2019/01/31

『Spectator』43号


『Spectator』43号が届きました。
今号の特集は「わび・さび」。(個人的に)知った気ではいるけれど、その本質は掴めていない抽象概念、美意識一つで、まるごと一冊とは驚きました。ひと息に飲み干すのではなく、少しずつ口に含ませていけばじわっ〜と染み渡る何かがあるでしょう。日常より少しばかり脳内速度を落として、読んでみてください。

販売価格は1080円(税込)。巻末の「追悼 細川廣次 カウンターカルチャーの先行者 細川廣次をいたむ」も滋味深い記事なので、お見逃しなく。

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スペクテイター43 号

特集:わび・さび
茶の湯の世界でその種が蒔かれ、室町時代に開花した、日本古来の美的感覚“ わび・さび”。
Twitter/Square 社CEOの ジャック・ドーシー氏が「生涯で最も影響を受けた本」の一冊に「Wabi - Sabi わび・さびを読み解く」という本を挙げたことから、ホットなワードとして今にわかに注目を集めつつあります。
デジタル化の進む世の中で今なぜ、いま“わび・さび”なのか? 
クリエイティブな人たちは、なぜ“わび・さび”に興味を抱くのか?
古今東西の文献や識者の発言を紐解きながら、その真相に迫ってみることにしました。
多くの歴代の表現者たちを魅了してきた特別な概念にまつわる全てをマンガとイラストを交えてわかりやすく説いた“わび・さび”入門の決定版!
みなさんも本特集を手がかりに“わび・さび”ワールドへTune In! してみてください。

特集:わび・さび
◆イントロダクション
わび・さびとは何か?
◆まんが わび・さびの歴史
漫画/関根美有
◆わび・さび紳士録
イラスト/東陽片岡
◆千利休伝説
イラスト/ひさうちみちお
◆インタビュー わび・さび探し旅
◇「サンフランシスコ郊外に“わび・さび”を探して」
レナード・コレン
◇「人工」と「自然」の波打ち際にあるもの
原研哉
◆聖林公司のわび・さび
撮影/中矢昌行
◆ブックガイド
文/桜井通開
◆追悼 カウンタカルチャーの先行者 細川廣次をいたむ

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