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2022/08/30

『Spectator Vol.50「まんがで学ぶ メディアの歴史」刊行記念トークイベント』

Spectator Vol.50「まんがで学ぶ メディアの歴史」刊行記念トークイベント』

『スペクテイター』最新号の発売を記念してトークイベントを共催します。最新号をより楽しんでいただくヒントについて、イラストレーター・TACT SATO氏とスペクテイター編集・赤田祐一が語り合います。

(*なお、当日のトークの模様は記事にまとめて後日WEB上で公開させていただく予定です)

出演:TACT SATO(イラストレーター),赤田祐一(スペクテイター編集部) 司会:青野利光 会場:GOOD NEAR RECORDS(茨城県つくば市天久保1-5-4くいだおれ2号館 1F) 日時:9月11日(日)18時開演 参加費:1000円(ドリンク代込み) ※定員15名

共催:エディトリアル デパートメント(スペクテイター編集部)+PEOPLE BOOKSTORE

ご予約方法:
E-mailでのご予約 : mojomojo.people@gmail.com (担当:植田)
件名を「9/11 スペクテイター」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
 • ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
 • メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。 

2017/10/04

『Spectator』40号


“カレー・カルチャー”を特集した『Spectator』40号が届きました。
なんと! スペクテイターが、カレー特集か! と、面食らったのは最初だけ。3人の若き店主を訪ね歩いた、“カレーの国のエクソダス”には共感し背中を押された気になるし、“個性派カレー店主たちは、どんなことを考えているのか?”に登場する御仁の個性はのけ反りそうなほど。“デリー発イミズスタン行き富山カレートリップ”、“カレーショップは現代の大衆食堂である”の2本は他では読めない、ニュー・カレー・ジャーナリズムとも言うべき、出色の出来。なるほど、カレーを取り巻く文化は確かに面白い。一息に読んでしまいました。

販売価格は1080円(税込)。とにかく、カレーで読ませます。お試しあれ。

***


◉特集:カレー・カルチャー
絶品カレーの味は一日にして成らず。
あの話題の一皿は、いかなる紆余曲折を経て完成したのか?
あの人気のカレー店が開業するまでには、どんな出来事があったのか?
日本全国に急増中のインド料理/カレー専門店。なかでもとりわけ個性的な味で人気を集めている個人店のシェフを徹底取材! これまで語られることのなかった、カレー皿の奥に隠れている味のあるエピソードを集め、じっくりコトコト時間をかけて、とっておきのストーリーに仕上げました!
読めばいっそうカレーの味が楽しめるに違いない「カレー・カルチャー」特集、どうぞ、お楽しみに!
◎カレーの歴史をたどる
◎インド & カレーのA to Z
◎スパイスカレーってなんだ?/南インド料理がなぜ流行る?
文/森好宏(宮城県仙台市「あちゃーる」店主) 漫画/UJT
◎カレーの国のエクソダス 取材・文/三田正明
*ダバ★クニタチ(東京都国立市)店主・須田竜
*虎子食堂・カレー屋まーくん(東京都渋谷区)店主・まーくん
*妄想カレー ネグラ(東京都杉並区)店主・大澤思郎 & 近藤麻衣子
◎デリー発、イミズスタン行 富山カレートリップ 取材・文/ワダヨシ+和田侑子
◎個性派カレー店主たちは、どんなことを考えているのか? 取材・文/赤田祐一
*beet eat(世田谷区喜多見)店主・竹林久仁子 「うちのカレーはマクロビオテックの考えがベースになってるんです」 *JAY(山形市)店主・由利三 「私はインド料理に生かされているだけ」 *愛のカレー研究所(秋田県)店主・村上祐子 「結局カレーは人に喜んでもらうための手段の一つに過ぎないんです」
◎「潜入 カレー事情聴取」 漫画/清本一毅
◎「漂流社、カレーはじめました」 漫画/川崎昌平
◎「博士のカレー」漫画/関根美有
◎カレーショップは現代の大衆食堂である 文・遠藤哲夫
◎カレーの島田さんが語る、レトルトカレーの華麗なる世界 文・パリッコ

2017/05/31

『Spectator』39号


こいつぁ傑作! デタラメなのに鋭く賢く、狂ってる。
伝説の自販機本『Jam』の話で丸ごと一冊つくってしまった『Spectator』39号が入荷しました。なによりもまず、目を引くのはこのヴィジュアル。あらゆるものに「NO!」を連呼する、この姿勢こそがパンクです。そして、「とにかく自分たちが面白いと信じていることを載せたいという熱量と勢いが渦巻いている*」本編の構成が素晴らしい。現代日本では成立し得ない記事の数々。自販機本という産業、文化に関する注釈と丁寧な解説。編集に携わった重要人物への聞き書き、ドキュメント。出色記事を選りすぐって切り貼りした「『Jam』再録」も刺激的です。

ああ、ヤバいもの見つけてしまった! なんてハラハラしながら、目も手も止められず、一気に読んでしまいました。販売価格は1100円(税込)。ハートに火がつく、危険な特集号。是非ご一読ください。

*「自販機本『Jam』ってなあに?」より( 答える人:ばるぼら イラストレーション:UTJ)

