2024/09/07

9/7 店日誌

9月7日、土曜日。先日行ったばかりの〈S〉に行き、とろろせいろの大盛りを頼む。すり下ろした自然薯のねばりを何と表現するべきか。固形ではないのだが、大きな塊のまま堂々とねばねばしている(コンビニやスーパーで売ってるとろろそばとはまったく別物だ)。どうやって食べるべきかを逡巡しながら、一口含んでそばを啜ってみたり、つゆにちょっとだけ落としてみたりと試してみたが、正解は得られなかった。まあ、とにかく美味かった。

10人ほどのランナーの集団があちこちで目に入る。蛍光色の服に身を包んで、サングラス、キャップ姿の人たち。今日はものすげーーーーー暑いのに、みんなよく走るよなあ。すごいなあ。でも、なんで今日に限ってあちこちで集まってるんだろうか。

イイジマさんは開店初期からの常連さん。昨日は遅めに時間に来てくれて、GUDTINGS『SWEETER THAN YOUR LOVER』CHIYORI・YAMAAN・MARIAPEPINOSOMEDETOU PARABIÉN EP、オクラ印の7インチ2枚をあわせて買っていく。しみじみとありがたい。

今日明日、明後日は13時開店! 本の買取は常時大歓迎、お問い合わせもお気軽に。

2024/09/06

9/6 店日誌

9月6日、金曜日。目が覚めると5時8分。15分過ぎから草刈りを始めて30分ちょい。NHKラジオ第一でニュースがはじまる頃に洗い物などを済ませて、本を読み出すと眠くなる。ラジオ体操のテーマ曲で目が覚めて、身体を動かす。ジミー・クリフ主演映画『ハーダー・ゼイ・カム』のサントラ盤に針を落とすと、B面。スリッカーズとデスモンド・デッカーの素朴な歌声に心がなごむ。レゲエ、ジャマイカ音楽が好きだなあ……と感じいる。

トゥーツ&メイタルズの「プレッシャー・ドロップ」が流れだすと、思い出すのはミッシェル・ガン・エレファント。もうずっと前、お台場に音楽番組の収録を観にいったとき、アンコール(ラストの曲だったかも)で演奏されたのは「ジェニー」。途中でチバユウスケがプレッシャー・ドロップを歌っていて、クラッシュ〜ミッシェル〜メイタルズの線が浮かび上がった。やはりあの人の存在は大きい。

所有している『ハーダー・ゼイ・カム』のレコードには〈MOJO MUSIC〉のラベル(5.5ドル)が貼ってある。ボストン滞在時によく出かけたフェンウェイ・パークに行く前に買ったような気がするのだが、どうだったか。2005年だったはず。

 CHIYORI・YAMAAN・MARIAPEPINOS『OMEDETOU PARABIÉN EP昨日が発売日。隣町に住むチヨリ×ヤマーン夫妻とサンティアゴ在住のマリアの共演盤は洗練されていて、ちょっとおかしい。聴くたびに面白いなーと思わせる。15日(日)のリリースパーティーも、すごく楽しみ。

今後しばらくは通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/09/05

9/5 店日誌

9月5日、木曜日。夕方前に突然あらわれたのは雑誌『つくづく』編集人の金井タオル。わ、なんで! とか驚いてると〈シリシリ器〉の新田もビールを持ってくる。わわ! なんで、なんで! と驚くこともなく、そのまま3人で飲みはじめる。店前に椅子を出すと風がきもちいい。虫の鳴き声がサラウンドのように響く。甲本ヒロトの下半身とロックンロールの関係性について意見を交わしながら、ぐびぐび飲む。ほろよいで〈わかたろう〉に流れて、わーわー話していたら、いつの間にか金井さんが路上でつぶれている……。

電話でつくば駅前のホテルを予約、タクシーを読んで金井さんを送り出し、さあ俺も帰るかってときに自転車のパンクに気がつく。あーーーー、今かよ! あーーーー、嫌だよ! と嘆いても歩くしかない。自転車を押して、たまに乗車して30分強。帰宅したころにはヘトヘトだった(その後、わかばさんからのメールで〈わかたろう〉での無銭飲食が発覚する)。

ブログを読んでるよ! とか、あの人も読んでるらしいよ、なんて声をよく聞くようになった。ありがたい、嬉しい。え! まじすか! と絶句することもある(SNSでの反応を気にするより楽なのだけど)。今後ともお付き合いよろしくお願いします。

今日明日は15時開店! なんだかんだあるけど、元気にやってます。

2024/09/04

9/4 店日誌

9月4日、水曜日。ぱちりと目が覚めると5時半ちょっと前。そこから30分庭の草をきってシャワーを浴びる。パラリンピックのニュースなどを聴きながら、雑事を済ますと6時半。ラジオ体操を終えて、レコードに針を落とす。アルトン・エリス『シングス・ロック・アンド・ソウル』。アルトンの歌声とバッキングの演奏とのバランスが良くて何度聴いても瑞々しい。このレコードを買って、手放さなかった若い自分を褒めたい。実家に放置したままだったのを見つけたのは3、4年前。

