2022/12/18

新宿出張記③

二日目の夜公演。一部での演奏、パフォーマンスが今のところ最も良いものだったと思う。大穂さんのブルースハープ独奏には胸を打たれた。目の前にいない相手に向けて音を出し、身体全体でグルーヴさせる姿に迫力を感じた。照明は簡素。的確な演出。昼夜とも照明作家・渡辺敬之くんの演出に唸らされた。既知の方法であっても、影の写り方にハッとさせられる瞬間が何度かあった。

休憩を挟んでの二部。ゲストの歴史学者・藤原辰史さん登場後の伴奏に工夫があり、面白かった。話自体は軽いもので、さほど引き込まれず。できればもう少し深いところまで連れていってほしいのだけど。大工・大塚さんの現れ方も、もっと面白くできる余地がありそう。準備不足ではあっても次回に繋がる点を見出してほしい。

やはり、二回公演は大変だ。店を開いているだけで、エネルギーを消耗する。多くの人が本に興味を持ってくれ、購入してくれることに救われている。この会場でしか話せない方が何人かいて、そのやり取りにも心を暖められる。

それにしても、夜公演の前に街に出てみると、ものすごい人! 〈ディスクユニオン〉に行って、足早に戻ってきた(……人だらけでそうするしかなかなった)。出店に来ていた〈ムムムカリー〉のキーマは美味! スパイシーで頭皮にじわっと汗をかいた。旧友・ヨーヘイくんのカレーを食べられて、満足。

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