***

スペクテイター39号
発売/2017年5月31日
定価/1000円+税
発行/有限会社エディトリアル・デパートメント


特集 パンクマガジン『Jam』の神話
『Jam』は1979年3月から約1年に渡って毎月刊行されていた、自動販売機でしか買うことのできなかったパンクな雑誌です。ポルノ雑誌の様相を呈しつつも、プロレス、神秘主義、フリーミュージックなどアナーキーで濃厚な記事が掲載され、「伝説のサブカル雑誌」として現在も一部のファンから熱狂的に支持されています。この過去に類を見ない過激な雑誌は、なぜ、どのようにして生まれたのか? サブカル雑誌の誕生神話に迫ります。

◆インタビュー:『Jam』はどんな雑誌だったか?
◇「突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した」
八木眞一郎(元・『X-Magazine』『Jam』編集者)
◇「面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから」
高杉弾 (元・『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』編集長)
◇「真之助に「好きなことをしてほしい」と思ってました」
村田惠子(同時通訳者)
◇「『Jam』も『HEAVEN』も「高杉弾の個人誌」だと思います」
近藤十四郎(グラフィックデザイナー)
◇「自動販売機でしか売らない雑誌! なんて面白いんだろう! !」
羽良多平吉(書容設計家)
◆寄稿『Jam』について考えた
◇自販機本は僕らの学校だった/文・神崎夢現
◇『Jam』『HEAVEN』編集部の時代/文・金田トメ善裕
◇出版史における自販機雑誌と『Jam』/文・小田光雄
◇WHO’S WHO 人命事典 第3回/文・山崎春美
◆『Jam』~『HEAVEN』誕生物語/漫画・伊藤桂司
◆なぜなに学習塾 自販機本『Jam』ってなあに?/答える人・ばるぼら
◆『Jam』創刊号を完読してみる/文・ばるぼら
◆『Jam』面白記事よりぬき/構成・編集部
◆再録『Jam』
◆総目次『X-Magazine』~『Jam』~『HEAVEN』
***
◆連載:北山耕平「雲のごとくリアルに 飛雲編3」(暫定版)

2017/02/01

『Spectator』最新号は赤塚不二夫特集です!


“効率化などかなぐり捨てて、無茶苦茶なバイタリティーとか無駄とも思える「狂熱」に立ち返ることのほうが、じつは大切なことなのではないか?”
-“はじめに 赤塚不二夫・創作の秘密”より

一日遅れましたが、当店にも『Spectator』最新号が入荷しました!
表題にも記したように、今号の主役は赤塚不二夫。そして、彼の作品をともにつくりあげた漫画集団“フジオ・プロ”とは何だったのか? を当事者の証言から検証するという画期的な特集になっています。濃密かつ圧倒的な情報量のため、ボクも全貌を把握出来ていません・・・が、冒頭に置かれた特殊漫画家・根本敬氏へのインタビューで語られる、赤塚とマイルス・デイヴィスとの近似に関する談話。これがもう、ものすごく鋭くって痺れました。両者どちらも、というか、その指摘をした根本氏ご自身がカッコいいんだなあ。この特集の最初にこれがあるってのが、すごく効いてます。

今号から販売価格は1080円(税込)に。『Spectator』は、バックナンバーもそろっています。

***


スペクテイター 38号
発売/2016年1月31日
定価/1,000円+税
発行/有限会社エディトリアル・デパートメント


特集:赤塚不二夫 創作の秘密
「天才バカボン」「おそ松くん」「もーれつア太郎」など傑作マンガを世に送り出してきた偉大な漫画家・赤塚不二夫。生涯に生み出された作品は通算6万ページを超えるという。いずれもクオリティの高い膨大な作品群は、どのようにして生み出されたのか? マンガ創作工房〈フジオ・プロ〉を影で支えてきた漫画家・編集者・アシスタントの証言を通じて制作の舞台裏に迫る。

■第一章 証言構成 フジオ・プロ風雲録
証言者(敬称略):
横山孝雄(漫画家)
高井研一郎(漫画家)
北見けんいち(漫画家)
橋本一郎(元朝日ソノラマ編集者)
武居俊樹(元『週刊少年サンデー』編集者)
五十嵐隆夫(元『週刊少年マガジン』編集者)
小林鉦明(元『少年キング』『少年チャンピオン』編集者)
とりいかずよし(漫画家)
及川こうじ(漫画家)
斎藤あきら(漫画家)
てらしまけいじ(漫画家)
河口仁(漫画家)
しいやみつのり(漫画家)
峯松孝佳(漫画家)
■第二章 作品再録
「もーれつア太郎 ニャロメのいかりとド根性」(1970年)
「天才バカボン おまわりポリ公のダジャレ合戦1」(1974年)
「ギャグゲリラ タレント候補 赤塚不二夫」(1977年)
■第三章 欠陥・偏見的 
アカツカ大事典(つヅ才プロ編)
■その他のコンテンツ
・特殊漫画家・根本敬、赤塚漫画への愛を語る
・絵物語 赤塚藤雄のころ/構成・作画:川勝徳重
・赤塚不二夫 作品リスト
・なにから読むか? 赤塚不二夫ブックガイド/選・文:つヅ才プロ
・赤塚不二夫キャラクター80選/選・文:つヅ才プロ
□連載「雲のごとくリアルに 飛雲編 第二回」 語り=北山耕平

