2020/12/31

『アナキズム文献センター通信』55号

『アナキズム文献センター通信』55号が届きました。
静岡県富士宮市にある〈アナキズム文献センター〉発行の通信、最新号。連載「テキスト×アナキスト」の最終回は独裁政権時代のスペインで活動した「ルエド・イベリコ出版」のことが綴られています。「通信取扱店が選ぶこの一冊」は、小松隆二『大正自由人物語物語』(岩波書店)。本郷東大前で〈River Coffee&Gallery〉を営む川崎洋正さんの紹介文がすばらしい。

同通信は店頭で配布中。『婦人戦線』特集の「アナキズムカレンダー」も在庫しています。

12/31 店日誌

12月31日、木曜日。昨日は久しぶりの方、初めての方、いつもの友人たちと沢山の言葉を交わした。長年の知人とあたらしいことを始められそうな感覚も芽生えた。やっぱり店は開けていてこそ、面白い。いつ、誰が、来てくれるか予想がつかないわけだから。遊ぶ、働く、休むの境が曖昧になっていく。年を重ねていくほどに。

今日は13時から18時までの短縮営業。矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」開催中。

2020/12/30

『ブルースの歴史』

いくら褒めても褒め足りない、一生モノの寿ぐべき一冊。–ブルース・ワールド誌

(ブルースの)歴史が、いきいきと、愛情こめて、真摯に、かつ細部への非凡なこだわりをもって語られる……まさしく宝の宝庫だ。–メロディ・メイカー誌

ポール・オリヴァー『ブルースの歴史』が届きました。
1969年初版の名著が97年改訂版を経て、2020年増補改訳でリイシュー。「長く暑い夏の日(LONG HOT SUMMER DAYS)」で幕を開けるブルースの来歴、約200ページ。詳細なテキストに加えて資料図版、写真もたっぷり(500点超!)なのでページをめくるだけでも楽しくなります。いやあ、ブルースマンはいい顔だなァ。

販売価格は6578円(税込)。同著者の『ブルースと話し込む』(土曜社)も在庫しています。

12/30 店日誌

12月30日、水曜日。昨夜、久しぶりにまるごと聴いた犬式の2003年作『Life is beatfull』。やはり特別な作品だ。三宅洋平の独自の発声、それを泳がせ、飛躍させるバンド・サウンド。この組み合わせは、他に似たものが浮かばない。その意味で、本作の出色は「真冬のラスタファリズム」、「波浪々」の2曲だと言える。ともに長尺ではあれ、収められた言葉の数は大違い。街を彷徨いながらつぶやく前者は東京のビート文学。後者はレゲエ・ジャム・ポエトリーという感じだろうか。

今日も通常営業! 明日は早く開けて、閉める短縮営業!

2020/12/29

12/29 店日誌

12月29日、火曜日。年末だね、忙しないねという決まりきったやり取りをして、自らそういう気分にはまっていくのを避けている。実際、自分はのんびりと過ごしている。差し迫った締め切りもない。行かねばならぬ場所もない。年内の営業はあと三日。このまま、のんびり営業していこう。

今日、明日は通常営業。矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」開催中。

2020/12/28

年内の営業予定

 12月28日(月) 定休日

12月29日(火) 15時開店/20時閉店

12月30日(水) 15時開店/20時閉店

12月31日(木) 13時開店/18時閉店

12/27 店日誌

12月27日、日曜日。矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」二日目も、矢吹くんが店にいます。2021年1月17日(日)までの会期中、また来てくれるかは未定です。作家と話してみたい、会ってみたいという方は是非ご来店ください。

明日、28日(月)は定休日。その後、29(火)・30(水)・31(木)日は営業します。

2020/12/26

12/26 店日誌

12月26日、土曜日。今日から、矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」が始まります。当店での矢吹くんの展示は三度目。都度いい景色を作ってくれてきましたが、今回もまた、見ごたえのあるものになりました。細かい説明はここでは省きます。直に絵を見て、何かしらを感じてほしいです。

今日、明日は矢吹くんが店にいます。ご都合が合えば、ご来店ください。

2020/12/25

12/25 店日誌

12月25日、金曜日。冬。まぎれもない冬なのだけれど、店で流す音楽には工夫したい。ストーブで暖めた店内で流すスカ、ジャマイカン・ミュージックのもたらす幸福感と言ったら他に比べようがない。昨晩はエディ“タンタン”ソーントンスカタライツがよく響いた。なんとなく読み始めていた吉行淳之介・編『酔っぱらい読本』と相まって、気持ちよく過ごせた。

明日から、矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」が始まります。

2020/12/24

12/24 店日誌

12月24日、木曜日。中古音源、ソフィア・コッポラ監督作品『マリー・アントワネット』のサントラ盤は2枚組。disc1のストロークス、ギャング・オブ・フォーに腰が浮き、disc2の5曲目の鮮烈なイントロにハッとした(The Radio Dept.の「Keep on Boys」という曲らしい)。この盤の他、フィリップ・グラス、カエターノ・ヴェローゾなどもあり。日々、動きのある中古盤コーナーをお見逃しなく。

通信販売のお問い合わせはお気軽に! どうぞよろしく!

