2020/08/31

8/31 家日誌


こんな人里はなれた消費の現場にさえ、レディメイドという概念が伏流水のように浸みこみ、しかも都合よく百八十度価値が反転している。美しい、レディメイド。この撞着した言葉を雑貨化といわずしてなんといおうか。
−「レディメイド、さえも」(『雑貨の終わり』p.62)

読むのを楽しみにしていた三品輝起さんの『雑貨の終わり』(新潮社)。少しづつ、ゆっくり味読しようと思っていたのが甘かった。読み出したら止められない。こんなにも冷徹に消費の現場を洞察、言語化した書籍を他に知らない。語彙が豊富で、言葉選びも適切だからすいすい読めてしまうのが恐ろしい。

ひもとく内に、自己に向かう意識、自意識と呼ばれるものがいつの間にか大きくなっていた自分に気がつき、ブログ内のいくつかの記事を書き直した。さながら消火活動だ。しかし、自分はとっくに手遅れ。これまでに撒き散らしてきた赤っ恥は抹消しきれない。それを引き受けなければ先にはいけない。

2020/08/30

『Ba’dansa -Hidden MP3s from Taxi Drivers in South Africa-』


DJ Ayu-Chan-Chingとしてのデビュー作となる本作「Badansa」(ズールー語で「Theyre dancing」の意味)は、彼女が2016年、2017年と単身南アフリカに渡りタウンシップ(アパルトヘイト時代の非白人居住区。今でもほぼ黒人が住むゲットーエリア)へ直行、現地のUberライバーからゲットしたUSBに収められた音源を多数使用したHOUSEミュージックMIX

Ayu−Chan−Ching『Badansa』が届きました。
当店で大人気のミックスシリーズ『SIDE.C』を手掛けるNOOLIO氏によるレーベル「ARROUND Wicked Sound Maker」の新作は、なんと南アフリカのハウス・ミックス。このミックスをつくったDJ Ayu−Chan−Ching本人が現地の運転手から手に入れたというUSBメモリに収められた音源を多数使用とのこと。

販売価格は1650円(税込)。同レーベルの既発音源も色々と揃っています。

『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』


樺山聡『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』が届きました。
京都の中京区河原町にある喫茶店〈六曜社〉の三代記。創業者、奥野實(おくのみのる)の妻・八重子の目線からはじまる「出発」から、その夫妻の3男・修の「新たな芽」、修の息子・董平による「100年へ」という3章構成で1946年の創業から2020年の現在までを描き出します。老舗喫茶店の実情、個人の奮闘を描いたノンフィクション。

販売価格は1760円(税込)。喫茶店という業態の変遷も感じさせる、力作です。

8/30 店日誌


8月30日、日曜日。8月最後の営業日。あっという間だったなーと一瞬思うも、ちらっと日誌を読み返してみると、遠いところまで来たなあという感覚もある。とにかく暑かった。これからしばらくも暑そうだ。むわっとした空気、鋭い日差し、とまらない汗。缶ビールを何本、のんだのだろうか。

19時半までは確実に店にいます。お時間があればお運びください。

2020/08/29

『STARS ON PARADE』(LP)−完売しました!−


2009 年まで世に知られることのなかったコクソン・ドッド/ スタジオ・ワン、幻のファースト・アルバム(1961 年発表)。 当時のプレス枚数も少なく、現存するディスクはほとんど存在しない。ジャマイカ音楽史の中でも究極的にレアかつ、名門スタジオ・ワン初の作品という歴史的価値の非常に高いア ルバムである。 

STUDIO ONE『STARS ON PARADE』が届きました。
1961年発表のコクソン・ドット/スタジオ・ワンの幻のファースト・アルバムが音源化。名門スタジオの最初の作品は、なんともまあ、いなたくて愛らしい。コーラスグループの甘酸っぱい響き、スカ最初期のシャッフルのリズムも人懐こい。ああ、やっぱりジャマイカ音楽が好きだなあ。

販売価格は3080円(税込)。アナログ盤のみ在庫しています。

8/29 店日誌


8月29日、土曜日。きのう、新刊書店で買ってきたエレキング別冊『ブラック・パワーに捧ぐ』がすごく面白い。隅から隅まで刺激的。知らないことも多く載っていて、勉強になる。まずはとにかくアンダーグラウンド・レジスタンス(UR)のマイク・バンクスのインタビューを読む。聞き手はもちろん、野田努さん。平井玄さんのテキスト「アミリ・バラカ−−−いつも新しい隣人」内でのジャズ語法がカッコ良い。

