ウガンダのタイコの合奏。エンテンガと呼ばれるタイコのサイズの違うもの15個のアンサンブルなっており、2オクターヴにわたるペンタトニック・スケールに正確に調律されている。タイコはバチで叩き、皮だけでなく胴も打つ。
9月12日、木曜日。朝なんとなく針を落としたのは、中村とうよう・監修『アフリカの音楽のルーツを訪ねて〈2〉アフリカ伝統音楽の楽器と合唱』。B面8曲目の“キュマ”がはじまると外の鳥の鳴き声が激しくなる。曲が変わって静かになったような気がしたので、繰り返して聴いてみると、特別なにも起きない。レコードの音に鳥が反応したのかも、という見立てはまちがいだったが、最初に鳴らしたときの状況はなかなかのものだった。
鳥たちにとってその囀りが完全無欠であることと等価な、人類にとって完全無欠な合唱の姿をここに見る。(山城祥二)
ライナーノーツをひっくり返すと、芸能山城組の組頭・山城祥二の檄文も載っている。「人類に似たもう人類でない生きものたちが、人類の歌に似たそうでない音列を、策謀の限りを尽くして血まなこでつむぎ競っているこの地獄に、あえて長居は無用というものだ」と締められるテキストの意味をつかめた気がしない。
入荷後すぐに完売したCHIYORI・YAMAAN・MARIAPEPINOS『OMEDETOU PARABIÉN EP』は今日、再入荷する予定。今週末15日(日)開催のリリースパーティーはきっと、つくば周辺ではこれまでになかった趣の催しになる。どんな状況が生まれるのかは足を運ばなければ、わからない。
今日も書籍、音源に入荷あり。お暇であれば、ご来店を。
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