2022/12/31

12/31 店日誌

12月31日、土曜日。日を積み重ねて、あっという間に一年。でも、このブログに書いてきた記録を見返すと、一年前のことが途方もなく遠いことに思えてくる。出来事によっては、つい最近のような気がすることもある。時の流れ方は一定ではなく、人それぞれに捉え方がある。収縮するし固定化する。つまり、時間には可塑性がある。いつからかそう思って生きている(ムズカシイことを言いたいわけじゃない)。

昨年展開して好評だった「2021年を振り返る」。改めて「2022年振り返る」として明日から日々、更新していくのでお楽しみに。人それぞれの文体、形態があって面白い。

今日は13時から19時までの短縮営業。のんびりやってます。

2022/12/30

12/30 店日誌

12月30日、金曜日。開店前に自転車で走っていると、エスプラくんとすれ違う。そのまま店で乾杯。15時を前にして、やろうとしたことなど、何も出来ない。常連Mさんが本を売りに来てくれ、新刊と古本を買っていく。長いことお世話になっている方。年末ぎりぎりに顔を見られて、話ができて良かった。

その後も、数組の来店。本の買取もいくつか。事務所が近所のスペクテイター・青野さん。古着屋may・細矢さん。お二人つづけて、江利チエミのCDを買っていく。来年もよろしく。そう言い合って、送り出す(古着屋mayは、新年5日から営業とのこと)。ああ、どうにか。閉店まで漕ぎ着けた。

今日は15時から20時までの通常営業。通販などのお問い合わせは、お気軽に。

2022/12/29

12/29 店日誌

12月29日、木曜日。二日ぶりの営業だった昨日、開店直後から客足が絶えなかった。夕方前の時間帯に、なぜか同時に二、三組。その後にも一人、二人。しばらく経って太郎くん。馴染みの大学生、Uさん。三人で話していると、バンド練帰りの女性たち。あ、その前に突然やって来た大学生がこれからクリスマス・パーティーだと言っていて驚いた。

今朝、日本堤の酒場〈大林〉の閉店を知った。真夏に行って、団扇をぱたぱたしながら飲むビール。黒ビールと半々にするのを薦めてもらってから、気に入ってよく飲んだ。すごく、好きな店だった。

店にいて、年末なのかなーと思う瞬間がある。何でなのかな。

2022/12/28

12/28 店日誌

12月28日、水曜日。昨日は休みを取って東京へ。まず向かうはお茶の水、喫茶店〈穂高〉で今年最後のコーヒー。〈丸善〉と〈ディスクユニオン〉に行ったあと電車に乗って吉祥寺。パルコ地下の〈ディスクユニオン〉で時間をつぶし、佐藤拓人と合流。二人で〈ルノアール〉に行き、山名昇さんと待ち合わせ。約90分みっちり話す。3人で〈ココナッツディスク・吉祥寺店〉でレコード掘りも。いい時間だった。

阿佐ヶ谷〈コンコ堂〉に立ち寄ったのち(今年もお世話になりました!)、バスに乗って代田橋〈バックパックブックス〉に。雑誌『つくづく』編集人・金井タオルと落ち合い、即ビール。その後もビール。本を読んだり買ったり、立ち話などするうち、お隣〈omiyage〉のロボ宙さん登場。みんなで焼酎のお湯割りを飲みはじめ、突発的な路上忘年会になる。

半年以上ぶりに足を踏み入れた〈omiyage〉の面白さは圧倒的! 今、ここでしか買えないであろうものばかり。気になって、手に取ったら大体購入。悔いなく散財した。時間を置いて、また訪ねたい。〈バックパックブックス〉の品揃えも深みが増したように思う。値付けも変わってきたので、今後にとても期待している。

今日以降は年内無休! 今日明日、明後日は15時開店!

2022/12/27

12/27 雑記

最後まで、捨鉢を貫きとおした彼女の一生に、せめて私一人はひそかな拍手を送ってやりたいと思うのである。(色川武大「月は東に陽は西に」)

朝と夕方に散歩をし、日が暮れる頃に風呂に入る。夜は居間で本を読む。種村季弘・編『東京百話(天の巻)』。どこかで読んだかな、という感触のある話であってもあらたな印象で味わえる。それがアンソロジーの面白味。森茉莉、岡本かの子の文章を、はじめて読んだ。幾度か読んだ気のする、色川武大「月は東に陽は西に」に感じ入る(その、他者へのまなざしに)。ここにも浅草の喫茶店〈ハトヤ〉が出てきた。

ゴンチチ「世界の快適音楽セレクション・クリスマススペシャル」での湯浅学の選曲にじーんときた。遠藤賢司「猫と僕と君」~オクノ修「できたら僕は」~渋谷毅「それは僕ぢゃないよ」の流れが特に素晴らしかった。

2022/12/26

12/26 雑記

メリークリスマス。誰ともそんな言葉を交わさぬまま、週末が終わった。昨日の日誌に売上がさみしいと書いたからか、心配してきてくれた人がいた。ビールの6缶パックを持ってきてくれた人もいた(エビス&黒ラベル)。自転車の空気を入れてくれたのは、ヨシオさん。終わり間際にふらっと現れた河合さんの話、面白かった。隣の店長、土田くんとも楽しく呑んだ。