今日、店にいるのは20時まで。音源、新刊の入荷あり。

8/21-28 本日誌


8月21日。朝から暑い。鶴見俊輔『ことばと創造 鶴見俊輔コレクション4』(河出文庫)を読む。「表現の胎動」を経て「ことばが息づくとき」に差しかかる。この章が、すばらしい。大事なことが書いてある。

はっきりと自分で考え、承知するという手続きをへずに、重大問題についての決定を受け入れてしまう習慣。社会にもたらす効果によらず、身分によってあつかいをかえる習慣。こういう習慣が、どんなふうに、ぼくたちの日常の行動に実現されるかにたいして、見張りをすることが、ぼくたちの天皇制にたいする反抗の一部分となるべきだ。天皇制に対する反抗は、それ自身が天皇制的であってはならない。(p.164「らくがきと綴り方」)

自分を含め、何事にも「はっきりと自分で考え、承知する手続きを経ている」人、多くはない。面倒だし負担がかかるからだろうと推察するが、その状況は変えていかなきゃいけないだろう。手元の便利端末に頼りすぎない工夫も必要だ。

*

8月28日。いきなり一週間、間が空いてしまったが、本はよく読めた。月火水の三連休を使って出かけた先は本当に静かで、本をひもとくには絶好の環境。なんせ聞こえるのは川の音だけ。wifiはもちろん携帯電話の電波も通じていない。で、ロビーで安く売っていた缶ビールをのみつづけた。

久々に出かけたショッピングモールでほしかった本を2冊、買う。図書館で借りてきた本もある。今週はこれらをゆっくり読める時間をつくりたい。

2020/08/28

Chaushi “Pop intelligence life”





ENTERTAINMENT × PEOPLE BOOKSTORE Original Tshirts
Chaushi “Pop intelligence life” Black,White ¥3,800(tax in)

架空のミュージアムショップ”ENTERTAINMENT”として暗躍しているカズミとアカイシが、people bookstore店主 植田さんのことをあれやこれや想像してTシャツをデザインしました。フロントとバックにプリント。白ボディ、黒ボディの2タイプ。MCと1鍵盤ハーモニカのヒプホップ、是非聴いてみたいですよね。−ENTERTAINMENT

展示や出張販売、さまざまな形で場をともにしてきたENTERTAINMENTと初めてのもの作り。当初のイメージからは遠く遠く、気がつけば思いもよらぬ地点に至っていました。架空のユニット「Chaushi」がこれからどう動き、はばたくのか。自分自身でも予想が付いておりません。でも、こういうのが楽しいんだよなあ。−PEOPLE BOOKSTORE 

Chaushi “Pop intelligence life”
Chaushiは北関東を拠点に活動した2MC&1鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)によるヒプホップグループ。ユニット名はブルガリアの仮面行事にて毛皮の衣装を纏った、男根の象徴からきている。
2MCと1鍵盤ハーモニカによる変則的な構成でメンバーのガルミン曰く、英語のhiphopではなく、カタカナのヒプホップを表現していると答えている。
メンバーはガルミンA.K.A szk(MC)、植田ビブリオ(MC)、千堂さま(鍵盤ハーモニカ)。
代々、海女の家系であった千堂さまに植田が鍵盤ハーモニカを勧めたところ、驚異的な肺活量で循環呼吸を難なく使いこなし、類まれな演奏を披露したことがきっかけとなって、1999年ノストラダムスの大予言が外れた秋にChaushiを結成している。後にガルミンが合流し、2004年に『Eschatology』でデビュー。
千堂さまはフラッターと呼ばれる巻舌奏法と、音を伸ばしている最中に音程を下げるピッチベントを巧みに用いたトラックが有名である。
ライブの際に「ここまでのChaushi」と題した手製本や、自作の御朱印帳、水墨Tシャツといったグッズ製作を植田が行なっていた。セカンドアルバムの『Pop intelligence life』は、『Eschatology』で問われた人類の終末に対する回答とも言うべき、人間の愚かさを赦し、失敗を謳歌すべしといった内容になっている。アルバム披露ライヴでガルミンが密造したカクテルを販売したことで、2012年の年末に逮捕され、これが元となって解散した。奇しくもマヤの人類滅亡説が外れた年であった。

