2019/03/16

『みぎわに立って』


好きか嫌いかどちらか。それは、うちの店の本棚も同じだ。どの本も欲しくなる、と言う人もいれば、居たたまれない感じで眺めまわして、そそくさと帰る人もいる。誰にでもひらけている本屋の存在も大切だが、自分ではできない。扉を開けて入ってくる幾人かの心にはきちんと響いてほしい、ただそう思って本を並べている。−「ラフロイグと本棚」より

里山社の最新刊、田尻久子『みぎわに立って』が届きました。
熊本市内で〈橙書店〉を営む田尻さん、2冊目の著作は『西日本新聞』での連載をまとめたエッセイ集。世間一般、大きな場とは異なる速度で流れる時間、誰もが気にも留めないような小さな声、さり気ないやり取り。それら、店での日々の営みが綴られています。

販売価格は2052円(税込)。田尻さんが発行する文芸誌『アルテリ』、初エッセイ集『猫はしっぽで話す』(ナナロク社)も在庫しています。

0 件のコメント: