誌

5月9日、金曜日。予約していた『KENANG KENANGAN』という10インチ・レコードを受け取り、針を降ろして仰天した。めちゃくちゃ良いじゃないか。選曲・監修は馬場正道。DJでありスナック、レコード店の店主。さらに、只事じゃないレベルの蒐集家であることはなんとなく知っていたのだが、いやいや参った! こりゃすごい! インドネシアで1950年代制作されたSP盤で編み上げたコンピとのことなのだけど、耳触りは上品。洒脱。異国感を漂わせつつも、濁りのないグッド・ミュージックだけが入ってる。

馬場正道さんには一度だけ遭遇して、言葉を交わしたことがある。長身、長髪で垢抜けた着こなし。フロアに立つだけで目に入る。友人に紹介してもらったのだけれど、いまいち噛み合わず。悪印象だと言いたいわけじゃない。こういうカッコいい人がいるのだな……と驚き、萎縮してしまったのだ。気の利いたことも言えなかったし。

今月に入って本の買取りが続いていて、ドキドキしている。おお! とか、ああ……とか、うわ〜なんて感じで心中穏やかではないのだが、古本屋としてはありがたい。本の買取りに関するお問い合わせ、お声がけはお気軽に。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

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