本を売って、買っていった常連のHさん、いつもありがとう。

2022/12/25

12/25 店日誌

12月25日、日曜日。仕立て屋のサーカス・東京公演を終えた週、20日(火)から23日(金)までの四日間、店はすごく暇だった。日によっては開店直後の売上100円のまま、19時を過ぎたこともあった(その日、ギリギリで来てくれたのはご近所〈古着屋may〉の細矢さん)。昨日もまた、序盤はしらっと静かなまま。暇にまかせてツイッターインスタグラムなど触っていると、ご来店。正直に言って、かなり驚いた。

会津から来てくれた男性、ハップファットさんに教えてもらったという女性、それぞれと話し、会計をして送り出す。知り合いのご夫婦も来てくれ、年末のご挨拶。最終的には日頃あまり話す機会がない方と、飲みながら話し込んでいた。これもまた、忘年会かな。

今日は通常営業。明日、明後日(12月26日・27日)は休み。

2022/12/24

12/24 店日誌

12月24日、土曜日。土曜に店を開けるのは、今月3日の店番太郎くんの担当日以来である(あの、売上900円の日)。埼玉、香川、東京と週末ごとの出張があり、その場でしか会えない人がいて、売れない本があった。あっという間に過ぎているようで、点から点へとたどってみると、けっこう濃密な日々だった。

昨夜はちょい早じまいして、店番太郎くん案内のもと、近所のトンカツ屋に行ってきた。たっぷりのキャベツ、ロースカツ、白米少々。スーパードライの中瓶を2本。お互いのレコードや仕事のこと、年末年始の予定などを話して小一時間。お腹はパンパン。ほろ酔いで家に帰った。

今日明日は13時開店! 本の買取依頼、常時受付中。気軽にお問い合わせください。

2022/12/23

12/23 店日誌

12月23日、金曜日。冬至が過ぎて、これからだんだんと日が長くなる。実感がなくとも、こう書いてみれば、遠からず春が来るような気がしてくる。まだまだ寒い日が続くだろうし、なんなら、もっと冷えるのだ。体調を崩さないよう気をつけながら、出来るだけ静かに、過ごしていきたい。この週末が終わってしまえば、あとは年を越すだけだ。

近年、忘年会と称しての大騒ぎから、距離ができてしまった。何がなくても、飲む機会が多いのも、その理由だと考えられる。

今日も通常営業! 書籍、音源に入荷多数。お暇があれば、ご来店を。

2022/12/22

河合浩個展「Hello How? and Hey」

河合浩個展「Hello How? and Hey」
会期 2023年1月13日(金)〜25日(木) 11時~19時(木曜休み)
会場 PLACE(神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-10-8第1ミナモトビル1-B)

12/22 店日誌

12月22日、木曜日。開店前に友人が段ボールを4箱、持ってくる。雑誌や書籍、CDがたくさん入ったものを預かり査定をはじめると、また別の知り合いが。小ぶりの3箱。立て続けの買取依頼で、店内はいきなり飽和状態である。ぱぱっと整理して、お客さんが歩くスペースは確保。場所によっては見づらい棚があるけれど、営業はできる。

てなわけで、入荷多数! 通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2022/12/21

12/21 店日誌

12月21日、水曜日。昨日は終始、静かな店内。夕方遅くに届いた段ボールを整理し始めたら、ご来店。大学1年、2年生の頃から店に通ってくれていて、今は記者になってばりばり働いているRちゃん。話しはじめたところで最長常連Oくんも来る。缶ビール片手によもやま話に花を咲かせる。二人とも、寒い中よく来てくれた。

今日明日、明後日は15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉に動きあり。

2022/12/20

12/20 店日誌

12月20日、火曜日。先週の15日以来、久しぶりの開店。とは言え、現時点ではまだ、片付けが終わっていない。この後、届く予定のダンボール2箱分の本たちをいかにスムースに棚に戻すか。それを考えると気が重いが、手を動かすしかない。元通りにするのではなく、今、面白いなーと感じられる棚にできたらいい。

次の定休日26日(月)、翌日27日(火)が連休。年内それ以外の日は31日(土)まで営業予定。各日の開店時間は、追ってお知らせするつもり。

店内は暖かくしておきます。お暇なときにご来店ください。

2022/12/19

新宿出張記④

12月18日。8時半ごろ起きだし、外に出る。ドトールに行って、コーヒーとレタスドッグを買って川沿いのベンチで一服。風呂に入ったりしてのんびり過ごす。11時過ぎに電車に乗って代々木に出て、会場入り。店を整えたのちディスクユニオンに行って、カールトン&ザ・シューズの再発盤を買う(昨日、店で流れていて驚いて、再発を知ったのだ……)。改めて代々木に出て、お気に入りの〈アンコールワット〉で昼食。めちゃくちゃ美味い。大満足。

