2022/09/03

9/3 店日誌

9月3日、土曜日。夏休み中に訪ねた店から受けた刺激、感じたものを反芻している。自分がいいな、面白いと思う場所は、自律的なのだと思う。店主が日々考えていること、長い年月の課題にしていることなどが反映されている。声高に現状の社会へのアンチテーゼを唱えることなく、別の選択肢を示している。

他者との相互確認(「これだよね?」「そう、それ」)だけではなく、未知の提案(「これ、すごく面白いよ!」「え、なにこれ!」)も行なわれている。お客さんから店への提案もあったら良い。一方通行で「今、これがイケてます」的な提案だけを続けられても、魅力的には映らない。

インスタグラム、ツイッター等での勇ましい意思表示、政治参加めいた姿勢を見せるより、日々、店で人を迎える時間を重ねる方が、場の力は増していくのだろう。

今日、明日は13時開店! 気が向いたら遊びに来てほしい。

2022/09/02

9/2 雑記②

小さな夏休みの3日間、訪れたレコード店はふたつ。山梨市〈BIG FLAT(太平)〉と八王子〈道程〉。どちらも酔狂と言っていいほど立地がいい。商売上の計算よりも自分(店主)が気持ちよく、その場にいられるか。どんな風に商品を扱っていきたいか。つまりは、どう生きて、音楽文化と付き合っていきたいかが、自然体で表れていた。

中古レコードを主に、新譜(レコード、テープ、CD)もたくさん。この場でしか買えないであろうものも、結構ある。誰なのか、どんな音楽なのか、分からなくても欲しくなる。これが店で買い物をする醍醐味だろう。

Tシャツなど雑貨類が沢山あった、太平。在庫している音源、それぞれへの確かな愛を感じた、道程。どちらからも刺激を受けた。何より、心地よく過ごせた。個人が営む店ってやっぱり面白い! 経済力は無くても個性がある。人が自由に発想して、なんらかの方法で具現化する。その営みに触れると勇気が出る。嬉して、生命力が増してくる。

自分も明日からまた、店を開ける。どんな風に人を迎えられるか、想像するのがいつもより楽しい。

三連休

8月31日(水)、9月1日(木)、2日(金)は休みます。

9/2 雑記

ホテルの近くで見つけた喫茶店〈ダン〉に開店の9時ぴったりに入る。落ち着いたマスターが迎えてくれ、安心する。朝食を済ませたのち、ソファに身を預けて本を読んでいると、聞こえてくるのは上階の工事の音。事前の挨拶は済ませていたものの、インパクト・ドライバーの音が容赦なく響く。マスターが注意に行き、ぴたりと音は止まった。

店内では役所の人が、歳をかさねた男性に対してなにかの説明をしている。ビクビクしながらも丁寧に。それゆえ声量が大きくなる。工事の音はまあ、ともかく。色んな人の声が聞こえてくる喫茶店ってのは面白い。コーヒーも美味しかった。

その場だけの時間の流れ方、落ち着いた仕事に触れると、じわりと力が沸いてくる。今日は〈ダン〉に行けて良かった。

2022/09/01

9/1 雑記

長いこと、行ってみたかった〈くさ笛〉に行く。店がまえ、お母さんとお姉さん、出てくる食事、酒ともに文句なし。何てことない顔して佇むお店だけれど、あんな酒場は他にないだろう。居合わせた人たちと同じ船に乗ったような一体感。とにかく楽しく、気持ちよく過ごさせてもらった。思い思いに過ごすお客さんたちの声、BGMの演歌~歌謡曲が印象深い。明朗会計。

その後、周辺をぶらつきもう一軒。キリッといい店然とした焼鳥屋に入店するも、自分とは合わず、早々に引き上げる。これもまた、街を歩く醍醐味である。

2022/08/31

8/31 雑記②

たまたま見つけた串焼き屋〈深澤亭〉は雰囲気、料理ともに自分の好みだった。来ているお客さんも家族連れ、仕事終わりの男性三人組など、ざっくばらんでいい感じ。壁に貼ってあるレコードも店主の好みがはっきりと表れていて好感を持った。串焼きはもちろん、お茶漬け、野菜スティックもぜんぶ美味しかった。

宿に戻り、いい店に出会えた喜びを噛みしめているところ。山梨県甲府市にて。

8/31 雑記

突発的に店を開けてみた昨日、静かながらも人が来て、本を買っていく。もちろん何も買わずに帰っていく人もいる。ザーザー降りの時間があったにも関わらず、売り上げがあり、健やかに言葉も交わせた。それだけで十分だろう。

入荷したての向井透史『早稲田古本劇場』を読みながら、悔やむ。語り口、書かれることの重みが変わる箇所があり、その部分を経るかどうかで手応えが異なる。自分の紹介文は軽すぎた。ツイッターで補足して、再紹介しよう。読み進めるほど、味が増す本。

今日、明日、明後日と三連休。次の営業は9月3日(土)。