Pop intelligence life (2nd album)
1,人民元 -into-
2,ハイテクエラ
3,お酒の歌
4,ポップインテリジェンスライフ
5,裏腹霞ヶ浦
6,ラジオマンスタンス
7,サーカスの娘 feat.子供の倫理観
8,ゴーストパトロール
9,アポイントメントルール
10,人民元 -outro-

※このストーリーはフィクションです。
design by Ryohei Kazumi
text by Takaaki Akaishi

8/28 店日誌


8月28日、金曜日。いよいよ8月最後の金曜日。夏も終わりが見えてがんばった! と、昨日の日誌で書いたけれど、まだまだ暑い。もう少し、この気温のなか生活していかねばならない。それぞれに無理のないよう過ごしてほしい。その間、お暇があって気分が向いたら、ご来店ください。店内は涼しくしておきます。

今日は20時まで店にいます。ビール、冷やしておきますね。

2020/08/27

トミー・ゲレロの7インチ、3枚 −完売しました!−


Tommy Guerrero『THE ENDLESS ROAD』(2016)からのシングル、3枚が届きました。
フォーマットはすべて7インチ・シングル。4年前のリリースツアーの際に公演会場で限定販売されたもので、収録曲はそれぞれ「El Camino Negro/Highway Hustle」、「When Clouds Ignite/A Distant Closeness」、「The Endless Road/Sidewalk Soul」です。

販売価格は1834円(税込)。通販ご希望の方はメールでお問い合わせください(3枚セットでの販売に限ります)。

***


Tommy Guerrero
サンフランシスコ出身。伝説のスケートボード・チーム【Bones Brigade】最年少メンバーとしてシーンに登場。抜群の知名度と影響力を持つオリジナル・ストリートスケーターとしてスケートボード界で成功を収めた。
その後、ミュージシャンとして音楽活動も開始。98年に発表したデビューアルバム『Loose Grooves & Bastard Blues』がロングセラーを記録、音楽シーンでも確かな地位を確立する。Galaxia、Mo’ Waxなどのレーベルからのリリースも含め、作品をコンスタントに発表。現時点での最新作である『Perpetuum』(14年)を含めオリジナル・アルバムを9枚を発表している。近年ではリリースの度に大規模なツアーを行い、日本でも数カ所ツアーを行い、新たなファンを獲得している。『The Endless Road』は2016年リリース。最新作は『DUB SESSION』。


『酒ともやしと横になる私』


スズキナオ『酒ともやしと横になる私』が届きました。
帯にある「どうでもいい毎日を ゴロ寝でぼやく」という惹句を体現したような判型、軽さ。絶妙なたたずまい。書かれていることに大きな山がなく谷もない。だけれど、読むと、スルーッと引き込まれてしまう。この感覚、是非体験してほしいです。

販売価格は1430円(税込)。今回入荷分はすべてサイン入り、特典冊子も付いています。

8/27 店日誌


8月27日、木曜日。三日ぶりに店のポストをのぞくと「黒猫からの手紙」が届いていた。週一で届く手紙を読むと、さあ今週もはじまったという気分になる。数日の移動、宿泊で感じたことをきっかけに、自分も色々と考えた。まだまとまりきっていないけど、そういうことの話がしたい。

今日からはしばらく通常営業。何かしら買ってくれたらビールを付けます。是非、ご利用ください。

2020/08/26

8/26 家日誌


思う存分、手足を伸ばせる風呂につかった。読めるだけの本を読んで、ビールも飲んだ。いい景色を見た。川面に吹く風は格別だった。三日間の夏休みでリフレッシュ。明日、27日(木)の15時から営業再開です。どうぞよろしく。

2020/08/23

8/23 店日誌


8月23日、日曜日。いよいよ明日から夏休み。三日間というのが短いのか、長いのか、時間を過ごしてみないと分からない。とりあえず、出来るだけだらりと脱力したままでいよう。何をするとか、しないとか、決めないでおきたいなァ。

今日は19時までは確実に店にいます。その後は未確定です。

8月24日(月)・25日(火)・26日(水)の三日間、PEOPLE BOOKSTOREは夏休み。その間、メールの返信は出来ませんのでお問い合わせの際は、その点ご了承願います。

