2025/07/31

7/31 店日誌

7月31日、木曜日。朝、庭に出ると空気がヒヤリとしている。45分みっちり草刈りをしても汗だくにはならず、季節が変わりつつあるのか……と着想してバカらしくなる。まだ7月も終わってない。台風がきたり、水が足りなくなったり、電気代がかさんだりする夏本番は、これからだ。夏っぽい音楽を聴くのは楽しいし、冷房を効かせた室内で本を読むのも大好きなのだけど、ほんとに毎日暑いねェ。夕方になって、風にあたりながら飲むビールが美味いんだよねェ。

今月のハイライトはウィリアム・バロウズ関連書籍の大量買取、値付け後の好反応になるだろうか。正直、こんなにバロウズの本があって大丈夫かと思ったのだけど、ちゃんと受け止めてくれる人がいるんだな。売ってくれた人、買ってくれた人、それぞれに改めて感謝を伝えたい。ありがとうございました。

カリプソ、ハワイアン、ブルーグラス。〈パライソ・レコード〉で買ったレコードに針を降ろすと朝の空気にぴったりはまって嬉しくなる。気分のいい音楽を聴いていると、時間がゆっくり流れていく。

今日も新着入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2025/07/30

7/30 店日誌

7月30日、水曜日。先週末、土浦市立図書館で借りてきたのは橋本治『橋本治という行き方』、『対談集 六人の橋本治』、奥泉光・群像編集部(編)『戦後文学を読む』の3冊。前者2冊は読み終えて、『戦後文学〜』を読んでいるのだけど、これがとても面白い。まず、奥泉光はじめ論者として登場する作家の顔を見られるのが貴重。名前だけみたことあったけど、山城むつみって男の人だったんだ! とか、私服っぽい福永信の発言が鋭いなーとか、端々で目がひらく。

頭が悪くなったからだと思う。みんな教育のレベルが上がって、ま、レベルが高いんだからそんなに頭良くなくてもいいや、と思うようになったんだと思うのね。知識はあるんだけど、思考力はないみたいな。だから、コピペとか言うじゃないですか、あれですよ、日本の教養なんて。

能力をジャッジするという能力が日本になくなってきちゃったから、威勢のいい人を支持するというヘンテコリンなことになったの。威勢のいいだけの人ってどこか抜けているから、きちんと批判されると猛烈に怒るんだよね。

『六人の橋本治』では、天野祐吉との対談「二〇〇九年の時評」が面白かった! 本質的で痛快な言葉がたくさんある。上記以外にも「日本はバブル崩壊という形で、経済がいっぺんは壊れてるんですよ。壊れたんだから、そのことを前提にして考えればいいはずなのに、誰もそう思わない」とか、大事なことだと思う。

「もっとみんなで考えよう」と呼びかける能力は、マスメディアにはもうないと思う。メディアの仕事とは、より多くの人の人たちに何かを考えさせるようにすることなんだと思うけど、小学校の勉強と同じで、簡単に分かる答えを与えすぎるのね。

ラジオを聴いたり、ツイッターを眺めたり、識者の意見に耳を傾けるのもいいのだけど、いちばん重きを置くべきは「自分で考える」「安易な結論に流されない」ってことじゃないかな。橋本治の言葉に触れて、改めて認識した。

今日明日、明後日は15時開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ〜!

2025/07/29

7/29 雑記

ジョセフ・スペンス、ジャッキー・ミットゥー、アーネスト・ラングリン、トータスと気の向くまま針を降ろして、気分にぴったりだったのは、ジョセフ・スペンス『ハッピー・オール・ザ・タイム』とジャッキー・ミットゥー『キープ・オン・ダンシング』。後者はたった今、ビールを飲みながら聴いている。最高だにゃ〜〜〜。

2025/07/28

7/28 店日誌

7月28日、月曜日。地元の先輩シナさんとスピ子が居合わせて、ビールをプシュッと開けて立ち話。ビッグバンドやらの話題で盛り上がってるところにジョージマとツッツが飛び込んでくる。フジロックに行ってきましたー! サンボで泣きました、山下達郎は人が多かった、夜中のHiroko Yamamuraはもう××××で⚪︎△◻︎で、最高やった〜! とか勢いたっぷりに話してくれて、嬉しくなる。SNSでのどんな報告よりも、生々しくて飾り気がなくて、元気が出た。そうだよねえ、いいよねえ、フジロックは楽しいよなあ。

ジョージマが「mei eharaは上質なカラオケみたいでした」と呟いたのも印象的(彼女はメイエハラのファンである)。受け止め方は人それぞれ。率直な感想を聞かせてくれるのが嬉しいし、面白い。やれベストアクトとか何とかと言わないのも、いいんだな。

