5月4日、日曜日。昨日は店を休んで東京へ。最初の目的地は高円寺、未踏の密林的音盤店〈Los Apson?〉を目指して歩く。ざっくりした地図だけを頼りに進んでいくも、手がかりなく、こりゃ方向が違うんじゃないか? と疑念に捉われたあたりで居酒屋〈カヤ〉を見つける。おお!ここなんだ〜! 喜ぶも営業時間前。駅に戻る途中の商店街で目に入った小さなお店、なんと〈アムレトロン〉だ。店主の方と何度かお会いしたことがあり、知人からも評判を聞いていて、気になっていた。
ドアを開けると「あら、どうも!」って感じでご挨拶。たまたま見つけました〜なんて話しつつ、店内をぐるりと一周。本とレコード、雑貨、コーヒー豆などがある小さな店なのだけど、配置に深みがある。限られた空間で立体的に表現されるのは、店主の美意識、文学観。びしびしと刺激を受ける。ずっと欲しかった詩集を購入。
実はロスアプソンに行きたくて……と切り出すと、それならここをまっすぐ行って、あそこの角を曲がって、ちょっといけばありますよ。道順を教えてもらって町に出る。たぶんこの辺なんだけどな〜って通りを行きつ戻りつして、ようやく発見。坂本慎太郎の壁画が静かに佇んでいる。そっとドアを開けると、そこは異世界。まさしく密林。これは入店ではなく潜入だ。おそるおそる足を踏み入れる。
店内奥にはXreensaver/NAT000ことソニックさんのコラージュ作品が展示されている。馴染みのある色彩の作品たち、画像でしか見てこなかったけど、実物もすごくいい。奇妙だけど愛嬌あり。さあ、次はレコードか? Tシャツか? CDか? なにから見ていこうか。と、書き出すと終わらないので、今日はここまで。
今日明日、明後日は13時から19時まで開けてます! お暇ならばご来店を〜!