2026/10/22
10/22 店日誌
2026/10/21
10/21 店日誌
2026/10/20
10/20 雑記
2026/10/19
2026/10/18
2026/10/17
10/17 店日誌
この要領ということが問題なんだけど、(…)信頼していた大学出の中に、上官の前だけでペコペコする、それこそ要領ばかりの人間がいたり、そんな人間を、ちっともイヤラシイと思わない人間もいたり、言動緩慢な薄のろの如き百姓出身の兵隊が、朴訥な風ボウの中に、きらめくような美しい心と勇気の持ち主であることを発見して、生きていくのが嬉しくなったり、そんな戦友をバカにする人間もいたり、ともかく精神上における人間関係が、複雑な様相を呈してくるのだ。(殿山泰司)*
10月17日、土曜日。ちょっと前に、阿佐ヶ谷〈コンコ堂〉で買った『しゃべくり105日』をきっかけに殿山泰司を求める熱が再燃している。『彷書月刊』2002年6月号(特集:殿山のタイちゃん)、『JAMJAM日記』と読みつなぎ、きのうは『三文役者あなあきい伝 part Ⅰ』を読みきった。特殊な出自、戦争体験、役者としての経験、オトコとオンナの色々……を経て得た殿山独自の反権威思想は見事。人真似じゃなく、イズムにも寄りかからず、自前の言葉で練り上げられた哲学は「あなあきい」と呼ぶのがふさわしい。
いま読んでいるのは、『三文役者のニッポン日記』。1967年に三一書房から刊行された初版である、と書きかけて、奥付けをみてびっくり! 今日は殿山泰司の誕生日じゃないか! そのまま引用する────「大正4(1915)年10月17日、東京都銀座のおでん屋「お多幸」の長男として生まれる」。
*殿山泰司『三文役者あなあきい伝 part Ⅰ』p.174
2026/10/16
10/16 店日誌
2026/10/15
10/15 店日誌
私は殿山泰司の根っこにあるのは、このインディペンデントの精神だと思っている。(…)それは一言で言えば、自分の頭で考えるって事だ。当たり前じゃないかって言われそうだけど、その当たり前のことをするのはそうそう楽じゃない。大抵は権威によっかかったり、自分の所属している国家や社会によっかかりながら、自分を支えてたりするものだ。(大友良英)
10月15日、木曜日。月〜水の連休中は、焼物工房、美術館、そば屋、居酒屋、パン屋、カフェバーを渡り歩いた。規模はそれぞれであっても、みんな、自分の頭で考えながら営業や活動を続けてる。よくもまあこんな場所で……って店もある。テレビがつけっぱなしでも良いこともある。音楽と場所が溶けあっていてウットリしたときもあった。
東京は個人店がたくさんあって面白い。つくばでは触れがたい趣や発想にぶつかって、スゲエ……と感心したり、自分にもまだまだやれることがあるのかなーと思ったり。刺激の多い3日間だった(毎日、ヘトヘトになるまで歩き回った)。
今日13時から営業再開。数日開けて、週末18日(日)は北茨城で出店します。
2026/10/14
10/14 東京滞在記③
2026/10/13
10/13 東京滞在記②
2026/10/12
10/12 東京滞在記①
2026/10/11
10/10・11 益子出張記(短縮版)
10月10日(土):快晴。今日、明日で益子「Beet Trail Mashiko」に出店する。サクライさんと8時に店で待ち合わせ、荷物を積み込む。のどかな道をのんびり進んで9時半前に〈Mingel〉に到着。店主キクチさんに挨拶をして、すぐに搬入。出店準備を整える。これはこっち? いや、こっちの方がいいんじゃない? うん、ハマった。よしよし。なんて感じで作業を終えると10時50分。ぎりぎり開場に間に合った。自分で言うのもなんだけど、ミンゲルとピープルの相性はバッチリ。並べた本たちもいい表情で嬉しくなる。
*
洒落たミンゲル、さぞかしカッコいい人が来るんだろうな〜と思ってたけど、嬉しい誤算というか高齢男女のグループが多い。バリバリの栃木弁が飛び交っていて、聞いているのも面白い。いい場所。いい時間。今回はここに店を出せてよかったなあ、しみじみ感じ入る。イワキさん、マキタさん、知り合いたちとの話も弾む。
