2020/04/30

『MDC あるアメリカン・ハードコア・パンク史』


男性、女性、ロックスターも新聞配達の少年も、みんな平等だ。みんながみんな、他の人と同じだけ尊い。僕も自分が成長していく過程で起こった重要な出来事−−それがパンクロックの生活へとつながっていったわけだが−−をみんなと共有したいと思った。

デイヴ・ディクター『MDC あるアメリカン・ハードコア・パンク史』が届きました。
1979年から活動を続けるハードコア・パンクバンド「MDC(Millions Dead Cops)」のヴォーカル、デイヴ・ディクターが綴った自叙伝であり、1970年代後半〜2010年代前半までのアメリカのパンク/カウンター・カルチャーの変遷を追った重要作。彼らの真似は出来ずとも刺激は受けられる。まずは自分たちでやれることを、やる。DIYの見本のような一冊です。

販売価格は1980円(税込)。独立出版社「Gray window press」からのリリース。

4/30 店日誌


4月30日、木曜日。今日でいよいよ4月も終わり。2020年の4月ってのは今後、忘れられない月になるのでしょうか。自分としてはスッーっと静かに過ぎていったような感覚です。連休中もこのままもう少し、静かでいいんじゃないかと思っています。

今日も19時まで店にいます。明日、明後日も通常営業予定です。

2020/04/29

価格一覧③


山尾悠子『夢の棲む街』(ハヤカワ文庫)
唐十郎『戯曲 少女仮面』(角川文庫) 売
夢野久作『瓶詰の地獄』(角川文庫) 売
夢野久作『少女地獄』(角川文庫) 売
夢野久作『悪魔祈禱書』(教養文庫) 売
原マスミ『トロイの月』(角川文庫)
サイ・リバコブ『ボブ・ディラン』(角川文庫)
奥平衣良『モダン・ラヴァーズ』(けいせい出版)
安西水丸『ハナクロ探検隊』(けいせい出版) 
安西水丸『エンピツ画の風景』(日本文芸社)
石川浩司『すごろく旅行日和』(メディアファクトリー) 売
石川浩司『すごろく旅行のすすめ』(筑摩書房) 売
石川浩司『イラスト図鑑 インスタントラーメン』(同文書院)
三橋一夫『フォークってなんだ』(日本放送出版協会) 売
みうらじゅん『みうジャン』(PARCO出版) 売
山川直人『あかい他人』(秋田書店)
三上寛『お父さんが見た海』(思潮社)
遠藤ミチロウ『真っ赤な死臭』(思潮社) 売
山之口貘『山之口貘詩集』(思潮社)
入江勇『現代の秘語』(自由国民社)
松田聖子『両手で聖子』(集英社) 1000
やまぐちめぐみ『やまぐちめぐみ作品集』
畑中純『田園通信』(日本文芸社) 1200
根本敬『生きる+生きる2』(青林堂) 1000
唐十郎『魔都の群袋』(潮出版社) 800
鶴木遵『李麗仙という名の女優』(アートン) 700
山口Gucci佳宏『目眩くお色気レコジャケの世界』(ミッドナイトストアー)
神谷一義・原田健一『キオクの方法1-沖縄「島うた」の成立を中心に』(邑楽舎)
永島慎二『フーテン上・下』(青林堂)
上村一夫『同棲時代①②③』(双葉文庫)
つげ義春『隣の女』(日本文芸社)
つげ忠男『ささくれた風景』(日本文芸社) 1800
沢田としき『バビロン』(河出書房新社)
オカヤイズミ『ものするひと①②③』(ビームコミックス)

最近入荷した本の価格一覧です。それぞれの状態はメールでお問い合わせ頂ければ、出来るだけ丁寧にお知らせします。通販も可能なので、お気軽にお問い合わせください。価格一覧は今後、追記予定です。


