2024/12/17

12/17 店日誌

12月17日、火曜日。カウリスマキ生活、3日目。『マッチ工場の少女』を観る。冒頭、マッチ工場の機械を捉えたシーン。ガチャコン、ガチャコン、ザザーッと木片が加工されていく過程は社会科の授業みたい。ながい沈黙をやぶったのが誰だったか思い出せない。登場人物ではなく、天安門事件を伝えるテレビのニュースだった気もする。無表情の母と父、タバコを吸うだけでほとんど声を発さない。暖かいはずのスープも冷たくみえる。少女は家に閉じ込められている。ダンスパーティーでも置いてけぼり。

給料日にドレスを衝動買いして、話が転がりだす。大きな展開はない。酷薄な裏切りが重なって、女の眼が変わる。許せない。アイツだけは。……ラストシーンの潔い背中を見送り、無音のエンドロールを眺めて「…ァァ」と声にならない、声が漏れる。

「ラストは暗いわけではない。イリスは社会から追放されて運が良かったんだ。何故ならそこはこれまで彼女が送ってきた人生よりマシだからだ」とアキは言う。(宮嶋直美)

最初に観た『パラダイスの夕暮れ』ではすっぱなレジ打ちを演じていた女性(カティ・オウティネン)が、見事に少女になっていた。役者だから、と言われても簡単には飲み込めない。それほどの変貌。音楽が流れ出すタイミングが絶妙で、端々でうなる。

定休日だけど、臨時短縮営業! 日本随一のカリプソバンド、カセットコンロス13年ぶりの新作『Calypso EXPRESS』(CD/LP)と、驚きの再発! 富岡多恵子『物語のようにふるさとは遠い』(LP)が本日発売。

てなわけで、13時から16時まで開けてます。お暇があればお出かけください。

2024/12/16

12/16 店日誌

12月16日、月曜日。カウリスマキ生活、2日目。ガイド本に導かれて「敗者3部作」の2作目とされる『真夜中の虹』を観た。真冬に炭鉱が閉山し、主人公に愛車──幌のつかないオープンカー──を譲った目上の友人は自裁する。南へ向かう移動のさなか、暴漢に襲われて大金を失うも、見ぐるみは剥がされず車も残る。なんだかんだあって流れ着いた女の家には子供がひとり。安息もつかのま、理不尽な出来事で刑務所入り。同室の男は……『パラダイスの夕暮れ』の主役の人だ! やっぱりいい顔してるんだ。

同室2人はほどなく脱獄、ブルース・ブラザーズみたいな格好で女と結婚。偽パスポートをつくるもトラブルのはずみで相方が刺される。瀕死の男が車の幌を作動させるシーンがとてもいい。なんだ屋根つくんじゃん!  とか言ってるうちに亡命用の船の前。ボートで向かっていくうち夜が明ける────。

劇中で流れるブルースのハマり方よ! 誰の何て曲かもわからないけど、どこかニール・ヤングに似た主人公が独歩する場面でのエレクトリック・ブルースが忘れられない。カウリスマキはDJのようでもある。

ただいま数美亮平展《MONTH OF MAY》開催中。数美くんが来ていた昨日は友人たちが来てワイワイしてるうち、あっという間に時間が過ぎた。会期中、もう一度くらいは数美くんが来てくれるはず(来られなくなる場合もあり)。

本の査定をしながら営業中! 些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。

2024/12/15

12/15 店日誌

12月15日、日曜日。夕食後、なんとなく選んだのが、アキ・カウリスマキ監督作品『パラダイスの夕暮れ』。80分未満の短い尺に惹かれて見始めると、これが大正解。ウイリアム・エグルストン、スティーブン・ショアらのニューカラー派のような色彩と構図。ピアノ・ジャズ、ブルース、ペナペナした音のロックバラードを主にした選曲。役者の顔、街並み、乾いた空気。ぜんぶ好きだった。居間で、大きめのiPadで観るのにちょうどいい。

それまでの映画のスクリーンではなかなか見ることのできなかった人々といえるかもしれない。ヒーローやスターのいない映画。「敗者達も愛を必要としていること、そして人間性、尊厳、プライドについての映画」とアキは説明している。(宮嶋直美)