2020/12/23

『愉快のしるし』


オリジナリティのあるひとというのは、自分で自分なりの環境を作れるひとのことを言う。いつも都合の好い場所を選んで、そこから笑いかけているだけでは本当のことは何も見えないし、結局は何も生み出すこともできないような気が最近してきた。

永井宏『愉快のしるし』が届きました。
2011年に逝去した美術作家・永井宏さんが葉山のブランド「SUNSHINE+CLOUD」のカタログに寄せていた短文をおさめた本。軽やかだけれど、しっかりと重みのある言葉たち。情報としてではなく、おいしい空気を吸うように、きもちの良い風に吹かれるように、身体で受け止めてみてほしい。手元において、繰り返しめくってみてほしいです。

販売価格は2420円(税込)。永井宏さんのエッセイ・アンソロジー『サンライト』も在庫しています。

12/23 店日誌

12月23日、水曜日。一昨日、店のポストに届いていたのが、音楽ライター・松永良平さんのミックスCD。前触れなく突然手元に来るのが妙に嬉しい(いつもありがとうございます!)、松永ミックス・シリーズの最新作は『Chat Noir/Dogwood Winter』と題された冬仕様の選曲盤。ああ、これ知ってるって曲は少なくて、なんとなく声は知ってるなー程度のものがちらほらと。誰の、何か、と情報として認識させずに身体に覚えてもらおう。

今日も通常営業。明日、明後日もいつも通りに開けています。

2020/12/22

『アトリエ雑記』


東京の郊外に小さなアトリエを構え、散歩に出かけて絵を描き、昼寝をして、夜は家でだらだらと酒を飲む。いつのまにか、そんなことを繰り返すだけの平凡な暮らしになった。
-牧野伊三夫(「この本のこと」より)

牧野伊三夫『アトリエ雑記』が届きました。
画家・牧野伊三夫のエッセイ集。日刊ゲンダイ連載「日雇い絵描きの愉しみ」を中心に構成、全76本を収録しています。「絵の話」、「想い出、友人のこと」、「酒」、「アトリエ料理帖」の四つの章に分けられたそれらは、どれも良い塩梅。お酒と一緒にちびちび味わいたい一冊です。

販売価格は1980円(税込)。入荷分はすべて署名入り。味があります。

12/22 店日誌

12月22日、火曜日。今週はこのまま通常営業。来週の月曜日、28日の定休日をはさんで29、30、31日も営業します。年明けは4日から営業再開予定。細かな時間は追って、お知らせします。

26日(土)から矢吹純個展「何処より来たりて、何処へ行くや」が始まります。

「Our lock down “NEW YEAR” party」

「Our lock down “NEW YEAR”party」SPRA『ENTRANCE F.R.E.E』Release Party
日時 1月3日(日) 16時配信開始
lock down talk「新春 F.R.E.E トーク」
出演:二木信,SPRA(OctBaSS),植田浩平(PEOPLE BOOKSTORE)
lock down party
出演:SPRA,BUSHMIND,sonic,AIWABEATZ,SUERTE,EASTERN.P,泰尊,こしのかんばい
飲食出店:Kitchen&Dinner DJANGO
会場 OctBaSS RECORDS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

2020/12/21

12/21 家日誌

朝、引っ越し立ての家の和室で『ハーダー・ゼイ・カム』のレコードを聴いていたら、『パンク侍、斬られて候』という本の題名が頭に浮かんだ。今日は冬至らしい。ああ、はーだーぜいかむ。

2020/12/20

『つくづく』vol.37

『つくづく』vol.37が届きました。
撮影済みの「写ルンです シンプルエース 27枚撮り」が入った雑誌。特集はサウナ。カメラマン・和田裕也が撮影したサウナの風景が写っているから、らしい。撮りっぱなしのカメラ型マガジンという名目の物体(撮影済インスタントカメラ)、この試みを雑誌と呼ぶのかどうか、手にして現像した人(読者?)に決めてほしい。

販売価格は1100円(税込)。現像代はご負担ください。フィルムの返送代は編集部が負担します。

12/20 店日誌

12月20日、日曜日。学芸大学前の書店〈SUNNY BOY BOOKS〉が発行する『SUNNY特別号 あなたとわたし』を読んでいると、時おりドキリとさせられる。例えば、『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書(クソパン)』の著者、小野寺伝助さんの「それぞれが勝手にパンク人類学」にあるこの一文。「(クソパンで)紹介している三十一冊の本のうち、三十冊が男性作家による本だった。無意識の結果だ」。自分もほぼ、同じような割合で本を読んでしまっている。無意識に。ちなみに、最近の読書傾向も変わっていない。

今日は13時から19時まで開けています。通信販売のお問い合わせはお気軽に。

2020/12/19

12/19 店日誌

12月19日、土曜日。先週から販売している、平野太呂『POOL(改訂版)』は自由価格制。せっかくの機会だから色々と試してみようと、ここ数日、値段を微増したりと迷っていました。とりあえず、年内中は、通信販売は4800円(税込)。店頭販売分は4400円(税込)とします。在庫僅少につき、年明けまで残っている可能性は低いかと思います。