『NOTHING』







JUN YABUKI『NOTHING』を販売しています。
おかげさまで好評のトートバッグ、Tシャツのヴィジュアルや昨年夏の個展「HICK」等を通して、当店のまわりにもファンが増えてきている矢吹純。彼の現状、唯一の作品集から収録作をいくつか紹介します。とは言え、これは本当にごく一部。まだまだ、たくさん絵があります。どこかで目撃してほしいです。

販売価格は1500円(税込)。通信販売も可能(送料180円)です。お気軽にお問い合わせください。

4/29 店日誌


4月29日、水曜日。昭和の日。自分にとってはみどりの日。どちらでもいいですが、絶好の田植え日和で気持ちがいいです。出入口のドアを開けておいて、ストレスが少ないのはこの時期だけ。もう少し季節が進むと、虫が入ってきちゃうしムワッと暑くなっちゃうし。とりあえず、今日は風通し良く、営業中。

2020/04/28

レコード、2枚。



今日、届いた2枚のレコード。京都の〈100000t アローントコ〉通信販売部で買った。スリッツとカン。どちらのバンドも好ましく思っているけれど、しみじみ聴いてはこなかった。ただジャケットにピンときた。添えられた簡単なキャプションを読んで、良さそうだから選んでみた。

自分の店に来て「左京区の店みたい」と言ってくれた人がこれまでに何人かいた。「そうですかね〜」と応えつつ、少しだけ嬉しく感じていた。だって、十年以上前に行った〈100000t〉に自分はすごく影響を受けたから。店主のスタイルとかセレクトみたいな型じゃなくて、店ってこれで良いんだ! と思わせてくれた、あのあり方。てきとうな温度。ダラダラと喋りながら店の空気を吸って、(たぶん)バイト君からもらった酒をのんでいた。今も、あの感覚が忘れられない。

いつ、どこで聴こうか迷う2枚。家で聴くと嫌がられそうだな、と思う。

4/28 店日誌


4月28日、火曜日。開店しました。すでに連休に入っている方もいるのでしょうか。つくば市内の知人が営む〈Cox〉は、明日から店内営業はお休み。持ち帰りのみ対応とのこと。つい先日、ランチメニューの「韓国風のりまき」を食べて、驚きました。すごく美味しい。興味があれば是非試してみてほしいです。

5月の連休中も基本的には、これまで通りの短縮営業の予定です。

2020/04/27

4/27 家日誌


午前中からテクテク歩いて120分。帰ってきて、袋ラーメンと缶ビールで至福の昼食。そのまま昼寝。なんにも生産しないってのは楽チンだ。国民総生産という数値、下がると困る人もいるのだろうけど、今の状況は時間がゆっくり流れていると知るにはいい機会。ダラダラしよう。

NHK-FMの「ひるのいこい」でリコ・ロドリゲスが流れてきて、驚いた。オーバー・ザ・レインボー。

2020/04/26

『Spectator』バックナンバー


店を始める前からお世話になっている雑誌『Spectator』のバックナンバーをまとめて補充しました。その中の目玉は30号、特集は「ホール・アース・カタログ〈後編〉」。今やとんでもないプレミア価格がついている〈前編〉を引き継いだ特集号です。スチュアート・ブランドへのインタビューよりも、ロイド・カーンの方が面白かったナーと思っているのは自分だけでしょうか(いや、でもブランドへのインタビュー収録ってのは凄いです。マジで)。

この30号、編集部に残っていた数冊をわけて頂いた分で、今後どこにも入荷しないはず。お探しであれば、お早めのご購入をおすすめします。

『自民党 価値とリスクのマトリクス』


私たちは何を選択するべきか。
自民党とは何か。野党のとるべき立場とは。

中島岳志『自民党 価値とリスクのマトリクス』が届きました。
安倍晋三・現内閣総理大臣をはじめ、石破茂、菅義偉、河野太郎、小泉進次郎など9人の政治家の言葉、著作を読み込み、丁寧に分析した上でマトリクスにあてはめます。「私たちは何を選択するべきか」。今まで以上に考えるべきときだからこそ、読んでほしいと思います。