遠山純夫(編)『アキ・カウリスマキ』を引っ張り出して、納得。主役を演じる役者が『パターソン』のアダム・ドライバーに見えてくる理由もわかった。宮嶋直美さんの解説によれば「ジム・ジャームッシュは本作を「最も美しい映画の一本」と絶賛」とある。なるほど。着る服や歩き方なんかを参考にしたのかな。『パラダイスの夕暮れ』では、主人公の孤独を伴いながらの暮らしぶり、街や他者との距離感がうまく描かれていた。

1日1本か、それに近いペースで少しずつ観ていければいい。なんとなく劇場から遠ざかってしまった今、映画との付き合い方を見つけられた気がする。ひとまずカウリスマキ作品を追っていく。

某所から届いた3箱(これが超強力!)、他にもポツポツと本の持ち込みがあり古本の動きが活発になってきた。会計後に「よいお年を〜」と言われることも増えてきて、年末が近づいてきているのを実感する(ハァ、なにかとめんどくさい季節だな……)。

今日明日の営業は13時から19時まで。オンライン・ストア〈平凡〉にも入荷あり。

2024/12/14

12/14 店日誌

12月14日、土曜日。小林信彦、黒柳徹子、谷川俊太郎とうちのばあちゃんが同世代(ほぼ同い年)。たかが数字の話なのだが、この並びには深みがある。憧れの作家、ブラウン管ごしの有名人、国民詩人、伊豆に住むおばあちゃん。同時代の人たちと片付けてしまえばそれまでだけど、それぞれの年表をつくったらものすごく厚みがあるだろうなあ。戦争経験。復興と教育、仕事などなど、書き出したら何ページになるんだろうか。人生。この言葉をどう取り扱うべきか、今がいちばんわからない。

今朝も『ディスカバー・アメリカ』B面を聴いたのち、トロージャンズ『スピリット・オブ・アドベンチャー』。やっぱりいい。ギャズ・メイオールのセンスが好き。半被を着てリンゴ追分を歌いまくる姿を見たのが初見、あれ誰? としか思えなかった感覚が懐かしい。いつだかのフジロックの前夜祭。

本展が普段意識されない無意識的なイメージの連鎖や重なり、夢想と現実の境界を意識させる機会となるかもしれません。(松﨑章馬)

つくば駅近くの〈つくば市民ギャラリー〉での松﨑章馬さんの写真展《Imaginary Debris》(会期は明日まで!)を覗いたあと〈ブックセンターキャンパス〉に行く(読みたい本ばかり!)。そういえば、〈gallery Y〉での写真展は今日からだ。

今日明日、明後日も通常営業。お散歩がてらお出かけください。

2024/12/13

12/13 店日誌

12月13日、金曜日。ライオネル・ハンプトン、ポール・サイモン、ライアン・アダムスと針を落として、たどり着いたのがヴァン・ダイク・パークス。ながいこと店に放置していた『ディスカバー・アメリカ』を持ってきたのだが、このレコードめちゃくちゃいいじゃん! 15年以上前にどこかで買って、それなりに愛聴していたつもりもあったのだけど。ウーン、オレはまともに聴いてなかったのか。B面序盤の低空飛行がちょうどいい。

わが家の革命的出来事は、炬燵と座椅子の導入だ。炬燵だけでも嬉しいのに、座椅子が組み合わさると効果増大。完璧すぎる組み合わせ。座ってしまえば、ほぼ確実に動きたくなくなるゆえ経済効果は望めない。でも、効率はどうでもよくなり、頭もぼんやりしてくるから平和利用が望めるのでは。戯言はともかく、炬燵と座椅子は、日本の偉大なる発明だ。

一昨日の夜、突然あらわれたのは代田橋〈バックパックブックス〉の宮里佑人。差し入れのビールをやりつつ聞かせてくれた話はどれも面白かった。バックパックブックス、オミヤゲ、ウチアゲ(行ったことなし)が並ぶあの一角は、東京で好きな場所のひとつ。

今日も通常営業! 古山フウさんの自主制作本が、サイン入りで再入荷しています。

2024/12/12

12/12 店日誌

お祝いに久しぶりの『カフーツ』を。リヴォン、リック、リチャード三人の歌声とガースの天才に空腹を忘れてひたすらさめざめと涙を流す。雨は降り続けるが、降るがままにしておけ。人生はカーニバルなんだぜ。(青山真治)