2016/11/10

『Spectator』37号への手引き(1)


“テレビやインターネットの情報をもとに書く記者が増えていることを懸念する。ハイテクはジャーナリズムを殺す毒だ。記者は「歩兵」であり、自ら歩き直接、聞いた話を書くべきだ。”
-ゲイ・タリーズ(坪内祐三『文庫本宝船』より)

“また、70年代に、アメリカで勃興した「ニュー・ジャーナリズム」という新しい「声」による文芸運動をとりあげた「ニュージャーナリズムとは音楽の世界でいえば強烈なロックなのだ!」という刺激的な記事もあった。ライターは、前出・北山耕平氏。トルーマン・カポーティ、ゲイ・タリーズ、トム・ウルフ、ハンター・トンプソン、そして日本では、『新・阿房列車』における内田百閒や、前出・坂本正治氏といった、新しい意識を持った書き手の動向について、6ページで紹介していた。”
-赤田祐一(赤田祐一『証言構成「ポパイ」の時代』より)

“鍵はね、たぶん〈声〉にある。その〈声〉をどうやって伝えるかということが、すべてのいろんなジャンルにおいて、アーティストみたいな人たちの仕事なんだと思う。だからその〈声〉を持ってる人は、類は類を呼ぶじゃないけど、呼び合う〈声〉によって引っぱられるし、その〈声〉はハートからハートへ伝わっていく。”
-北山耕平(北山耕平×曽我部恵一「それでも街で自立して生きるには」『Quick Japan』vol.55より)

“〈声〉—汎人類的な、ある種の人間が共通して持っている一種の意識。その意識に目覚めた者同士が同時多発的に繋がった時、文化的にも社会的にも巨大なムーヴメントが起こる。”
-北沢夏音(同上)

北山耕平を特集した『Spectator』37号への手引き、道先案内となるようなテキストを自分なりに選び、ここで紹介していこうと思う。いま、いきなり“ニュー・ジャーナリズム”と言われても、ピンとこない人のほうが多いんじゃないだろうか。でも、上に引いたゲイ・タリーズの「歩兵」の思想や、「ニュージャーナリズムとは強烈なロックなのだ!」なんて言葉があれば、読みすすめる上でヒントになるかもしれない。

もし、これらの〈声〉に少しでも興味をもってくれたなら『Spectator』を手にとってほしい。立ち読みでも構わないので、気軽かつお気楽に。そこでもし〈声〉を感じ取ってもらえたなら、とても嬉しい。

2016/05/31

『Spectator』36号


“この古いことばを、ほこりをはらって掘り起こし、わざわざ特集のタイトルにしたいと思った理由は、だれもが近視眼的になってあくせく時間に追われて暮らすネット社会の時代、「常識とされていること」を強く疑い、自分の眼で遠くを見据えながら生きる。いわば「コペルニクスの現代バージョン」が少数ながら、わたしたちの周囲にいることに気がついたことがきっかけです。”
-青野利光(“Dear Readers”より)

『Spectator』36号が入荷しました。
今号の特集は〈コペ転〉。え? コペ転? なんだそりゃと思ったのは、大丈夫。あなただけではありません。自分もコペ転なんて単語はまったくピンときませんでした。でも、上に引いた編集長のまえがきを読んで納得。さらに詳しく引用すると「コペ転とはコペルニクス転回を短縮したもので、むかし1970年前後、日本の若者たちのあいだで流行したことばです。(中略)やさしくいえば「CHANGE」、むずかしくいえば「思想転換のとき」を示した、時代のキーワード」とありました。

コペ転当事者として登場するのは全7人。ひとりあたり平均8時間を費やしたというインタビューはどれもかなりのヴォリュームです。どの雑誌にも似ていない誌面、圧倒的な文字数を前にして“オルタナティヴ文芸誌”ということばが浮かびました。

***

【特集・コペ転】
一般常識とされていることを強く疑い、人生や仕事の矛先をコペルニクスのごとく180℃転回させた7人の無名の人々。
その稀有なヒストリー & ライフに耳を傾けてみてください。
読み終わる頃には、頭の中身が「コペテン」しているかも?
■リンゴ売りと商売の法則
〈ムカイりんご店〉代表・片山玲一郎
取材・文/諫山三武
■僕はなぜエア・コレクターになったか?
〈マニタ書房〉代表・とみさわ昭仁
取材・文/石橋毅史
■誰も出さない本を出す
〈龜鳴屋〉代表・勝井隆則
取材・文/間宮 賢
■こうしてぼくは里親になった
漫画家・古泉智浩
取材・文/森山裕之
■独自の仕入れで本屋をつくる
〈誠光社〉代表・堀部篤史
取材・文/山本貴政
■麻から学ぶ 100年前のサステナブルな暮らし
〈八十八や〉代表・上野俊彦
取材・文/金田トメ善裕
■注目すべき人たちとの出会い
〈ホジャ・ナスレッディン〉代表・石川直樹
取材・文/ハーポb.
挿画・武藤良子
https://ja-jp.facebook.com/spectator.jp/

2016/01/21

発酵という抵抗運動


“発酵と腐敗を見極め、食べていいのか、いけないのかを判断する感性ですね。誰かが決めた賞味期限じゃなくて、自分の感覚で見極めるってところで、人間としての生きていく力が、発酵食品のなかにも秘められているんじゃないかと。”
-寺田優 (“自然酒づくりと発酵ムーブメント”より)

