2025/11/30
11/30 店日誌
2025/11/29
11/29 店日誌
2025/11/28
2025/11/27
11/27 店日誌
2025/11/26
11/26 店日誌
2025/11/25
2025/11/24
11/24 店日誌
2025/11/23
11/23 店日誌
2025/11/22
11/22 店日誌
2025/11/21
11/21 店日誌
“レゲエ”が生まれる数年前に産声をあげたジャマイカ独特の音楽“スカ”、そこには“レゲエ”にまで受け継がれているジャマイカの黒人だけのリズムやグルーヴがある。そしてその中で、トランペットやトロンボーン、それにサックスといったホーン・セクションのプレイヤーが中心になっていたということで、僕にとってはそれが最高のお手本であり、またいつも彼らの音にはげまされ続けているのである。(増井朗人)
11月21日、金曜日。ミュート・ビートやケムリといったバンドで活躍していた、トロンボーン奏者・増井朗人さんのライナーノーツを読んで、なるほどと膝を打つ。やはり、スカでしか体感できず、得られない感覚が確かにあるのだ。『モア・オリジナル・スカ!! 1963-1967』には勇ましいインスト曲があれば、ヴォーカルの入ったスウィートな曲、冬場にぴったりの暖炉のような曲もある。「スカ=マッチョ」とプレイヤーでもない立場の自分が引用するのは早計だった。
ひとつだけどうしても忘れられないことがある。昨年の7月にローランド・アルフォンソと共演できたことである。このかつてのスカタライツの中心人物であり、偉大なサックス・プレイヤーである彼との三日間のコンサートは、その日会場に来てくれていた人たちと、僕たちミュート・ビートのメンバーにとって忘れられないものになっていると思う。
先ごろ刊行された石井“EC”志津男『Tail of Riddim』の第1章の目玉とも言える、ローランド・アルフォンソのビザ取得から渡航、ミュート・ビートとの共演に至るまでの逸話には、彼らの共演盤の聴こえ方が変わるほどの力がある。気になれば、ぜひ読んでほしい。
今日もいい天気! 明日からの3連休も通常通りに営業します!
2025/11/20
11/20 店日誌
ジャッキー・ミットゥーは僕が最も敬愛するミュージシャンです。キーボードプレイヤーやアレンジャーとしてスカ・ロックステディ・レゲエの成立と進化に深く関わりながら、オルガンを使った、聴けば聴くほど独特なソロ作品を残しています。僕は1989年に東京でスカタライツのメンバーとして来日した彼の演奏を観ていて、同年の秋 MUTE BEAT のツアー中にニュージャージーにあるレーベル Wackie’s のスタジオを訪れた時には、直接彼に会うこともできました。(エマーソン北村)
11月20日、木曜日。2024年にアナログ盤で再発されたミュート・ビートのスタジオ作品では最終作『MARCH』(1989)に針をおろすことが多い。北村堅治(キーボード)、内藤幸也(ギター)の加入があり、サウンドの見直しがあったのか、バンド自体の老成だったのか、スカ調の性急なリズム/ビートを持った曲は皆無。ふくよかなレゲエが多く収録されていて、いつ聴いても気持ちがいいのだ。「フィオリーナ」「ハーモニー・イン・マルチニック」で幕を開けて徐々にダブ度が増していくB面の展開には深みがある。
ロックステディにはスカのようなマッチョ性がなくて……と、エマーソン北村さんが話すのが印象に残っている。ある種の勇ましさ(「スカタライツって軍歌みたいじゃない?」と言ったのは、長久保寛之さん。納得!)に支えられたスカ(~1965,66)、速度が落ちた分だけ甘く太くなったロックステディ(1966~1968)。奥ゆきが増していったアーリーレゲエ(1968~)。ここ最近は、そうした変遷を意識しながらジャマイカ音楽を聴いている。
雅楽がずっと好きだったんだ。まあ深くは聞いてないけど。コルトレーン聴いたときにも、雅楽を連想したよ。/録音物って、音質コミだと思うんだ。アレンジと同じくらい大事。いい音楽でも、音質が好みじゃなかったら好きになれない。(長久保寛之)
「長久保寛之インタビュー 〜本質は無駄のなかにある」には、『EXODELIC』の謎を解くためのヒントが散らばっている。今だからこそ、読まれるべきインタビュー。
今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!