2020/08/22

8/22 店日誌


8月22日、土曜日。今日も暑い。夏だから当然なのだけど、何度言っても言い足りない。二日酔いもあって朝から何も口に入れていないので、かき氷でも買いに行こうかなあと思っている。ああ、サクレが食べたいなァ。

今日は20時まで店にいます。お時間があれば、お運びください。

2020/08/21

マメイケダ展「味の具合」


味なことに、会場は海の近くだ。
日立の人にとっては あたり前のことらしい。

マメイケダ展「味の具合」
会期 8月7日(金)-9月1日(火) ※水・木定休(臨時休業21日(金))
会場 O’keeffe(茨城県日立市相賀町5−13)

8/21 店日誌


8月21日、金曜日。毎日暑いなか、足を運んでくれる方がいて本当にありがたい。雨つづきの7月、猛暑の8月、かわらず店の活気を保ってくれた。正直に言って、コロナ禍といわれるこの状況で大きく力をつけさせてもらったと思う。

本や音源、その他も、何かしらが届く日々。店にいるのは20時まで。

2020/08/20

8/20 店日誌


8月20日、木曜日。気がつけば、8月も後半だ。夏の到来からお盆の連休まで一続きのような感覚で、それぞれを分けて把握できていない。温度の急上昇、連休中の外出傾向、政治への戸惑いもぜんぶ、ごちゃまぜだ。そこに個人的な葛藤、興奮、疲労が入り混ざった、夏。これはこれで悪いとは思っていない。

今日も20時まで店にいます。無理なく、ご都合に合わせてご来店ください。

2020/08/19

8/19 店日誌


8月19日、水曜日。自転車の不具合で久々に歩いて店に来た。やはり暑い。汗だくだ。それでも、先週の火曜日あたりに比べれば、まだマシだと言える。一応、こうして歩けたわけだから。

日々、何かしらが入荷しています。お暇があればお運びください。

2020/08/18

「Our lock down “summer” party」


「Our lock down “summer” party」
日時 8月22日(土) 16時配信開始
出演    DJ:BUSHMIND,doron,ABESTREEM,rews,KRAIT
            LIVE:ISSAC,J COLUMBUS,NAT000,Eastern P.,SPRA
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

『THE DAYS IN OUR STEPS 2』


BUSHMIND『THE DAYS IN OUR STEPS 2』が届きました。
近所の友人、エスプラ君の「IGNITION(INSTRUMENTS)で幕を開けるMIX CD。選曲に身を任せていると、居間での昼寝から夢の中での宇宙遊泳までスイーっと連れていってくれます。軽やかなので、夏に聴くのにちょうど良い。オススメです。

販売価格は1650円(税込)。BUSHMINDさんは今週末、土曜日のサマーパーティーに出演とのこと。

8/18 店日誌


8月18日、火曜日。人生はままならない。そんなこと、分かったつもりでいて、いざ困ってみないとおのれを省みない。そういう状態を慢心というのだろうか。ここのところ、雑に人に接していたかもしれない。自分もいつ、どうなるか分からないのだ。もう少しゆっくり、丁寧に歩まねば。

来週の月曜日から水曜日(24日–26日)まで、夏休み。今週は通常営業です。

2020/08/16

カタリココ文庫、2冊


大竹昭子さんが手がけるカタリココ文庫が届きました。
入荷したのは同文庫の散文シリーズ、短文集『室内室外』と随想録『スナップショットは日記か?』。前者は大竹さんが雑誌『PAPERSKY』に寄稿したものを改稿、再構成したもの。後者は『新潮』2020年7月号に発表された「スナップショットは日記か?–森山大道の写真と日本の日記文学の伝統」を加筆・修正の上、オフトークを加えたもの。

販売価格は990円(税込)。小さいですが、しっかりと身のつまった書籍です。

8/16 店日誌


8月16日、日曜日。ついに連休最終日。長かった。暑かった。どこにも出かけなかったけれど、店で多くの人に会えた気がする。足を運んでくれた方々、通販で本や音源、Tシャツなんかを買ってくれた人たち、ありがとう。今後ともよろしくお願いします。