──────────────────────────────
10月11日(日):快晴。8時半にピープルに待ち合わせ、サクライさんの車に荷物を積み込み出発。農道を主にのんびり走る。益子郵便局〜かましんを経由してミンゲルに10時前に到着。すぐさま準備を始めると15分ほど設営できる。さすが2日目。慣れたもんだな〜と自賛したのち、レコードをかける。1枚目ははっぴいえんど『風街ろまん』、その後はジャズを主にした選曲でサクライさんのDJタイム。たまたま居合わせたお客さんに声をかけると、ヨロッコビールの追っかけなのだと話しくれて、びっくり。
*
夕方頃にカワイさんと〈Starnet ZONE〉まで上がり、戻ってくると、縁もたけなわ。アフターパーティーに向けての温度が高まってくる。ギリギリまで粘って17時ちょい過ぎ、サクライさん、カワイさんと一緒に搬出をはじめるとあっという間に作業完了。最後に、ミンゲル店主・キクチさんに声をかけて売上精算、出店料を収めて出店を終える。
──────────────────────────────
上記した出張記は短縮版。全編は11月末刊行予定の『GO ON』vol.13に閉店後日記(10/3~10)ともに掲載されます。
2026/10/10
2026/10/09
10/9 店日誌
2026/10/08
10/8 店日誌
特別な場所や時間に居合わせなくても自分ではじめればいいのだ、というのがパンク/ポストパンクのいちばん重要な教えだ。(野中モモ)
パンクが起爆剤だったことは間違いない。しかし、ポスト・パンクとは、日本語でそれを意訳すれば“パンクを通過した脱パンク”ということである。“できない”からこそ“できる”のだ。音楽の訓練を受けていないからこそアイデアが生まれた。(野田努)
10月8日、木曜日。ここのところ、パンク/ポスト・パンクについて書かれた書物に励まされ、力をもらっている。本屋としても編集、出版人としてもド素人。わからないことばかりだし、つくった本をスイスイ広げていくための方法も知らない。そもそも売りやすいものじゃないわけで……と、ごまかすのはカッコ悪い。というか、著者に対して失礼だ。つくった本に対しても無慈悲すぎる。ぐっと持ちこたえるためにも、上記した言葉たちが必要なのだ。
パンク・ロックって、すぐに定型化してしまって、それじゃパンクじゃないだろってことで、ポスト・パンクになるわけです(…)。(野田努)
定型からいかにして逃れるか、本線から脱線するのも、けもの道を走るのにもエネルギーが必要だ。そのため必要なのがアイデア、センス。へこたれないためのバイタリティ。自分がそれを持っているかはわからない。とりあえず走ってみるしかないだろう。
別冊ele-king『UKインディ・ロック入門 ──ポスト・パンク、ギターポップ、スカとダブ編』と『パンク50周年記念号 それは何だったのか、何でありえるのか』は店頭とオンライン・ストア〈平凡〉で販売中(……って宣伝かい! と思われるかもしれないけど、どちらもいい本なんですよ)。
ってなわけで、今日も開店。お暇があればお出かけください。
2026/10/07
10/7 店日誌
2026/10/06
2026/10/05
10/5 店日誌
10月5日、月曜日。誰に強いられたわけでもなく、この1週間で『電気グルーヴのメロン牧場──花嫁は死神』①〜⑦を通読し、4日間つづけてザ・ハイロウズのレコードを聴いていた。前者は途中でやめたくもなったりしつつ、7巻にたどり着き、まさかの泣きの展開に言葉を失った。結論としては───電気グルーヴには近づかない方がいい。少なくとも自分は、彼らの音楽の楽しみ方を知らないし、音源を買いたいとも思っていないわけで、遠巻でスゴいな〜と見てるくらいでいいのである(電気グルーヴが、超特殊で稀有なコンビであることは、よーく分かったつもり)。