今日、明日は通常通り営業します。お暇があればお運びください。

2020/12/18

『Fragrance of Notes』(LP)

抑制 と ゆらぎ。
成熟 と ふらつき。
重く滴る果実の豊潤を思わせる音楽。
したたかな抒情は胸さわぎをよびおこす。

2008年に限定盤として発表のち完売、廃盤となっていた作品が12年ぶりに復刻されました。mama! milkの二人に加えて、Gak Sato(theremin),伊登友一(flute,trombone),トウヤマタケオ(piano),栗原務(drums)のゲストメンバーを迎えて制作された作品です。

販売価格は4378円(税込)。「D&S」レーベルからのリリース。

12/18 店日誌

12月18日、金曜日。夕書房の最新刊『したてやのサーカス』関連催事に出演者の変更があったそう。23日(水)に〈青山ブックセンター 本店〉で開催されるトークイベント「いま、舞台のことを話そう」に出演予定だった中嶋朋子さんが欠席となり、現代美術家・小金沢健人さんが代わりに登壇されるとのこと。曽我大穂さんと小金沢さんのお話、盛り上がるだろうな。

寒い日が続きますが、店内は暖かくしておきます。

2020/12/17

『扇里の十八番』


入船亭扇里『扇里の十八番』①&②が届きました。
高円寺〈円盤(現:黒猫)〉で毎月落語会を開催していた入船亭扇里師匠の十八番を連続リリースする試み、第一弾。①には「ざこ八」を一席のみ、②には「藁人形」と「牡丹燈籠」の2席を収録しています(それぞれの解説も)。この三席からはじまり残りは十五席、どんなペースでリリースされていくのか、楽しみです。

販売価格はそれぞれ1100円、1650円(ともに税込)。年末年始にゆっくりお楽しみください。

12/17 店日誌

12月17日、木曜日。わけがあり再読している、村上慧『家をせおって歩いた』(夕書房)がやっぱり面白い。村上さんは「「徒歩」という人類誕生以来ずっと受け継がれてきた移動方法」を用いて、車社会の速度を批評する。「速さだけが正義みたいな走り方しやがって」なんて言葉、鋭い。道を歩いてみないとわからない、考え得ないことが沢山あるんだよなあ。

今日も通常営業。本の買取・査定のご依頼はお気軽に。

2020/12/16

『恥ずかしい料理』


飾らない、映えない、盛れない、とてもじゃないけど外に出せない。他の誰でもない、自分や家族のためだけにある料理の数々–

梶谷いこ/平野愛(写真)『恥ずかしい料理』が届きました。
この本の題名に一瞬ギョッとする方がいるかもしれません。ご安心を。恥ずかしい、料理についてのネガティブな本というわけではなく、何でもない家庭の料理、人それぞれのいつもの食事についてのエピソードとレシピ、料理のある生活の写真を収めた一冊です。手にしてページをめくっていて「いい本だなあ」と思わずひとりごちました。

販売価格は1980円(税込)。京都の書店〈誠光社〉の刊行物。いつもながら仲村健太郎さんのデザインワークが素晴らしい。

イサヤー・ウッダが語る、『inner city pop』のこと。


イサヤー・ウッダ。この謎に満ちたミュージシャンの存在を感知したのは、京都の中古レコード/古本屋〈100000t アローントコ〉のツイートだった(2019年7月13日)。読んで、妙に気になりすぐに検索、問い合わせ先を探り当て、音源を扱わせてほしいとメールをした。驚くほどすぐに返事があり、当店にも届いたカセットテープ『urban brew』は暑い暑い夏に合う、不思議な耳触りの音楽だった。

海外のレーベルからリリースされたアナログ盤をはさみ、本日、12月16日に新作『innner city pop』が発売となるイサヤー・ウッダにいくつかの問いを投げかけてみたところ、真摯に受け止め、答えてくれた。彼を知らない人にも楽しんでもらえる内容になっていると思うので、まずは以下のやり取りに目を通してみてほしい。その上でもし、興味を持ってくれたなら、イサヤー・ウッダの音楽に耳を傾けてみてほしい。

やり取りはメールで。返信があったのは、12月14日。

***

-イサヤー・ウッダさん、よろしくお願い致します!セカンド・アルバム『inner city pop』の発売おめでとうございます。サンプルを送って頂いてから、何度も聴いています。お客さんから「これ誰?」と聞かれることも多いのですが、この出自不明な音像、楽曲をつくる上でのインスピレーションはあるのでしょうか?

植田さん、こんにちは!よろしくです。『Inner city pop』を作る過程では、コロナ禍については避けて通れませんでした。インナーシティという言葉を使っていますが、日本の現状はやれシティ・ポップだと現実とは乖離した音楽で溢れ、貧困や差別は助長され自民党や他政党による利権争いに人々は疲弊し分断が露呈した年でした。自分のような社会不適応者として出来る事は音楽を鳴らす事と声を上げる事です。おかしいことは、おかしいと言う勇気が必要だと思います。そんな思いもインスピレーションにあります。

どちらかというと、今までマイノリティであったものが、マジョリティへ変化してきた様にも感じます。多くの人々が心に闇を抱えて社会生活を送っている、昔で言えばそれは少数の者のことではなかったでしょうか。僕はそういった方々へこのアルバムを送りたいと作りました。

あとは自分の中の原風景です。都市から離れた子供の頃に見た町々の風景。それらを思い出すことは、とても幸せな気持ちになります。なにも不安が無い、無邪気な頃の思い出、それはある種のドラッグの様でもあります。余りに郷愁に浸るのは危険だと思われるので、たまに思い出す程度で良いのです。

-上の質問とも被る部分があるのですが、普段耳にする音楽はどんなものですか?