今日は20時まで開けてます。明日、月曜日は定休日。

2020/08/15

『SIDE.C CLASSICS』vol.3


続々とリリースされる現行ヴィンテージ・ソウル/レゲエ珠玉の名曲の数々をはじめ、RockSteady DUB、カリビアンJAZZ、エキゾR&B、Lovers Rock、Sweet Kids Soul、Barrio OldiesをサンプリングしたHip Hopなど、Slow, Sweet & Laid-Backな極上セレクション、そしてただのオールディーズ愛好趣味に陥らない”トビ”を忍ばせた、Now&ForeverなロマンティックCrusin’ MIXに仕上がっております。

NOOLIO『SIDE.C CLASSICS』vol.3が届きました。
当店人気のmix cdシリーズ、3作目。夏の夕暮れに聴くのにちょうど良い選曲、テンポ、フィーリングは踏襲しながら、ドゥーワップ、スウィートソウルの要素が強めの甘酸っぱい仕上がりになっています。いやあ、正直ウットリ。今夏はこれで決まりでしょう。

販売価格は1320円(税込)。同シリーズ、vol.1&2を在庫しています。

『WANDERING』


YOSSY LITTLE NOISE WEAVER『WANDERING』が届きました。
2018年発表のアルバム『Sun and Rain』リリースにあわせて制作された『GHOST』以来、久しぶりの7インチ・シングルはyossyさんとicchieさん、お二人によるデュエットで織りなすポップソング。B面にはインストを収録。

販売価格は1760円(税込)。さわやかなクリア・ヴァイナル仕様です。

8/15 店日誌


というか、私はこれも経験による知恵として、「大きな集団は、すべてインチキくさい」と思っていた。なぜなら、人は皆それぞれであるし、それぞれであるものを強引に足並みを揃えようとしても、うまくいくわけがない。だからうまくいってるかに見える大きな集団は、何かしら「インチキ」が行われているに違いなかった。
−「マリオ・コーヒー年代記」(吉田篤弘『台所のラジオ』より)

8月15日、土曜日。戦争が終わった日。この夏、どうにも暑い日が続くなかでおすすめしたいのは、吉田篤弘さんの本。「クラフト=エヴィング商會」としての作品の数々も面白いものばかりですが、吉田篤弘名義の単著、特に短編小説集は涼やかで心地よく、ストレスを感じることなくスイスイ読めます。

お盆の連休まっただ中。今日は20時まで店にいます。

2020/08/14

8/14 店日誌


8月14日、金曜日。今日はセミの声が一段と大きい気がする。目の前の林が一年でいちばん賑やかな時期なんだな、今は。夏の終わりを意識しはじめたお盆のまんなか。店はしずかに営業中。

今日は20時まで店にいます。古本、新刊、音源に入荷あり。

2020/08/13

『国道3号線』


通常であれば、「日本」のなかの南西(あるいは西南)にある島として、私たちは九州を捉えがちである。東北という概念も、南西という概念も「中心」が定められているがゆえのものであるが、私たちは国道3号線を中心として、九州を、日本を、アジアを見てみることにする。

森元斎『国道3号線』が届きました。
福岡県と鹿児島県を結ぶ「国道3号線」とその近傍の歴史、それも抵抗運動の歴史を紐解くことで、九州のあり方がなぜ「こう」なのかを考察する、森元斎。その探究の軌跡をまとめたのが本書『国道3号線』。著者が表現する「こう」とはどういったものなのか、読んで解明するしかないでしょう。在庫している熊本の文芸誌『アルテリ』とも響き合う内容があるはずです。

販売価格は2750円(税込)。力のある装画は、福岡の画家・田中千智によるもの。

8/13 店日誌


8月13日、木曜日。迎え盆。遠くに出かけることもままならず、連休を持て余している人がいれば忙しく走り回っている人もいる。あまりにも暑いので、それぞれが無理のないよう過ごせたらいいなあと思う。水分補給、うがい、手洗いは忘れずに。

今日は20時まで店にいます。お暇があればご来店ください。

2020/08/12

お盆の連休中も、本を買い取ります。


お盆の連休中も本の買取依頼、大歓迎です。価格一覧⑤以降、しっかりお知らせできていませんが、休日に読むのにちょうど良い本、いろいろ入荷しています。

※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

8/12 店日誌


8月12日、水曜日。動画サイトで、Circle around the sun feat.Neal Casal『Interludes for dead』というアルバムを見つけた。ダウンテンポで15分を越える曲ばかりが入っていて(最長で25分)、ダラーっと聴くには、ちょうどよい。