12月12日、木曜日。青山真治『宝ヶ池の沈まぬ亀 ある映画作家の日記 2016-2020』に刺激されて、ザ・バンドのレコードを引っ張り出した。唯一所持している『Cahoots(カフーツ)』。「LIFE IS CARNIVAL」「WHEN I PAINT MY MASTERPIECE」から始まるA面の流れが好きだ。傑作をかく時、と邦題のつく後者のイントロ、遠くで鳴るアコーディオンの音がだんだん大きくなって……歌がはじまる! ここが最高! 曲は王道のディラン節と言っていいのか、なんとなく「FOREVER YOUNG」っぽい。

と、ここまで書いてボヤッとしてて更新するのを忘れてた! なにか他にも紹介したいものがあったはずだけど失念。今は15時01分。とりあえずギリギリセーフということで。

今日明日は15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にも入荷あり。

2024/12/11

12/11 店日誌


こんな状況なのになぜ雑誌を作り続けるのか。カルチャーに貢献していきたい、数字の大きさが正義になるクソな社会に少しでも抗っていきたい、アーカイブとしての特性はネットより優れている。どれも日頃から思っていることだけど、結局のところは雑誌が好きで仕方ないから。それに尽きる。(二宮慶介)

12月11日、水曜日。インディペンデント・ストリートカルチャー誌『DAWN』が手がけた『R.I.P. MAGAZINE』が到着、今日から販売開始。雑誌と、それをとりまく文化に最も勢いのあった1990年代後半から2010年代に刊行されていたファッション誌、音楽誌、アート誌、文芸誌───サブ・カルチュアとくくられる89誌をアルファベット順(後半は五十音順)に並べたZINE。もちろん抜け落ちているものもある。それを承知の上で編まれた、カタログ的でありながらスピリットを感じさせる、厚みのある内容だ。

あの頃は良かった、なんて昔を懐かしんで悦に浸ってるようなヤツには絶対なりたくないけど、過去を知り現在に捉え直すことは未来への鍵だ。

定期刊行はされていなくても、形さえ残っていれば手に取れる。物体の持つ力を改めて感じさせる小冊子。本誌はオンライン・ストア〈平凡〉では扱わず、店頭販売のみ。ぜひ、現物を手にしてほしい。

ピープル・ブックストアの年内営業は12月30日(月)まで。新年は1月4日(土)から営業予定。正月恒例の「2024年を振り返る」も年明けから順々にアップしていくつもり。初参加の方が多くて、これまで以上に幅も広がった感あり。どうぞお楽しみに。

今週も催事、出店の予定なく全日通常営業。ご都合あえばご来店を。

2024/12/10

12/10 雑記

10時前に家を出発。滑方の大銀杏を見て、水戸の中華屋でチャーハンとギョウザを食したのち宝くじを買って、老舗の古書店の棚をながめて数冊購入。16時前に帰宅。とくべつなことはなし。

2024/12/09

12/9 店日誌

12月9日、月曜日。驚いた。『オクノ修』は特別なレコードだった。なんなら2000年代にリイシューされたCDは持っていて、普通に聴いてもいたのだが、はっぴいえんどみたいなことやってたんだな〜って印象しか受けていなかった。それが、だ。今回、アナログ盤で同時にリイシューされた『唄う人』(2003年)、『帰ろう』(2001年)、『オクノ修』(1972年)と遡って聴いていって、はじめて分かった。これは、めちゃくちゃ特別なレコードだ。

声が独特。バンドでロックしながらも、歌い手は孤独だ。暗い、明るいで片付けられるムードがあるわけでなく、その両方、もしくはどちらでもない温度を行き来する。つっけんどんなようでいて、さみしさを漂わせたり、なんにも知らない顔で歩き出したり。ちょっと変わった青年がありのまま、レコードの中にいる。

友部正人『銀座線を探して』にも、くり返し聴いてようやくひろえたものがある。泣かせず、笑わせるわけでもなく、言葉がただそこにある。聴き手を拘束せず、一方向に導かない。歌い手のつよい意志を感じる。

とかなんとか考えながら、営業中! 今日も書籍、音源に入荷あり!