販売価格は1760円(税込)。中島岳志さんの前著『保守と立憲』もございます。

4/26 店日誌


4月26日、日曜日。定刻の11時前に開店しました。先週に続き、日曜日は好天。快晴。外出せずともご自宅のお庭、ベランダなんかでビールを呑むのもいいですね。当店はこれまた先週のトロ箱に続き、友人に借りたレゲエのコンピを流しています。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが編んだレゲエ、何かしらの音の鳴り方に着目(耳?)して選曲されている気がして面白いです。

*
選書? と言うのか、金額に応じて本を選んでほしいとのご依頼。やっぱりあんまり馴染めません。まずは、自分で選ぶ。その結果の成功も失敗も受け入れましょうよ。そもそも成功だの失敗だの、時間が経過してしまえば簡単に意味が変わるもの。自分は未だに「やっちまった!」ってことがあります。でも、それはやっぱり必要な経験だと思う。本だって、何だって他者から促されて選ぶとしても、決めるのは自分。そういう選択に慣れていくことが必要なんじゃないかなあと思います。

それでも本を選んでほしい、と言ってくれるのであれば、ある程度の話をした上で本を選ばせてほしいです。

2020/04/25

4/25 店日誌


4月25日、土曜日。開店しました。『ユリイカ』5月臨時増刊号、坪内祐三追悼号が面白くて、ここ数日夢中になって読んでいます。並べられたまま順番通りに読んでいくのがすごく楽しい。こんなにも本に身を預けてしまえるのって、久しぶり。昨夜寝床で読んだ高山宏さんの寄稿、奔放な文体に魅了されました。どうにもドキドキしてしまって、なんとなく佐伯誠さんを思い出す、ような。

今日も19時まで店にいます。店のドアは開けたままにしてあります。

2020/04/24

4/24 店日誌


4月24日、金曜日。開店しました。毎朝の体温測定、こまめな手洗い、うがいがここ二週間の日々の習慣。店ではマスク着用、こまめにアルコール除菌もしています。今日もドアを開けたまま、19時まで店にいる予定です。

PEOPLE BOOKSTORE × JUN YABUKI T shirt



4/25追記:現状ではSとXLが完売、MとLが在庫わずか。
4/28追記:残りはLのみ。追加分は連休明けの入荷予定。
4/30追記:Lも完売。5/13に補充予定。

トートバッグに合わせて、Tシャツもつくりました。
これは、ほぼ出田祥蔵の制作物。矢吹君が送ってくれた無数のイラストの中から「これ!」と祥蔵君が選んだのがヨットの絵。爽やかなTシャツになりました。普段より大きめのサイズで着るのもおすすめです。

販売価格は2500円(税込)。矢吹君によれば、霞ヶ浦で見た風景から着想を得たイラストとのこと。

2020/04/23

PEOPLE BOOKSTORE × JUN YABUKI tote bag



4/28追記:ナチュラルが完売。ブラックはあとわずか。追加注文分は連休明けの入荷予定。
4/30追記:ブラックも完売。次回入荷は5/13予定。

久しぶりにトートバッグをつくりました。
昨年夏に当店で個展「HICK」を開催した矢吹純のイラストを駆け出しのデザイナー、出田祥蔵がデザインしてバッグに落とし込んでくれました。見ての通り、鴨。鴨。鴨の群なのですが深い意味はありません。矢吹君が描いた絵がとてもいい感じだった、それだけです。

販売価格は3000円(税込)。アナログレコードが余裕で入る大きめのサイズです(横48cm×縦40cm×奥行き15cm)。本もたっぷり運べます。通信販売も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