今週は明日以降も通常営業。土日は13時開店、それ以外は15時開店。20時まで開けています。

2020/08/11

8/11 家日誌


クソ暑い朝にうってつけの音源を友人が教えてくれた。Trey Gruber『Herculean House Of Cards』。10時頃に出かけるまでダラーっと横になりながら、この音楽を浴びていた。それにしても暑い。暑すぎて何も出来ない。屋外で作業していた職人さんや警備員さん、大丈夫だろうか。

8/4−8/11 本日誌


8月4日。朝、図書館で借りてきた、ベン・ファウンテン/上岡伸雄・訳『ビリー・リンの永遠の一日』(新潮クレストブックス)を読み終える。まあまあの厚さではあったけれど、中盤以降はリズムに乗ってぐいぐい読んだ。物語の中頃にある主人公ビリーと彼の所属する部隊の長、ダイムとの会話が印象的。

「借金は好きではありません」とビリーは言う。「借金があると心配になってしまいます」
「歴史的には、それがまともな考え方だよ」。ダイムは氷の塊バリバリ噛む。「だが、まともかどうかはあまり大事ではなくなっているようだ」(p.160)

終盤近くになって、ダイムが野心家の映画プロデューサー、アルバートに投げかける言葉は上の部分に照応するようだ。

「でもちょっと待ってくれよ。言うはやすしだけど、金は本当に物をい言う。それが俺たちの祖国だ。俺はそれが怖い。みんながそれを恐れるべきだと思うな」(P.369)

ここでいう祖国とは彼らの国、アメリカ。ダイムが率いる「ブラボー連隊」は戦地イラクで自国軍の補給隊を敵から守った。その模様を保守派メディア、フォックスの取材陣が記録に成功した。そして彼らは英雄として祭り上げられる。ほんのわずかな間だけ。以下、最終的なビリーの独白。

このようにニコニコしている市民たち、何もわかっていない市民たちがこの国の本流なんだ。(略)物事を動かしているのはこういう人たちだ。何も知らない無垢な人たち。彼らが国内で見ている夢が支配的な力なのである。(P.402)

まるで、自分の住む社会のようだ。

*

8月5日。昨夜から『季刊 黒猫』(円盤/リクロ舎)夏号を読んでいる。それぞれの記事が紙のまま袋に入っている雑誌。その一枚一枚が独立している。面白いなあと思うものもあれば、よく分からないものもある。色々な声が聞こえてくる。これもまた、場作りと言えると思う(田口さんもそんなこと言っていたっけ)。

封入されている紙たちに共通するのは、自己に向かう意識がつよくないということか。強弱に差はあれど、他人からどう思われるかに頓着せずに書かれているものが多い。その種の表現、内面のあらわれに触れる機会が少ない時代にあって、まちがいなく稀有な雑誌だ。

*

8月6日。平岡正明『平岡正明のDJ寄席』(愛育社)を開くと、なんとなく馴染みのある文体の「前説」がある。ピンとくるものがあり、奥付を見てみると、なんと! 二木信、田中元樹両氏の名前を見つける。脳みそが刺激されてアイデアが浮かび、すぐに田中くんにメールを送る。うまく行けば、一つ催事が成立するだろう。

*

8月7日。火曜日に読み終えた『ビリー・リンの永遠の一日』が脳内では映画として記憶されている。特に、終盤のフットボール場でのシーンは映像として記憶されている。不思議だ。実際に映画になっているようだけど(日本未公開)。

何気なく読みはじめた、水木しげる漫画大全集080『猫楠 (他)』(講談社)に圧倒される。小耳に挟む程度で積極的に興味を抱いていなかった南方熊楠、ものすごい生き様だ。この圧倒的な傑人を怪物のように描くのでなく、悲哀をも織り交ぜた人間として描ききった水木しげるの筆力にも恐れ入る。とにかく、とんでもなく面白かった。

*

8月8日。二日酔いのダルさもあり、落ち着かない一日。まったく本を読めず。

*

8月9日。酒を抜いたこともありスッキリした目覚め。起きてすぐ、昨日届いた熊本の文芸誌『アルテリ』十号(アルテリ編集室)に目を通す。同誌編集人の田尻久子さんは「五年もかかってしまった」と書いていたが、遅くもなく早くもない、しっかりとした足取りだと感じる。超高速度の情報化社会にあって、固有のペースを保つのは簡単なことじゃない。個人が個人のまま、他者とかかわり合う希有な場所。〈橙書店〉のあり方が誌面に反映されているのだろう。

