2024/10/10

10/10 店日誌

10月10日、木曜日。いつのまにか体育の日じゃなくなってる! そんなの今さら騒いでも意味がないのはわかってるけど、ちょっと驚いた。しれっと14日(月)に移行していて今週もまた3連休。先月の2週つづいた3連休から正直もういいよ……なんて心持ち。月毎に連休があって疲れるよ〜って人も少なからずいるんだろう。でも、今月も連休があって嬉しいな〜って人の方が圧倒的に多いんだろうな。とか何とかボヤいても、仕方ない。やれることを、やるしかない。

先週は中古CD、今週は中古レコードの入荷が多い。ジャズものを中心に1000円以下で値付けしているので、ピンときたならお手元に。サブスクリプション、CD、カセットで聴くのとは異なる質感があるはず(いつも書いてるけど、どれで聴くのも楽しいのが前提)。

ここのところ、またオンライン・ストア〈平凡〉の動きが少なくなった。目玉になる新刊、新譜がないのが理由かな〜と思ったり、古本を組み合わせた見せ方がイマイチなのかな〜と考えてみたり。どうなのだろうか。思うことがあれば教えてほしい。

今日明日は15時開店! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2024/10/09

10/9 店日誌

10月9日、水曜日。昨夜からの雨はいっこうに止まず、急に強くなったり風を伴ったりで対応がむずかしい。こんな日はどんな装備で自転車に乗るのがいちばんいいか。まず、靴下と靴ははけない。15分も走ればどちらもびしょ濡れ。一日中不快な状態で過ごすのは避けたいから、短パンとビーサンで行くしかない。リュックに靴下と靴、替えのズボンを入れて、上半身は長袖を着用した上でポンチョを羽織る。それにしても急に寒いよ! ズボン下を履きたいくらいなのに、足むき出しで外に出るのは抵抗がある。(8:00)

果たして、上記の格好で店にたどり着く。道中は意識してゆっくり、ゆっくり、焦らず走る。たまにすれ違う車も心なしかスピードを落としてくれる(かまわずバシャーッ! と走り抜ける車には×××を)。雨でなくても自転車では焦らない、飛ばさない。人を無理矢理抜かさない。もちろんイヤフォンも使わない(そもそも持ってない)。無事にたどり着くことを最優先する。ああ、それにしても冷たい雨だ。(9:30)

さあ、そろそろ開店。雨も止んできたような。温度差が激しすぎて身体がついていかないけど、店は開けられる。めちゃ元気とは言えなくても、人は迎えられる。入荷したての本やレコードに値段をつけつつ、のんびりやろう。お暇があれば、ご来店を。(14:00)

今週はどの日も通常営業。来週18日(金)19日(土)20日(日)は休業です。

2024/10/08

10/8 雑記

朝から雨、ちょっと肌寒く、身体も重たい。観ようとしていた映画は早々にあきらめて、家でだらだらと本を読む。手元にあるのは坪内祐三『文庫本福袋』。以前にも読んでる気がするのだが、かまわず、ぐいぐい読んでいく。雨がやんだのを見て庭の草を刈る。没頭するうちにまた降ってくる。まあ、ここまでというところで家に上がってシャワーを浴びて、考える。今日はどうしようかな。どこかに行くか、行かざるか。

けっきょく柏まで足を伸ばして、たくさんの本やレコード、CDに触って、けっこうな数を買ってきた。山川方夫、永井荷風、杉浦日向子、川本三郎、武田花。稲葉真弓の新刊も買った。滞在時間は3時間。駆け抜けるように買い物をした。

夕方前に帰ってきて、シャワーを浴びて、ビールを一杯。スコット・ジョプリンのレコードを聴いている。

2024/10/07

10/7 店日誌

10月7日、月曜日。午前中、久しぶりで庭の草を刈る。真夏こそちょいちょい手を入れていたのだけれど、秋っぽくなった途端まったくやる気がなくなった。まる1ヶ月放置していたら、ネコジャラシみたいな植物の背丈がけっこう伸びている。そろそろ? いや、まだまだと数日逡巡していたが、やるなら今日だ! さあ、やるぞ! と30分超集中したら汗だく。途中途中でクモの巣にも引っかかる。もう限界! ってところまでやり切って、室内に駆け込みシャワーを浴びる(また、でっかいクモの巣に引っかかる……)。まだまだ終わりそうにないけど、ゆっくり進めていけばいい。

何枚かレコードに針を落としたのち、Apple MusicでMUTE BEAT『MARCH』を聴いてみる。11月3日にアナログ盤になる作品で、通算4作目となるスタジオ・アルバム。ジャケットがなんとなく重くて、これは別にいいかなーと思っていたのが大間違い! 重要なアルバムだ。『FLOWER』『LOVER’S ROCK』『LIVE』とあわせてオーダー。当店でも11月3日(日)から販売する。

しばらく手を入れていなかった中古CDコーナーに追加多数。トム・ウェイツ、シッカー・ザン・ウォーターOST、ミュースターズ、アルフレッド・ビーチサンダル、フリッパーズ・ギター、スライ・アンド・ファミリーストーンなどなど、色々あり。どれも500円~800円くらいの値付けなので買いやすいはず。