“本来は、町ごとにブリュワリーがあって、自分の贔屓の味を仲間と楽しみながら消費する。遠くから自分の街へ帰ってきたときに一杯飲ると「あぁ、帰ってきたな」って思えるのが良いと僕は思っていて。そういう意図もあって、うちは「DRINK LOCAL(ローカルなビールを飲もうよ!)」というスローガンを掲げているんです。”
-吉瀬明生(“世界一ちいさなビール工場”)

発酵とは抵抗運動なのだ! と『Spectator』を読んでいてそう思った。
抵抗って誰にだ? 何にだ? そんなの決まってるだろう。際限なく効率を求め、どこもかしこも平板にして、世界中を同じ色に染めようとしてる連中に、だ。誤解してほしくはないけれど、本号はこんなに鼻息は荒くない。わりと冷静に(好奇心には旺盛に)、日本や世界のどこかで現出している発酵ムーブメントに携わる人たちをレポートしてくれている。それでもやはり言葉の底に静かな炎が宿っているのは間違いない。季節や場所を問わず、いつもどこでだって同じ味が食べられるなんておかしいのでは? と、青野編集長はじめ編集に関わった人たちは首をひねってみたのだろう。

これはなにかおかしい。変だぞ。といった違和感に敏感でありたいとボクは思う。先人が示した道ではなく、別の道を選んでいい。歩みはみんなと同じ速度じゃなくてもいい。他人より余計に時間がかかっても平気の平左だ・・・と、思い込むようにしている。前にも同じようなことを書いたような気もするけれど、ボクが『Spectator』をひも解く喜びはそんな気持ちをまっすぐに肯定してくれることにある。キミの気持ちのままに、まずは試してみたらいい。彼らは、そんな風にさらりと話してくれる年上の友人のような存在なのだ。月日をかさねれば、人は変わる。その変化を当たり前に体現しているこの雑誌を、出来るかぎり追いかけていきたいと思っている。

長くなってしまった。言いたかったことはひとつだけ。
今号も『Spectator』は面白いっす!これは変種のフード・ジャーナリズム誌です!

2016/01/08

『Spectator』35号 -入荷しました!-




スペクテイター35号(2016年1月8日発売)
特集「発酵のひみつ」
パン、日本酒、納豆、醤油、味噌…日本人の暮らしに欠かせない発酵食品。その調理法だけでなく、歴史や文化、生産者の哲学、カルチャーに焦点をあてた、「ひと味ちがう」発酵特集です!
■発酵Q & A
■The History of Bread & Beer
イラストレーション/相馬章宏
■発酵デザイナー小倉ヒラクの案内する発酵世界のあるきかた
取材・文/赤田祐一
■HAKKO TIMES
文/神田桂一、瀬野笛里子、編集部
■田舎のパン屋と経済 
鳥取県智頭町〈タルマーリー〉店主・パン職人 渡邉格 & 女将 渡邉麻里子
取材・文/赤田祐一 撮影/宮脇慎太郎
■海賊のパン屋さん
兵庫県西宮市〈Pirate Utopia〉パン職人・川邉雄 & TARA
取材・文/ハーポB 撮影/宮脇慎太郎
■HAKKO A LA CARTE
スタイリング/本間良二 カメラ/阿部健
■自然酒と発酵ムーブメント
千葉県香取郡神崎町〈寺田本家〉24代目当主・寺田優 & 神澤則生(トージバ事務局長)
取材・文/尹美恵
■世界一ちいさなビール工場〈ヨロッコビール〉ビール職人・吉瀬明生
取材・文/青野利光  写真提供/野田昌志
■漫画ドブロク物語
漫画/菅野修
■ニューヨークの発酵食ムーブメント
取材・文/金田トメ善裕
■バンクーバーの発酵食ムーブメント
取材・文/太田明日香
■やってみよう! 発酵クックブック
イラスト/makomo
■もっと発酵を楽しむための本
選/編集部
□第二特集 御供さんという編集者がいた


2015/09/02

『Spectator』34号が入荷しました!


“僕らの問いかけに対して、若い商売人たちは誠実な言葉を返してくれました。
街の景色の一部になろうとして奮闘している彼らの成功や失敗にまつわる話は、いずれもリアルで共感できる内容ばかり。おかげでポートランドが今まで以上に好きになりました。”
-青野利光 (スペクテイター編集部)

たったいま、『Spectator』34号が入荷しました!
今号の特集は「ポートランドの小商い」。ポートランドで自分の仕事をつくり、身の丈にあった生活をする人たちを訪ね歩いた、聞き書きで構成されています。クールやヒップというより、カジュアルかつミニマムに働いているフレンドリーな人たちが取り上げられているのかな、という印象(まだしっかり読めていません)。おこがましくも、やっぱりオレたちみたいな店があるんだな、と嬉しくなりました。そんなの勘違いだよ、バカヤロー! と言われないよう、風通しよく張り切って営業します。

夏がもどってきたような、9月2日。PEOPLE BOOKSTOREで会いましょう。
『Spectator』の販売価格は1028円(税込)です。

2015/05/12

『Spectator』33号!


