2016/02/20

『バス停に立ち宇宙船を待つ』


“友部さんの詩は、僕の友達です。
あいつはいつも、風に吹かれるように部屋へやって来て、ひとりぼっちの僕の隣りに座る。
なんにも言わないでくれてありがとう。”

-峯田和伸(銀杏BOYZ)

2015年に発表された、友部正人の最新詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』が入荷しました。
「還暦を過ぎた今も、友部さんは初めて会った20代のころと変わらない。マンハッタンで会っても、杉並区で会っても同じ友部さん」と詩人を素描するのは、谷川俊太郎さん。ボクが友部さんとはじめて会ったのは一昨年だったから、もちろん20代のころは知りません。だけれど、ここで谷川さんが言うことにまったく同意できる気もするから不思議です。自然に、やさしく、ときに鋭く。話し手の目をみながら、丁寧に耳を傾けてくれた姿をボクは忘れることができません。

ナナロク社から刊行された本書は、ちょうど良い大きさで気楽に持ち歩けます。カバンに入れても、重さを感じることはないでしょう。
それでも、この本を開けば、まだ見ぬ世界の風景を覗くことができるはず。是非、あちこちに持ち歩いてほしいと思います。

販売価格は1620円(税込)。来週末の28日に迫ったライブもお楽しみに。

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“歌う詩人”友部正人、初めての完全書き下ろし詩集!
「ニューヨークにいる間は、毎日のように詩を書いた」という著者の
5年ぶりの新詩集です。
35篇の新作詩とあとがきを収録しました。
ブックデザインは大島依提亜。
軽くて開きやすいPUR製本を採用。
本文には、折ごとに異なる7種の紙を使用し、
パラパラとめくると虹のような色の変化を楽しめます。
側面は「三方金加工」でまぶしい金色に輝いています。
『バス停に立ち宇宙船を待つ』 友部正人
装画:鈴木いづみ
ブックデザイン:大島依提亜
判型:B6変型 PUR製本 本文112ページ
価格:1,500円+税
発売:2015年3月
ISBN:978-4-904292-57-0

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