11月20日、水曜日。年末、師走、忘年会なんて言葉が耳に入ると気が重たくなる。そんな話はまだ、いい。予定も約束もなくていい。個々人、できるだけのことをやって、日々を過ごしていこう。自分は来月の出張、来年の催事に向けての準備を進めていければいい。突然あらわれる友人がもってくるビール、たま〜にある小さな飲み会、今はそれくらいで充分だ。無茶やればいい、って年でもないもんね。
オレは、いつも、この名づけようもない新しい音楽が生まれてくる瞬間への強い愛情と興味があるのと同時に、ブームが去った後に、何が残るか、いったい、その後どうやって各人がサヴァイヴァルしていくのかのほうに、それ以上の強い興味があるのだ。(…)問題は何を始めるかだけではなく、始めたものに対してどれだけ責任を取れるのかという話でもあるのだ。(大友良英)
今日も『大友良英のJAMJAM日記』を読んでいる。上記の一節を2006年12月末の日記で見つけて、ウームと感じて、立ち止まった。始めること、続けることってのは区別されずに語られがちだけど、しかも前者のほうに多くの関心が向きがちなのだけど、後者にこそ物事の本質が宿るんじゃないかと思う(でも、それだけに執着してると凝り固まっちゃうんだよなあ……。バランス取りがむずかしい)。
引用しながら他者を批判したいわけじゃなく、これから自分が始めようとしていることへの厳しい激励だと受け取った。始めただけで定期開催できず、継続もせずに終えてしまうのは避けたいのだ。
今日が、今年のストーブ初日。去年はいつから使っていたっけなあ。