ハイロウズに関しては、きのうまでの4日で書いたことをベースにして、今後もちょこちょこ聴いていきたい……のだけど! クロマニヨンズを聴かなきゃダメだよなあ。現役で動いているバンド、彼らの身振りに触れなきゃいけないのは分かっているのだが。
そうです。近い、と思いました。自分と地続きで、近い距離感。だからその延長線で、ニューヨーク・パンクが入ってきた。あの人たちもみんな近い。雑誌で見るロックとは違った。(Phew)
今朝、ele-king別冊『パンク50周年 それは何だったのか、何でありえるのか』を読みはじめて、Phewのインタビューに引き込まれる。「音楽はダメだし。佇まいもダメ」なニューヨーク・ドールズのライブで感じた距離感、素人臭さ。ロンドンパンクは「同年代のバカなヤツがワルさ」してると直感、現地で「ほんとに、ほんとにバカなヤツが(笑)」がやってるのを確認する。つまり、パンクとは見るものではなく、やるべきもの。自己で獲得した実感をもとにアーント・サリーを結成する流れがヴィヴィッドに伝わってくる。
いま考えるとほんとに贅沢なことだった。「ノー・フューチャー」って言えたっていうことが。それを思いますよ。いま、もう、言えないでしょう。
インタビューの末尾近くではきだされる感慨が、ズシリと重たい。「パンクを語るドン・レッツにしてもマッシヴ・アタックにしても大金持ちじゃないですか。だから、イギリスの下の世代の人たち、すごく冷ややかな感じですよ」なんて言葉と響き合って、腹に応えた。
じゃあ、今日も開店します! お暇があれば、ご来店ください!
2026/10/04
10/4 店日誌
2026/10/03
10/3 店日誌
2026/10/02
10/2 店日誌
2026/10/01
10/1 店日誌
2026/09/30
2026/09/29
2026/09/28
9/28 店日誌
9月28日、月曜日。9時過ぎに店に着いて、出店後の片付け、整理をはじめると終わらない! 綿埃をホウキではいて手で集める。ゴミをまとめて回収箱に投げ込む。どんどん手を動かして、本の置き場所を変えてみたり、元の位置に戻したり。それを繰り返して、目処がついたのが10時過ぎ。ちょっと歩いてレターパックをポストに投函、ATMで入出金、コンビニで公共料金を払って、ようやくひと息。ブログを書いているいま、10時49分。ラジオからは「ふんわり」が聞こえてる。
2026/09/26
9/26 店日誌
2026/09/25
9/25 店日誌
2026/09/24
9/24 店日誌
真田ナオキは32歳。吉幾三の弟子。16年のデビュー曲「れい子」から、一貫して吉幾三の作詞・作曲によるシングル曲をリリースし続けている。(…)吉と出会う前に師事した民謡の先生から「歌の才能がない」と言われ、声に特徴をつけるべく、海辺で叫び、唐辛子を食べ、日本酒でうがいしてハスキー・ヴォイスを手に入れた。(安田謙一)
9月24日、木曜日。安田謙一『好きで好きで大好きで』を読んでいて、手が止まったのは「夜のハスキー 昼もハスキー」にさしかかったとき。ここで書かれる「真田ナオキ」はちょっと前の水曜「ふんわり」、伍代夏子さんの回のゲストだった方だ。師匠・吉幾三がいかにすごいかを真田さんが力説して、伍代さんも同意する。この曲、最初はフザケてるんだけど、最後には泣かされる───と、紹介された曲(題名を失念)は迫力があった。吉幾三は偉大である! そう知らされて、素直に驚き、自身の不明を恥じた。
今週末は、また雨!? ほんとに、そうなのか。出店予定の「古河駅前夜市」は屋外だから、本を扱う身としては小雨でもキャンセルせざるを得ない。うーむ、どうしたものか。天気ばかりは仕方ないって片付けるのにも飽きてきた。
では、今日も開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。
2026/09/23
9/23 店日誌