今日も通常営業! 冴えない天気が続いてるけど、まあ元気にやってます。

2024/10/06

10/6 店日誌

10月6日、日曜日。いやあ、昨日はヒマだった。開店直後に数組がぱらぱらっと来て、その後にカップルが何組か、女性二人組、あとは誰も来なかったかな。でも、ひとりで来て静かに本を選んでいく人もいて救われた。いい本、選びますね。よかったらまた来てください。そんな気持ちで会計をして、送り出す。大竹聡『酔人伝』を読みつつビールを飲んでいた閉店間際、水戸からの一行が来て、助けられた。オンライン・ストア〈平凡〉の売上と合わせて、ギリギリセーフ。

開店前、雨がやんだ隙をみて自転車で走りだす。まずはつくば中央郵便局、オーダーのあったレコードと本を発送。帰り道に〈千年一日珈琲焙煎所〉に寄って、樋口達也個展「JUGATSU」を見る。作品に共通したトーンがあるからか、スッと目に入ってくる。洒落てるのは確かなのだけど、それで済ますのはもったいない。

絵を見るのと買うのとでは、大きく違う。/美術館で何億円もする名画を見るよりも、たとえ一万円でも自分でいいと思った絵を自分の金で出して買ったほうが、絵というものの本質に近づくことができる。少なくとも、私はそう考えている。(福田和也)

ちょうど読んでいた、福田和也『放蕩の果て 自叙伝的批評集』所収の「絵画と言葉」の一節が浮き上がる。なるほど、樋口さんの絵も買って、手元に置くと見え方が変わるのかもしれない。値段もけっして高くない。ビビッときたものを買ってみてもいい。

今日も昨日と同じ状態がつづくとドヨーンとしてくるのだが、どうなるだろうか。気をつかって来てもらうのもアレだし、店にはこんなことはよくあるわけで、騒がずに待つしかない。読むべき本ならたくさんある。

今日明日の営業は、13時から19時まで。些細なことでもお問い合わせはお気軽に。

2024/10/05

10/5 店日誌

10月5日、土曜日。朝、ピーター・バラカンのラジオを流していると、ポール・マッカートニー、ニッキー・ホプキンス、ルー・リードの名前が出てきて耳を引かれる。ハービー・フラワーズというベーシストの話から「ウォーク・オン・ザ・ワイルドサイド」が流れ出して、この曲を知ったときを思い出す。大学生の頃、ロバート・ハリスがラジオの深夜番組を持っていて、落ち着いた語りが好きでよく聴いていた。あるとき流れたのが件の曲。はんぶん寝ながら、これは誰の曲なのかな……と思ったのをよく覚えている(その後、何かの拍子で曲を把握した)。

2000年代初頭のフジロック、野村訓市ひきいるトリップスター・クルーがロンドンバスで乗りつけていたときも、デカい音で流れていた。横浜日ノ出町で〈ムムムカリー〉を営むヨウヘイくんが野外パーティーでのDJで選曲していて、さすがセンスがいいなあと感心した。ルー・リード、2004年のライブでは演奏されず。シブいライブだったのに、当時の自分はぼけーっと眺めるだけだった。

それにしても、今日のピーターさんの選曲はとてもよかった。曇り空の午前中にぴったり。コーヒーをのみながらぼーっとしていて、満たされた。話と音楽がうまく絡みあって、自然と身体に染み渡った。なんとなんと、ボビー・チャールズ、マデリン・ペルーまで……。

夏葉社の復刊2作、いくつかの出版社からの定番作、スモールプレスの人気作など、新刊本の仕入れに改めて力を入れている。もちろん古本にも日々入荷があるので、お見逃しなく。

今日明日、明後日は13時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/10/04

10/4 店日誌

10月4日、金曜日。普段より30分はやく家を出ると、道中の眺めが変わる。出勤、通学、送迎の重なる時間帯で車が多い。自転車で横断歩道にさしかかると、今日はすぐに車が止まった。軽く会釈をして道をゆく。ありがとう、どうぞどうぞ。無言の会話をしたようで心が軽くなる。筑波大学に入ると、ちょっと怖い。職員らしき人が乗る車は自転車、歩行者に遠慮なく駐車場に入ってくるから。チキショー危ねえよ! とごちながら、ゆっくり走っていくと、学内は学生さんがいっぱい! 国籍も多様。いろんな言葉が飛び交っている。そろりと遠慮がちに走り抜けて、店に到着。

着いて早々、お隣の〈千年一日珈琲焙煎所CAFE〉での展示を見る。いまは、ささきりょうた個展「おーい」を開催中。案内DMから受けるイメージとはまったく異なるいい展示。少なくとも、オレは好きだ。値段設定が良心的なのも好ましい。ぱっと目に入った2点を買おうとすると雨に濡れた土田店長が出勤してきた。

本の雑誌社からの新刊を数冊補充! 坪内祐三『日記から 50人、50のその時』、『本の雑誌の坪内祐三』、Q.B.B.『古本屋台 2』、草森紳一『記憶のちぎれ雲』。この他、STAND! BOOKSからは橋本倫史『観光地ぶらり』とスズキナオ『家から5分の旅館に泊まる』が到着。ピカピカの新刊ではないけれど、どれも当店の定番作。ぜひ、手にしてほしい。

今日も書籍、音源に入荷あり! 在庫確認、本の買取/査定のことなどお問い合わせはお気軽に。