そうですね。色々ありますが、サタデーナイトフィーバーのサントラや、ドイツのハルモニア、ドレイクなどですね。あとはアルバート・アイラーのゴーイン・ホームとか。

-3曲目、8曲目で聴けるギタープレイが独特で印象的です。ギターは長く弾いてきたのでしょうか? カセットMTRを用いる以外、どんな楽器を弾きますか?

ありがとうございます。ギターは基本的に捨てられていたものを拾ってきて使っています。その方が愛着が湧きます。ギターは中学の頃から断続的にやっていた程度ですね。他には、阿部薫やコルトレーンにあこがれてサックスをやっていました。淀川の河川敷でよく練習をしていましたが、野犬6匹に襲われて以来練習をやめました。

『urban brew』収録の『FEEL』

-当店での販売分にも特典として付けてくれた、インスト・ダブ・ヴァージョンも本編に劣らず魅力的です。どういうきっかけで制作されたものなのでしょう? つくる上で意識したことはありますか?

インスト・ダブについては、友人のンべべ・ジャイアミというジャマイカ人の絵描きがいるのですが、彼が家に遊びに来た時にリー・ペリーのCDを置いていったので聴いてダブを作ろうとなりました。あとで調べたら、それはリー・ペリー名義だけれどリー・ペリーが一切関わっておらず他人がダブミックスした作品でした。

-イサヤーさんの楽曲は重さよりも軽さを意識しているように感じます。この独特の浮遊感・揺れは、どういう意識で生まれたものなのでしょう?

僕の作る音楽は、自分ではチャラチャラした感じがあると思います。Loveとか言ってほんとに意味を理解していないような、そんな軽々しさ。そんな感じですが野菜に例えれば、これはアクのある野菜だと思います。大量生産された野菜って味が薄くありませんか?包丁で切ったときの音も違うんです。大量生産品はサクッて感じですが、減・無農薬などの野菜はザクって音と切れ味が違うんですよね。

しかし手放しで減・無農薬野菜を賛美したいという訳ではないです、ものには色々あり、偽物もあります。ようは生産者がどういう気持ちで手間をかけて作ったか、それに尽きるのではないでしょうか。DTM・DAWのみで完成された音源とは違います。僕の音楽には空気の音が含まれていると感じています。

-下世話な質問なのですが、ジャイルス・ピーターソン氏が楽曲(“something in blue”)をプレイしたと聞いたとき、何を思いましたか?

失礼ながらジャイルス・ピーターソンさんについては昔小耳に挟んだことがある程度で、あまり知らず、へえ、そうなんだという程度でした。界隈ではとても有名な方だったんですね。

-今後、ライブは行っていくのでしょうか。機会があれば、つくばにも招きたいと思っています。

今後もライブは行っていきます。今は冬の様に出歩くのが困難かもしれませんが、やがて来る春を待ちわびて、準備をしていきたいと思います。ええ、是非つくばへもライブが出来る日を楽しみにしています。

-ありがとうございます! ライブ、実現させましょう!

(聞き手:PEOPLE BOOKSTORE 植田)


12/16 店日誌

12月16日、水曜日。いよいよ寒さが増してきた。待ちに待った冬到来という気持ち半分、身体が辛えという小さな悲鳴が半分以上という感じ。ただ朝、外を歩くには絶好の条件。栃木県の日光、男体山や那須の山々の姿が望めるほど空気が澄んでいることもある。そういう日は、自然と視野が広くなる。

今週はこのまま通常営業! 通信販売のお問い合わせもお気軽に!

2020/12/15

『ENTRANCE F.R.E.E』(特典音源付)

SPRA『ENTRANCE F.R.E.E』が届きました。
前作『Song of the N.E.A.R』から約一年、当店近所の〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉店主エスプラ君のセカンド・アルバム。前作発表後に本格的に再開したライブ、新たな人との出会いを経て生まれた今作はほどよく力が抜けつつも、自身の活動姿勢に芽生えた自信が垣間見れるような気がします。

販売価格は2200円(税込)。当店の初回入荷分には特別音源「ENTRANCE N.E.T.A(mix:DJ TOMO)」が付いています。

『inner city pop』

イサヤー・ウッダ『inner city pop』が届きました。
昨年夏にカセットテープでリリースされた『urban brew』、同作のアナログ化を経て届いたセカンド・アルバム。ドラムマシーン、カセットMTRを駆使したトラックに加え、独特の旋律を響かせるギターの音も際立ちます。出自不明の彼、イサヤー・ウッダにインタビューを試みました。正式発売日の明日、16日に公開します。

販売価格は2200円(税込)。インスト・ダブ・ヴァージョンのDLコード付き。

12/15 店日誌

12月15日、火曜日。友人が東京、代田橋近辺で本屋を始めるらしい。広さは3畳、未経験。勢いだけで物件を決めてしまったと話していた。今後の展開は読めなくとも、動き出してしまったその姿勢を応援したい。始めてしまえば、どうにかなる。数字的な物差しはいったん置いて、やれるだけやってみてほしい。店名は〈バックパックブックス〉。来年2月の開店予定とのこと。

イサヤー・ウッダ『innner city pop』など新作音源はじめ、書籍にも新入荷あり! 