オーガスタス・パブロ、キング・タビー、サイエンティスト。常連のイケちゃんが売ってくれたダブ作をCDで聴くと、新鮮な響き。レコードともサブスクとも異なる平面的な低音。カラリと乾いた音像がやけに気持ちよくて、ずーっと聴いていられる。ダブ、と一口にいっても味わいはまったく異なる。いつまでたっても飽きないわけだよなァ。

今日も通常営業。まったく暑いですが……お暇があればお出かけを。

2025/07/27

7/27 店日誌

7月27日、日曜日。5時に庭の草刈りをはじめて40分、汗だくになったところでシャワーを浴びてスッキリ! ぷひゅーっと声が出る。ラジオをつけると、大相撲名古屋場所は新入幕、平幕の力士が優勝争いをしているらしい。新横綱の大ノ里は4敗。とくだん相撲好きでもないのだが、ありゃりゃと呟く。体操を終えて、コーヒー豆を挽いて湯を沸かす。ラジオはFMヨコハマ、サーファー向きの波情報を耳に入れながら、コーヒーを抽出。チロチロ落ちる液体をながめつつ、ブログに書くことを考える。

ツイッターを開くとフジロックの話題が目に入る。現地にいる人、配信を見てる人、あれこれ色々報告してる。オンライン上に逃げ場なし。なんつっても、店にいて仕事をしてりゃ知らないままでいられるわけで、みんな好きなんだから仕方ないよね。オレも嫌いじゃないから気になるのである。

ア! と思うレコードを見つけて、流れのまま〈パライソレコード〉で数枚のレコード、小川さくらの新譜を購入。フォーク、カリプソ、ハワイアン、ラグタイム。このお店で出会うレコードは特別なのだ。

今日明日の営業は13時から19時まで。お暇があれば、ご来店を。

2025/07/26

7/26 店日誌

7月26日、土曜日。久しぶりに土浦市立図書館に出かけて、驚いた。読みたい本、雑誌がたくさんあって、目移りする。文学・随筆の棚の前で動けなくなる。橋本治関連の2冊と気になった文庫本を借りたのち、群像、暮しの手帖、クウネル、アンドプレミアム、スウィッチ、ヴォーグ・ジャパン、ブルータスなどなど気の向くままに雑誌を手にとっていく。パラパラめくったり、記事を読み込んだり。ほどよい数の利用者がいて居心地がいい。土浦市の図書館は素晴らしい。

何度か来たことがあったはずなのに、まじまじと棚を見ていなかったのか。座って本を読むこともしていなかったのか。こんな上質の施設が近所にあったらいいのになあ……と羨みながら図書館を出た。本に関わる仕事をしているなら、自分も頑張らねば! そんな気持ちになるとは全く思っていなかった。

古本には日々、何かしらの入荷あり。新刊や音源にも補充あり。オンライン・ストア〈平凡〉に並べているのは全体の2割程度だろうか。店には、もっとたくさんの本があるので、ぜひ足を向けてほしい。

今日明日、明後日は13時開店! かな〜り暑いので、無理なくお出かけください。

2025/07/25

7/25 店日誌

7月25日、金曜日。マイケル・ハーレイ(ハーレー?)のレコードを聴いてると寝てしまう。とくに朝。庭の草刈り、体操、朝食を終えて、針を降ろす。気がつくと寝ていて短い夢をみる。アシンメトリーって左右非対称の髪型だっけ? と誰かに聞いたところで目が覚めて、ハーレイは変わらず歌ってる。時間にして5分か10分。これくらいの短さがちょうどいい。気持ちはスッキリ、身体もちょっと軽くなる。ああ、今日も暑くなりそうだ。

矢吹純、佐藤拓人と共作したハーレイTシャツ&ZINEは残りわずか。Mサイズはブルーのみ。ナチュラルはXLで、ホワイトはL。希望があれば通販対応もしているので、お声がけはお気軽に。

今日は15時、明日明後日、明々後日は13時開店。お暇があればご来店を〜。

2025/07/24

7/24 店日誌

目立つ作品ではないかもしれないが、フニャラフニャラといい味を出しているアルバム。「恋は水色」とかMG’sの「ヒップ・ハグ・ハー」をトボけた風情でプレイしている。(瀬川憲一)

一聴、遊園地の園内BGMのような音楽だが、故ミットゥの残した曲は、下らないポップのアレンジ物だったり、ストリングスが被されていたり、所縁のない土地での吹き込みであっても、常に男らしさがあった。人生の儚さとファンキーの同居。(山名昇)

7月24日、木曜日。ジャッキー・ミットゥーはクセになる。瀬川憲一が書く通り、フニャラフニャラと横移動するようなノリがあって、山名昇が記すところの男らしさ、独特のファンクネスもあり、聴くほどにつかみどころを失うような感覚がある。先月、店にきてくれたエマーソン北村さんに「なんで、ジャッキー・ミットゥーってこんなに不思議なんでしょうか?」と問いかけると「そうですよねえ」と受け止めてくれて嬉しかった。魅力的な不可思議さ(解けない魔法?)を共有する同志を見つけた気になった。