ルミネゼロに戻ると、〈千年一日珈琲焙煎所〉の大坪さんも来ている。葉山〈DAYS386〉も来る。久しぶりに顔を合わす武宮さん、シンちゃんたちもいて、嬉しい。話しながら準備をするうち開場時間。身体は重たい。お客さんが入り始めても、無理せず座ったままでいる。序盤こそ、本への反応は鈍かったけど、徐々に気にしてくれる人が増えていく。お客さんと話しているうち、一部が開演。三日目だけあって、まとまりがある。幕開けのスズキタカユキさんの独演がけっこう好きだ。

休憩をはさんでの二部、多要素ではあれ、まとまりがあったと思う。子供が積木に夢中になっていても白々しくない。大工さんの木の工夫も効いている。有機的に場が成立していて、負荷なく観ていられる。音、光、布からなる仕立て屋のサーカスに、木が加わって、ほんのわずか、あらたな局面が見えた気がする。終幕間際、紙吹雪の演出にグッときた。

12月16日から18日までの三日間を振り返るとあっという間だけれど、けっこう長かった気もする。いつも以上に実感もある。ズシリとした疲れ。しっかりと売れた本。言葉を交わした人。色んな局面があった。とにかく今は、お疲れさま。また、この場に来れたらいい。

参考記事:2022年5月「(新宿出張記(仕立て屋のサーカス・東京公演記)」

2022/12/18

新宿出張記③

二日目の夜公演。一部での演奏、パフォーマンスが今のところ最も良いものだったと思う。大穂さんのブルースハープ独奏には胸を打たれた。目の前にいない相手に向けて音を出し、身体全体でグルーヴさせる姿に迫力を感じた。照明は簡素。的確な演出。昼夜とも照明作家・渡辺敬之くんの演出に唸らされた。既知の方法であっても、影の写り方にハッとさせられる瞬間が何度かあった。

休憩を挟んでの二部。ゲストの歴史学者・藤原辰史さん登場後の伴奏に工夫があり、面白かった。話自体は軽いもので、さほど引き込まれず。できればもう少し深いところまで連れていってほしいのだけど。大工・大塚さんの現れ方も、もっと面白くできる余地がありそう。準備不足ではあっても次回に繋がる点を見出してほしい。

やはり、二回公演は大変だ。店を開いているだけで、エネルギーを消耗する。多くの人が本に興味を持ってくれ、購入してくれることに救われている。この会場でしか話せない方が何人かいて、そのやり取りにも心を暖められる。

それにしても、夜公演の前に街に出てみると、ものすごい人! 〈ディスクユニオン〉に行って、足早に戻ってきた(……人だらけでそうするしかなかなった)。出店に来ていた〈ムムムカリー〉のキーマは美味! スパイシーで頭皮にじわっと汗をかいた。旧友・ヨーヘイくんのカレーを食べられて、満足。

2022/12/17

新宿出張記②

12月17日。朝は当然起きられず。風呂に入ったのち近くのドトールまでコーヒーを買いに行く。ゴンチチのラジオ「世界の快適音楽コレクション」を聴きながらぼーっとする。10時前に勝どきを出て、大江戸線で代々木まで行く。前回の出店、滞在時に会得したこの方法だと、人混みに巻き込まれずに会場に入れる。散歩がてら歩けるのも、嬉しい。

会場到着後、店を整えているときに曽我大穂さんが来て、昨晩の公演に関しての意見を交わす。11時半開場。経験上、1日二回公演の昼の部は静かである。子供が多いし、本に意識を向けてくれる人も少ない。無理せず、椅子に座って本(笠原和夫『破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂歌』、メチャ面白い!)を読んでいると、ぱらぱらと人が来る。今年5月の昼公演に比べるとだいぶマシ。すぐに買わずとも気にしてくれる人もいた。何人かのお客さんと話をする。

さて、第一部。昨晩より要素を減らして、大人の雰囲気。攻める部分もあり、集中して見ていられる。舞台上の異物として機能する演者がいると面白みが増すように感じる。休憩を経て、二部に入る。このステージは、もう子供の遊び場! 大穂さんが積木を始めるとぐいぐい子供たちが引き込まれる。ステージ遠くからも吸い寄せられるように集まってくる。観ていて、さほど嫌な感じはしなかったけど、この絵面が流布するのは避けた方がいいだろう。昼の部を設けることは、子供参加型のステージを作ることじゃない。人は簡単に誤解する(と言うか、都合よく受け取る)から。

とは言え、初日より密度の高いパフォーマンスに安心させられた。

新宿出張記①

12月16日。朝、店で「仕立て屋のサーカス・東京公演」の出店準備。あれも、これもとスーツケースに入れていく。レコード、トートバッグなんかも持っていく。もう、ここまで! と決めた頃には、恐ろしい重さになっている。ヒイヒイしながらバス停に。高速バスで東京駅に向かうのだが、時刻表を読み違えていて、待ち時間45分。乗車後、首都高が渋滞。東京駅周辺も車が多い。約2時間かかって、到着。

東京駅にも人が多い! 大荷物と共に、人混みをかき分け電車に乗る。14時過ぎに会場入り。荷物を置いてちょっと歩いて〈ベルク〉で一服。カレーとビール。もう一杯、エーデルピルスを立ち飲み。平日の午後、比較的空いている店内でゆっくりする。15分ほどであったけど、この日いちばんゆっくりできた。