2024/12/08

12/8 店日誌

12月8日、日曜日。風がびゅうびゅう、枯葉がカラカラ飛んでいく。この時期らしい空気感。普通にしてたら寒いけど歩けば身体は暖まる。筑波大を抜けてみると、さすがに外に人は少ない。ぐいぐい歩いて〈古着屋may〉に差し掛かるとシャッターは閉まったまま(11時57分)、隣の〈千年一日珈琲焙煎所〉はいつも通りに開いている。いつもの風景。メイが定時より遅く開くことに何か言いたいわけじゃなく、ほとんど休まず営業してることがすごいなーと思ってる。

今日明日は、13時から19時までの営業。おでかけついでにご来店あれ。

2024/12/07

12/7 店日誌

12月7日、土曜日。日が暮れたころ4タイトルのレコードが同時に届く。ひとつは京都から送られてきた、レイク(lake)というバンドの『last summer』と題された12インチ・シングル。メンバーの長久保さんから制作に携わった黒肘さんを経由して、レーベルの小田さんが発送してくれた(小田さんは先ごろ、京都に〈suiro〉というスペースを作ったばかり)。敬愛する先輩たちの手を伝わってきた作品。大事に売っていく。

もうひとつはオクノ修さんの『唄う人』『帰ろう』『オクノ修』の3枚。数年ぶり(数十年ぶり?)でレコードでリイシューされると知って、飛びついた。前2作はやや遅い入荷でも気にしない。パッパと売っていくレコードではないと思ってる。たくさんの仕入はできなくても、店に置いておくことが重要なのだ。

昨日は新譜レコードの日。じゃあ、今日は? おそらく古本の日になるんじゃないか。東京在住の方から本が送られてくる予定があるのと、誰かしらが本を売りにくる気がするから。漠然と期待しながら待っている。

今日明日、明後日は13時開店。些細なことでもお問合せはお気軽に。

2024/12/06

12/6 店日誌

12月6日、金曜日。リュックいっぱいの買取の本、音源を持って現れたのは常連イケちゃん。手にはビールがたくさん入ったビニール袋。「今日は忘年会ですから」と宣言して、展示を見に隣の店に消えていく。入れちがうように、古本フウこと古山菜摘さんが自作の冊子を納品しに来る。買い取った3種の本にサインを入れてもらいながら、イケちゃんの本を査定して、金額を伝えると即承諾。写真集、漫画、ディスクガイドなどを交えた本、アンビエント、フィールド・レコーディングを主にしたCDを買い取った。

古山さんが持ってきてくれたのは、新作『出産レポ漫画ほか』(描き下ろしの7ページが泣ける……)と7名の作家が参加した合同誌『もぐらホリデ〜』、メグマイルランドとの共作『夜明け前』。すべてに丁寧にサインを入れてくれているので、ご注目を。

諸々の作業が落ち着いた頃合いで、ビールを飲み始める。そのうちに隣の土田店長も合流、ワイワイやってるうちに久しぶりのエスプラくんも登場して並びの居酒屋〈わかたろう〉にながれる(イケちゃんとはここでお別れ)。突発的忘年会というノリでひと盛り上がり。たまにはこういう日があってもいい。

というわけで、たくさんの本の入荷あり! お暇があれば、ご来店ください。

2024/12/05

12/5 店日誌

12月5日、木曜日。昨日一昨日に比べるとちょっと寒い。いや、ブログを書いている今(14時22分)は暖かくないと書く方が正確だ。上着を羽織らずカットソーとジーパンで歩くのがちょうどいい(タイツ上下も着用しつつ)。街路樹の葉っぱもだいぶ落ちてきて、冬が近づいてる気配あり。明日からは気温もぐっと下がるらしい。暑くもなく寒くもない秋みたいな気候がつづくのは嬉しいし、歩くには一番なのだけど、そろそろ冬っぽくなってもいい頃だ。

今日明日は15時開店。土曜日曜、月曜は13時から開いてます。

2024/12/04

12/4 店日誌

12月4日、水曜日。ジュニア・マーヴィン『ポリス&シーブス』のレコードを買える値段でやっと見つけた。ジャマイカ盤はおそらくプレスが少なく、売っていても高価なのだが、昨日見つけたアメリカ盤はその半額。トニー・ライトのイラストレーションはレコードサイズでこそ映える! 奇妙な顔のポリスとコソ泥が微妙に版ズレしていて、薄いエフェクトがかかってるように見えるのも面白い。レゲエのレコードにはこんなエラーがよく似合う(印刷された曲順が違ってることも当たり前)。

まだまだ暖かい。去年は年末前に出かけた波佐見で冬の到来を感じたのだった。関東は今日みたいな気温だったのに、九州に着いた翌朝の寒いこと! ぱらぱらと粉雪が舞い出したのにも目を見張った。

今週も全日通常営業! 本の買取にかんするご相談はお気軽に〜!