上記した瀬川、山名両氏のレビューは石井“EC”志津男(編)『レゲエ ディスクガイド 603』より。レビューされた作品は順に『イブニング・タイム』、『レゲエ・マジック!』。今朝、聴いていたのは『ザ・キーボード・キング』。ミットゥーの作品はジャケ写が最高なんだよなァ。

※写真は私物の『Rock A Shacka』vol.7。林正也選曲の「JAMAICA UNDERGROUND」。

『吉田豪の空手⭐︎バカ一代』『吉田豪の“最狂”全女伝説』はじめ、状態の良い古本をオンライン・ストア〈平凡〉に上げている。題材、厚み、判型はバラバラだけど、読み応えのある本ばかり。夏の読書にいかがでしょうか。

今日も通常営業! 在庫確認、通信販売などのお問い合わせはお気軽に。

2025/07/23

7/23 店日誌

7月23日、水曜日。ことばをもって音をたちきれ、青い小さな葡萄、自分を愛するこだわりレッスン、食べごしらえおままごと、わたしの台所、父の帽子、修羅を生きる、トルネイド・アレイ、ヒズ・ウェイ、J・レノンを殺したのは誰か。つい最近、仕入れたり、買い取った本の題名のごく一部。インナーサークル、ビースティ・ボーイズ、メデスキ・マーティン&ウッド、カイル・ホリングスワースあたりの中古CDも入荷した。これら1冊、1枚ずつを丁寧に紹介できればいいのだけど、けっこう時間がかかるんだよなあ。

*

雑誌『つくづく』編集人の金井タオルさんと打ち合わせのため、東京に行き、数時間で帰ってきた。汗びっしょり。日焼けで肌はヒリヒリ。つくば駅に着いて、ふーっとひと息。帰宅後にシャワーを浴びて、外に出ると、気持ちの向きが変わってる。やっぱりこっちの方が合っている。

秋葉原、お茶の水、神保町を行き来しただけなのだが、刺激は多い。知らない本、レコードがたくさんあるし、派手な格好の人もいる。タイミングが合えば、ホッと落ち着ける場所もある。昨日は〈穂高〉で過ごした数十分でスーッと整い、落ち着いた。東京に行くのは嫌いじゃないのだ。

*

今日明日、明後日は15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2025/07/22

7/22 雑記

2週間ぶりに出かけた東京は、やっぱりメチャクチャ暑くて、喫茶店でチョイチョイ休憩しなけりゃやってられない。書店、古本屋にも涼をもとめて来てる人が多い印象。まあ、仕方ないよねえ、あんだけ暑けりゃ……。金井さんと短い打ち合わせのち雑談、汗だく再訪したディスクユニオンで買ったのは、ジャッキー・ミットゥー『ザ・キーボード・キング』。フニャフニャしたオルガン・ダブは今、求めていた音楽だった。

帰ってきて、SNSを開くと渋谷陽一の訃報が伝わってきた。

2025/07/21

7/21 店日誌

7月21日、月曜日。3連休最終日……って感じはないけど、とにかく暑い。開店前にちょろっと顔を出した〈つるばみコーヒー〉は涼しくて、小音でジャズが流れてて心地よかった。豆とドリップパック(ペルーが美味い)、ビスケットを購入。喫茶スペースのない自家焙煎の珈琲豆店。飾りっけなく静かだから、オレは好き。大袈裟なアピールはせず、淡々と、長く続いていってほしい。

今日は11時から18時までの短縮営業。ご都合に合わせてお出かけください。

2025/07/20

7/20 店日誌

7月20日、日曜日。突発的に開催した「マイケル・ハーレイ Tシャツ&ZINE」即売会は盛況のもと、無事終了。暑いなか来てくれた方々、机を貸してくれた〈千年一日珈琲焙煎所 CAFE〉の土田店長とスタッフのみなさん、本当にありがとう。思い付きに付き合ってくれた矢吹くん、拓人くんと悦子さんには感謝、感謝、感謝! またいっしょに遊びたいねえ。打ち上げを派手にやり過ぎた感はあるけれど、ひとまずは成功ってことで。

残ったTシャツ&ZINEは今日以降も販売します! ナチュラル、ホワイト、ブルーの3色展開で、小ぶりのZINE付き。先着購入分には矢吹純のサイン入り。ひとまずは店舗販売のみですが、連休明けからメール通販は受け付けます。ご希望があればお声がけを。

今日、明日の営業は11時から19時まで! お暇があればお出かけください。

2025/07/19

7/19 店日誌

7月19日、土曜日。夏がきた。蝉がジージー鳴きはじめ、空には入道雲が浮いていて、陽射しがジリジリ肌を焼く。暑いけど、心の奥の方が昂っている。ラジオから流れるビーチボーイズのコーラスワークがジワーッと沁みる。アルトン・エリスのレコードが空気に溶け込む。窓から入る風に撫でられてボーッとしている。夏フェス、選挙、展示、催事……あちこちが賑やかな連休だからこそ、のんきな気分に浸る余裕は持っていたい。夏休みは、のぺーっと時間が流れてたよなァ。

