2025/03/13

3/13 店日誌

3月13日、木曜日。近所のドラッグストアとスーパーを回っても見つからない。台形はあっても円錐型のコーヒーフィルターは売ってない。使い切る前に〈千年一日珈琲焙煎所〉で買うようにしているのだけど、ウッカリしていた。こりゃ明日朝のコーヒーはなしか……諦めて店に戻ると隣のカフェのシャッターが開く。すぐに顔を出し、円錐フィルターの在庫ある? サトちゃんに聞くと、ここでは売ってないです。じゃあ1枚だけちょうだいとお願いすると、もちろんどうぞと応えてくれる。

先週は「六曜社の豆を買ってきましたが、飲みますか?」とコーヒーをふるまってくれた(六曜社のハウスブレンドは漆黒の深煎り)。カフェの定休の水曜は、なにかとサトちゃんに世話になっている。彼は、千年一日珈琲焙煎所グループの重要人物である。

夕方前に雨がザーッときた昨日、客足は少なかった。開店直後に若者が『eke-king presents HIP HOP(2024-2025)』を探しにきて、天久保1丁目〈aNTENA〉のアッちゃんも顔を出す。その後は女性グループ、台湾から帰ってきたモドキプロが来たのみ。

今日明日は15時開店。本の買取、在庫確認などお問い合わせはお気軽に。

2025/03/12

3/12 店日誌

3月12日、水曜日。ディスクユニオンでキャロル・キング『ミュージック』を複数枚見つける。オリジナル盤は高いが日本盤であれば1000円ちょっと、ちょうどいい。CDや本といっしょに購入。電車と自転車を乗り継いで帰宅すると、ちょうど14時46分。14年前の同日は友人のビニールハウスで働いていたことを思い出す。うすら寒い帰り道、信号が停まっているなかを運転しながら、どんよりした気分に捉われていた。その後の断水、ガソリンスタンドの大行列、焼き鳥屋での飲み会……やはり、あの頃のテンションは異常だった。

松本哉・二木信(編)『素人の乱』を再読、やはり面白い。祝祭としてのデモ、選挙活動とリサイクルショップを営む日常をギリギリ切り離さなず、日々を重ねた実践の記録。「誰かのお膳立てや「ヒーロー」の登場を待ってないで、自分自身でいまそこから動き始めてしまおう」と書いているのは成田圭祐。心の中でつよく頷く。

二木信が監修した『eke-king presents HIP HOP(2024-2025)』、札幌から届けられたコンピレーション『Crystarize』が新入荷。どちらもオンライン・ストア〈平凡〉で購入可能。気軽に覗きにきてほしい。

今日明日、明後日は15時開店! お暇があればお出かけを。

2025/03/11

3/11 雑記

認識は六割のときがいちばん面白い。八割で表現だ。行動で十割だ。六割ではじめよ」と書いてるのは平岡正明。先週(3/4~5あたり)読んでいた『横浜的 芸能都市創成論』のあとがきで見つけた。ちょうど店にきた〈シリシリ器〉の新田に読み聞かせて「え〜! 最高!」みたいなテンションになり、がばがば飲み続けた。ツチダやマサキも来たから、そのまま飲みつつ催事の詳細を決めていった。

次は、まず! 3月23日(日)の「ペンペンドンピー、ワンマンライブ!」。間違いなくすごいものが見られて、聴けるので是非足を運んでほしい。その次に4月8日(火)! 当店の開店12周年の日に招くのは素人の乱、松本哉! 音楽ライター、二木信! 「2週間」なる催事を開催中の〈がばんクリエイティブルーム〉で、トークイベント「マヌケな場所の作り方(と続け方)!」を挙行する(イベント名は仮題)。

さらにその次、4月20日(日)には久しぶりに周年パーティー「PEOPLE’S PARK」を開催! ゲストにWool&The Pants,Compuma,dead kebab,チャーハン等々をお迎えする。夕方から夜まで。会場は天久保1丁目〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉と〈wearcrab〉になる予定。続報を待っていてほしい。