9月23日、水曜日。朝、てきとうにつけたラジオでは「クラシックの庭」が放送中。7時40分頃からだから、流れていたのは三善晃(作曲)/小賀野久美(演奏)の「ピアノ・ソナタ」だったはず。18分38秒の演奏に耳を傾けていて、何度かゾワッとした。こりゃ、生で聴いたら度肝を抜かれるんだろうなーと考えつつ、ヴォリュームをしぼる。今は、抑揚のない音楽に身を預けていたい。誰かと話すよりも、ひとりで、静かに時間を過ごしたい。ちょっと疲れてるんだろうか。
未知の方から音源取扱のメールがあり、添付音源を試聴してみると、いまの気分にぴったり。デジタルリリース済みでサブスクリプションでも聴けるけど、これはカセットで聴いてみたい。
2026/09/22
9/22 店日誌
2026/09/21
2026/09/20
9/20 店日誌
2026/09/19
9/19 店日誌
2026/09/18
9/18 店日誌
2026/09/17
9/17 店日誌
2026/09/16
9/16 店日誌
2026/09/15
9/15 雑記
ちょっとした用があり、駅ビルに入っている新刊書店に足を運んだ。図書カードにはいくらかの残額がある。今日は何かしら買ってやる! なんなら複数冊でもいい、とにかく本が買いたい。そんな気分にまかせて棚をみていて、まず目に入ったのが細馬宏通『浅草十二階』。次に、澤野雅樹『ドゥルーズを「活用」する!』が目に入って「わ!」と声が出る。買えるようになったのか……近年べらぼうな古書価になってたし、これは嬉しい。音楽コーナーを覗いて目に入ったのが、横田勇司+野田努『UKインディ・ロック入門 ──ポスト・パンク、ギター・ポップ、スカとダブ編』。うーん困った、欲しい本ばっかりだ。
しばしの逡巡のち、『UKインディ・ロック入門』を選び、図書館に移って読みはじめる。冒頭の3篇「UKインディーズの時代」(野田努)、「地上より永遠へ 世界に届く音」(横田勇司)、「すべてはここから始まった───ラフ・トレード史」(野田努)にガーンと頭を打たれたようなショックを受ける。とくに下記の一節に。
(註:ラフ・トレードの創業者、ジェフ・)トラヴィスがショップに興味を持ったきっかけは、サンフランシスコの書店〈シティ・ライツ〉にある。ビート・ジェネレーションの聖地として知られるそこは、単なる「本を売る場所」を超えた、既成の商業主義とは一線を画す、オルタナティヴな文化や政治思想の発信地だったのである。(野田努)
そうだ、オレもこういう場所をつくりたくて、店をはじめたんだ。ぐっと引き込まれて胸が高鳴る。本を読んでて、時間を忘れたのはいつ以来だろう(実際、妻からのメールにまったく気が付かず、電話がかかってくるまで没入していた)。図書館にいたのは真っ昼間。われに返ると急に腹が減ってきた。
2026/09/14
9/14 店日誌
9月14日、月曜日。全日本冷し中華愛好会(編)『空飛ぶ冷し中華』Part1&2、月刊宝島編集部(編)『VOW(まちのヘンなモノ大カタログ 現代下世話大全)』1~3、山本周吉(編)『本に狂う 草森紳一ベスト・エッセイ』、華倫変『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』、矢野利裕『今日よりもマシな明日 文学芸能論』、仲俣暁生『ポスト・ムラカミの日本文学』。直近で買い取ったものから、比較的タイトルが長めの9冊。書き終えて眺めると、 高密度でギュウギュウ、息苦しさすら覚えるのだけど、本そのものは軽やか。パラパラめくるだけでも面白い。
毎日毎日、本を触って、値をつけて棚に出している。ひとやま、やっと片付いたーってときに、買い取りお願いしますー! って人がきて、アワアワする。古本屋ってこういう仕事なんだろうか。困ってるわけでなく、不平を言いたいわけでもなく、なんか不思議だなーっと感じている。本の循環があるならば、売り先を増やさないといけなくなる。そろそろ、次なる展開が生まれるのだろうか。
では、今日も開店しますー! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞー。
2026/09/13
9/13 店日誌
2026/09/12
9/12 店日誌
