windbellから届きました。
倉地久美夫の『いいえ、とんでもございません』。
ボクからはとやかく言えませんので、とにかく聴いてみてください。
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目配せに抜かりのない優等生的な音楽が多い昨今
その真逆から独自の表現をこつこつと
シュヴァルの理想宮さながら少しづつ築いてこられたのが
倉地久美夫といえるかもしれません。
音楽が自由の最後の砦のひとつであること
音楽の不思議・秘密、一発大逆転の快さを思い出させてくれる
現在の日本においては数少ない音楽家の一人、倉地久美夫。
極めて自由な楽想、どこからやってきたのか変幻自在なギターの揺らぎ、
力むことなく柔和な姿勢で披露される楽曲が生む、笑みと泣きの振り幅。
そこに残される強さ、温かみ。
音楽ファンを誘う惹句を重ねれば重ねるほど遠のき
そんな語彙の数々が陳腐なものに響いてしまう
それが倉地久美夫の音楽だと思います。
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