本を返しに行った図書館でウィリー・ヴローティン/北田絵里子・訳『荒野にて』(早川書房)を見つける。この連休中に読むのにちょうど良いと感じて、借りてくる。別に自分は休みではないのだけれど。

*

8月10日。朝は『荒野にて』を読む。先に映画を観ているから話の筋はわかっている。だけれど、どうにも辛い。主人公チャーリーは不遇だ。出てくる食事、ビールはどれも不味そう。映画よりも、しっかりと辛い。もしかすると、自分と翻訳文との相性が悪いのかもしれない。

先日買い取った本の中に入っていた漫画、相澤いくえ『モディリアーニにお願い①』(小学館)を試してみる。なんとなーく読み始めてみたら、第7話「りょうちんのバッジ」を読み終える頃にはうっすら涙ぐんでいた。

*

8月11日。朝から暑い。サッと支度をととのえて、〈ベッカライ・ブロートツァイト〉に本を入れ替えにいく。このお店の本棚、かれこれ五年以上は使わせてもらっているだろう。少なくとも週一回は本の入れ替え、整理をする。少しサボれば、あっという間にさみしい状態になってしまう。細々とであれ、今後も手を入れていくつもり。ブロートツァイトは明後日13日から17日までお休みとのこと。

今日は店が休み。『荒野にて』の続きを読もう。そろそろチャーリーが出発するところ。

2020/08/10

8/10 店日誌


8月10日、月曜日。山の日。こうして連休に合わせて変則営業をしていると、祝日のムードに疲れてくる。今日は出来るだけ静かに、のんびり、営業したい。ジャムバンドの演奏に身をあずけて、脱力していようかな。

今日は19時まで開けています。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉はお休みです。
明日11日(火)、再来週の8月24日(月)、25日(火)、26日(水)は休みます。

2020/08/09

『アルテリ』十号


熊本の文芸誌『アルテリ』十号が届きました。
2016年2月の創刊号から着実に号をかさねて十号目。これまでよりも厚めの紙に印刷された言葉、絵はそれぞれの個性を放ちつつ、自然にひとつ屋根の下におさまっているような気がします。1970年代に『苦海浄土』を発表した頃の石牟礼道子さんのインタビュー記録、「アルテリ」の命名者・渡辺京二さんの創刊回顧、岡田利規さんのエッセイ等を収録。

販売価格は1100円(税込)。三号からのバックナンバーも在庫しています。

8/9 店日誌


8月9日、日曜日。すでに連休に入った方も多いのでしょうか。この週末は店内、まれに混みあうこともございます。先に二組、三人以上の入店があるときは少し時間を置いてご来店くださると助かります。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉はもちろんですが、すぐ近くの〈古着屋may〉に行くのもおすすめです。

明日、月曜日は13時開店、19時閉店。明後日火曜は休みます。

2020/08/08

『青春レゲエ』2タイトル−完売しました!−



Tico&ichhie『青春レゲエ』、『青春レゲエ パート2』のアナログ再発盤を販売します。
土生剛、市原大資からなるユニットのそれぞれ2012年、2014年に発表された作品を数量限定で再発売。当店でも同音源のCDは発売させてもらっていましたが、アナログ盤ははじめて。とても嬉しいリリースです。

販売価格は3000円(税込)。8月22日(土)発売です。わずかですが、ご予約も受け付けられます。ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

8/8 店日誌


8月8日、土曜日。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉での河合浩個展「FRAGMENTS」は明日、9日までの会期です。今朝、開店直後にじっくり見てきましたが、河合さんの絵はやっぱり面白い。初見では気がつかなかった、筆の運び、色ののせ方を見つけたり、光の当たり方であらたな顔を見せる絵があったり。手元に置いておきたくなる方が多いのも納得します。

今日は20時まで店にいます。明後日、月曜日は13時開店、19時閉店の予定です。

2020/08/07

8/7 店日誌


8月7日、金曜日。毎日毎日、暑いのは変わらない。夏なのだから仕方ない。そう言い聞かせても、つい口に出るのは「あちー!」のひと言。ただ、この一週間、無理をしないようにしてることもあり、少しずつ身体が慣れていっているような気もする。うがい、手洗い、水分補給はしっかりしよう。イソジンは使わない。

