2024/10/31

10/31 店日誌

10月31日、木曜日。きりっとしたいい天気。秋晴れだ。店までくるのは徒歩で半袖、軽い気持ちでスタスタ歩く。背広にマフラーをしめた人がいる。パーカーを着た人もいれば自分と同じTシャツ姿の人もいる。この時期は歩くのが気持ちいい。喧しい選挙カーもいなくなり、主に聞こえるのは車の走行音、電話をしている外国語、にぎやかに自転車で並走する大学生の声。意識を向ければもっと色々聞こえているはずだけれど、今思い返して浮かぶのは、こんな音。

寿司屋の配達のバイトをしていた友人を見かけなくなった。彼の家は知っていて、通り過ぎるかぎりでは引越したわけではなさそうだ。週に4回から5回、しょっちゅう道端で顔を合わせていたから、姿を見なくなってちょっと寂しい。

オンライン・ストア〈平凡〉に中古CDを足してみた。細野晴臣とゴンチチ。派手な作品ではないけれど、確かな存在感のある2枚。誰かしらが反応してくれたら嬉しいな。今日も何かしらが入荷するので気が向いたら覗いてほしい。

今日も通常営業! 本の買取、査定のご依頼は常時受付中。お問い合わせはお気軽に。

2024/10/30

10/30 店日誌

10月30日、水曜日。昨夜からの雨がやんで、午後はスカッと晴れて気持ちがいい。半袖短パンで颯爽と走る大学生がうらやましい。いいなあ、できるだけ身軽でいたいなあとは思うけど、そのために着替えるのはめんどくさい(いったん家に帰らなきゃいけないし)。日が暮れるまでの我慢だとあきらめて、今日はこのままの格好で過ごす。夏から秋、秋から冬、季節の変わり目をどうやり過ごすか、年々難しくなっていく。

開店前に顔を出した〈古着屋may〉も秋冬っぽさが増していた。服の厚みが増すのと比例して、店内の密度も高まったような。スウェットやマウンテン・パーカーなど定番モノがたくさんあって目にしているだけで嬉しくなる。そして、何かしらが買いたくなる。

メイでもよく流れているHAPPFAT『FAR 3』やWool&The Pants『Not Fun In The Summertime』は当店で販売中! どちらもオンライン・ストア〈平凡〉でも購入できるので、気になればぜひ試してほしい。レコード、テープ、CDなど色々在庫あり。

今日明日、明後日は15時開店! お暇があれば、ご来店を。

2024/10/29

10/29 雑記

いきなり寒くなった。こうなるとズボン下、上半身の肌着は欠かせない。祖父の形見のようなダウンベストの上からパーカーを着て、ようやく安心。外に出るときはもう一枚上着を重ねてもいいかもしれない。この気温、空気を秋とよぶのか。冬の入り口といった方がしっくりくる。ここ数年、季節の変わり目には戸惑うばかり。

2024/10/28

10/28 店日誌

10月28日、月曜日。一昨日のイベント「旧石器時間」は、そうじて大袈裟でなくて居心地がよかった。感動、高揚があっても個人的なもの。居合わせた人が同じ箇所に着目するのでなく、てんでんばらばらに面白がって、ハアと小さく戸惑ったりしていたように思う。廊下の出店エリアの雰囲気もよかった。さりげなくナツナさんの絵が飾ってあり、本にもポツポツとでもしっかり反応してくれる人がいる。入れ替わるように友人たちが顔を出す(あそこで溜まってワイワイ話すと盛り上がるのも不思議だ)。大したことがない催事。これを続けていくことが重要だ。

場所によってのノリ、盛り上げ方があるからとやかく言うことではないのだが、大きな見せ場をつくるより小さな出来事を集めていく方がオレは好きなんだなーと再認識。みんなで集まって写真を撮ったり、誰かの身体を放るのも、やればいいと思うし必要な局面もあると理解はしているのだが……お約束にはしたくない。

選挙が終わっていちばん気になる、と言うか怖いのは、大阪の選挙区だ。19ある選挙区、当選しているのは日本維新の会の候補者のみ。しかも、ほとんどが圧勝だ。外目からでも、この状況がどうにも恐ろしい。

今日も通常営業! 在庫確認、通信販売など些細なことでもお問い合わせはお気軽に。

2024/10/27

10/27 店日誌

10月27日、日曜日。いやー楽しかった! ポットマン、ケバブジョンソンのライブはもちろん幕間のDJ、出店していた〈棕櫚〉のカレー、缶ビールの冷え具合、どれもがいい感じ。会う人と話して笑って、ヒューヒュー叫んだりして思いっきり楽しんだ。やっぱり手づくりの催事はいい。アイデアを出しあって、意見を交わして、少しずつ形にしていく。そりゃ、いきなり完璧になるわきゃないけど、一つ二つ、三つでもイメージしたものを具現できればいい。オレたちはこうやって街で、文化をつくっていくのだ。

