2022/11/21

11/21 店日誌

遅く起きた月曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ。イベント明けの朝、そんな言葉が頭に浮かんだ。じゃあ、今日は自転車で荒川沖まで行ってみるか。雨がやんだ朝10時、のんびりと走り出す。

普段、自家用車か高速バスで通る道。見知った気でいる大通りなのだけど、ゆっくり走ると発見もある。ガソリンが安くなった。何度か行った牛丼屋が閉店していた。某ショッピングセンターのロゴが変わった。なんて事ないことに「へー」となりつつペダルを漕いで約30分。目当ての古本屋に到着。探していた、坪内祐三『東京』を買う。小林信彦、竹中労と平野威馬雄の本も買う。

そのまま帰る気にもならず、少し離れた巨大リユース店にも行き、お昼頃。帰りは道をかえて走ってみる。大通りから一本入るだけで、生活感がある。小さなパン屋があったり、商店の跡地を見つけたり。味のある看板はつい写真に撮りたくなる。一年だけ通った小学校を見つけて、かつての通学路に入っていくと、胸がじーんとする。よく遊びに行った、友達の家がある。家族で住んでいたアパートも残ってる。時間が逆流するのを振り切って、また走る。

まあまあ長い距離を走ったのかな。今になってじわっと疲れが出てきた。

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