9月12日、土曜日。先月の南浦和にはじまって、今月の古河、来月は益子、北茨城の催事にも参加する。もちろん本屋として出向くわけなのだけど、誘われるときに「カルチャーのある本屋、ピープルに」みたいな感じで言われることが多くて、ちょっと戸惑う。新刊書店、古本屋、ZINE専門……業態問わず、一定以上の量の本を扱っていれば、カルチャー(っていうか文化)は付随するはずだと思うから。うちの店はレコード、CD、Tシャツとか書籍以外のものも多く扱ってるから、そう思われるのかな。
2026/09/11
9/11 店日誌
2026/09/10
9/10 店日誌
2026/09/09
9/9 店日誌
9月9日、水曜日。曽我部恵一『からっぽ』は、2025年10月18日-12月21日の会期で開催された「サニーデイ・サービス 曽我部恵一展 Love of Words」の図録であり、プライベートな日記帳みたいで、詩集でもある不思議な本。パンクロックやレゲエ、フォーク等々への愛情はもちろん、四国にいる親、東京でともに暮らす子どもたちへの眼差しがまっすぐに綴られている。曽我部さんは55歳。あと10年も経てば、自分も50代になるわけだけど、その頃、どんな風に暮らせているんだろうか。
その人ごとの状況や時代との関わり方があって、
この本のなかで、身体がぐっと立ち上がるような感覚を覚えたのが上記の箇所。1994年からサニーデイ・サービスのディレクターを務める渡邊文武さんとの対談で、2001年に発表した曲「ギター」に触れての発言。戦争にはちょっと反対さ、と歌うのではなく、大反対と叫ぶべきでしょ! なんて物議を醸したらしい。
2026年のいま───あちこちにスローガンめいた言葉が転がっている。小さな書店、雑貨店、飲食店。意思表示はもちろん大事だ。喜ぶのと同じくらい、怒るのが重要なのも分かっているつもりではいる。だけど、与えられた言葉は生きているのか? そう問いを立てると、どうも首を傾けざるを得なくなる。
(ここらでふーっと、いったん落ち着いて。)
「平和」であれ「保守」であれ、それを一つの合言葉、スローガンにしてしまった時、その言葉は本来持っていた意味を失う。/スローガンとなった言葉からは語り手の声が消える。(坪内祐三)
先週再読した、坪内祐三『右であれ左であれ、思想はネットでは伝わらない。』の冒頭、著者は福田恒存を取り上げながら、空洞化した言説に異議を呈する。これにもまた同感。大勢を導くための言葉(キャッチコピーやスローガン)に注意しながら、個人の自由をどう保っていくのか。そのための方法、思考を練っていかねばならない。
戦争はいやだ。平和はいい。平和はダラダラできるから、いい。なにもせず、きみがただ、のたーっと寝そべっていられるのが平和だ。お菓子をぼりぼり食べ、お尻を掻き、おならしたっていい。なんと言っても、平和なのだから。(曽我部恵一)
こんな風に書いてくれる、曽我部さんも、すごーくいい。先に引いた箇所と同じくらい、ここも大好きだ。身の丈の平和論。こういう風に考えて、言葉をつかうのもいいと思う。
長くなってしまった……。悪天候予報のため、今日も18時までの短縮営業です。
2026/09/08
9/8 雑記
2026/09/07
9/7 店日誌
2026/09/06
9/6 店日誌
2026/09/05
9/5 店日誌
9月5日、土曜日。古着屋〈May〉がおとといで開店10周年。その頃なにをやってたかなーと記憶をほじくってみても、イマイチ浮かぶことはないんだけど、2017年になれば話は別。その夏には当店でTACT SATO個展「HOME MADE SUMMER CLUB」を開催していて、連日連夜ワイワイ盛り上がってた。もーいいだろ! ってほどにビールを飲んで、当時の我が家になだれ込む。タクトくんと何日を共にしたんだろうか……あんなことは、間違いなく再現不可能。やるだけやって後悔なし。
その会期中にタクトくんやコーヘーくんたちが、メイを見つけてくれたのだ。当時の自分は、古着の楽しみ方を掴めていなくて、店主のホソヤさんともどう距離をつめていいのかわからずにいた。「ウエダさん、あの店サイコーっすね!」「え!」「安いし笑えるしメチャ楽しい!」って感じで教えてくれて、徐々にメイに馴染んでいった。
