2022/02/04

『武田百合子『富士日記』の4426日』②

もはや存在していない武田山荘の、手洗い場のタイル1枚がどんなデザインだったのか、それを百合子の残した文章をひたすら読み込むことで、隅々まで正しく想像してみたかった。–ミズモトアキラ(「リード・トゥ・ノーホエア〜あとがきにかえて #2」)

武田百合子の中公文庫版『富士日記』上・中・下の全三巻は、(略)レコードのように何度も何度も、しかも何曲目からでも楽しめてしまう特別な本だ。−安田謙一(「犬が映画見た」/『ピントがボケる音』より)

ミズモトアキラ『武田百合子『富士日記』の4426日』②が届きました。
書き手のスピードに極力寄り添って日記を読み解く、前代未聞の行為のドキュメント。『富士日記』の著者・武田百合子(一家)の4426日を「あきれるほど丁寧に」読み解く試み。その渦中にある書き手・ミズモトアキラ自身の雑記、他作品の解説などの脱線と本線が入り混ざって、重層的な時間がながれています。

販売価格は1650円(税込)。重版された①も同時に入荷しています。

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