※これは入荷速報。改めて写真を撮り、後日より詳細な仕様をお伝えするつもりです。

『トージ』3号


美術同人誌『トージ』3号が届きました。
前号入荷時にも書きましたが、今号もまた、絶妙なお湯加減。編集上手でいい塩梅のページ構成、読み手を疲れさせない「見て読む湯治」。日々の報道、ソーシャルネットワークに疲れ気味の方は是非、本書を手にしばし休んでみるのもいいでしょう。

販売価格は500円(税込)。送料180円で通信販売も可能です。

4/23 店日誌


4月23日、木曜日。ほぼ定刻に開店しました。週の後半、木曜日からは当店並びのお店が全部開いています。どこかのお店に来るついでに軽く覗いて行って頂ければ、嬉しいです。相変わらずドアは開いたまま。除菌用のアルコールスプレーもありますので、出入りの際にご利用ください。

『モア ・ラーナーズ』(LP)


ラーナーズ『モア ・ラーナーズ』のアナログ盤を在庫しています。
2017年発表のセカンド・アルバム。ダウンロードコード付き、予約特典の音源は付いていません。店の整理中に発見されたデッドストック。当然ながら未使用、新品ですが、外袋に若干のヨレがあります(個体差あり)。

販売価格は2750円(税込)。通信販売も可能です。お気軽にお問い合わせください。

2020/04/22

通販雑感


おととい、〈イレギュラー・リズム・アサイラム〉で頼んだ品々がついさっき届いた。大充実のオンライン・ショップであれこれ迷いながらも、結局は直感任せで選んだ3冊とTシャツ1枚。それに加えて、ステッカーやら栞やら、チラシなんかも入ってた。ここのところ、本や音源を方々に送ることが増えているけど、こうして自分が受け取る側に回ってみるのも良いものだ。

*
ご指定の金額に応じて、こちらで選ぶという流れのご注文が増えてきていて嬉しいです。でも、出来る限りご自身で選んでみるのも楽しいはず。ある程度の関係性があれば、ご注文主の趣向を加味できるのですが、そうでないとすると、正直少し不安があります。

ただ、そうならば、しっかりオンライン・ショップを立ち上げなさい! なんて声がすぐにでも聞こえてくる気がします。すみません。どうしても気性に合わず、始められません。ブログに目録形式で載せていくのが精一杯。どうかご理解ください。

4/22 店日誌


4月22日、水曜日。ほぼ定刻に開店しました。髪を切りに行こうと飛び乗った自転車がすぐにパンク。とぼとぼと歩いて散髪したあとに向かった〈Tas Cycle〉が開いていてくれて助かりました。マスク着用かつ距離をとりながらですが、久々に店主の福田さんと話ができて楽しかった。今後しばらくは12時開店/19時閉店とのことです。

当店は今日も19時まで開けています。通信販売のお問い合わせが増えていて、とても助かります。引き続きよろしくお願い致します。

2020/04/21

4/21 店日誌


4月21日、火曜日。定刻の15時より早く開店しました。毎日のように書いていますが、出入口のドアは開けたままにしてあります。除菌用のアルコールも常備しているので出入りの際にご利用ください。マスクをお持ちの方は、ご着用頂ければ。

引き続き、通信販売のご注文を承っています。ご希望の書籍、音源があればお気軽にお声がけください。

2020/04/20

4/20 家日誌


4月20日、月曜日。定休日。ここのところ、家ではよくレコードを聴いている。基本的にはラジオ(radiko)だけれど、それ以外はレコードに針を落とすことが多い。再生したらばそのままゴロっと横になる。片面が終わればひっくり返すか盤を変える。その作業を3回くらい繰り返すと、いつのまにか寝てしまう。

*
クラファン。自分はこの言葉の響きが好きじゃない。と、なると自力でやっていくしかない、ということだ。幸いにも仲間がいる。アイデアを出し合える関係性もある。思わぬ提案をしてくれる人もいる。支えてくれるお客さんだって、いる。とは言え、現状に近い状態が数年続くとなると、自力で走れなくなる人が出てくるはず。そのとき、別の方法で支援を受けられるようになっていればいい。