2020/12/13

『POOL』(改訂版)–完売しました!–

『POOL』は僕のデビュー作。並行していたスケートボードに対する情熱と、写真に対する思いがちょうどよく交差したのがこの作品。僕の最初の作品は、スケートボードの話を含まないと嘘だろうと思っていたし、空のプールの風景を前にシャッターを押すのがとても自然な行為に感じられた。-平野太呂

平野太呂『POOL』(改訂版)が届きました。
2005年にリトルモアから刊行されたデビュー作を作家自らがリイシューした改訂版。スティーブン・ショアを思わせるニューカラー的な質感、涼やかな風景(主に空のプール)が並ぶ作品集です。乾いたアメリカを切り取る試み、「アメリカ三部作(POOL・LOS ANGELS CAR CLUB・KINGS)」の第一作目。

販売価格は5000円(税込)。入荷分はすべてサイン入り。販売価格はこの後、変動することもあります。

12/13 店日誌

12月13日、日曜日。道を歩いていると、車に中指を立てることがしょっちゅうだ。自分が住むつくば市、家と店の近所、駅周辺のことに限るのだが、歩行者を優先しない運転手が多い。多すぎる。機械に乗せられ感覚を喪失し、他者への配慮を失った人間はそうじて無表情だ。どうにも不気味に感じてしまう。

今日も書籍、音源を入れ替え、並べて待っています。お気軽にご来店ください。

『光歌風集』

光風『光歌風集』が届きました。
自身のバンド、光風&GREEN MASSIVEの四作目『地下街の人びと』から約9ヶ月。あらたに届いた音源は光風さんのソロ音源、ほぼ弾き語りで構成された、フォーク・アルバム。ときにシュギー・オーティス、ジェイ・マスシス等を思い起こさせる異形の音像、冬の風のような渇いた哀愁、詩的な言葉…芯のある歌、声が収録されています。

販売価格は3080円(税込)。本作のリリース・パーティーが12月30日(水)に開催されるそうです。

12/12 店日誌

12月12日、土曜日。朝のラジオ「ウィークエンド・サンシャイン」で流れたタジ・マハールの楽曲がとても良かった。その次にピーター・バラカンさんが選曲したあやしげな旋律、語りが混ざったものに身を預けていると時間がどろーっと溶け出すような感覚をおぼえた。宇宙を旅する男の曲だった。

今日、明日は通常営業。週明けの月曜日は定休日です。

2020/12/11

『シモーヌ』

SNS上でも女性問題に関する小さな声が可視化されてきたことは喜ばしい現象ですが、あり余る情報の中でこじれてしまうこともしばしばあります。スマホ、タブレットを少し脇へ置き、もつれたフェミニズムを紙の上で問い直すのが『シモーヌ』の役割です。

『シモーヌ』vol.1,2,3が届きました。
現代書館が発行する「雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック」が3冊同時に入荷。特集はそれぞれ「シモーヌ・ド・ボーヴォワール」、「メアリー・カサット」、「オランプ・ドゥ・グージュ」。読み応えのある特集記事、エッセイ、コミック、フォトページで構成されています。

販売価格は1430円(税込)。3冊同時購入でシモーヌ特製・エコバッグを差し上げます。

12/11 店日誌

12月11日、金曜日。二週間後に控えている、矢吹純個展「何処より来たりて何処へ行くや」の初日12月26日(土)と27日(日)の二日間、矢吹くんが店にいることになりました。作家本人と話してみたいなーと思うならば是非、どちらかの日にご来店ください。1月17日(日)までの会期中、他にも来る日があるかもしれません(おそらく年明け)。その際は改めてお知らせします。

矢吹純作品集『NOTHING』(HOOK BOOKS)も販売中。通販も可能です。

2020/12/10

『夢太郎』(LP) -完売しました!-


NENE『夢太郎』(LP)が届きました。
ご存知「ゆるふわギャング」のラッパー・NENEのセカンド・ソロアルバム。規格外のMVに度肝を抜かれた方も多いであろう「地獄絵図 feat.NIPPS」をはじめ、「6969 feat.Ryugo Ishida」、「慈愛」、「名器 feat.Awich」など6曲を収録。アナログ盤は完全限定生産とのこと。

販売価格は2800円(税込)。ゆるふわギャング、ヘンタイカメラ&YOUTHEROCKの『GOA』も少量、在庫しています。

12/10 店日誌

12月10日、木曜日。昨日紹介した、増田薫『いつか中華屋でチャーハンを』(stand! Books)に加えて、夏葉社からも当店の定番作『すべての雑貨』『サンライト』『美しい街』等が届いています。古本の回転率もあがってきました。年の瀬に向けて、店の活力、エネルギーが高まっているのを感じます。