今や近所にメイがあるってことが、ピープルにとってどれだけ大きいか。これからも細ーーーーーく、長ーーーーーく、ご近所づきあいしていけたらいい。行き来してくれるお客さんがいれば嬉しいけれど、通り過ぎてもらって無問題。界隈をテキトーに歩き回ってほしいです。
(現在、メイでは全品20%オフのセール中。系列店マーチでの購入レシートがあれば、最大30%オフになるらしいです。)
今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞー。
2026/09/04
9/4 店日誌
2026/09/03
9/3 店日誌
2026/09/02
9/2 店日誌
2026/09/01
9/1 雑記
8時前に家を出て、店まで歩く。到着後、本の写真を撮り、朝イチで予約していた〈Bespoke〉まで自転車を走らせる。散髪。羽山さんとおしゃべりしたのち店を経由して帰宅。ローランド・アルフォンソのレコードを聴きながら、山名昇『正岡子規はバイトなどしない 副読本●『寝ぼけ眼のアルファルファ』について』の刊行告知文を考える。自宅最寄の郵便局で荷物の発送、入金を済ませてから〈つるばみコーヒー〉で2種の豆を購入。
15時ちょうどにインスタグラムで山名本の刊行告知。さっそく反応あり。いくつかのやり取りを済ませ、本を読んだりしつつ、バニー・ウェイラーを聴く。16時半に家を出て、大穂市庁舎〜ホーマック〜タイラヤを経由して、いつもの広場でビールを1缶。ポットマンたちに遭遇、挨拶したのち〈椿野〉に入店。夜営業の再開を寿ぐ。
帰宅後、レコードを聴きながら、佐藤正午『書くインタビュー』⑥を読んでいる。
2026/08/31
8/31 店日誌
2026/08/30
8/30 店日誌
2026/08/29
8/29 店日誌
2026/08/28
8/28 店日誌
2026/08/27
8/27 店日誌
8月27日、木曜日。7時35分に家を出て、まずは燃えるゴミを集積所にほいっと投げ入れる。きのうに比べればだいぶ涼しい。風もある。雨さえ降らなければ歩くにはちょうどいい。まあ、降ってきてもポンチョを被ればどうになるし、とりあえず歩き出してしちゃえ! ってな勢いでぐいぐい進む。序盤ですれ違うのは散歩中のオジサン、若者ランナー、車が数台。店に着いたら、ブログを書いて、台風クラブのポスターを貼ったのち、入荷した本を撮影できればいいなーと考えつつ。
その途中で着想する。もしかして、今月は1度も東京に出ていないのでは……それどころか、電車に乗ったのは先週の南浦和出張だけだったかも。近年でこんなことあったかな。なんにせよ暑かったし、店を開けてるだけで精一杯だったもんなあ。でも、いいこと沢山あったよな。面白い出来事もいくつかあった。
夏季休業中の古着屋〈May〉のあたりまで差し掛かって、手ぬぐいを忘れたことに気がつく。ああ、よりによって今日、持ってきてないとは。30分歩けば汗はポタポタ、Tシャツはビチャビチャ。店に着いたらすぐに着替えなきゃ。あとちょっと、もうちょっと、脳内行進曲に合わせて進む。到着したのは8時9分。
2026/08/26
8/26 店日誌
気が向いたら、とりあえず買ってしまえばいい。あとでぶつぶつ文句を言ったり後悔してみてもはじまらないのである。「もの」に出会って自分の生活に引き入れたら、あとはそれを育てる。(堀江敏幸)
8月26日、水曜日。この人はすごい。なんて潔いんだろうか。レコードでも本でも置物でも、何でもいいのだけれど「もの」に出会って、ぶわっと燃え上がる感覚を覚えたことがある人ならば、きっと共感してくれるだろう。電流が身体中をかけめぐって、思わず手が出る。そのものを掴んでいると、なにか満たされる。安いか高いか、逡巡していると、ちゃぶ台をばーんとひっくり返す人がいる。つべこべ言わずに買ってしまえ! ケチくさく検索などするんじゃない!