人がクラウドファウンディングに参加するのを咎めるつもりは、ない。それぞれが判断して、好きなようにやればいいと思っている。

2020/04/19

価格一覧②


『詩集 おかあさん』サトウハチロー(R出版)
『よしなしうた』谷川俊太郎(青土社)
『ユリイカ臨時増刊 谷川俊太郎による谷川俊太郎の世界』(青土社) 
『対詩 1981.12.24-1983.3.7』正津勉×谷川俊太郎(書肆山田) 1500
『ナンセンス・カタログ』和田誠+谷川俊太郎(大和書房)
『魚たちの家』長沢哲夫(南方新社)
『足がある』長沢哲夫(SPLASH WORDS)
『火の車随筆』草野心平(鱒書房) 
『詩と詩人』草野心平(利光社)
『火の車 板前帖』橋本千代吉(ちくま文庫) 売

最近入荷した本の価格一覧です。それぞれの状態はメールでお問い合わせ頂ければ、出来るだけ丁寧にお知らせします。通販も可能なので、お気軽にお問い合わせください。価格一覧は今後、追記予定です。

『Approach with Cannabis』



通販販売、可能です。送料は180円。

鈴木優甫『Approach with Cannabis』が届きました。
5年前に制作された『Approach to Cannabis』に続く二作目は、2013年から2020年までの間にジャマイカ、アメリカ、フィリピン、インド、スリランカ、オーストラリア、カナダ、日本をまわって撮影した大麻にまつわる写真集。横型の判型でたっぷり288点を収録。ZINEと呼ぶには立派なしつらえ、紙のさわり心地も独特です。

販売価格は2500円(税込)。当店入荷分も含む初回420部にはナンバリング、サイン入り。

4/19 店日誌


4月19日、日曜日。ほぼ定刻に開店しました。真っ青な空。昼ビール陽気。トロ箱(トロージャンのBOX SET)などを聴きつつ、18時まで店にいます。午後にかけて入荷したての本の紹介をしていくつもりです。出入り口のドアは全開、除菌用アルコールも用意しているので、出入りの際にご利用ください。

先週あたりから、幼なじみや少し遠くの友人などから通販依頼の便りが届いて、嬉しいです。まず正直に、助かります。ありがとうございます。元気にやってるかな〜とか思いをめぐらせながら梱包するのも楽しいです。

2020/04/18

価格一覧①



『おっとせいは中央線に乗って』友部正人(思潮社) 売
『名前のない商店街』友部正人(思潮社)
『生活が好きになった』友部正人(晶文社)
『The Man In Me ぼくのなかのディラン』友部正人(大栄出版)
『ちんちくりん』友部正人(ビレッジプレス) 売
『耳をすます旅人』友部正人(水声社)
『佐々木マキ アナーキーなナンセンス詩人』(河出書房新社)
『変なお茶会』佐々木マキ(絵本館)
『口笛小曲集』山川直人(エンターブレイン)
『ナルミさん愛してる その他の短編』山川直人(エンターブレイン)
『フォーク俺たちのうた』矢沢保(あゆみ出版) 売
『レコードと暮らし』田口史人(夏葉社)
『水晶の扉の向こうへ ロック・オリジナル訳詞集1』(思潮社) 売
『前衛の道』篠原有司男(美術出版社) 売
『シンガー・ソングライター』田川律(アップフロントブックス) 売
『ボブ・ディラン 60年代を挑発した風』(メディアファクトリー)
『ムーンライダーズ詩集』(新潮文庫)
『深海魚』勝又進(青林工芸社)
『赤い雪』勝又進(青林工芸社)
『猫谷』花輪和一(青林堂)
『世の終りのためのお伽噺』まどの一哉(青林工芸社) 売
『河童の居る川』つげ忠男(ワイズ出版) 売
『狼の伝説』つげ忠男(北冬書房) 売
『腹話術師』つげ義春(講談社漫画文庫)
『腹話術師』つげ義春(北冬書房) 売
『定本・夢の散歩』つげ義春(北冬書房) 売
『リアリズムの宿 つげ義春「旅」作品集』(双葉社)
『脱力の人』正津勉(河出書房新社) 売
『精神世界マップ 別冊宝島16』(JICC出版局)
『LSDと仏陀とビートルズ』おきひかる(第三書館)
『月刊ポエム 特集ビートルズ①+②』(すばる書房) 1200
『月刊ポエム 特集つげ義春』(すばる書房)
『ボディ・エキゾチカ』秋田昌美(水声社)
『ラブポジション』秋田昌美(桜桃書房)
『悪魔学入門』JCウォール(牧神社)

