2025/06/11

6/11 店日誌

驚異のリズム、爆発するロック。(…)ポップス史上でも、リズムに関しては最も革命的な1枚だが、全体の印象は地味。ここまでのアイランド作品がアグレッシヴだったのに対して、ちょっと引いてみせた、渋い通好みの作品とは言えまいか。(山名昇)

6月11日、水曜日。数日前に天久保1丁目〈Good Near Records〉で購入したボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『ラスタマン・ヴァイブレーション』は確かに地味なのだが、厳選された音数もあってタイトな体感がある。耳に入ってくるのはアイ・スリーズの伸びやかなコーラス、チナ・スミスの手数の少ないギター・フレーズ、タイロン・ダウニーの機械的なキーボード。バレット兄弟のリズムの上で、隙間をつくって泳がせてみたって感じなのだろうか。霊性のあるヴォーカルは書くまでもなく、特別だ。

上に引いた山名昇の解説は、アンチョコ的に活用してる石井’EC’志津男(編)『レゲエ・ディスク・ガイド』の当該ページから。短くも的確、意外性もふくむテキストは「実はジャケットもこれが一番好きだ」と閉められる。

朝から本降り。こうなると店は暇だろうなあ。いい本たくさん買い取ってるんだけどなあ。ジメジメしてないだけ、よしとするべきか。オンライン・ストア〈平凡〉にどんどん古本をあげていくので、気が向いたら覗いてほしい。

今日明日、明後日は15時開店。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。

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