2021/09/10

『東欧ジャズ・レコード旅のしおり』

ずるずると続いた冷戦の最中、ソ連・米国との付き合い方は各国一様ではなかったが、程度の差はあれどの国でもジャズを演奏することは自由を得ることを意味し、ともすれば反体制であることと直結していた。

岡島豊樹・編『東欧ジャズ・レコード旅のしおり』が届きました。
ページを開いてまず目に入る、ポーランド、チェコスロヴァキア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ルーマニア、ブルガリア各国のジャズジャケ・コレクションが面白い! その後に東欧ジャズの総合オリエンテーションを挟んで、各国ごとのジャズ事情に加えて関連する芸術表現、政治状況などを紐解いていきます。正直に言って、どこから読むべきか、とまどってしまうほどの情報量。魅力的な記事がならびます。

販売価格は2200円(税込)。カンパニー社刊行『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(赤版)も在庫しています。

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