最近入荷した本の価格一覧です。それぞれの状態はメールでお問い合わせ頂ければ、出来るだけ丁寧にお知らせします。価格一覧は今後、追記予定です。通販も可能なので、お気軽にお問い合わせください。

4/18 店日誌


4月18日、土曜日。定刻よりずっと早く開けています。このまま作業をしながら店にいて、19時には閉めていると思います。大雨だけどどうかなーっと思って来てみたら、並びの〈千年一日珈琲焙煎所〉、〈街の中〉も開いていました。

*
午前中に観た、ニーナ・シモンのドキュメンタリー映画『ニーナ・シモン 魂の歌』。人の生き様をのぞこうってんだからそりゃあ軽いわけがないんだけど、(ほぼ)はじめて垣間みる歌い、喋り、生きるニーナ・シモンに惹きつけられた。グッと見入って、こちらも力を使ってしまった。

2020/04/17

『一色海岸書店』


完売しました。

小栗誠史『一色海岸書店』が届きました。
2017年まで鎌倉で〈古書ウサギノフクシュウ〉を営んでいた小栗さんが綴った、永井宏さんのこと。永井さんの人との向き合い方、主宰したワークショップ等で生まれたアイデアをどうやって具現していたのかを、近い距離で見つめていた観察者の視点で記した一冊です。

販売価格は1100円(税込)。喫茶する、という動詞に触れられるのは今や永井宏さん関係の本だけのような気がします。


4/17 店日誌


4月17日、金曜日。定刻15時に開店しました。
雑誌『&Premium』のウェブ版「&Premium.jp」内のコーナー「本屋が選ぶベターライフブックス。」で本を4冊紹介しています。文章を綴っていた2月上旬、こういう社会状況になるとはまったく予想していませんでした。ウイルス以前、以後では世界の見え方、ものの感じ方が大きく変わってしまったと痛感しています。

今日も19時までの営業予定。いつも、大体店は空いています。

2020/04/16

4/16 店日誌


4月16日、木曜日。開店しました。ハリー・スミスが編纂した『Anthology of American Folk music』を聴きながら、のんびりと営業中。出入口のドアは開けたまま。いい風が入ってきています。除菌用のアルコールを置いていますので、出入りの際にご利用ください。

*
文庫化されて、ようやく読めた『喫茶店の時代 あのとき こんな店があった』(ちくま文庫)。味のある喫茶店探訪ではなく、日本における喫茶文化(17世紀末から話ははじまる!)の歴史をたくさんの資料と共に淡々と積み上げていく構成で、読み進めるほど楽しくなった。林哲夫さんによって、資料として示される本。そこからイメージさせる、かつての光景。どうしたって、それらの本を読みたくなってしまう。

小さな雑誌はずっと赤字で、それでも、これがなければ生まれなかっただろう繋がりを周りに拡げた。その豊かさが雑誌の「儲け」なのだろう。喫茶店も小さな雑誌も、そして古本屋も、そのへんはよく似ている。

本編読了後に、内堀弘さんの「解説日記」を読んで、ご褒美を受けとった気分になる。文庫版のボーナストラックという感じ。これからは、その「儲け」をどう活かしていくかが大事だと思う。