2024/12/03

12/3 雑記

好天。早い時間の電車に乗って秋葉原に出る。まずは久しぶりのブックオフ。すごーーーく久しぶりに行ったのだけど、この秋葉原店は店員同士のお話が賑やか。「文庫コーナーの品出し、10分でどう?」「うーん、やれます!」「×××ちゃん、頼りになるなー」「ハハハ!」「いらっしゃいませー! こんにちは!」「(みんなで)こんにちはー!」っておい、客は置いてけぼりだよ。なんであなた方がキラキラしちゃってるのさ。でもまあ、記憶のどこかが刺激されて懐かしがってる自分もいるのだが。

神田須田町を通り抜けてお茶の水への坂を上がる。穂高で一服したのちディスクユニオン。こちらは一転、強烈な塩接客(使い方合ってますかね……)。「チッ」と舌打ちこそされなかったが何度も「スミマセン……」と謝りたくなった。会計時にやや面倒をかけて、ジワっと汗をかいて退店。通りにでて、フーッと大きく息をついて、脱力する。ずっと好きな店なのだが、内部でなにかあったのかな……とか余計なことを考える。今日は巡り合わせが悪かった。

13時頃の街には学生がいっぱい。昼休憩の勤め人ともたくさんすれ違う。意識的にのんびり足を運んで神保町、アットワンダーJGの棚を吟味する。このお店に影響を受けて、自分の店でも315円みたいな細かい値付けをするようになった。ちょうどいい本がたくさんあって回遊するのが楽しい。出入りする人の年齢層が幅広いのがここの特徴かなーと思う。

ハー疲れた! ランチョンの生ビールとポテトサラダで小休止。昼過ぎだけど混んでる。外国からの観光客もちらほら。サッと片付けて地下鉄に乗り、北千住経由でつくば着。想定していたより少し早く帰ってこられた。

2024/12/02

12/2 店日誌

12月2日、月曜日。午前中、歩き出してすぐに出勤前のチヨリさんとバッタリ遭遇。「歩いてるの?」と聞かれて「そう、趣味なんです」と応えて気がつく。ぼくも散歩と雑学が好き。他には少々のビール、コーヒーとレコードがあればいい。いやいや、たまには映画も観に行きたいし、自転車で走るのも気持ちいい。天気のいい日に公園でゴロンと寝そべるのも大好きだ。カレーと蕎麦をよく食べる。こうやって書き出して、それなりに欲張りな自分を知る。

当店ブログの正月恒例「2024年(前年)を振り返る」。昨日からボチボチ声をかけはじめていて、みんなが気持ちよく了承してくれている。自分も書きたい! なんて人がいれば、気軽に声をかけてほしい(参考までに昨年一昨年の記事のリンクを添付しておきます)。

今日は13時から19時までの営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2024/12/01

12/1 店日誌

12月1日、日曜日。薄着せず、厚着もせずに外に出る。天気がいい。ぐんぐん歩いて15分で身体が暖まる。筑波大はフィリピンかベトナムの若者たちでいっぱい! カジュアルにオシャレをしてて楽しそう。写真を撮ったり座りこんだりワイワイしてる。ちかくに停まった観光バスからもゾロゾロ降りてきてびっくり。何かしらの行事があるのかな。ちょうどいい気候でよかったねーと思いつつ、通り過ぎる。

郵便局、薬局で用事を済ませて、途中の小さな公園でゴロリ。空は真っ青、紅葉は真っ赤。帰り道も大学を抜けていく。右側のコートでアメフト部が本格的な練習をしていて、左側ではラグビー部、サッカー部が試合をしている。これってかなり特殊な状況だよなあ。ローソンを過ぎたあたりで〈古着屋may〉のホソヤさんと道端でいきあい、立ち話。ワハワハ笑って「じゃ!」と別れて店に来た。

93歳の祖母がつくる和紙の栞がどっさり到着! ピープル・ブックストア店頭で何かしらを買ってくれた人にお付けします(通販ご利用で、栞ご希望の方はお声がけを)。着物を着た少女がモチーフになっていて、どんどん上手になってるなーと感心。

という感じで、今日も通常営業。お散歩がてらお出かけください。