Kazuki Zeniya『STUDIOHWYL』刊行に際しての原画掲示が今日からスタート。いわゆる展示ってのとも異なるので明確な会期なし、作家滞在の予定もなし。おそらく今月中は貼ったままになるんじゃないかな〜と思ってます。矢吹純、佐藤拓人と共作したTシャツ&ZINEの突発的即売会は当店が会場で、15時頃から販売開始。

今日は11時から18時までの短縮営業! お暇があればご来店ください。

2025/07/18

7/18 店日誌

どう見られているのかを気にするスターと同じように、今の自分をどう語ればいいのかをいつも考えている武田鉄矢がいる。だからマイクを向けられると「待ってました」と語り出す。武田は日本一「語りたがっている」男なのだ。語るとき、武田の自己陶酔は成就する。あー、辟易。(ナンシー関)*

7月18日、金曜日。参議院選の投票日が迫った先週あたりからエモーショナルかつソウルフルな言葉が溢れかえっている状況に、戸惑い、明確な意思を示さない自分が悪人みたいに思えて小さくなっていた。窮屈で息苦しい。でも、このまま小さくなってりゃいいのである。オレは投票に行く。自分なりに考えて、票を投じるけど、アナタに対してとくだん呼びかけることはない。ポスターも貼らない。もちろん、割引や特典などの用意もない。

「語りたがっている」人を揶揄するつもりはないが、気をつけてほしいと思う。それ、自分が気持ちよくなってないか? 自己確認を怠ると、やたらに声がでかい立候補者や党首とそう変わらない状態になっちゃう気がする。

武田鉄矢が人気者であると思うたび、私は日本という国が嫌になる。武田鉄矢を受け入れるというのが日本の国民性だとするなら、私は日本人をやめたいと思う。(同上)

ナンシー関の眼の鋭さは、現代にあっても有効だ。この「武田鉄矢」を特定の政党、政治家に置き換えれば、今もまんま通じる。1993年、武田鉄矢は「自分で自分に陶酔できるパワーは必要だね」と語っていたらしい。アア、辟易の極み……とかナントカ書いていて、ションボリしたのは今朝のこと。限られた時間、やるだけのことをやった方がいいし、赤っ恥もかけばいい。そう思い直したのは午後のこと。

*武田砂鉄(編)『ナンシー関の耳大全 77』所収「武田鉄矢」(1993年)より

明日からの3連休は以下のとおりの変則営業。19日(土)11時から18時まで。20日(日)と21日(月)は11時から19時まで。余裕があったらお出かけください。

今日は通常営業! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2025/07/17

7/17 店日誌

7月17日、木曜日。暑い! 店に向かって歩いてくる10分ちょっとで汗びっしょり。男女を問わず日傘をさす人が増えたのは近年の傾向か。たしかに直射日光の下にいると頭がクラリとしてくるし、肌がビリビリ焼かれるのもキツい。歩き続けるならば、オレも折りたたみの日傘を買うべきか。なんて書いてると、外からはビービージージーと蝉の声。ようやく夏っぽい雰囲気になってきた、のか……? 梅雨が明けたかハッキリしないまま暑くなるのも、近年の傾向なんだろうか。

通算16号目となる「ピープルブックストア日報」が完成。去年の3月18日(月)から4月2日(火)までの2週間が記録されていて、全体の7割くらいが鹿児島出張のこと。友人の中村くんが営む〈食堂湯湯〉の開店1周年パーティーや、泰尊くんが連れていってくれたローカルな温泉場のこと、出会った人や店のことなどが書いてある。

今週末、3連休は以下の通りの変則営業。19日(土)は11時から18時まで。20日(日)と21日(月)は11時から19時まで。初日のみ短縮営業で、後半2日はいつもより長く開けるのだけど、すっげー暑くなるみたいなので、お出かけは慎重に。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ。

2025/07/16

7/16 店日誌

7月16日、水曜日。傘をささずに歩いていると、急にドバーッと雨が降ってきた。軒下に避難して数十秒、みるみる弱くなっていくのを見てそろりと歩き出すと、またポツポツと降ってくる。こりゃ参ったな〜と思っていると、すぐに止む。安心して歩き出すと、いきなり風がびゅーんと吹いて雨がザーザー降ってくる。髪の毛はびしょびしょ。雨と汗とでTシャツはぐちょぐちょ。スーパーに避難すると冷房がキンキン。こりゃあ、なかなか難しい。どんな格好でどう動くのがベストなのか……。

今週末の3連休は、変則営業あり。7月19日(土)は11時から18時まで。20日(日)と21日(月)は11時から19時まで。初日は短縮営業なのだけど、お隣〈千年一日珈琲焙煎所 CAFE〉の机を借りてZINEの製作とTシャツの即売会を開催(セット売り)!  矢吹純、佐藤拓人&悦子がきて、わちゃわちゃやってるので、ぜひ遊びにきてほしい。

さらに、初作品集『STUDIOHWYL』が完成したKazuki Zeniyaの原画を当店壁に掲示予定! 19日(土)の開店時には3~4枚の作品が飾られているはず。展示ってほど大袈裟なものじゃなく、実物と作品集を見比べられたら面白いよね〜って感じ。現状、カズキの在店予定もなし。

てなわけで、今日も開店! 今週もよろしくどうぞ〜!