“自分たちが自由になるための道具としてデジタルな活字たちを使う日のために、あの時代というものをぼくの頭がどのように感じ取っていたのかを正直な意識の流れで話すことは、けして無駄ではないことのように思える。いくら映像が主流の時代となり、映像しか見ない人たちが増えたとしても、ハートからあふれ出す言葉で自分たちを自由にできなければ、時代を変えることなどできるわけがないのだから。キーボードを叩け。そしてあふれ出す活字で時代を編集してみせてほしい。”
-北山耕平(『雲のごとくリアルに』より)

届きました! 『Spectator』の最新号、33号!
今号の特集は「クリエイティブ文章術」。感じたことを、感じたままに、自分の言葉で文章にするための特集なのだと思います。
コピペ、リツイート、シェアなんかじゃ伝わらない、形にならない心の動き。それを表現するための文章術。メチャクチャ面白いです。

上で引用した、北山耕平さんが道先案内人(スピリチュアル・アドバイザー)のような存在感で、ボクはいろんなことを思い出しました。
『雲のごとくリアルに』はもちろん、いまや編集部の一員である赤田祐一さんがてがけた『Quick Japan』の創刊準備号、北沢夏音さんの記事の数々。
今よりもずっと若い頃に心の火を灯してくれた、あついあつい言葉たちがまだまだ自分の中に残っているんだなあと、再認識したわけです。
北山さんの言葉を借りれば「自分たちの言葉で、自分たちのことをしゃべる」ってこと。それを大事していきたいと思っています。

今までで一番厚いですが、販売価格は据え置きで1028円(税込)。天晴です。

***

特集「クリエイティブ文章術」

書くことは力、書くことは自分を知ること、書くことは宇宙とファックすること…FacebookやTwitterでは伝えきれない熱い想いや世界をめぐる真実をクリエイティブに描いてみたい。そんなキミに送るスペクテイターの文章術。

スペクテイター 33号 CONTENTS

■WHO’S WHO THE GREAT CREATIVE WRITERS

■「ニュージャーナリズム小論」文・構成/赤田祐一

■北山耕平 ロングインタビュー「頭のなかに聞こえる声に耳を傾けろ!」

■RE-PRINT CREATIVE WRITINGS

□「新世代のための文章学 新しい意識が鉛筆を握るとき」文/北山耕平
□「オラル・ドキュメント 誰も本人の話をしてくれないから 美空ひばりに逢ってみた」文/中上千里夫・松岡正剛
□「謎の東京ロビンソン博士」文/石飛仁
□「森安なおやを追いかけて──風呂敷包みの中には…」文/山辺健史
□「牛丼を食わせている奴らをぶちのめすために」文/松本哉
□「ラブホテルの三十人」文/阿奈井文彦
□「別れた男の家事」文/上原隆
□「雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった」語り/雨宮鬱子

■鏡明インタビュー「ロックジャーナリズムとニュージャーナリズム」

■岸川真インタビュー「100キロ走るつもりで行け! ぼくのセルフドキュメンタリー術」

■THE BEST 101 BOOKS OF CREATIVE WRITING

スペクテイター編集部推薦 クリエイティブな文章を書きたいキミに読ませたいノンフィクションの本101冊


2014/12/12

『Spectator』最新号!


これまで珍しい出来事や文化を求めて旅をしてきたけれど、自分の身体というミクロな世界を巡る旅も面白そうだ。そんな思いが、今回のボディトリップ特集へとつながりました。
-青野利光(『Spectator編集長』)

『Spectator』最新号が入荷しました。
今年3号目のリリースでいよいよあらたな領域に突入しましたね。いろんな人に読んでほしい。
オルタナティブ・ライフ・カタログとでも呼べそうなここ数号の『Spectator』、ボクは多いに楽しんでいます。
(しかしまさか、『Spectator』と『つるとはな』を合わせてオススメすることができるとは・・・と驚いてもいます。)

以下、公式情報を転載します!

***

★32号のコンテンツ★

「ボディトリップ」とは、カラダの中身や動かしかたを意識しなおすことで、これまで身についた習慣や癖を矯正して本来の健康な状態を取り戻す内面への旅のこと。6人のライターが、さまざまなボディトリップを体験取材、からだと心を巡る変化をリアルに綴ったルポを中心に、古今東西のボディワークにまつわる話題満載したヘルスコンシャスでトリッピーな特集です。

Spectator 32号  特集「ボディトリップ」
第1章_再検証:ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント
●心身やすらか革命 ボディワークと〈ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント〉
構成/スペクテイター編集部 
●「ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント」とは何だったか?
文/片桐ユズル
第2章_三万円ボディワーク・体験ルポ
●断食 断食で、こころとからだを大掃除
取材・文/間宮 賢
●禅 ランニング 走りつづけることは無に近づくこと
取材・文/三田正明
●アレクサンダーテクニーク からだを意識して、正しい姿勢をとりもどす
取材・文・イラスト/森脇ひとみ
●湯治(秋田・玉川温泉) 地球のエネルギーに、からだをゆだねてみる
取材・文/高岡謙太郎
●太極拳 中国三百年の健康法にチャレンジ
取材・文/神田桂一
●チネイザン タオイストが生んだ、内蔵マッサージ
取材・文/ハーポ・B
第3章_野口三千三の世界
●マンガ こうしてできた、野口体操  
画と文/菅野修
●野口体操の魅力とは何か? 
野口体操の会主宰・羽鳥 操インタビュー
●ぼくの野口体操入門記 ボディ・トリップ「こころ」から「からだ」への旅
文/阿奈井文彦
●骨・気・食 ナマケモノでも出来る 3つの健康法
文/細川廣次
●僕の病気力平和利用 
秋山道男インタビュー
●木滑良久、エイジングを語る(後編)


https://ja-jp.facebook.com/spectator.jp

2014/11/18

ビートくん!