会場に戻って、出店準備。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉、〈パラダイス・アレイ〉など他のお店もやってくる。ワイワイ話して手を動かせば、あっという間に開場時間。17時半ちょい過ぎにお客さんが入ってくる。初日ゆえかしずかな雰囲気。最初のお客さんが来て、本を買ってくれるまでは内心ハラハラだ。少しずつ、人が増えてきて、気がつけばけっこうな数の人が入っている。いい反応もあり、安心する。

そんなこんなで、初日開演。様子見のような第一部、ゲスト参加のフルート奏者・MAKISAMAさんの参加の仕方が面白かった。表現にあらたな層ができたような。恒例の出店者、出演者紹介のあと休憩にはいると、出店エリアは人でごった返す。本もよく売れ、てんてこまい。これが楽しい。勢いで乗り切る。

初日、第二部にはゲストの歴史学者・藤原辰史さんを迎える。「分解・発酵」をテーマに話して和気あいあいとした雰囲気。子供にもやさしい。が、自分はあまり楽しめず。サーカスという場づくりにあっては良かったかもしれないけれど、表現面においては鋭さもなく、眠たかった。わずかな新局面があったとは言え、全体の流れには退屈してしまった。

終演後も店に来て、本や音源を買っていく人がいる。やり取りをするうち、ものの15分ほどで閉場。いつも以上に慌ただしく、初日が終わる。

2022/12/16

12/16 雑記

朝、いつも通りの時間に起きてラジオ体操、朝食をとったのち身支度を整える。まずは歩いて店まで行く。スーツケースに本を詰めたら、出発だ。今日から「仕立て屋のサーカス・東京公演」に出店する。どんな人たちが来るのか。持っていく本は売れるのか。考え始めるとキリがない。

2022/12/15

12/15 店日誌

12月15日、木曜日。昨日、店を開けてすぐ来てくれたのは、オデンくん、アンディくん、ナオキくん、ハマスターさんからなる神戸・HHbushクルーのご一行(添乗員はエスプラくん)。ワイワイ話しながら、レコードや雑誌、タオルなどを買っていく。とてもいいノリ。今週末のパーティーに行けないのが改めて残念。彼ら、今週中はつくばに滞在しているとのこと。

それと同時に来てくれたのが、世田谷ピンポンズ(さん付けが難しい……)。なんとなく見た顔だなーと思って話しかけたら、その人だった。ここ最近でもっとも濃度の高い店内だったので、驚かせてしまったかもしれない。でも、少しだけでも言葉が交わせて良かった。

繰り返しのお知らせだけれど、明日16日(金)から18日(日)までの三日間は「仕立て屋のサーカス・東京公演」に出店するため、店舗休業。週明け20日(火)から営業再開予定(オンライン・ストア〈平凡〉も発送が遅くなるので、ご了承の上でのご購入を)。

あっという間に木曜だ。日がどんどん過ぎていく。

2022/12/14

12/14 店日誌

12月14日、水曜日。走る煉瓦(レンガ)。240ワゴンという種類のボルボをそう呼ぶと教えてくれたのは、代行運転のドライバーさん。昨夜、店に来た最長常連Oくんの車に同乗してみたら、そんな風に教えてくれた。時間にして10分弱ではあったけど、丁寧な運転と対応で、いい人に当たったと嬉しくなった。また、どこかで出会うことはあるだろうか。

高松への出張が終わったと思ったら、あっという間に「仕立て屋のサーカス・東京公演」が始まってしまう。明後日16日(金)から18日(日)までの三日間は店舗休業。定休日を挟んで、20日(火)から通常通りに営業予定。

今日明日は15時開店! 店内はもちろん、間借り中のオンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

『Chiemi Eri』(CD)

江利チエミ『Chiemi Eri』(CD)が届きました。
EGO-WRAPPINの森雅樹による名作コンピレーション『Rock A Shacka vol.3~Move! Baby Move!』(2003)に収録されていた「奴さん(Yakko−San)」に痺れた同世代はもちろん、民謡クルセイダーズなんかを聴いている若者たちにも薦めたい! この音源、めちゃくちゃカッコいいんだ! ジャズ・フィーリングたっぷりの伴奏、江利チエミのコブシの効いた歌唱の相性は実にクール。色ものではなく普通にいい音楽ばかり、16曲。

当店的にはDJ HOLIDAYのミックスと合わせて聴いてくれると、カッコ良さが10倍増しかなと思って仕入れてみました。本当にいい音源なので、気軽に試してみてほしい。

販売価格は2200円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

2022/12/13

高松市塩上町、角地テナント郡





香川県高松市塩上町にDJ HAPPFATさんが営む〈KOKUA COFFEE ISLAND〉はある。この店が入居するテナントをはじめ、この街区には味のある角地テナントが沢山あった。歩くと見つかるこうした建物(写真に撮ったのはごく一部)。他にもこうしたY字路ばかり。これは、この地区だけの特色なのだろうか。

「仕立て屋のサーカス 東京公演 2022」12/16-18

今年5月以来の東京公演! 12月16日(金)から18日(日)までの3日間、新宿〈ルミネ・ゼロ〉で開催される「仕立て屋のサーカス 東京公演」に出店します。3日間、全4公演の会場で本や音源、トートバッグなどを販売します。個人的には「不在」がテーマのようだった前回の公演。そこから約7ヶ月。仕立て屋のサーカスが選んだ言葉は「分解」。どんな公演、表現になるのだろうか。ご来場の上、ぜひその目で確認してほしいです。

公演の時間、料金、客演陣などの詳しい情報は「仕立て屋のサーカス」の公式HP、各種SNSでご確認を。現在発表されているゲストは歴史学者・藤原辰史さん。その他にも何人かを迎え入れるとか……その辺りの続報もお楽しみに。

***

仕立て屋のサーカス 東京公演

日程:2022年12/16(金) - 12/18(日)

会場:ルミネゼロ

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan Shinjuku 5F

▪︎ 日時

・12/16(金) … 開場:17時半 / 開演:19時

出演ゲスト:藤原辰史 ( 歴史学者 )

TICKET … 一般 ¥3,900 / 学生 ¥2,500

約120分 ( 休憩有 )

・12/17(土)昼公演 … 開場:11時半 / 開演:13時

TICKET … 一般 ¥3,500 / 学生 ¥2,500

約60分

・12/17(土) 夜公演 … 開場:17時半 / 開演:19時

出演ゲスト:藤原辰史 ( 歴史学者 )

TICKET … 一般 ¥3,900 / 学生 ¥2,500

約120分 ( 休憩有 )

・12/18(日) … 開場:14時半 / 開演:16時

TICKET … 一般 ¥3,900 / 学生 ¥2,500

約120分 ( 休憩有 )

* 乳幼児、未就学児童、小学生、中学生〜18才 … 無料 ( 下記チケット購入サイトにて要予約 )


▪︎ BUY TICKET

[ WEB予約 ]

https://t.livepocket.jp/p/circodesastre より


問合せ : circo.sastre@gmail.com まで、メールにてお問合せください。

* 会場へのお問い合わせはお控え下さい。

『Bands that make a lot of messy sounds』




Ryohei Kazumi『Bands that make a lot of messy sounds』が届きました。
昨年末入荷した『MAGAZINE』以来、約1年ぶりに届いた作品集! 鬼才(奇才)・数見亮平の魅力が活かされた判型、紙質、印刷具合。作品そのものの完成度の高さはそのまま、より古典的な雰囲気をまとったこの冊子、見る人が見れば、めちゃくちゃ魅力的だと思います。数十年後に発掘されたら、未来の人もきっと驚く。こんなもの、他の誰にも作れない。

販売価格は2400円(税込)。既発の作品集『For you』も在庫しています。

12/13 店日誌

12月13日、火曜日。昨日は高松から成田への飛行機(持ち込み重量、ギリギリセーフ!)、つくば駅までのバスと乗り継ぎ、帰ってきた。朝からまともに飯を食っていない! ならば、チャーハン、ギョウザだろう。歩いて〈大成軒〉に直行してたいらげたのち、鹿児島のラッパー・泰尊くんはこの辺にいるんじゃないか。そう、思い立って〈Good Near Record〉に足を向けると、なんと出てきたのはエスプラ、泰尊の二人のラッパーにスエルテくん。

わわーっと盛り上がり、立ち話のち缶ビール。そのまま〈大成軒〉に。「また来たの!」と声をかけられ、少々照れつつ瓶ビール(都合7本)。日が暮れる時間帯、この店のいちばん静かな時間を堪能する。泰尊くんの話を聞いて、胸が熱くなった。

久しぶりの開店! 片付けをしながら、のんびりと営業中。

高松出張記③

いざ、夜の部。準備をしながらみんなで話していると、開店前にご来店。市内のセレクトショップに勤める男性、32歳。背が大きく手も大きい(マジで、デカい!)。洋服からワールドカップ、食べ物の話を始めると止まらない。だけど、そんなに嫌じゃない。彼は途中までパーティーも楽しんでいってくれた。その後に、ライブをしてくれる笠井歩さんとそのお友達が来て、酒を飲み始めると店内は徐々にヒートアップ。ショットが飛び交う宴会状態。みんな、気持ちよく酔っていて、誰と話しても楽しい。DJ U–TAの選曲も抜群で、場の雰囲気を軽く明るくしてくれる。

夜になった頃には〈本屋ルヌガンガ〉のご店主やその友人達、近くで焼き菓子店を営む女性、ドーナツ屋をやっている男性が混ざってくるともう大変。自分の店からビールを追加で持ってきてくれたり自由自在。この女性と男性(ネーチャンニーチャンって感じ)の飲みっぷりが素晴らしい! 常連のオジサンも混ざってきて、すごく楽しい。

ヘベレケながら会計も済まし、もうやりきった! ラーメンを食べに行くみんなを送り出し、自分は2階に上がる。気がつけば、朝。6時に起きて帰りの準備。本を段ボールに詰めて、そのほかの軽いものたちをリュックにしまう。おそらくこれで機内持ち込み重量もオーケーでしょう! ってところで店を出る。近所のコンビニで本を送って、瓦町駅前からバスに乗る。ここでハップファットさんとお別れ。何から何まで本当にお世話になった。