2025/11/19
11/19 雑記
ひさしぶりの水曜休み。どこにも出かけず、窓辺に座椅子をだして日向ぼっこをしながら、ゴンチチのラジオを聴いている。テーマは「誰かの音楽」。主にぼーっとしつつ、たまに本など読んだりして流しっぱなし。いい曲だなーと思っても、誰のなんて曲だったかは一つも記憶に残っていない……と書いて、嘘だ! 南沙織の「ともだち」って曲だけは、楽曲誕生にかんする逸話が妙に耳に入ってきた。
12時過ぎまで家にいるのはいつ以来だろう。存分にダラダラできた。
*
エマーソン北村さんがミュートビートのベーシスト、松永孝義さんとの逸話を紹介した後で演奏したのは、ジョナサン・リッチマン「エジプシャン・レゲエ」。ほら、こんな風に。もっと遠くに。うーん、やっぱりこうかな。なんて調子で音のゆく先を探索しながら鍵盤を弾いていく。これが、めちゃくちゃ面白かった。さりげないのだが、トークイベント「世に棲む音楽」はかなり実験的な試みなんじゃなかろうか。
次回、12月17日(水)開催回のテーマは「ジャッキー・ミットゥーのサマー・プレイス」。なぜこのテーマ? って疑問に応じたようなテキストが公開されているので、ぜひ読んでみてほしい。
2025/11/18
2025/11/17
11/17 店日誌
2025/11/16
11/16 店日誌
2025/11/15
11/15 店日誌
2025/11/14
11/14 店日誌
2025/11/13
11/13 店日誌
11月13日、木曜日。寒くなると聴きたくなるのは、オクノ修『唄う人』とキャット・パワー『シングス・ディラン』。ストーブ、コーヒー、レコード。朝の時間はこれでいい。空は真っ白、というかギリギリまで薄めた青色が広がっている。「ひびく言葉」「くれてゆく」「どうしてここがわかった」とオクノさんが歌っていく。ライブを観たのは今年の2月。京都の〈拾得〉。雨が降って寒い日だった気がするけど、記憶は曖昧だ。田口さんと小田さんに会って、オクノさんにはサインをもらった。いい時間だった。
奈良〜京都滞在記(①②③④⑤)と題した記録を久しぶりに読み返して、すこし昂ぶる。上記ライブを大きな目的にして他には何も決めずに出かけた2泊3日。大阪淡路の〈タラウマラ〉に行けて、土井さんとキングジョーさん、シノさんに会った。大失敗の外食に落胆した。居酒屋〈蔵〉に2度行けた。寒い時期にまた行きたい。
昨日、渋谷の端っこにあるアフリカ料理店〈ロス・バルバドス〉のダイスケさんとマユミさんが来てくれた。アフリカ文学のこと、音楽のこと、店のことやあれやこれやを聞かせてもらって大満足(このインタビューも面白かった!)。
今日も通常営業。そろそろ、店でもストーブをつけなきゃなあ。
2025/11/12
11/12 店日誌
2025/11/11
11/11 雑記
三宅唱監督作品『旅と日々』を観賞すべく、流山おおたかの森を目指す。当然ながらつくば駅までは自転車、駐輪したのちホームに降りると知った顔のオジさんが。あ! 前に住んでいたアパートの上階に住んでいた人(通称:OJ)! わあ! 勢いのまま声をかけると覚えていてくれて、元気な様子に安心する。今も近所に住んでいてたまに店の前を通り過ぎることもあるらしい。ではまた! 声をかけて区間快速に乗車。戸川昌士『進め! 猟盤日記』を読んでたら、あっという間に到着。
流山おおたかの森SCの映画館は、つくば界隈には少ないTOHO CINEMAS。一般料金は2000円。ややたじろぐもチケット購入、前より真ん中の席をとったのだが、やはり都市部というべきかお客さんが多い。余裕のガラガラではなく、前後左右に数席空けて座る人がいて、少々緊張。同時に近所の映画館は人が少な過ぎるんだな〜と感じる。車か自転車でしか行けないってのは不利だよなあ。
さあ、本編。「海辺の序景」をベースにした前半、河合優美に見惚れているとパッと画面が切り替わる。こりゃ複雑な構成なのかもとスクリーンを凝視していると列車はトンネルを越えて雪国に……。つげ義春の漫画を映画に描き写すって試みが大成功。つげ作品に漂う旅情、とぼけた寂寥感がうまく再現されていた。役者が漫画っぽい顔に見えてくるのが面白い。よく89分でまとめたなあ。
余韻にひたったまま、電車を乗り換えて、向かうは柏。目的地はディスク・ユニオン。お目当てのレコード等々を買うと財布の中身はみごとに空っぽ。どこにも寄れるわけもなく、まっすぐに帰路につく。