2025/03/10

3/10 店日誌

3月10日、月曜日。「要相談」と「応相談」、なにが違うのかと考えた。前者は「相談が必要」で、後者は「相談に応じる」とすれば正しいだろうか。検索してみると、やはりそんな意味らしい。いちばんの違いは言葉を発する人の立場、相談をしたいのか、相談を受ける余地があるかという意思表示なのだと認識。相談などしたくもされたくもないときは「無相談」か「否相談」、「不相談」とでも書けばいいのかな。

それにしても、花粉症がキツい。夜中に鼻がつまって目が覚める。起きると両穴びっちり詰まってる。鼻呼吸不可。鼻うがいを試みても、開通せず口から液剤が出てくるのみ。今年も点鼻薬に頼ることになりそうだ(いい対処法があれば、教えてほしい)。

天気のいい朝、聴きたくなるのは、ボブ・ディランの『ニュー・モーニング』。幸福だ、生きてるだけで。青空の下、この新しい朝。鼻が詰まってても、嘆いてばかりじゃつまらない。シャワーを浴びてさっぱりしよう。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2025/03/09

3/9 店日誌

3月9日、日曜日。サンキューの日。父親と友人ヨッシーさんの誕生日、2人ともいつもサンキュー。きのうのライブで会えた人、ものを買ってくれた人、よくわからんままあれこれ話せた人など、みなさんサンキュー。サンキュー、サンキュー、ありがとう。そんなこんなで今日も店をやれてます。

今日明日は13時開店、19時閉店。お暇があればお出かけを。

2025/03/08

3/8 店日誌

3月8日、土曜日。本日開催! 古里おさむと風呂敷き『en』リリースツアーのつくば編、会場は天久保1丁目〈aNTENA〉。共演は北里彰久(Alfred Beach Sandal)、出店は〈chito〉と〈PEOPLE BOOKSTORE〉。選曲は八福。入場料は2500円にドリンクオーダー500円、合計3000円。18時に会場がオープンして、ライブがはじまるのは19時頃。北里さんから風呂敷きに繋いでいくとのこと。天気がちょっと心配だけれど会場内は暖かい! 豚汁もある! ぜひ、遊びにきてほしい。

急遽営業した一昨日は盛況、昨日はまあボチボチの来客。どちらが良くて悪いわけでもなく、静かに本を選べる状況をつくれたことが嬉しい。友人たちと話し込む時間が少なくて、はじめての人も戸惑わずに過ごせたんじゃないだろうか。

つい先ほど、人生はじめての鼻うがいを体験。「アー」と言いながら鼻の穴に液剤を注入、そのうちに逆の穴からダラダラ液が流れてくる。なるほど! まったく痛くない。明らかに鼻の通りもよくなった。はやくコツをつかみたい。

今日は上記出店のため、17時までの短縮営業。明日明後日は通常営業です。

2025/03/07

3/7 店日誌

3月7日、金曜日。相変わらず、オクノ修を聴いている。ピースを埋めるように少しずつ、レコードとCDを買っていく。封入のライナーノーツ、インタビューが掲載された本をいっしょに読んでいき、当時の京都の雰囲気、キーになった場所や人を知っていくと手ごたえが増す。今日もまた3枚、オフノートに注文。サブスクにない音楽、人物にはこうして時間をかけて出会うしかない。人それぞれに見合う速度、乗り物、表現方法があるってことが重要だ。

タウンズ・ヴァン・ザントからはめっちゃ影響受けています。不思議なひとなんですけど。少年時代とかに鬱病かなんかで電気ショックを受けて過去の記憶を消されているんです、そのころアメリカで流行ってたみたいで。(オクノ修)

現状、当店で在庫しているのは最新作『オクノ修70歳、拾得ライブ』と『帰ろう』の2作品(ともにレコード)。後者はのこり1枚。瑞々しい歌と言葉が録音されている。

明日は古里おさむと風呂敷き『en』リリース記念のライブに出店するため、17時までの短縮営業。会場は天久保1丁目地下にある〈aNTENA〉。ご予約不要で入場できるので、気が向いたらぜひ足を運んでほしい。軽食もあるはず。

今日は15時、明日明後日は13時開店。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。