高松空港でハラハラしながら重量軽量を終え、無事に搭乗。10時過ぎに離陸、11時半前に着陸。あっという間に千葉県だ。成田空港からつくば駅までのバスに乗り、シートを倒すと眠ってしまう。目が覚めると茨城県。ああ、帰ってくるとあっという間だ。

2022/12/12

高松出張記②

12月11日。朝方、小用で何度か目が覚める。6時頃に琴電が動き出し、踏切の音が響く。サッとシャワーを浴びて着替えを済まし外に出る。なんとなく周辺を歩いてみる。古い喫茶店を見つけて入ってみると、モーニング500円。ちょうど良い。コクアに戻るとハップさんも起きてきて、少し話す。それぞれに動き出して、9時頃には準備完了。開店の10時までコーヒーやモーニング(二度目!)を頂く。

開店後、少し疲れて自分は2階に上がって横になる。しばしウトウトとして、お昼前。下に降りると毎日来ている常連のオジサンとハップさんが楽しそうに喋っていた。しばらくお客さんも来なそうなので、自分は街に出る。昨夜歩き回ったあたりに行ってみて、ようやく土地勘めいたものを得た気になる。〈ルーツ・レコード〉を見つけるが、深入りを避けるため、通り過ぎる。〈本屋ルヌガンガ〉に着いてすぐ、ハップさんから来客ありとのメールが入って急いで戻る。

女性、男性、それぞれ一人ずつ、わざわざ本や音源を求めて足を運んでくれる。会計しながら話をして送り出す。その頃、DJ担当のU–TAくんもくる。そこから数時間、のんびり、まったり、ウトウトしたり本を読んだりして過ごす。14時半頃に「植田さん、うどん屋に行くなら今しかない!」とハップさんに呼びかけられ、簡単に道を聞いて店を飛び出す。教えてもらった〈ゴッドハンド〉(すごい名前!)でかけうどん、中盛り。トッピングなし。出汁の効いた味わいで一息にすする。常連さん多めの雰囲気もよく、大満足。

その後、いったん店に戻って中休み。午前中ゆっくりできなかったルヌガンガ再訪。ゆっくり本を見る。「素敵な本屋さん」を体現した店、音楽、暖かみ。子供が多くともしっかりケアをしてやさしく見守るスタッフさん。ああ、うちの店とは大違い。面白いなあと思いながら、本を2冊買う(バーゲンブックで失礼……)。

(③につづく……はず)

2022/12/11

高松出張記①

12月10日。早朝、つくばを出発。6時半には成田空港。チケット発券後、荷物の重量オーバーが発覚して追加料金を払うことに。飛行機に慣れていないから、仕方ない。今後は気をつける。スムースに搭乗、離陸。うとうとしてる間に着陸。あっという間に香川県。はじめて四国に降り立った。

空港からバスに乗って瓦町。少し歩いて〈KOKUA COFFEE ISLAND〉に到着。同じタイミングで入店したナカイさん、ハップファットさんに挨拶。すぐに打ち解ける。郵便局の場所を教えてもらって歩き出す。ああ、嬉しい。知らない街、新しい道に足を踏み出す感じ、やっぱり好きだ。

店に戻ってすぐ、〈YOMS〉の斉藤さんもやって来る。あれやこれや話しながら出店準備。12時半頃に整ってやんわりと開店。天気よし。空気もあたたかい。DJのU–TA君の選曲も気持ちがいい。早々ビールを飲み出し、来る人たちと色々と話す。大賑わいではなくとも、しっかりと本を見にくる人がいる。何か面白いもの、ことに触れるために足を運んでくれていると感じて、じわりと嬉しい。ビール、数杯飲む。

昼休憩で連れていってもらったブルワリー〈とりかご/しろすずめ〉の雰囲気良し。大袈裟に言語化せず、しっかりと意思のある店づくりをしている。どうしても足し算、掛け算をねらう人が多いなか、さっぱりした場をつくる人はカッコいい。

夕方からの夜の部をハップさんに任せて、自分は気になる書店、いくつかを探しに街を歩き回るも、見つけられず。高松の繁華街は人が多く、にぎやか。歳末の気配があって、歩く人たちも元気がいい(みんな、しっかりマスクをしている。大袈裟じゃなく90%以上の着用率)。その後、どうにか〈YOMS〉を見つけてホッと一息。クラシックな古本屋の気配、芸術表現への感応とが入り混ざった雰囲気で居心地がいい。カウンターに座れるのも嬉しい。トイレもカッコ良かった。

店に戻ると、そこからポツポツとご来店。周辺でお店を営む方など、来てくれて本を買っていってくれる。それぞれの方と話ができて嬉しい。店が閉まる24時頃にはもう、眠い。まともに頭が働かない。2階に上がって、すぐに布団に入った。

