2023/10/29

横尾忠則、3冊。



“日記はもう30年以上書き続けている。なんでも記録したり集めたりするくせがそうさせているのかも知れない。ぼくが絵を描くのもエッセイもほとんど日記形式である。日記を書くという他に写真もよく撮る。”(『Photo Photo Everyday』)

“集めることが遊びなのである。でなきゃこんな時間とお金とスペースのかかること誰がやりますかいな。遊びこそ自由であり、快楽であり、解放され、芸術の門に向かう行為ではなかったのか、といいたくなる。”(『涅槃境』)

“ものにとりつかれたように日夜、同じことばかりをくりかえす偏執狂的な芸術家もいるが、かれらはときには社会的現実から徹底的に目をそむけ、自己の閉ざされた世界への探求に熱心なあまり、社会の脱落者でもある。”(『横尾忠則日記 一米七十糎のブルース』)

0 件のコメント: