8月21日、木曜日。こんにちは〜とか言いながらニタニタ顔で入店してくる人、ありゃ何なんだろう。しばらく店内を見たのちで出る、お決まりの言葉。このお店はいつから? 本は店主さんのセレクトで? 素敵だな〜。なんて言われるほどに警戒は高まる。一刻も早く会話を止めたい。ハァ、10年ちょっとで……セレクトじゃなくて買取りなんで……素敵ならば何か買ってくれ……、アア疲れる。直近の輩はさらに「大切にしてることは何ですか?」とのたまった。そんなの応えられないでしょ……そう返すのが精一杯。
当然のように未購入。なんちゃら〜と挨拶めいた言葉を残して退店、外に出て爆笑しながら自転車で走っていく2人組を見ながら、久しぶりに怒りを覚えた。近隣の製造業、生産者? のところを手伝ってるとか、なんとか。知ったこっちゃないが、知人のような空気をまとって話しかけてくるのはやめてほしい。調和がどうしたとか言ってたけど、警戒心を解くのに時間がかかる人もいるってことを知らなきゃダメだ。
その前後、1人できた男性や女性たち、年齢はさまざまだけど自分の目で見て本を選んでいく。特別な言葉なく、静かにやり取りができると、すごく嬉しい。いい本を選びますね、と声をかけちゃうこともあるが、それは余計なこと。客も店も等しい立場。誰が特別なわけじゃない。だからこそ、無遠慮に距離をつめようとするのは、いいことだとは思えない。
今日明日も15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

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