通信販売のお問い合わせもお気軽に! メールで受け付けています。

2020/12/09

icchieさんとの対話

毎年恒例、YOSSY LITTLE NOISE WEAVER(以下YLNW)、冬のつくば公演が次の日曜日、13日に迫ってきました。春から始まった新型コロナウイルス感染拡大と相まって中止されることが増えたライブ、イベント。演奏の場を失ったミュージシャンはこの間、何を考え、どう過ごしているのだろう? と、個人的に気になっていたことをYLNWのicchie(trumpet,vocal,etc)さんに聞いてみました。

最下(別枠)の記事、icchieさんが最近、気に入って聴いている音楽家、楽曲のリストもオマケで付けておきます。読み手の方がここから新たなお気に入りを見つけてくれたら嬉しいです。

やり取りはメールで。11月27日にご返信を頂きました。

***

-今年2020年の春以降、コロナウイルス感染拡大に伴い、人前での演奏、ライブの機会が激減しています。この状況になって気がついたことはありますか?

僕の場合、音楽が生活の多くを占めてはいますが、一番大事なのは心のこと、人との関わりと生活、そこから音楽ができてくるんだなと思いました。

まず最初に外出しにくくなってから思い出したのは東日本大震災の時のことですね。あの頃は東京の調布に住んでいましたが、停電して、放射能のいろいろな情報、噂が沢山入ってきて、不安になり、電気を使うライブもレコーディングも出来なくて、自宅で悶々とした日々を過ごしました。で、必然的に自分の考え方などリセットする事になって、それ以来電気に頼りすぎないライブのあり方もYOSSYと考えてきました。

僕たちは様々な立場の人に聞いてもらう音楽をしているので、いろんな立場に立って想像して、良いと思えるものを考える。そういう事に自然に時間を使うようになっています。


-以前より、ご自宅で過ごされることが増えたと思います。そういう時間はどう過ごしていらっしゃるんでしょう?

結構楽器の練習をしていました。普段、ライブ、ツアー、レコーディングと次々とやらないといけない日々が続いていたので、時間があったらやりたいと思っていた課題とか練習メニューとかが沢山溜まっていて、今でもやり続けていますが、そんな時間が持てたのはとても有意義でした。普段のペースではなかなか難しい、じっくりと音に向き合う時間が持てました。

僕の周りの音楽家でもそう言う意見は多いです。あとは、作曲、レコーディング、アナライズ(音楽の分析)、料理、畑仕事、散歩、読書など、やりたかったけどじっくりできていなかった事が結構できました。

あと、ZOOMでオンラインレッスンを始めました。トランペットは独学の時間が長く、自分はとても苦労したので、そう言う事で得た経験や知識、乗り越え方のヒント、僕が見つけ出したアイディアを伝えたい気持ちになったからです。又、オンラインでも良いので人と繋がって、コミュニケーションを取りたいという気持ちも大きかったです。

オンラインレッスンって、最初はお互い慣れなくて硬いのですが、レッスンで音楽に集中していく中で、距離や不便さの壁が気にならなくなる瞬間があって、そういうのを感じるとすごく楽しい気持ちになります。

もちろん対面のレッスンも良いのですが、オンラインならではの良さ、面白さも発見できました。今後も続けていこうと思っています。


-音楽を聴くことは増えましたか? 

実は、コロナの少し前に音楽を聴く時間がとても減っていた時間がありました。自分の音楽やYOUTUBEでのライブなどの動画を見る時間がかなり増えていて、ゆっくり耳だけで音楽を聴く機会が減っていたのです。コロナ禍で急にじっくりと音に集中できる時間が増えて、音楽を純粋に楽しむ時間がとても増えたのは凄く良かったです。

で、ここまでライブなどがなくなると、自分の感動したものに素直に向き合う事になり、本当に好きと思えるものにフォーカスが合ってきたように思えます。これは思いがけなく大切な宝物を見つけたような感覚で、とても嬉しいことです。


-ウェブショップでのミックスCDの販売など、最近のお二人の小さな制作物が素敵です(イッチーさんの絵も!)。きっと楽しんで作ってるんだろうなあと察しています。作り始めて変わったことはありますか?

前から絵は描きたくて、ちょっとづつ絵の具とか買ったりしてたんですが、これはチャンスだと思って描き始めました。描く為の場所があるわけではないので、リビングを片付けて場所を作って、紙を敷いて、ダーっと描いていって、乾くまで待って。ミックスCDや7inchにセットでつけたポスターなど、コロナの中で手作業の温かみや人のリアルな痕跡、複製でないものを届けたい気持ちがを反映させています。

僕の場合、今は練習は減らせなくて1日のうちに占める時間は大きいので、単純な練習している時とかに頭に浮かんできたエネルギーを溜め込んでおいて、合間に一気に描きました。

今は何も考えず偶然何が起きるのかを自分でも観察しながら描くのが面白いです。自分の無意識のものをもっと引き出したいなと思って。あと立体にも興味があるので、今後チャンスを見つけてやりたいと思います。ここは木の枝や石、捨てられたものなど面白そうな素材がたくさんあって、何か作ってみたいんです。


-ありがとうございます! 逗子(12/5)、つくば(12/13)でのライブは久しぶりの機会です。今、思うことはありますか?

