2023/11/30

Today’s YouTube #466

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11/30 店日誌

11月30日、木曜日。日誌に書くことが浮かばないときは、昨年、一昨年の同日に何を書いていたかを振り返る。2022年は前日に開催した「レコード寄席」に参加して得た感慨を綴っていて、2021年は移動や遠征で忙しかったようで予定の少ない12月を前に安堵していた。正直に言って、一昨年のことは記憶にないのだが、今より数多く映画館に足を運んでいたようだ。いったい何を観ていたんだろうか。

今年は、12月8日(金)から始まる矢吹純個展「水性ペンのブルース」の会場〈DAYS 386〉の片隅に小さく出店予定。その翌週15日(金)16日(土)17日(日)は「仕立て屋のサーカス・長崎公演」に参加するため、店は休み。それ以外は現状、特別な予定なし。

一昨日、昨日で入荷多数! 古本はどんどん値をつけて店に出している。新刊、新譜の紹介も大体済んだ。気になるものがあれば、ぜひ足を運んでほしい。

今日明日は15時開店! オンライン・ストア〈平凡〉もいい感じになってます。

2023/11/29

『Emily’s Illness/Home Before Dark』(7inch)

アメリカのフォーク・ミュージシャン、ウディ・ガスリーの娘で、SSWのアーロ・ガスリーの妹、また、著名なイディッシュ語詩人アリーザ・グリーンブラットの孫であるノラ・ガスリーが、1967年、17歳で発表した唯一の、そして宝物のようなシングル。

Nora Guthrie『Emily’s Illness/Home Before Dark』が届きました。
上記した惹句の通りのノラ・ガスリーの7インチ・シングル。発売元のレーベル〈Em Records〉から2009年に同タイトルで発表された作品の、14年越しの完全版(当時使用できなかった印刷方法を採用し、掲載できなかった写真と歌詞を収録)。ようやく冬の気配が濃くなってきた今、夕暮れ時にノラの歌声を聴くと、心の襞までじーんと沁みてきそうです。

販売価格は2200円(税込)。YouTubeにも音源があがっていますが、レコードとは異なる質感です。

11/29 店日誌

11月29日、水曜日。昨日は荷物がたくさん届いた。京都の書店〈誠光社〉に注文していた書籍と、大阪のレーベル〈Em Records〉のレコードが同時に到着。その直後には大阪に住む知人が送ってくれた古本も。キャパオーバーで、泡を食ったような状態になるも、落ち着いて一つ一つ封を解く。作業が落ち着いて友人とビールを飲んでいた19時過ぎ、馴染みのIさんが雑誌を中心に本を売りに来る。

びゅうびゅうの風とどんよりした空、不穏な空気が立ち込めると、店はぱったり静かになる。車や自転車が多く通り過ぎるも、自分だけが街の動きから取り残されたような状態だ。でも、そんな時こそ店にいる実感が高まる。いつも以上にゆっくり時間が流れていく。

だんだん冬っぽい空気になってきたのかな。日中はまだ、暖かいけど。

『和田夏十の言葉』

「もともと人間なんて不自由のかたまりで、だから自由というのは心の中とか、そういうことなのであって、キセル乗車したとか、だれかと寝られたから自由だとか、そーんなことと自由とは何の関係もないんだ、っていうんですよ。」(和田夏十) 

梶谷いこ『和田夏十の言葉』が届きました。
京都の書店〈誠光社〉のホームページにある「編集室」上での連載をまとめた「誠光社同時代文庫」の第一弾。映画監督・市川崑の妻でありシナリオライター、二児の母でもあった和田夏十(わだなっと)が書いた言葉を基に、現代を生きる著者・梶谷いこの省察、観察を綴ったエッセイ集。一人の女性の目線で綴られる文章は自立していて、ときに鋭い。旧時代的な意識をもったままの男性にはぐさりと刺さる言葉があるような気がします。

販売価格は1430円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

2023/11/28

『水中庭園』(LP)

「平和なアジア」の心象風景を「水中庭園」という言葉に託して海洋アジアの音の交流イメージを展開した、あまりにもピュアな琉球電子サロンミュージック。

コージュン『水中庭園』が届きました。
沖縄の音楽家・コージュンこと國場幸順が1993年に完成させた、テクノロジーを駆使した「BGM=軽音楽」としての電子サロンミュージックが30年の時を経て、初のLPリリース。沖縄の音階をベースに電子楽器とマルチトラックを駆使して「線を積み重ねる」ように紡がれたメロディーは既にあったようで、まで出会ったことのないような不思議な重力をたたえています。

販売価格は3630円(税込)。日本語/英語の解説が封入されています。

『Calla』(LP)

『Calla(カーラ)』は、彼女の幼少期からのごく個人的な体験と記憶のかけらを、音に、作曲に、歌に、編曲に、細かく丁寧に転写していくことでひとつの世界を「結晶」のように出現させる。

NTsKI『Calla』が届きました。
日本を拠点に活動するヴォーカリスト/ソングライター/プロデューサー、NTsKI(エヌティーエスケーアイ)のセカンド・アルバムは各面7曲、両面で14曲を収録。ゆったりとしたビート、リズムに乗るはかなげなヴォーカルが醸す雰囲気は、どこか霧にかかったようなメロウ・ポップス。不思議な力に導かれて、するりと聴けてしまう。日本語詞で歌われているのが独特で、エキゾチックなムードあり。

販売価格は3980円(税込)。写真のような装丁画はエレン・トーマスによるもの。