2022/12/10

12/10 雑記

これを書いているのは12月9日、夜。明日の今頃、自分はどんなことを思っているのか。目に写る風景はどんなものなのか。まったく想像がついていない(まァ、寝てるかもしれんけど)。香川県の高松市到着後、誰と会って、何を話してるかも分からない。こんな感覚で移動するのは久しぶり。長いこと、旅をサボってきてしまった。

大袈裟かもしれないが、率直な思いである。

2022/12/09

『夜の木』(11刷)

絵画集『夜の木』(11刷)が届きました。
2012年から版を重ねて、11刷目(当店で販売をはじめて、10年目!)。その表紙画に選ばれたのは「木の創造」。ビニールの封を解くと、あふれ出すインクの香り。他のどれにも似ていない夜(黒)の色あい、それぞれの木がもつ物語。ゆっくり味わってほしい一冊です。

販売価格は3960円(税込)。吉祥寺の出版社「タムラ堂」が年に一度、発行する特別な本。

***



『夜の木』
シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都   
定価:3520円(税込)

2008のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。
(版ごとに表紙の絵柄が変わります。)

世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。
 
夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。

全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。


「Wald in Amir」

深い夜の森に溶けていくような即興パフォーマンス、イベントに合わせたインスタレーションやお食事も合わせてお楽しみください。

「Wald in Amir」
日時 12月17日(土) 18時開演
料金 3000円+ドリンクオーダー(定員25名)
出演    OSHIDAÀYA,Ami Kawai,新村隆慶
会場 棕櫚(茨城県つくば市小野崎956–1)

12/9 店日誌

12月9日、金曜日。昨日、開店してすぐ来たお二人は、市内のカレー店〈棕櫚〉でみた『Spectator』43号(わび・さび特集)を買いに来てくれた。自分の地元、出身中学付近の団地に住んでいて、つくばに引っ越してきたのもつい最近とのことだった。ちょうど聴いていた江利チエミの音源に反応してくれ、話ができて嬉しかった。

棕櫚夫婦にお礼がしたいなーと思っていたら、夕方、そのお二人がやって来た。驚きつつお礼を伝えて、催事の紹介などのやり取りをする。いつも、何らかのものを買ってくれるのもありがたい。

そんなこんなで今日が締め切りの依頼原稿があるのを思い出した、たった今。書けるかどうか分からないけど、やってみよう。他にも送れていない写真がある。一つ一つ、順番にやっていくしかない。

明日明後日は香川出張のため、店は休み。今日は通常営業。

2022/12/08

『本屋で待つ』

「ウィー東城店に行けばなんとかしてくれる」

佐藤友則・島田潤一郎『本屋で待つ』が届きました。
広島県庄原市にある書店〈ウィー東城点〉は、町の人がなんでも相談にくる場所で、美容室とエステルームも併設。業界内外から注目を集めるお店の社長・佐藤友則さんが語りおろした本……なのだけど、そんな前知識がなくても手にしてページをめくれば、引き込まれる。飾り気のない言葉が魅力的で読む手を止められず、ぐぐっと読み進めてしまった。

若き佐藤さんの仕事量は生半可じゃないし、お客さんの声に耳を傾け続けることも容易ではない。けっこう壮絶な内容ではあるのだけど、読み手の負荷は少ない。なぜか、読むうちに元気が出てくる。

販売価格は1760円(税込)。ひうち棚の絵が、全編に散りばめてあって、いい味を出しています。

『絵本のなかへ帰る・完全版』

髙村志保『絵本のなかへ帰る・完全版』が届きました。
2021年に岬書店から刊行された長野県茅野市の〈今井書店〉二代目店主・髙村志保さんのエッセイ集に4篇を加えて、装画もあらたにした完全版。反則かなと思いながら、追加された4つのお話に触れて、胸がジーンとした。今、読めてよかった。あの人とあの人、この本を手にしてほしい人の顔が浮かんだ。これは、きっと大事な本になる。

販売価格は1760円(税込)。岬書店版を一冊だけ、在庫しています。

12/8 店日誌

12月8日、木曜日。朝7時前に太陽が顔を出すと、エネルギーに満ちた光が居間に入る。身体全体で受け止めたくなり、両手を伸ばす。眩しすぎて目は開けていられない。一日のうちのほんの数十秒、こんな時間を持つだけで朝の到来を確かに感じる。些細なことだが、こうした実感を大事にしながら暮らしていきたい。

繰り返しのお知らせ。12月10日(土)・11日(日)は香川県高松市での催事に出店するため、店は休み。加えて、16日(金)・17日(土)・18日(日)も「仕立て屋のサーカス・東京公演」出店のため、休業。

店にいる分にはのんびり、ゆっくりやってます。お暇があればご来店ください。

2022/12/07

12/7 店日誌

12月7日、水曜日。週末の香川行きに向けて、準備が慌ただしくなってきた。成田〜高松往復便のチケットは確保済み。明後日の早朝、つくば駅から成田空港までの高速バスをついさっき予約した。これから、夜にかけて発送する本のパッキング。宛名書き。たっぷり時間はある。焦らず、一つ一つ確実にこなしていこう。

間借り中のオンライン・ストア〈平凡〉に動きあり。週末10日(土)・11日(日)ご注文分は週明け12日(月)以降の発送予定。普段よりだいぶ遅くなるので、ご購入時はその点にご注意を。