2025/07/15

7/15 雑記

いきなり雨がざーっと降ってくるから油断できない。ほぼ終日在宅。バロウズ本の値付けをしたり、トミー・マクック、マイケル・ハーレー、ビル・フリーゼルを聴きながら坪内祐三、田中小実昌、橋本治を読んでいた。

2025/07/14

7/14 店日誌

7月14日、月曜日。音もなく雨が舞っている。太陽が出てきたかなーっと思うと、サーサーと細い雨が降ってきて、困る。妙な天気に戸惑う。店に着いて、ラジオをつけると核融合党(なんじゃそりゃ??)の桑島某の政権放送が流れてきて、唖然。その後は元水泳選手の鈴木大地。今の日本には元気が足りないとのこと。子供たちに希望を、全世代の人たちに明るい未来を。そのためにスポーツや文化、芸術などの力を活かすらしい。むーーー、悪いことは言ってないけど、信用できるかと言われると、どうも首を捻ってしまう。

ラジオで聴く政権放送。顔が分からない分、声と言葉に意識が向く。次に出てきた辻健太郎って人はベーシックインカムを導入したいと話している。今のところ、この人の話がいちばんマトモに受け止められた。たまたまつけたラジオから流れてきたので、先入観なし。政党などの情報もなし(みんな、東京都選挙区の立候補者なのだが)。

今日はたぶん静かだろうから、コツコツ、少しずつでも古本をオンライン・ストア〈平凡〉に上げていく。しばらく寝かせてしまったウィリアム・バロウズ関連の本を出していくので、気になれば覗いてほしい。

今日も通常営業! 本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2025/07/13

7/13 店日誌

7月13日、日曜日。ちょっと暑い。庭の草刈りで汗をかき、シャワーを浴びてから散歩がてら買い物に出る。スーパーで食材、ドラッグストアで文房具などを買ったのち〈つるばみコーヒー〉の前を通りかかるとブラインドが開くところ。オーイ、元気かいって感じで手を振り合って歩きだす。20日にせまった参議院選の候補者ポスターを観察、誰に、どの党に投票するかを考えながら道をゆく。周辺は水田、畑ばかり。草取りをする女性、収穫をする男性たち、目が合えば「おはよう/オハヨウ」と声をかけ合う。

9時前後は晴れていたけど、じょじょに雲が出てきて不穏な空模様。ザーッと雷雨がくるかもしれない。沖縄付近で発生した台風はどんな進路をとるのだろうか。明日と明後日、両日とも雨だとちょっと困るのだが……。

DJ PATSAT『平凡な生活|DJ PATSATの日記』はおそらく今日、遅くとも明日には再入荷予定。夏の定番『SIDE.C Classics』を手がけるNOOLIO氏が営むARRROUND WICKED SOUND MAKER関連作品も届いているので、ご注目を。KONTEKE TEKETA『FIVE』がいいペースで売れていて、嬉しいナァ。

今日明日も通常営業。在庫確認など、お問い合わせはお気軽に。

2025/07/12

7/12 店日誌

7月12日、土曜日。今日も涼しい。朝の散歩、庭の草刈りを終えても、それほど消耗しない。ゴンチチのラジオを耳に入れつつ休憩したのち、オンライン・ストア〈平凡〉での購入分を発送しにつくば学園郵便局まで自転車を走らせる。週末の昼前、ペデストリアンは小さな子供を連れた家族連れが目立つ。小さな自転車でヨロヨロ、シャカシャカ走る子供たちに注意を向けながら低速で走って、無事に到着。レターパックプラスを窓口に預けた帰路、書店か新しくできたコーヒー店にでも行こうかと考えるも、どこにも寄らずに店にきた。

酷暑がいったん収まったからか、店前の道を歩く人も少なくない。たまたま通りがかったような若者が100円の文庫、新書なんかを買っていく。最長常連のひとり、ヒロタさんも顔を出す。涼しくてラクだね〜と話すうち、しみじみ、ありがたいなあと感じ入る。昨日は閉店間際まで客足が絶えず、いいペースで営業できた。

買い取った古本の山を崩しながら値付けして、どんどん棚に並べている。550円以内のものも多いので、ご来店の際はご注目を。オカルト、奇天烈、悪趣味っぽい本もあり。美術系の図録、作品集もあり。

今日明日、明後日は13時開店! お暇があればご来店を〜!