このたび、スペクテイター創刊15周年を記念したモデルを販売することになりました。
今回は、北米西海岸〜Pacific North West辺りに在住の「ビートニクス」がテーマとなっています。
名前は「ビートくん」と言います。どうぞよろしくお願いします。

-『Spectator』編集部

創刊15周年を迎えた『Spectator』からとっても可愛い人形(スマイル・ピロー)が届きました。
彼の名前は「ビートくん」。なんなんでしょうか、この愛くるしさ。既にボクはメロメロです。 良い顔してるんだよなあ。
販売価格は税込みで3240円。ちょっと気を効かせた贈りもの、忘年会の景品なんかにも良いんじゃないかなと思っています。
たまにはこんなのいかがでしょうか。PEOPLE BOOKSTOREこの冬のおすすめです。

***

アパレル・ブランド〈JOINT CREATION〉の人気商品、スマイル・ピロー“オーガニック”に新作が登場します。


今度のピロウはスムースなタッチのオーガニックコットン使用でふわふわの触感、
そしてつま先にはつぶつぶのペレットが入っていて、シャリシャリした触り心地と
音が楽しい仕掛けになています。お子さんは喜びますね。

素材も3年間農薬を使用していないオーガニックコットン100%です。

生産はプリント〜裁断〜綿入れ〜縫製などすべての行程をベテランの職人さんが
国内の工場で一体ずつ手作業で製作しています。
ほぼメイド・イン・トーキョーです。


2014/09/24

『Spectator』の「禅 ZEN」特集号が面白い。


『Spectator』の最新号の売れ行きが好調です。今号の特集は「禅 ZEN」。
正直に言って、取っ付きづらいテーマだと思います。読んでみでも分かった気になりづらい、何を言っているのかよく分からない、そんな気持ちになりやすい特集なのかもしれません。それもそのはず。禅には形がありません。人びとはその無形のものを追いかけて、厳しい修業を行ったり、座禅を組んだりするのです。ぱっと読んで、なにかが分かった! とスッキリするはずもないよな、とボクは思います。そう、この雑誌は巷にあふれる「10分ですべてが分かるナントカ」とか「すぐに使えるナンチャラ」なんかとは全く違うつくり方なんです。

だからと言って難しい内容なのか、と自分に問い直してみると「そうではない」と応えることができます。いきなりすべてを捉えようとせず、まずは読んでみる。次々に出てくる高僧や偉人はたまた詩人や作家、有名人の名前を覚えようとするのではなく、ただ通り過ぎてみる。そしてまた読んでみる。気になった人物を注視してみる。またまた読んでみる。段々焦点が合ってくる。そうするうちにドンドン誌面に吸い込まれて、良い気分になってくる。そんな不思議な体験(トリップ!)を味あわせてくれる仕組みになっているんじゃないか、と、ボクは読みながら考えました。

まず、自分の興味に引きつけやすい語り手をみつけて、その人の言葉を追ってみる。そのあとでまた別の誰かの逸話を覗いてみる。それを続けていると、じわじわと「禅 ZEN」のサブ・カルチュア史での立ち位置がハッキリしてくるはずです。そしてそこから誌面に登場する人物の著作に入っていくと、面白い世界がかいま見れるのでは・・・という気がしています。ボクはとりあえず『禅ヒッピー』を読み返してみたくなりました(あと、『ナイン・ストーリーズ』も)。そういう意味で、ボクにとっては重松宗育氏へのインタビュー記事「ZENマインドはアメリカ文学にあり」が入り口になりました。

インサイド・ジャーナルを標榜する、「禅 ZEN」特集号。読んでみて損はないと思います。
そして前号、前々号の「ホール・アース・カタログ」特集にも出会ってみてほしいです。

***




特集「禅とサブカルチャー」

『オン・ザ・ロード』のジャック・ケルアックも、
アップル創業者のスティーブ・ジョブズも、
サーフィンの神様ジェリー・ロペスも、
ブルース・リーもジョン・ケージも…
みんな禅マスターだった!
あのカルチャー・ヒーローたちは
禅の教えを、いかに学び、自らの活動に役立てたのか?
サブカルチャーや文学を通して
禅とは何かを紐解いた
スペクテイターの「禅」特集です。

スペクテイター 31号 CONTENTS

■ZENのコトバ
挿画/瓜生太郎・つげ忠男
■ 禅はいかにアメリカへ渡り広まったか?
漫画/UJT
■禅とサブカルチャー関連年譜
編集/赤田祐一(編集部)
■ZENマスター紳士録
挿画/東陽片岡
■瞑想のしかた
講師/三帰天海
撮影/伊藤和馬
■ビギナーズガイド 初心者のための坐禅体験記
取材・文/間宮賢
挿画/勝川克志
■ZENマインドはアメリカ文学にあり
重松宗育(禅僧・アメリカ文学研究者)インタビュー
撮影/三田正明
■日本のヒッピーたちは、ZENとどう向き合ったのか?
文/細川廣次(作家)
■マインドフルとは何か?
文/室謙二(ジャーナリスト)
■仏教的なコミューンをつくろうと思った
福村祖牛(わくせいサンガ主宰者・天台&臨済宗僧侶)インタビュー
■禅を知るためのブックレビュー
書評/桜井通開

***

■描いて、描いて、描きまくれ!