今日明日は15時開店! 20時までは開けています。

2022/12/06

『IN THE ROOM』(CD)

IKARIYA EIICHI『IN THE ROOM』(CD)が届きました。
うん、これは面白い! 東京のアンダーグラウンド・シーンで活動を続ける、いかりや英市の自宅録音“ダブ”音源。収録曲は全てiPhoneで録音、使用している楽器は古びたギターとベース、おもちゃのパーカッション、GarageBandアプリ内音源と自室内のみで作られたもの。「物真似じゃないレゲエ、ダブを」という目論見通りの味わいになっています。

販売価格は1000円(税込)。表裏ともジャケットのアートワークが絶妙! 是非、現物を手にしてほしい。

12/6 店日誌

12月6日、火曜日。あっという間に時間が過ぎていく。それでもこうして日々の記録をすることで、一方通行的な時の流れに作用できると思っている。書いている今、ではなく、後から振り返ってみてこそ意味が出る。小さくとも点を刻んでおけば線になる。点と点を繋いでいけば、確かにあった時間の意味を失わずにすむ。化学的な実証ではなく、個人的な実感をもとにそう考えている。

今月は10日(土)・11日(日)は香川出張(BOOK ADVENTURE WEEKEND)、16日(金)・17日(土)・18日(日)は東京出張(仕立て屋のサーカス・東京公演)のため、店は休み。最終週の27日(火)も休んで、31日(土)まで営業するつもり。

書籍、音源入荷あり。お暇があればご来店あれ。

2022/12/05

「BOOK ADVENTURE WEEKEND」

「BOOK ADVENTURE WEEKEND~Go That Small Island~」
日時 12月10日(土)・11日(日) 9時~15時/17時~24時
料金 入場無料
出演    笠井歩(LIVE),U–TA(DJ)
出店 YOMS,ZIIIN SALAD,PEOPLE BOOKSTORE
会場 KOKUA COFFEE ISLAND/BORRADO(香川県高松市塩上町2−1–10)

12/5 雑記

一昨日の売上は900円。週末、土曜日にしては圧倒的に少ないが、そんなときもある。天気よし! 空気もさわやか! これぞ行楽日和ってな感じの日ほど店に足をはこぶ人は少なくなる。飲食店(喫茶店、カフェ的な場所を含む)であれば、観光地みたいに出かける人もいるようだけど、小さな書店だとそうもいかない。

店を続けてみていいことは、上がり下がりを当たり前に受け入れられること。右肩上がりなんて、まず有り得ない。求めてもいけない。波線のように動き、変わっていく状況に翻弄されつつも、大きな目で見て帳尻が取れればいいのである。日々の出来事に一喜一憂し過ぎるようでは、長距離は走れない。

自分に代わって店を開けてくれる、店番太郎くんに感謝している。

『Think Good』(3LP)

cero をはじめとするロック界隈との共演、そしてFlying Lotus も出演するSonar Soundで同じステージに立つ他、多くのアーティストとの邂逅を含む新たな音楽世界の旅を経て、ラッパー/ビートメイカーとしての全てを注ぎ込んだフルボリューム作品。

OMSB『Think Good』(3LP)が届きました。
2015年リリースのセカンドアルバムが7年の時を経て、帯付き3枚組特殊ジャケット仕様でアナログ化! Side AからSide Fまでしっかりと曲を振り分けて、収録された16曲。じっくり、ぶっとくお楽しみ頂けます。「レコードの日(12月3日)」なる施策に合わせてのリリース。完全限定プレス。

販売価格は8250円(税込)。ごく少数入荷のため、取置・通販は不可。

「CONTOUR × GOOD NEARS」

「CONTOUR × GOOD NEARS」
日時 12月17日(土) 21時開演
料金 一般2500円/学生2000円(1ドリンク込み)
出演    anddy toy store,CHIYORI×YAMAAN,愛染(eyezen),SPRA×BUSHMIND,EASTERN.P,THE PARK BOYZ,BUSHMIND,Naoki Matsumoto,YASDUB,SULLEN,JOEL&more!
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

12/4 店日誌

12月4日、日曜日。昨日の〈senkiya〉での出店は、得るものが多かった。開店準備が整って、日向でコーヒーをのんでいた数分。東郷清丸さんの演奏と歌声を聴きながら、ぼんやり空を眺めていた数十分。いい場所にいるなあと感じた。気がつけば、朝から晩までWi-Fiに接続せずにいた。

書籍、音源に入荷あり。山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』をオンライン・ストア〈平凡〉にリ・ストック。音源や自主制作の冊子なども追加済み。

通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2022/12/03

12/3 店日誌

12月3日、土曜日。昨晩の閉店間際、常連のE島さんと店番太郎くんとでポータブル・プレーヤーの動作確認をした。ロバート・ジョンソン、スライ&ザ・ファミリーストーン、NRBQなどなどに針を落としながら、ビールを飲んだ(俺だけ)。結果、スカタライツのレコードが最高だと意見が一致し気持ちよく散会した。

今日、店主は埼玉出張。店は通常営業。天気が良くてよかったなあ。