脳内の頑固オヤジに言われるまでもなく、そこまで強く惹きつけられたときは、買うようにはしているものの、ときに踏み留まることもある。きっと邪魔になるし、そもそも家には余るほどの本もレコードもある。無理して買わなくてもいいんじゃないか。耳元でささやく声は、優しく慰撫するようで、つい甘えてしまいそうになる。
いちど迷ってしまうと大変だ。店内を行ったり来たり。置いたり取ったり。挙動不審で店員さんに目をつけられる。けっきょく、えいや! と買うとすっきり。大きな山を越えたのか、どっと疲れてしまうこともあるんだけど。
………どうも話がズレてしまった。
そのおじさんのスタンドには、「物心」が満ちあふれていた。けっしてきれいではないけれど、隣り合って置かれている「もの」たちのバランスが絶妙なのだ。
なんとなく手にした、堀江敏幸『もののはずみ』にスーッと引き込まれて、あっという間に読み終えた。フランスの古道具市で出会った「もの」と「ひと」。涼やかな文体で綴られるエッセイ集で、もっともピンときたのは「空気が一変した」。この節で、著者はほんとに「もの」が好きなのだと理解した。
8月中は休まず営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。
2026/08/25
8/25 雑記
うれしい! Mixcloud内のお気に入りユーザー、heavenless2100氏があらたなミックスを上げている。まずは「Walatta In Dub」。ブレンダ・レイの名盤をダブ化しているのだけど、アンオフィシャルなのかな。とにかく気持ちよくて、きのうからこればっかりずーーーーっと聴いている。あと「DIS YA DUB」ってのは、深すぎず、軽すぎずの塩梅が絶妙。最近作と思われる「Obscure Post Punk Dub&Funk 1979-1987」はエッジが効いてて、カッコいい。聴きながら、オレはポスト・パンクの音像が大好きなんだなあと実感する。
2026/08/24
8/24 店日誌
2026/08/23
8/23 店日誌
8月23日、日曜日。近所のコンビニ3軒まわって、見つけた! サクレのレモン味。飲みすぎた翌日にこれを食べると元気が出る。酸っぱくて甘くて、冷たくて、頭をキーンとさせながら一気喰い(コンビニで買うと183円! 高くなったなァ……)。ただいま12時41分、ラジオでは「NHKのど自慢」が放送中。北海道岩内町の参加者、歌が上手い人が多い。別会場ならみんな合格なんじゃないか!? ってほどにハイ・レベル。ゲストの堀内孝雄、森口博子のトークもいい。鐘の鳴らし方にタメがあって、味がある。
2026/08/22
8/22 店日誌
2026/08/21
8/21 店日誌
歩くことは、大変だけれど、元手はそんなにかからない。別に遠くまでいかなくていい。宮本常一の父親が教えたように、急いで先へ先へと進んでゆく人たちが見逃してしまうものを見つける、見て考える。/もちろん、誰もが急いでいる時代に、ゆっくりする事は難しい。/それでも、我慢してゆっくりしていれば、誰も気がつかないものが見えてくる。(福田和也)
8月21日、金曜日。連休中に図書館で借りてきた、福田和也コレクション1『本を読む、乱世を生きる』は極厚824ページ。ただでさえハイカロリーな福田氏のテキストに窒息しかけ、いくつかの章を飛ばしてたどり着いた最終章「人間の器量」にご褒美のようなことが書いてあった。人としての器量を培うための技術として提案される5箇条の一つに「ゆっくり進む」という項があり、宮本常一を例にしながら進められる論がとてもいい。
ゆっくり進むというのは、一人で進むという事です。孤立することです。孤立した人間ほど、世間とのつきあい方を考えなければならない。冷静に自分を認識し、世間との距離を精確に見極めなければならない。
