10月13日、月曜日。鹿児島名山町〈食堂 湯湯〉店主・中村友貴がつくった『珍珍道中』が面白い! なんつーのか、読んでて気持ちがいいのである。九州を中心に、大阪や島根、広島からの寄稿者たちにはウケようとする打算がないし、編集人への信頼も感じられる。パッション&エモーション! 感情のままに突っ走った中村くんの旅日記「ジパング見聞珍遊唄食詩旅」は、たっぷりの注釈と1年後のあとがきが付いて、おかずたっぷり大盛飯の様相あり。
旅に出て得られる興奮と高揚、感動。店に留まることの停滞。そのバランスをどう取っていくのか? そもそも、店にいて停滞してんの? 食堂店主として悩み、もがく姿が散見されるところもいい。たぶん、これは食堂湯湯の序章の記録。中村くんを知る人はもちろん、そうでない人にも読んでみてほしい。
今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

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