画家・五木田智央インタビュー
聞き手/角田純
■服から始まる生活革命
「ナリワイと服」ワークショップレポート
文/太田明日香
写真/宮脇慎太郎
■bororo 旅する宝石商
文/内田理惠

2014/08/30

『Spectator』最新号が入荷しました!




のうがきはともあれ、ZENの不思議で魅力的な世界を知ってください。
読んだあとで、あなたのものの見方が、ちょっとだけ、変わっているといいのですが。
-赤田祐一(スペクテイター編集部)

『Spectator』の最新号が入荷しました。
特集は“禅とサブカルチャー”。禅-ZEN-にまつわるあらゆる事柄をスペクテイターらしく料理した、香り高い仕上がりです。
ぱらぱらとめくって思うのは、いつになくヴィジュアルが強いということ。どこか懐かしくって力強い、太文字の図版がページの上で踊っています。
もちろん内容は間違い無し。まだしっかり読めていませんが、思いっきりオススメしますよ。

2014/05/03

『Spectator』最新号が入荷しています!

※952円+税で販売中! 8%ってやっかいだ!

誰よりもボクが待っていました、『Spectator』の最新号が入荷しています。

前号から続いての「ホール・アース・カタログ」特集の後篇です。
表紙がとっても素敵な今号の肝は、何と言っても編集部がサンフランシスコに行ってきた! ということでしょう。
そして、そこでスチュアート・ブランド、ロイド・カーン、ケヴィン・ケリー、ハワード・ラインゴールドの重要人物と会ってきた! ということ。
会いたい人に、会ってきて、話を聞いてきた。これはすごく大事なことだと思います。誰かに聞いた話ではなく、自分が聞いた話が載せれるわけですから。情報の収集が容易くなった現代であっても、直接当事者の声を聞きに行く。この気概こそが今も『Spectator』が熱を帯びれる理由なのかな、と思っています。
そう。出来事は現場で起こっているんです。そこが一番熱いんです。

「『ホール・アース・カタログ』について、世界に大旋風を巻き起こしたように語られたことは、大部分が「二次情報」でしょう? オレたち、『ホール・アース』のことをさも知ったように書いてたけど、考えてみたら、じつは何も知らなかったんじゃないか・・・・・・。」と。そこで――これだけは是非、聞いておきたいと思った「一次情報」、つまり雑誌編集の現場で当時何が行われていたのかを知りたいと思い始めた。
-赤田祐一 (「「注目すべき人びと」に会いに行く」より)

サンフランシスコ篇の4人の証言はもちろん、その後に続くホール・アース論考も読みごたえがありそうです(未読です)。
どのメディアにも真似できない、『Spectator』のジャーナリズム魂に触れて頂きたいなーと思っています。
そしてその後に、あれはこうだ、いやいや、こうだ、なんて話が出来たら嬉しいなあとも。

とにかく、ボクはこの「新しい読み物」に興奮しているんです!

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スペクテイター30号・2014年4月30日発売

特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」

伝説の出版物『ホール・アース・カタログの真実を探る3号連続特集。
その後篇にあたる今号では、カタログの創始者スチュアート・ブランドをはじめ4人の歴代編集者の証言を集めるべく、サンフランシスコ、ベイエリアを取材訪問。
カウンターカルチャー・ムーヴメントを底で支えた伝説のカタログは、どのようにして作られたか? ホール・アース・カタログとは一体なんだったのか? いよいよ、その深層に迫ります

スペクテイター 30号 CONTENTS

■ 特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog《2》」
サンフランシスコ狂詩曲 ホール・アース歴代編集者を訪ねる旅

取材・構成 スペクテイター編集部(赤田祐一/青野利光)
スチュワート・ブランド(ホール・アース・カタログ 創刊編集・発行人)
ロイド・カーン(ホール・アース・カタログ編集者・シェルター出版主宰)
ケビン・ケリー(『Whole Earth Review』、『WEC Signal』編集長)
ハワード・ラインゴールド(『Whole Earth Review』『Millennium WEC』編集)

■ ホール・アース・カタログ 最後の夜

大谷秋人

■ ホール・アース・カタログを通読する

桜井通開

■ ヒッピーたちは、なぜパソコンに魅せられたのか?

文/仲俣暁生 (文芸評論家)

■ ヒッピーたちは、お金とどう向き合ったのか?

