"BOOKWORM"を終えて。
PEOPLEの植田浩平、Peacenicのtoto、MAMEBOOKSの峰尾亮平があの日のことを綴りました。
それぞれの視点で振りかえる、四月一日。言葉と過ごした数時間。
さて、次はどこでだれと会えるのだろう。そう考えると楽しくなります。
みなさん。必ずまた、どこかで、遊びましょう。
動画は野田昌志氏による作品です。
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ああ、とにかく楽しかった。
あたらしい遊び方を見つけた気分なんだ。
その遊び相手は言葉だ。もの思う人で、声を出す人だ。
目の前にいる人が手と心を震わせながら、はなつ声に、 まったくボクは参ってしまったんだ。
なんなんだろう! どうしてこんなに嬉しいの!
あいつもこいつも。あのひとも。
みんな堂々としてさ、立派だったよ。 そこに嘘はひとつもなかった。
フィクションや脚色はあっても構わないよ。 それぞれの声を通していれば、それでいい。
声と言葉。頭と身体。その二つは別々のものじゃない。
絡み合って高め合って、ドクドクと鼓動をつづける生き物なんだ。
みんな生きてる。あの数時間、 それを理屈ではなく感じていたんだ。
そう、身体で浴びたんだよ。みんなの人生(ライフ!)をさ。
いまボクは、なんの疑いもなくそう思ってる。
少し恥ずかしいくらいだよ。
ボクはBOOKWORMから受けとったぞ。なにかを。
それがなにか。わからない。いま、 ここにある熱だけが確かなのだ。
好きなことを語ろう。好きなように話そう。もっともっと。
うん。まだまだ遊べる。もっともっと楽しめる。
だからね、またどこかで集まろう。ゲラゲラ笑おう。
たまに真剣になろう。慎重に、大胆であろう。
よし。乾杯だ。
植田浩平 / PEOPLE
***
山崎円城さんは言っていた。
「14年続いたBOOKWORMというイベントの生前葬。」
嘘だと思った。
だって、4月1日に開催する、というのだから。
(その以前、企画の始めにブックワームをやるよ、 と話した時も同じく嘘だと思った。)
決められた日にちと、 ぼくらの心の戸惑いは三人分ちゃんと重なって、 目的はウロウロした。
それでいて、
あの一日だった。
だからこそ、
あの一日、 4月1日に嘘のようなびっくりするような言葉とパフォーマンスが あった。
ぼくらは誰かの言葉が好きなんだ。
それに嘘も本当もない、あると言ったら在る。 ないと言ったら無い。
そのあいだに、いろんな探り合いがあるのも、 それもまたいい時間。
BOOKWORMの生前葬はこれからも続くそうだ。
ぼくは何度立ち会うのだろうか?
そう思うだけで、どこかの誰かの言葉たちと、 もっともっと向き合える気がする。
15年目のはじまり、と。言うのは、嘘のような本当のこと。
toto /Peacenic
***
横浜を出たのは朝の9時。
つくばに着いたのは11時半。
約束の地、千年一日珈琲焙煎所。
あたたかな日差しのなか、 24名の言葉と想いと連れ添った時間は4時間超。
初期衝動から大人の色気、愛の告白から渾身のうた。
「初めてBOOKWORMに行ったあの日、 ぼくはBOOKWORMに受け容れられた気がしました」
totoくんが言っていた言葉を、この日ぼくも確かに味わった。
机の向こう側に座り見えるのは、座った者しかわからない景色。
ゆえに。
寛容さとおおらかさ、あたたかな視線に赦しを感じた。
互いの存在を赦すような。
生きているということの発露。
自分が描いた言葉を今一度。
“目に見えない「言葉」や「伝えたい想い」を信じること”
信じること。
言葉の向こうに人間が居ます。
人間っていいなあ。
横浜に帰ったのは23時過ぎ。
人生という名の旅を持ち寄った“体験共有”の1日。
ブックワーム。
また逢いましょう。
そして。
マドキさんは青柳さんの詩を読み、
文吾さんは自作の「弔辞」を読みました。
いまぼくは、それを噛み締めています。
一度しか言いません。
OK、ブルース。
ぼくはそれを拾ったよ。
また逢いましょう。
人生を持ち寄って。
峰尾亮平 / MAMEBOOKS
つくばに着いたのは11時半。
約束の地、千年一日珈琲焙煎所。
あたたかな日差しのなか、
初期衝動から大人の色気、愛の告白から渾身のうた。
「初めてBOOKWORMに行ったあの日、
totoくんが言っていた言葉を、この日ぼくも確かに味わった。
机の向こう側に座り見えるのは、座った者しかわからない景色。
ゆえに。
寛容さとおおらかさ、あたたかな視線に赦しを感じた。
互いの存在を赦すような。
生きているということの発露。
自分が描いた言葉を今一度。
“目に見えない「言葉」や「伝えたい想い」を信じること”
信じること。
言葉の向こうに人間が居ます。
人間っていいなあ。
横浜に帰ったのは23時過ぎ。
人生という名の旅を持ち寄った“体験共有”の1日。
ブックワーム。
また逢いましょう。
そして。
マドキさんは青柳さんの詩を読み、
文吾さんは自作の「弔辞」を読みました。
いまぼくは、それを噛み締めています。
一度しか言いません。
OK、ブルース。
ぼくはそれを拾ったよ。
また逢いましょう。
人生を持ち寄って。
峰尾亮平 / MAMEBOOKS
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