世間とおなじ速度で進まず、みずからで道を選び、歩んでいく。すごくシンプルなことなのだけど、実践する人は多くない。例えば、戦争反対! って叫ぶ前によく考える。自分なりの意見、言葉が出てくるまで時間をかけてると、孤立することもあるだろう。「そんな場合じゃないだろ!」と怒る人もいるかもしれない(補足:戦争反対に反対してるわけじゃないですし、誰かをおちょくる意図もありません)。
あと歩きがいいのは、考えごとしながら歩ける。これもアイディア練ったりするのにはいいです。オレ今、手帳持って歩いてますから。(…)歩きだと面白そうな店とかあったらすぐ入れますしね。(杉作J太郎)
なんとなく買ってみた、杉作J太郎『杉作J太郎が考えたこと』がメチャ面白くて、びっくり。杉作氏の思考、実践、結果についてが率直に書かれていて好印象。で、この本にも「歩きゃイイじゃないか!」ってところがあって、とてもいいのだ。「やっぱりね、歩いている人に太ってる人はいないですよ」って着想にはじまって……
あと、異常によく眠れるようになりましたね。目覚まし時計をかけても全然起きないぐらい。だから、どこへ行くのもひたすら歩くというのは……ものすごく反社会的な行為ではあります。
ここで、鋭い! って感じたのは先の「孤立」と「反社会的」ってのが響き合ってるから。本を読み、歩行について考察していたら、世情の本質というか、いろんな場面で孤立を避けたいって気持ちがつよく働いてるんだなーっと感じられた(自分も含めて)。それが正しいのかどうかは暮らしていくなかで確かめていくしかないとも思う。
今日も長くなりました。店はいつも通りに開けてます。
2026/08/20
8/20 店日誌
2026/08/19
8/19 雑記
久しぶりでしっかり休んだ。普段からシャカリキに働いてるわけじゃないんだけど、とくだんの用事がなく、来客もないってのは気が楽だ。だらーっと本を読んで、音楽を聴いてるだけでエネルギーが充填される。好きなときに昼寝して、思い立ったらサッと出かけられるのが、なによりも嬉しい。
この数日、音楽は主にカセットテープで聴いていた。祖父の形見、パナソニックのミニ・カセット・レコーダー(RQ-L11)の音がちょうどよくて、ハマってしまった。先日の軽妙百賀店で買ったジョセフ・スペンス『グローリー』とボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『アフリカン・ハーブスマン』にはじまり、オクノ修、川上つよしと彼のムードメイカーズ、ウミアク・ムー、タナカ、アズミなど。どれを聴いてもいいんだよなァ。
2026/08/18
2026/08/17
南浦和出張記②
南浦和出張記①
2026/08/15
8/15 店日誌
2026/08/14
8/14 店日誌
8月14日、金曜日。昨晩の雨はすごかった。隙間なく降り続けるから、室内にいると轟音に包まれているような体感。これ、店の方は大丈夫なのか。2~3年前に浸水したこともあったし、今回もまた危ないぞ……と考えはじめると落ち着かない。店周辺にいるはずのワカバさんに連絡してみると、そこまでの状態にはならないだろうと返信がくる。まずはご無事に。浸水などの心配はその後で。ちょっと安心したものの、その後も深くは眠れず、朝を迎えた。
千葉県のいくつかの市町では、もっと激しく、長い降雨だったと聞いて心配になるのは柏のディスクユニオン。地下にある店舗だし、路上があんなに冠水してると店内はどうなるのか。心配になって友人に連絡してみるも「どうなんでしょうね〜」って言葉しか出てこない(千葉在住のイケちゃん、ヨッちゃんは大丈夫だったかな)。