細川廣次(作家)

■ 『ホール・アース・カタログ』ともうひとつの出版史

浜田光(アマナクニ代表・『名前のない新聞』編集発行人)

■ アレクサンダー・テクニークと『ホール・アース・カタログ』の接点

片桐ユズル(京都精華大学名誉教授・アレクサンダー・テクニーク・インターナショナル認定教師)

■ 「ニュー・ゲーム」の誕生と『ホール・アース・カタログ』

阿木幸男(非暴力トレーナー)

■ エディット運動としての『ホール・アース・カタログ』

室謙二(ジャーナリスト)

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■ 木滑良久、ものづくりを語る(前編) 雑誌づくりは「町工場」じゃなきゃダメ

構成:赤田祐一 撮影:伊藤和馬

■ 猟盤日記

戸川昌士

■ SMALL TALK OF THE TOWN

:鈴木鉄平/Yusuke Suzuki/タニナオコ/吉田慎司/紅梅亭こんび/坂本大三郎/tintin/粟嶋トオリ

2014/01/01

『Spectator』最新号!



あけましておめでとうございます。

昨年末に『Spectator』の最新号が入荷していました。
特集は「ホール・アース・カタログ」。伝説と呼ばれ、今も語り継がれるカタログです。
いくつもある逸話、当事者の証言。現在だからこそ見えてくるあたらしい視点。散らばった断片を徹底的に集め、検証し、繙いていく。
その軌跡がこの一冊に詰まっています。その内容は自主教育、ベジタリアニズム、気功にパソコン、ヒッピー・カルチャー・・・。
驚くほど多様な切り口を、ひとつのカタログから見いだせるのです。

七〇年代を僕はずっと、このLWEC(ラスト・ホール・アース・カタログ)と共に過してきた。紙は黄ばみ、糊ははがれてしまった。それでもまだ、このカタログの何分の一も目を通していない。手にするたびに、新しい発見がある。機械ではなく道具を! SB(スチュアート・ブランド)のこのメッセージは八〇年代に入ってますます輝きをましてきたような気がする。
-芦沢一洋(『現代アメリカ人物カタログ』より)

あらためてカタログのページをめくってみると、いまの世の中のスタンダードになっている暮らしのコンセプトが早くも当時の誌面に詰まっていたことに気づかされます。ソーシャルネットワーク、オーガニック、自然エネルギー、低炭素型社会・・・よりよい社会をつくろうと理想に燃えてサンフランシスコの編集部に集った若者たちが描いた夢が四十余年歳月を経た今になってようやく達成されつつあるように思えてくるのです。
-青野利光 (『Spectator』29号より) 

60年代にはじまった「あたらしい生き方」、「もうひとつの考え方」を探る旅。
その旅路の先に生きるボクらは、いま、なにを考え選ぶべきなのか。次の一歩はどこに踏み出すべきなのか。
そのためのヒント、キッカケはこの「伝説」から見つけられるかもしれません。

前人未到の道を歩みはじめた『Spectator』を是非、ご体験ください!

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スペクテイター29号・2013年12月25日発売

特集「SEEK & FIND Whole Earth Catalog」

アップル・コンピューターの創設者スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学卒業式のスピーチで引用した「Stay Hungry, Stay Foolish」という有名なフレーズとともに注目を集めながら、その中身については謎が多かった「ホール・アース・カタログ」。異議申し立ての時代を象徴するこの歴史的書物は、当時どう読まれ、のちの社会や文化にどんな影響を与えたのか?日本のカウンターカルチャー・ムーヴメントにも深く係わってきた論客を書き手に迎え、その答えを2号に渡って解明していきます。
サステイナブルライフ、緑色運動、DIY、自己教育、ネットワーク型コミュニケーションなど、さまざまな文化やムーブメントの基礎を築いたことでも知られる「伝説のカタログ」。その実態に迫る総力特集に、どうぞ、ご期待ください!

スペクテイター 29号 CONTENTS

■ 巻頭対談 ホール・アース・カタログ伝説をめぐって

■ 証言スクラップ 「幻のカタログ」は、どう語られてきたのか?

■ ホール・アース・カタログのできるまで

文/赤田祐一
挿画/大谷秋人

■ ホール・アース・カタログ概論

文/ばるぼら (ネットワーカー)

■ 70 年代、日本の若者雑誌に、なにが起こっていたのか?

文/橘川幸夫 ( デジタルメディア研究所所長)

■ ヒッピーたちは、なぜパソコンに魅せられたのか?

文/仲俣暁生 (文芸評論家)

■ バックミンスター・フラーの影響力

柏木 博(デザイン評論家)インタビュー
文/編集部

■ ベジタリアニズムと『ホール・アース・カタログ』

文/鶴田 静(菜食文化研究家)

■ 『ホール・アース・カタログ』と「自分を育てる教育」

文/末永蒼生(講座「色彩学校」主宰)

■ 『ホール・アース・カタログ』の成果、および全球時代の幕開け

文/津村喬(気功家)

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■ マウイの大佛―――ラハイナ浄土院 滞在記

写真・文/岩根愛

■ 証言構成『COM』の時代 あるマンガ雑誌の回想 1967-1973 〈最終回〉

取材・構成/赤田祐一

■ SMALL TALK OF THE TOWN

文/麻太朗、越川芳明、ハーポプロダクション、工藤カツレツ、ナイトウガク、坂本大三郎、tintin

■ 猟盤日記

文/戸川昌士 
扉絵/ミッチイ河鍋

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スペクテイター 29号
発売/2013年12月25日
定価/952円+税
発行/有限会社エディトリアル・デパートメント
〒380-0921 長野県長野市栗田606-3
TEL:026-267-5522 FAX:026-267-5523
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