2025/11/10
11/10 店日誌
2025/11/09
11/9 店日誌
11月9日、日曜日。開店当初から通ってくれているムーちゃんが売ってくれたのは、アルトン・エリスとホーテンス・エリスの兄妹盤、バーニング・スピア、DJクラッシュに加えてロッカシャッカ・シリーズを何枚か。こりゃ嬉しい! いまいちばん欲しかったCDたち! ってことで上気しながら査定して買い取る。ちょっと前のイシワタさん、おなじみイケちゃんなど、最近シブい音源を売ってくれる人が増えていて、すごく楽しい。アナログ盤も大歓迎なのだけど、CDならばその場で再生できる。おお〜いいっすね! なんて調子で売ってくれた人と話せるのもイイんだよね。
開店前に土浦図書館をのぞくも、ピンとくる本を見つけられず。前回はすぐにオヤ、コリャコリャ! ってノリになったのだけど。いい本がたくさん目に入っても決め手にかけるなーっと思ってしまったのは、たぶん自分に原因がある。
今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。
2025/11/08
11/8 店日誌
2025/11/07
11/7 店日誌
ザ・ワームは、ドロシー・カーター、インクレディブル・ストリング・バンド、ヴァシュティ・バニヤン、ショベル・ダンス・コレクティブ、ブリジット・セント・ジョン、ジェシカ・プラット、キャスリン・ハウ、メアリー・ラティモア、トリストフ・イ・フェニウッドらを含む音楽の系譜に出現した突然変異体のような才能です。
11月7日、金曜日。本日発売、ザ・ワーム『パンティルデ』は牧歌的で穏やかで美しい。ときに奇妙で宇宙的でもある──こんな調子で書いていて思うのだが、商品紹介ってのはほんとに難しい。良い! と感じても、作品のどこを、なにを、どう受け取ったのかを明確に言語化できることは多くない。レーベルから提供される情報を駆使してそれらしく仕上げるだけだと、多くの人には響かず、通りすぎるだけになる。深いところにあるものを掬いあげる眼、感知したものを言葉に置き換える技術を磨かねば。
ちょっと先だけれど、12月14日(日)にSoi48のお二人を招いてのトークイベントを開催予定。刊行されたばかりの『ADM:Asia’s Own Unhinged Club Culture』をめぐる文化人類学的アプローチの催事になるのでは。遠からず詳細をお知らせするので、しばしお待ちを。
今日も通常営業。本や音源の買い取り、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。
2025/11/06
11/6 店日誌
2025/11/05
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2025/11/04
11/4 雑記
2025/11/03
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2025/11/01
11/1 店日誌
ダブ平&ニュー・
11月1日、土曜日。怒涛の勢いで品物が届く。まずは滋賀県彦根市〈山の湯〉拠点のレーベル・円盤から超ド級の作品! ダブ平&ニューシャネル+JUKE/19.『Live area. at TAD 2023.9.18』(2CD)をはじめ『高円寺南3-59-11』『あんころごはん』『店の名はイズコ』が到着。封を解く間もなく大阪府大阪市のEm Recordsからは来週発売のThe Worm『PANTILDE』(LP&CD)に加えて、お客さんから注文を受けていた2タイトル。それらの検品、品出し、解説を書いてSNSで紹介して……なんてことをやってると時間があっという間に過ぎていく。
夏葉社の新刊、伊藤礼『旅は老母とともに』と復刊された黒田三郎『小さなユリと』、尾形亀之助『美しい街』がそろって再入荷。地味かもしれないけど味のある作品たち。びゅーんと売れなくても、気がつくと品切れになっていることが多い。
てな感じで、ダァ〜〜〜ッと月が変わって、今日から3連休。上記したもの以外にも古本、中古音源には日々入荷あり。オンラインでは紹介が追いつかないので、店に来てもらうのがいちばん確実。ぜひお出かけを。
今日明日、明後日は通常営業! 本や音源の買取依頼は常時受付中〜!