2025/07/11

7/11 店日誌

7月11日、金曜日。いやあ、涼しい。身体が楽だし、悠々と歩けるのが何より嬉しい。午前中に40分くらい歩いても汗をジワリとかく程度。車の少ない道を歩いて、野鳥を眺めたり、考えごとをしているうちに目的地に着く。そう、これだよ! 最近足りてなかった時間は、これだったんだ。焦らず、気ままにほっつき歩く。その間で思索にふける(って書くと大袈裟で、ぼんやりとアイデアを転がしてるって感じ)。雨続きも困るけど猛暑から解放されて、いい気分。今日もいい日になればいい。

酩酊状態にある男の背中は、生活と犯罪の匂いがした。リュックに詰め込まれたアルミホイルと覚醒剤。僅かな背徳感と刹那主義者特有の投げやりな態度。横を通過した一台のパトカーから射るような眼差しを横目でやり過ごし、目的地までの最後の角を曲がろうとしたその瞬間、後方からパトランプの赤い閃光が走る。(「2020年6月13日(土)」)

DJ PATSAT『平凡な生活|DJ PATSATの日記』、前半の目玉は上記「2020年6月13日(土)」だと思う。書かれることは物騒だけど、手応えのある短編小説のようで、日記全体に波及する重みがある。DJ PATSAT=土井政司の技巧が光る名場面。『平凡な生活』は品切間近、近日中の再入荷予定あり。

この数日、オンライン・ストア〈平凡〉を利用する人が増えている。新刊と新譜、旧譜と古本を組み合わせたり、目当てのものを単品で買ってくれたり。今も注文が入るたび、店主とふたりで「やったー!」と喜んでいる。今後ともどうぞよろしく。

古本、中古音源に入荷あり! お暇があればご来店を!

2025/07/10

7/10 店日誌

彼は自分が既にプロデュースし、誰かシンガーのクレジットでシングルとしてリリースしたであろう、何年か前の曲のリズム・トラックを、ここで、平気で使っているのである。そんなことに気付くのに、10年以上もかかってしまったのだ。(山名昇)

同時期にレコーディングされた他アーティストのためのリズム・トラックを使い、彼独自の音空間が展開する。モコモコとした、霞がかかったようなサウンド、怪しげな効果音、時折登場するDJやコーラス、単にダブとしては括れない、アルバム全体としてのまとまりがすばらしい。(工藤晴康)

7月10日、木曜日。久しぶりで通して聴いた、リー・ペリー『スーパー・エイプ』に封入されたライナーノーツを読んで、納得。本作はコラージュで仕立てられたリー・ペリーの独創音源集なのである。当然ダブでありレゲエなのだけど、その括りをとっぱらって身体で受け止めた方がしっくりくる。情報と知識だけじゃ受け止めきれない、いわゆる芸術/アートに近いものだと言ってもいい。上記、工藤晴康の解説文はこう書き出される──「70年代中期のリー・ペリーが、いかにすごかったかを証明する1枚」(出典は石井志津男(編)『レゲエ・ディスク・ガイド』)。

ライナーノーツや解説書籍をひもときながら音楽を聴くのは楽しいし、体験としての強度も深まる気がする。もちろん、前知識や心構えなくバーン! とぶつかってしまうのも重要なのだけど、興味をもった対象により深く迫っていくのなら、時間をかけて手がかりを集めていく以外の方法はない。パーティーやイベント、ライブに出かけまくってもいいし、レコードを集中して聴いて、自分なりの感触を掴んでいくのもいいと思う。

日中は気温が高すぎて、通りから人がほとんど消えてしまう。気温が下がる夕方くらいから、ようやく動き出しの気配を感じる。1人、2人と店にきて、1冊か1枚、何かを買って行っていき、ああ、どうにか今日も成り立ったか……と安堵する。高温の時期、店はなかなかキビシイぞ。

今日も通常営業! 新刊にちょこちょこと入荷あり。

2025/07/09

7/9 店日誌

7月9日、水曜日。いやー暑い! 暑いけど、東京よりはいくらかマシだ。つくば駅に着いて、地上に上がると風がふーっと吹いて、熱にまみれた身体を迎えてくれた。なんとなく気分も軽い。そりゃ10分も歩けば汗だくだし、クーラーがなけりゃ店はやってられない……のだけど、東京はマジで暑かった。人が多いし、あちこち室外機だらけ、炎天下で15分も歩けば目眩を覚える。電車に乗れば車内はカチカチに冷えてて、目的地に着けばまたムワーッとした空気に包まれる。あの温度差、冷熱の循環は身体に悪い。

それでも、東京をあちこち歩きまわって得たものは大きかった。尊敬する店、同業の先輩を訪ねて話を聞く、買い物をする。出かければ欲しい物だらけだから、金はどんどん減っていく。合間にビール、コーヒーは飲むし食事もするわけで、みるみる財布が軽くなる。この調子で大丈夫かな〜と思わなくもないけど、きっと何とかなる。まあ、いい酒は飲めたし、店に向かう姿勢を改めるきっかけは得られたのだ。

大阪市東淀川区のサイクルショップ〈タラウマラ〉店主、土井政司さんの『平凡な生活/DJ PATSATの日記』は今日の夕方、16時過ぎに入荷予定! すでにいくつかのご予約を頂いていて、初回分ははやく完売しそうな気配。気になる方はお早めに。

今日明日、明後日は15時開店! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞ!