今年はあまりライブ出来ず、色々工夫して楽しむようにしてはいますが、僕はやっぱりライブが好きだし、生演奏をお客さんと共有するあの空間では、替えがきかないすごい事が起きていたんだなと再確認しました。

久しぶりにつくばの皆さんと一緒にライブという空間を楽しめる事をとても楽しみにしています!出来る限りの対策、気配りをしつつ、安心して音に没頭して楽しめるようにしたいと思います。

-楽しみにしています!

(聞き手:PEOPLE BOOKSTORE 植田)


icchieさんのお気に入り(2020年、冬)

-最近、気に入っている音楽はありますか?

ここのところ、気に入って聞いていたのは今思いつくのは、

・SKATALITESのアルバム(特に80年代以降のもの)

・SUN-RAの再発盤7inchBOXセット

・1950年代ぐらいのJAZZ(Grant Greenとか久しぶりに聴いてとても良かったです!)

・BRUNO PERNADAS

・TOQUINHO

・BOB DYLAN

・CRIBAS

・PAUL SIMON

・MOSE ALLISON

・REJJIE SNOW

・NONAME

・Nick Hakim

・寺尾紗穂さんのアルバム何枚か

など、、他にもたくさんあります。

上に挙げられた音楽家、それ以外の色々で構成されたicchieさんのMIX CDがYLNW ONLINE SHOP(https://yossylnw.base.shop/)で購入できます。テーマによってセレクトされた楽曲、色合いを楽しめる豊潤な作品たち。ライブ当日、13日にも会場で販売してくれると思います。ライブと合わせて、お楽しみに!

※なお、今回のライブは「OctBaSS twich」から配信予定。ご自宅等でお楽しみ頂けます。

『いつか中華屋でチャーハンを』


ソウルバンド「思い出野郎Aチーム」の増田薫が、定番から一歩外れた「美味」を求めて描く、グルメ漫画エッセイの新たな金字塔!(?)

増田薫『いつか中華屋でチャーハンを』が届きました。
8人組ソウルバンド「思い出野郎Aチーム」のサックス担当、増田薫さんの初著作はWEBメディア「ジモコロ」で連載していた同名コミックエッセイに加筆の上、いくつかのエピソードを加えたもの。内容と響き合う、ちょうど良い大きさなので、あちこちに持ち歩きながら(ビールをちょいちょい呑みつつ)拾い読みするのがおすすめです。

販売価格は1760円(税込)。今回入荷分はサイン入り。

12/9 店日誌

12月9日、水曜日。暖かいのか寒いのか判然としない日々。この時期の習慣でつい厚手の上着を着てしまいそうになるけれど、それを着ると暑くなる。歩くには不都合しかない。家や店、屋内にいると無意識にストーブをつけてしまうことも多い。この冬は、一つ一つ、これまでの習慣を見直していく必要があるような気がする。

この数日、本の買取・査定依頼が増えています。お気軽にお問い合わせください。

2020/12/08

12/8 店日誌

12月8日、火曜日。先週末はいろんな人がやってきた。本の買取依頼も増えてきた(画像はその一部)。用事はどうあれ、わざわざ店に足を運んでくれるのはありがたい。出来るだけ穏やかに過ごしてもらえるよう、工夫を続けたい。

今週は土曜日まで通常営業。13日、日曜日は13時から18時までの短縮営業です。

2020/12/06

『Royal Folks』(CD,LP)

大前チヅル A Piece of JAZZ quartet『Royal Folks』が届きました。
京都を拠点に活動するピアニスト、コンポーザー・大前チヅルの第一作。メンバーの自宅スタジオで一発録りされた本作、スケールの大きいジャズを聴かせてくれます。全9曲、それぞれの解説を収録したライナーノーツまで含めて、じっくりお楽しみ頂ける作品です。

販売価格は3000円(税込)。CD、LP同価格での販売です(CDは9曲、LPは8曲収録)。

12/6 店日誌

12月6日、日曜日。おだやかな天気。散歩をするのにちょうど良い。自転車に乗って出かけるにも楽しいだろうな。運転しながら音楽をきいたら、きっとよく響く。つまりは今日は行楽日和。どこかへのお出かけついでに立ち寄ってくれたら嬉しいです。

今日は19時まで開けています。通販等のお問い合わせはお気軽に。

2020/12/05

12/5 店日誌

12月5日、土曜日。小雨降るなか手袋を買いにつくば駅前のショッピングビルに出かけてみたら、一階の片隅で古本市が開催されていた。神保町〈澤口書店〉の棚が4、5本。掘り出し物はなかったけれど不意に見つけた古本の群れ、驚きと喜びがない混ぜになったまま数冊の本を買って帰ってきた。こんな天気の週末は遠出はせず、家や近所の喫茶店で読書にふけるのがいいと思う。