2020/04/15

『大津絵 両国』


紫朝の現在聞ける音源は2000年の「粋曲」だけでしたが、本作は1963年のバキバキに尖った若かりし日の録音と、1978年のデビュー30周年記念公演の実況を収めた盤の二枚組。この方の至芸の変遷を大きく俯瞰できるものになりました。

柳家紫朝『大津絵 両国』が届きました。
円盤からのリリースでおなじみ、端唄の柳家小春さんの師匠・柳家紫朝の生涯をCDと本とで追った作品。175ページの書籍に2枚のCDが付いていると言った方が個人的にはしっくりきますが、これはもう手にした方それぞれに判断して頂くのが一番でしょう。聞いてから読むか、読んでから聞くか、両方同時に味わうか。ゆっくりと時間をかけてお楽しみください。

販売価格は3520円(税込)。既発の『直島ミュージックスタジオ作品集』、『北風(ニシブチ)』と並べてみると「リクロ舎」からのリリースにうなずける気がします。

4/15 店日誌


4月15日、水曜日。ほぼ定刻に開店しました。
今日も19時までの短縮営業。短い時間ですが換気、消毒、密集回避に気をつけつつ開けています。開けてそうそう、「テレビ観てますか?」と伝えにきた方がいたこと。忘れないよう書いておきます。状況は、日に日に変わっていく。

*
両隣、並びのお店と信頼関係があるっていうのは心づよい。今後は基本的に、横並びで店が開いている時に営業しようかと考え始める。自分は弱いし臆病である。小石を投げられた程度で揺れてしまう。改めて気がつかされることの多い日々。

2020/04/14

ここ最近の入荷から、いくつか。




ここ最近の入荷から、いくつか。というか、ごく一部です。
今日から、この数日中に入荷した本の写真をブログに載せていきます(一気にとはいきませんが、出来るだけ早く!)。それらの通信販売も出来ますので、気になる本があるときはお気軽にお問い合わせください。

本の買取依頼、大歓迎です。店頭またはメールで受けつけています。

4/14 店日誌


4月14日、火曜日。ほぼ定刻に開店しました。今週から平日は15時開店/19時閉店となります。ご用の方は出来るだけお早めに、お運びください。換気、消毒、密集回避に気を使いつつ、営業中。今週もよろしくお願いします。

*
19時閉店。やってみるとあっという間だ。18時頃からソワソワしてしまった。でも、きっとすぐに慣れるだろう。来客が多くなくとも、開けられるうちは開けておきたい。

2020/04/13

4/13 家日誌


定休日。大雨、強風、ウイルス禍。家にいる理由しか見つからない。午前中に雑務は済ました。昼食を食べて、すぐ寝る。少し起きて、寝る。何度かそれを繰り返して、17時過ぎに起きる。ビールをのみつつ本を読んで、また寝ころがる。

「休カン日」は「休肝日」ではなく、「感覚を休める日(=休感日)」という意味である。
からだの疲れをとるだけでなく、感覚、神経を休める。とにかく、ぼーっとする。たくさん寝る。そういう日が週一日くらいほしいなあとおもう。

そのままダラっとしながら、荻原魚雷さんの『活字と自活』(本の雑誌社)を読んでいて、スルッと入ってきた一節。繰り返し読んでいる本だしこの部分も幾度も通過していた。でも今日みたいに、ああ納得、ほんとうにそうだなあと感じたことはなかったように思う。たぶん、疲れてるんだろう。

ちなみに「休カン日をつくろう」と提唱したのは、藤子不二雄先生。『の人生』(講談社)に同名のエッセイが収録されているそうです。

*
夕食後。『いまを生きる』を観る。思いのほか、闇が深い。なんとなく持っていたイメージよりもずっと奥行きのある作品。この映画をうすーくうすーく伸ばしたような感動物語が、邦画に多いんじゃないかな。若きイーサン・ホークが演じるトッドをみると矢吹純くんを思い出す。ロビン・ウィリアムズという俳優への興味が増す。