昨夜のイベント「旧石器時間」を企画したナツナ(natunatuna)さんとは、もう15年以上の付き合いになる。ずーーーっと仲良しなんかじゃないし、ケンカのような状態になったこともあるのだが、今やお互い長距離走者。音の鳴る場に関わりつづける当事者だからこそ共有できるものがある。ナツナさんがいなかったら、この街は、もっとずっと味気なかった。共に動くことは今後もきっとある。次はなにができるだろうか。

はー! それにしても疲れた! 午前中いっぱい休んで、風呂に入って店にきた。まだボーッとしているけど、店は開けている。椅子に座ってるだけで精一杯ってほどでもないけど、身体は重い。今日はまあ、そういう日かなあ。

今日明日は13時から19時までの営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2024/10/26

10/26 店日誌

10月26日、土曜日。一昨日は売り上げ300円とだけ書いて大事なことを忘れていた。常連のヒロタさんが本を売りにきてくれたのだった。文庫本を主にした一箱には良書ばかり。状態もいい。すぐに査定をして値段を伝えると迷わず了承してくれる。ああ、嬉しい。こういうやり取りができるから古本屋は楽しい。買い取った本に値段をつけると、また別の誰かが買っていく。そうした循環をつくれるから、古本屋の仕事はやめられない。売り上げの数字だけに捉われて感情的になっていると、大事なことを見落としてしまう。これには要注意。しっかりと自戒する。

しょっぱい売り上げ報告のせいか、平日金曜なのに入れ替わりでご来店、しっかり買っていく人が多かった。ありがたいと感じ入ると同時に、数字をつかって人の動きを煽っているようで、ちょびっとだけ複雑な気持ちになる。このブログの影響力など微々たるものなのだけど、書き方には気をつけねば。

朝のラジオ、1曲目はスタンリー・スミス「スウィート・バタフライ」。この曲を聴くと思い出すのは『リラックス』の鎌倉特集、バッファロー・レコーズ、カフェ・ゴーティー。小野郁夫さんの真似をしてゴーティーでグリーンカレーと黒ビールを頼んだりした。あのころの鎌倉はのどかだった。

今日は「旧石器時間」に出店するため、13時から17時までの短縮営業!

2024/10/25

10/25 店日誌

10月25日、金曜日。一昨日は0円、昨日は300円。うちの店の売り上げだ。今のところ笑えているが、今日明日も同じ調子だと落ち込むぞ。だからといって、店に来て本を買ってほしい! と言いたいわけじゃない。展示をしていなければ、インスタグラムのトピックになるような新刊を仕入れてるわけでもなく、社会問題に参画するようなフェアも展開していないのだから、当然かもなと思うところもある。でもさ店って、切れ間なく催事に関わってないといけないの? エモーショナルな意思表示が必須なの? 自分は、当たり前に開けていたいだけなのだ……(まあ、だから暇なのか)。

〈モンパルナス〉と書かれた本はつい買ってしまう。世紀末のパリの盛り場はモンマルトル、一九二〇年代の盛り場はモンパルナスだ。はじめてパリに行った時、飛行機がおくれて、真夜中にモンパルナスに着いた。目がさめるとパリのさわやかな朝であった。(海野弘)

今朝、読みはじめたのは、海野弘『本を旅する』。著者が出会い、影響を受けてきた100冊を紹介する「百冊の本の再訪」がすごくいい。とにかく書き出しがカッコいいのだ。上記したのはジャン=ポール・クレスペル『モンパルナス讃歌』の紹介文で、こう書き継がれる。

それにしてもこの本があつかっている一九〇五〜三〇年は、パリの黄金時代で、世界中からアーティストが集っていた。特別な街、特別な時代なのだ。モンパルナスのいたるところに、彼らの記憶が刻まれている。つまり、モンパルナスという街は一つの本として読めるわけだ。私はここで、街を本のように読み、本を街のように歩くことを学んだのだ。

うーん、カッコいい。ビシッとしているのにさわやかで軽みもある。海野弘の文章は中身もだけど外見がいい。読みながら唸ってしまって言葉が頭に入ってこない。

今日も通常営業! 本の買取、査定の依頼は常時受付中! お問い合わせはお気軽に。