SNSで見かけた、川勝徳重『痩せ我慢の説』を探して書店をハシゴするも見当たらず、店員さんに聞くも扱いなし。そのまま店内を回遊していると、河村祐介・監修『DUB入門 ルーツからニューウェイブ、テクノ、ベース・ミュージックへ』を見つける。カルチャー・ベースを自称する店はクオカードが使えたので、迷わずに購入。常設の中古レコードはそうじて値段が高くて、閉口する(1枚だけ、めっけもんあり)。

たしかにダブはトリップ・サウンドだ。しかしそこにはかならずスペースがある。(…)ダブには空間がある。……そうだな、その空間に飛び込みさえすれば誰だって自分を忘れることができるんだ。(アンドリュー・ウェザオール)

『DUB入門』を手にしてまず目を通したのは、野田努によるアンドリュー・ウェザオールへのインタビュー。上記の箇所につよく共感する。ウェザオールが話す「スペース」、「空間」はマイルス・デイヴィスの音楽にも通づるものがある。マイルスがもしダブと遭遇していたら……と考えるだけでゾクゾクするぞ。

今日明日、明後日は15時開店。些細なことでもお問い合わせはお気軽に。

2024/09/03

9/3 雑記

庭の草を切っているとポツリ、ポツリと雨が降ってくる。気にせずそのまま没頭していたのだけど、数分後にはザーッとくる。キリのいいところで引き上げシャワーを浴びて、レコードに針を落とす。カールトン・アンド・ザ・シューズ『ディス・ハート・オブ・マイン』。2022年の再発盤。このレコードと出会ったのは新宿のディスク・ユニオン。なんとなく店内を回遊していて、帰りがけに壁にズラッと貼られているのを見つけて驚いた。なんと再発とは! オーバーヒートからだし、値段もわりあい良心的。いったん宿に帰って、出直して購入(残っててよかった……)。

メロウなレゲエ、屈指の名盤。その惹句に偽りなしの内容なのだけど、実はいまだにしっかり受け止められた気がしない。「ギブ・ミー・リトル・モア」の存在感ゆえか全体の輪郭が見えづらい。間違いなくいいアルバムなのだけど、妙な体感。聴いているうちに曲が溶けだして全体ににゅる〜として消えていくようで、なかなかしっかり掴ませてくれない。だからレゲエは面白いと言っていいのか、どうなのか。

雨降りだけど、ひとつだけ出かけたいところがある。今日行かないと、次に行けるかわからない。

2024/09/02

9/2 店日誌

9月2日、月曜日。店をはじめてから10年以上の習慣になっていたことを見直し、とある場所に行かなくなった。まる2ヶ月は経っただろうか、大した期間ではないのだが、自分にとっては大きなことだ。日々の行動に制限をかけてみて初めて見えるものがある、なーんて大袈裟な発見は全くない。ただ、やめてみた。それだけの話。でも、そろそろ行ってみようかなあと思わないわけでもない(読んで心配する人もいるかもしれないけど、マジで些細な話です)。

家から店まで徒歩でだいたい40分。そりゃもちろん暑いのだけれど、台風の余波なのか、風がびゅーっと吹いていて気持ちがいい。空は青く、雲はでっかい。夏だなーと感じながら歩いていると、脳内でザ・ハイロウズ「ハスキー(欲望という名の戦車)」が再生される。ロマンチックな理由で〜なんてそらんじながら機嫌よく歩いてきた。

開店前に近所の蕎麦屋〈S〉行く。長いこと贔屓にしている店なのだけど、タイミングが合わず、この夏はほとんど来られなかった。せいろの大盛りが来るまでの10分ちょい、静かな店内で本を読んでいて心がじーんと暖められる。蕎麦にも大満足。会計を済ませて「また来ます」と声をかけて店を出た。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

2024/09/01

9/1 店日誌

9月1日、日曜日。午前中、近所のスーパーに向かって歩いていると、道端でポットマンこと土田くんとすれ違う。数日前にもゴミを捨てているところで行きあった。近所に住んでいるからなあ……と結論づけようと思ったが、ちがう、なぜか土田くんとは路上でしょっちゅう遭遇してきた。彼がまだ大学生だった頃、ガールフレンドらしき女性と歩いているところに何度かすれ違っている(照れくさくてオレが爆笑したこともあった)。数年前には原付が壊れて止まっているところにも居合わせた。縁があるということか。

坪内祐三『日記から 50人の50の「その時」』再読したからか、『三茶日記』にはじまる日記ものを読みたくなる。著者自身がつける註の気取りに引っ掛かり、しばらく読めなかったのだが、今なら読める。佐久間文子『ツボちゃんの話 夫・坪内祐三』を副読本にすると書かれた出来事に厚みが出ると気づいたのも大きい。

JUN YABUKI『STANDING STILL AND WLKING JUST WAITING』(タイトル長いし、サイズがデカい……)を手に取る人がけっこう多い。過去に作品集を出したわけだし、展示も繰り返し開催したからか矢吹くんファンがいるのも驚かないが、やっぱり嬉しい。

と、まあこんな感じでいつも通りに開けてます。お暇ならばご来店を。