2020/04/12

『養生訓(全)』


貝原益軒『養生訓(全)』が届きました。
1713年以来の初版以来、日本人が愛読してやまない江戸中期の名著を土曜社があらたに文庫化。和洋、時代を問わずに名著を復刻してきた土曜文庫の面目躍如と言いましょうか、こういう本が手にとりやすくなるのはいいことだと思います。

販売価格は985円(税込)。同じ土曜社から刊行された、整体対話読本『ある』との併読もおすすめです。

4/12 店日誌


4月12日、日曜日。ほぼ定刻に開店しました。昨日まで今日は19時閉店と案内していましたが、18時閉店に変更します。合わせて、14日(火)からも15時開店/19時閉店と閉店を一時間繰り上げることにします。当面の営業時間は以下、ご確認ください。

月曜定休、火曜〜土曜は15時開店/19時閉店。日曜は11時開店/18時閉店。その他、臨時休業や変則営業があるときはこのブログでお知らせします。

*
昨夜の地震は怖かった。震度4という数字以上の恐怖があった。直下型特有のドン! という衝撃のあとに続いた小刻みかつ激しい揺れ。しかも、けっこう長い。揺られながら、起き上がることも出来ず、「マジですか…」と呟くことしかできなかった。

一夜明けて、店のCDは落ちてるだろうな〜と思って、店に来てみると、何事もなかったように並んでいる。あの(ものすごく!)落ちやすい配置にも関わらず、一枚も落ちていない。信じがたい。これはもしや、店に住む座敷童? 小人? みたいな存在が夜のうちに直してくれているのかと考えてみたら、少し愉快な気分になった。

**
個人出版社の有志の方々が立ち上げてくれた、通信販売で本が買える個人書店のリストに当店も入っていました。とてもありがたい。せっかくなので、当店での通販の流れを記しておきます。ご希望のもの(書籍、音源、Tシャツなど)、数をご明記の上、私植田までメールをください。こちらからの返信で、金額と振込先をお知らせします。

レターパック、スマートレターを使って発送します。それらに入らないものとなると、著しく作業速度が落ちます。すみません。

通販、大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

2020/04/11

4/11 店日誌


4月11日、土曜日。いつもより早めに開店していました。開けてそうそう、知人が来たり、光風&GREEN MASSIVE『地下街の人びと』を買ってくれる方がいたり、この時点(定刻の15時)で「開けて良かった」と思っています。実のところ、本当に嬉しいです。この後も静かに開けています。

入口すぐの所にアルコール除菌スプレーを置いているので、ご利用ください。

*
ここ数日で再入荷したものを以下に記します。
ラニ・シン編『ハリー・スミスは語る』
整体対話読本『ある』
NOOLIO『BROCCOLI DUB』(MIX TAPE)

2020/04/10

4/10 店日誌


4月10日、金曜日。ほぼ定刻に開店しました。今日も友人の画家・河合浩さんから預かったカセットテープを聞きながら営業中。段ボール二箱分の中からざっくり選んで、かけてます。やっぱり、大体「DAISYWORLD」が流れます。2001年頃の細野晴臣さん、若いです。

2020/04/09

4/9 店日誌


4月9日、木曜日。定刻より早く開店しました。今日も20時まで開けているつもりです。並びの〈千年一日珈琲焙煎所〉、〈街の中〉、〈わかたろう〉が揃って開いているのは久しぶり。開店準備が終わったところでポストを覗くと、矢吹純くんからの手紙と新作イラスト群が入っていて、嬉しくなりました。

*
ここ数日で再入荷したものを以下に記します。
wack wack rhythm band『THE ‘NOW’SOUNDS』
作者不詳『創作』
田口史人『二〇一二』
小野寺伝助『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』