2025/07/08

7/8 雑記

翠海、古書コンコ堂、ルノアール、居酒屋カヤ、オレンガタン、ドトール、関甚、トラスムンド、ディスクユニオン、喫茶穂高、まつや、ほどほど。東京をうろつき回った、2日間。

2025/07/07

7/7 連休

今日、明日は連休です。

2025/07/06

7/6 店日誌

7月6日、日曜日。当店から自転車で10分ほどの距離にある〈ブックセンターキャンパス〉はいつも9時前には開店しているから、出かけやすい。思い立って出かけた今日は暑いといえば暑いけれど、耐えられないほどではなかった(冷房がないので大変そうだったけど……)。相変わらずの物量に圧倒されつつ店をみて、色川武大、森茉莉、田中小実昌なんかの本を買い、店主の岡田さんと話すと、再来週7月19日(土)から8月いっぱい休業して9月から再開すると教えてくれる。つくば市の宝といって大袈裟でない、古本屋。遠からず、また出かけなくては。

その後、近所のスーパーで買い物を済ませて、とことこ歩いて〈つるばみコーヒー〉に顔を出し、ドリップパックを数種購入。最近どーすか、いやーなかなか、なんて調子で話して、昨夜のヤクルトスワローズの奮闘ぶりを聞いて店を出る。当たり前だが、外はじわ〜り、むわ〜り暑い。

とろろソバを啜って麦茶を飲み干すと、ふーっと眠くなり、10分弱の小休止。ぱっと目が覚めて歯を磨き、身支度を整えてから店にきた。そう遠くない距離なのだけれど、到着すると汗だくだ。ふーふー言いつつ、ブログを書いて、また出かける。近所の〈古着屋may〉を覗きにいくのだ(サマーセール開催中……と、目立つところ書かれていた気がして)。

今日は通常営業! 明日7日(月)と8日(火)は連休です!

2025/07/05

7/5 店日誌

7月5日、土曜日。いよいよ、『ワレイカ・ダブ』に針を降ろす。2004年/2007年にリリースされた日本盤CDの帯には「世界中に僅かな枚数しか流通しなかった故に、争奪戦が繰り広げられるオークションの華。レゲエ・ファンの99%が耳にできなかったあの音が、日本のみのCD化」とある。今回入荷したオランダ盤の再発LPは間違いなく、このCDを踏襲している。だってジャケットがまんま同じなんだもん。なのに、大事な「WARRIKA DUB」ってところが「WAREIKA DUB」になっちゃってる! 真面目か!

『ワレイカ・ダブ』は俗に「ゲットー・ロッカーズ盤」とも呼ばれる。(…)ホワイト・ジャケットにマジックで『WARRIKA DUB/GHETTO ROCKERS』と記されている。つまり「ワレイカ」の綴りが「ワッリカ」に替えられ、「ゲットー・ロッカーズ」というグループによるもの、あるいはゲットー・ロッカーズがレーベル名かと思えるような、いかにもレゲー〜ダブらしいインチキ臭さプンプンの細工がしてあるわけだ。(山名昇)

山名昇さんによる日本盤ライナーではリコのワレイカ〜ワッリカ〜ゲットー・ロッカーズ表記に関して抜けなく説明がなされている。いささか地味とも言える内容にも「インスト曲のダブってどーなってんだよ」などツッコミつつ、「フルサイズのアルバムの丸ごとのダブ・アルバムだということも特徴のひとつ」と補足しながら、「どこか「PRE」盤らしい、ラフな仕上げも、むしろ好感を持って迎えられるのではないだろうか」と閉めている。

んで、オメーはどう感じたのかって? 一言でいえばソリッド、鋭い仕上がりになっていると思う。音数が減って、剥き身になった「マン・フロム・ワレイカ」(B面2曲目)は簡素だけど、元曲がはらんでいたユーモラスな空気が消えてない。パーカッションとリディム、ギターが絡み出すところではウウ! と声が出る(タマランって意味でね)。他の曲に関しては、また後ほど。