今日も書籍(新刊・古本)に新入荷あり。20時まで開けています。

2020/12/04

『sanctuary』

新村隆慶『sanctuary』が届きました。
ヴァイオリン奏者・新村隆慶の三作目。西荻窪の古書店〈Benchtime books〉で録音された本作は店主・Taisuke Takadaによる木版画制作の作業音とヴァイオリン独奏(4曲目はフィンランドの民族楽器・カンテレ)を共にレコーダーに吹き込んだもの。その場で生まれた音、流れた時間、ただよう空気を記録した作品です。

販売価格は3520円(税込)。ジャケットの版画、文字情報はすべて手刷りの一点もの。500枚限定。シリアルナンバー付き。

『Inner city pop』-ご予約受付中!-

イサヤー・ウッダ『Inner city pop』を当店でも販売します。
去年の夏に突如現れた謎のミュージシャン、イサヤー・ウッダ。『Urban brew』(cassette tape)から約一年半、待望のセカンド・アルバムが12月16日(水)にリリースされます。11曲入りのCDにインスト・ダブ・ヴァージョン(これがまた面白い!)のDLコード付き。

販売価格は2200円(税込)。ただ今、ご予約受付中。お気軽にお問い合わせください。

12/4 店日誌

12月4日、金曜日。ぐっと気温の下がったこの数日、日が落ちたあとに聴くビリー・ホリデイ『ザ・グレート・アメリカン・ソングブック』がたまらなく沁みる。耳から入った歌声が身体の芯まで届いてくる。いくつかの小さな感情が生まれて、交差するのだけれど、今はまだそれを明確に言語化できない。

さあ、12月最初の週末がやってくる。これから、どんな雰囲気になるのだろう。

2020/12/03

『SHUKYU Magazine』9

『SHUKYU Magazine』9号が届きました。
約1年ぶりに届いた最新号の特集は「ライフ」。人種差別、メンタルヘルス、ジェンダー、環境、貧困などの諸問題とサッカーを通じて取り組む人たちに取材、記事化しています。ホームレス状態の人によるサッカーチーム「野武士ジャパン」が参加する「ホームレス・ワールドカップ」という大会、初めて知りました。

販売価格は1760円(税込)。8765号のバックナンバーも在庫しています。

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LIFE ISSUE
ライフ特集

特集
  • 001 サン・シーロ
  • 012 Forest Green Rovers|世界で最も環境に優しいフットボールクラブ
  • 018 FC Not Alone|フットボールを通じてメンタルヘルスの問題に取り組む
  • 022 野武士JAPAN|サッカーを通じて自立へのきっかけを作る
  • 030 Lower Manhattan, New York
  • 036 鈴木武蔵|アスリートとして自分ができること
  • 040 誰もが自由と平等のために声をあげる権利を持つ
  • 047 下山田志帆|LGBTQへの差別、性別による不平等をスポーツ界から変えていく
  • 050 FC東京が取り組む少年院の社会復帰サポート
  • 056 SHUKYU Badge Club
  • 062 equipo.|ユニフォームを使ったアップサイクル
  • 066 PARK SSC|社会貢献型のサッカーブランド
  • 070 CARICOM|黒人の視点から見たフットボールカルチャー
  • 072 香港サッカーの現在
  • 080 In Spite of Football|シャンクリーとステイン
  • 084 コロナ禍のサッカー論
  • 092 New Normal
コラム
  • 004 等々力陸上競技場
  • 006 断絶されたコミュニティ
  • 010 Stadium Spirits vol.7|千葉・フクダ電子アリーナ
  • 054 SHUKYU Sports Club
  • 087 ニッパツ三ツ沢競技場|横浜FC×セレッソ大阪
  • 094 日本フットボールアーカイブ vol.8
付録

SHUKYU Badge Club
Chinatown Soccer Club・Soho Warriors・Le Ballon
Nivelcrack・Liga Toquio

コントリビュータ

CITY BOYS FC・E-WAX・Gottingham・Josh Upton・Matteo de Mayda・Nam Kunn・Summer House・江口宏志・小笠原博毅・実川元子・嶌村吉祥丸 ・原田圭・本田悠喜・松本昇大・三田村亮・山本敦久・若林恵

12/3 店日誌

12月3日、木曜日。客数が少なかった昨日、山田参助『あれよ星屑』を7巻まで一気読み。読み終えた後は言葉が見つからず。「すげえ漫画だ」と呟くことしか出来なかった。敗戦から戦後の混乱、闇市時代を経て復興の兆しが見え始めるところで物語は幕を閉じる。フィクションであれ、ここに描かれている出来事が現在の日本と地続きだってことを忘れちゃいけない。

本の買取依頼、大歓迎。お気軽にお問い合わせください。

2020/12/02

12/2 店日誌

12月2日、水曜日。この数日、また世間が騒々しい。この冬は屋内で、本を読んだり考えごとをする時間が増えるのだろうか。テレビを消して、スマートフォンから手と目を離し、ぼーっとする余裕が各人に生まれるのならそれも悪いこととは思わない。もう少し静かに。慌てず、騒がず暮らしていこうじゃないか。

今週はこのまま通常営業。お暇があればお運びください。