2025/01/16

1/16 店日誌

1月16日、木曜日。いま読んでいるのは『ユリイカ』1月臨時増刊号。昨年逝去した福田和也を追悼する総特集で500ページ弱の厚みがある。論によってはけっこう硬質で、読んではいても、書かれたことの意味が十全につかめているかは怪しいところ。気にし過ぎずに進んでいって、残すは2~3割か。直近では、青木耕平「『作家の値うち』から読み始める 福田和也と冷戦後の文学」(p.311~321)に気になる箇所が多く、自分自身や同世代の同業者のことなどに思いを巡らせた。あとでもう一度読み返したい。

読み出してすぐ止まっているのが、滝田ゆう『寺島町奇譚』と川崎ゆきお『ライカ伝』。小林信彦『丘の一族』、永原康史『ブラックマウンテンカレッジへ行って、考えたこと』は買ったまま、1ページも読めていない。積読の小山を崩しながら、ちょこちょこと買い足し、別から持ってきたりもするから居間は片付かないまま。

店にいて目に入った本の写真を撮り、簡単な解説を付した上でオンライン・ストア〈平凡〉に上げている。数年前からあるものでも、並べ方、見せ方が的確であれば新鮮に見える。コツコツ手を入れる喜びもあるには、少なからず反応があるから。今後とも、平凡をよろしくどうぞ。

今日明日は15時、明後日からは13時開店。お暇があればご来店を。

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