今日明日は13時開店! 明後日7日(月)と8日(火)は連休です。

2025/07/04

7/4 店日誌

7月4日、金曜日。インスタグラムで身近な人は極力フォローしたくない。その人がどこに出かけて、なに食べて、誰に会ったかは直に知らせてほしいし、ストーリーズ経由で飲み会の状況なども見たくない。店にくれば会える。縁があれば、街のどこかで遭遇できるわけだから。同業者もできれば避けたい。これには自分に原因があって、他所からの影響はSNS越しでは受けるのじゃなく、店に足を運んで驚きたいのだ(例えば、5月にたまたま訪れた〈アムレトロン〉みたいに)。

ソーシャル・ネットワーク・サービスは自己表現のためにあるわけじゃなく、店舗情報、入荷案内を流すための道具なんだと思ってる。そりゃ、熱い言葉に胸を動かされたり、紹介されたものを買いたくなったりする。無味なコピペ・テキストよりも、その人なりの文章に触れたいとは思ってるのだが、疲れることもある。

いまやインスタグラムは空気みたいなものだから、こんなことを書いても、意味がないのはわかってる。誰かを批判したいわけでもない。バシバシ使いまくって、関係を増やしていく人がいていい。読んで救われる人がいたっていいと思う。とかなんとか、自己弁護めいたことを書き始めると、キリがない。

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KONTEKE TEKETA『FIVE』ジョンのサン『ショートガイド』、STONESTONE『STONESTONE』など新譜音源の入荷多数! インディーなんて当たり前、みんなとっくに好きにやってる。ローカルとかストリートとか、いちいちウルセーのである。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉もよろしくどうぞー!

2025/07/03

7/3 店日誌

 7月3日、木曜日。友人に、最近ブログがつまらないと突っ込まれる。それらしい商品解説じゃなくて、オレの声が聞きたいってことだと思うのだけど、これがなかなか難しい。特定の人物への非難、違和感の表明はよほどじゃないとやりたくないし、最近はそうした感情を抱くことも減っている……。むー困った! 何かに毒づこうと思っても、ノーアイデア。まったく、なんにも言葉が出ない。ああ〜飲み会の誘いばかりでイヤになるぜ。とか? 自分の時間を大事にせねば。だとか? やっぱりつまらないよねェ。

今日の午後、知人と話していて「自分の人生を生きる」って言葉の意味がストン腑に落ちて、納得。そりゃそうだ。めちゃくちゃ当たり前だけど、実践してる人ってどれくらいいるのだろう? たぶん、そんなに多くない。既存の幸福、成功モデルにどうやって近づくか。そんな話ばっかりされてる気がする。

そんなこんなで開店時間が迫ってる。これから本の写真を撮って、ツイッターとかインスタグラムでも紹介したいのだが、間に合うだろうか。15時ちょうどに更新されてたら上手くいったということで。ただいま14時19分。

今日明日は15時開店! ジョンのサンの新譜が届いたぞ〜!

2025/07/02

7/2 店日誌

7月2日、水曜日。『relax』2000年10月号の特集は「SUPREME」と「イームズ」。店をはじめた時には既にプレミア価格が付いていた号なのだけど、これまで吟味する機会なく、何冊か売ってきた。いざ改めてページを繰ると、巻頭コラムに小野郁夫による「イームズとスケートの大事な関係に気づいてる?」があり、ソルスティス・ミュージック・フェスのフォトページ、イルドーザーの4ページが続く流れにグッと掴まれる。この頃の『relax』はやはり特別だったのだなーと再確認。

本特集は飛ばして、モノクロのコラムページ「fab!」の白根ゆたんぽ、松田岳二、水本アキラ、小柳帝、飯田アキオ、MC BOO!!、安田謙一、グルーヴあんちゃん、内門洋が怒涛のごとく現れる構成にシビれる。「fab!」にはさらにNYのインディーマガジン2誌の直撃取材あり、力の抜けた連載あり、するすると読まされる。

カルチャー、ファッション、アドバタイズ。雑誌がはらむべき要素を併せ持ちながら、時代の空気を誌面に反映させる。編集長の舵取りがあり、遊びのわかる編集部員がいて、マジカルな雑誌が生まれていた。こりゃ長続きはしないよなあ……なんて悟ったようなことは言いたくないのだが。

今日も古本、新譜に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2025/07/01

7/1 雑記

ああ、面白かった! 家から歩いて10分ちょいの距離にある一の矢神社の例大祭ってのに出かけてみると、付近は子供たちでいっぱい。親に連れられた幼稚園児、小学生から友達と連れ立って歩く中学生、高校生。イキった感じの男女もちらほら。こういう風景久しぶりだな〜と生ビールを飲みつつのんびり歩く。普段は車がビュン! と抜ける道路も通行禁止で清々しい。16時頃からの豪雨が上がった空気は澄んでて心地よい。暮れていく空もきれいだった。

動き出した神輿を見送ったのち、スーパー前の焼き鳥屋で注文したネギ間、ナンコツ、ニンニク串をつまみながら缶ビール。いい夕暮れ。いい休日。たっぷり歩いて2時間半の小旅行。日常とは異なる時間を味わった。