店にいるのは、20時まで。週末から週明け、月曜日までは休みなく営業します。

2020/08/06

8/6 店日誌


8月6日、木曜日。隣の〈千年一日珈琲焙煎所〉で開催している、河合浩個展「FRAGMENTS」の会期は今日をいれて、あと四日。コーヒーをのみながら、ゆっくり絵を見られる機会はそう多くはありません。お近くに来る機会があれば是非、お立ち寄りください。ほぼ毎日、河合さんは店にいると思います。

今日は20時まで、店にいます。外は暑いですが店内は涼しくしています。

2020/08/05

「CHAUSHI」オフィシャルTシャツ





この度、当店PEOPLE BOOKSTOREで、2MC&1MELODICA(ピアニカ)からなるユニット「CHAUSHI(チャウシ)」のオフィシャルTシャツを制作、販売することになりました。販売の経緯にあたっては改めてお知らせするとして、画像を添付した1モデルの受注予約を本日から受け付けます。ボディはプリントスター。白地に黒プリント、黒地に白プリントの2パターン。販売価格は3500円(予価/税込)です。

購入を希望される方は、わたくし植田までメールをご送信ください。その際、お名前・ご連絡先・希望カラー・サイズのご記入をお忘れなく。通販も可能です。その旨、一筆頂ければ返信時に対応します。

『世界はいつも』


オオクマシュウ『世界はいつも』が届きました。
埼玉県の南浦和にある〈居酒屋ちどり〉界隈でよくお名前を見かける甘藍ことオオクマシュウさんの初著作は3つの作品からなる小説集。100ページ超の表題作に加え、人間が前触れなく増殖する世界を描いた「コード」(妙にリアル!)、cero『orphans』のファンアートとして書かれた「未明の砂漠」を収録しています。

販売価格は550円(税込)。表紙デザインを担当したのはtactsato(home made radio club)。

8/5 店日誌


8月5日、水曜日。今日も暑い。次の月曜日、10日が祝日ということでこの週末から連休という人もいるのだろうか。暑いなか無理して働く必要はないと思うけど、あんまり長く休んで再始動できるのかと勝手に心配してしまう。動け、休め、動け。次は……長めに休め。そんなことばかり言われて、疲れるだろうなあ。

10日(月)は定休日ですが営業する予定です。詳細は改めてお知らせします。

2020/08/04

価格一覧⑤


紀田順一郎『世界の書物』(朝日文庫) 売
丸山圭三郎『ソシュールを読む』(講談社学術文庫) 売
松岡正剛『本から本へ 千夜千冊エディション』(角川ソフィア文庫) 売
金井美恵子『ページをめくる指 絵本の世界の魅力』(平凡社ライブラリー)
飯島和一『雷電本紀』(河出文庫)
高見順『詩集 死の淵より』(講談社) 売
鈴木大拙『禅と日本文庫』(岩波新書) 売
A・アルトー『神の裁きと決別するために』(河出文庫) 売
イタロ・カルヴィーノ『魔法の庭』(ちくま文庫) 売
シモーヌ・ヴェイユ『工場日記』(ちくま学芸文庫)
プーシキン『スペードのクイーン』(光文社文庫) 売
ウォーカー『箱舟の航海日誌』(光文社文庫) 売
ジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(早川書房) 売
カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5』(ハヤカワ文庫) 売
ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』(創元推理文庫) 売
スティーブン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』(白水社)
カート・ヴォネガット『国のない男』(NHK出版)
ジョルジュ・シャルボニエ『ボルヘスとの対話』(国書刊行会) 売
ルイ=ルネ・デ・フォレ『おしゃべり/子供部屋』(水声社) 売
メルヴィル『タイピー 南海の愛すべき食人族たち』(柏艪舎) 売
アーヴィング・ストーン『馬に乗った水夫』(早川書房) 売
ジャック・ロンドン『火を熾す』(スイッチ・パブリッシング)
アントニー・ビーヴァー(序文)『ベルリン終戦日記 ある女性の記録』(白水社) 売
マルグリット・ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』(白水社) 売
グスターボ・アドルフォ・ベッケル『スペイン伝説集』(彩流社) 売
ミショ・ニコリッチ『あるロマ家族の遍歴』(現代書館) 売
シオドーラ・クローバー『イシ−北米最後の野生インディアン−』(岩波書店)
ヘイエルダール『コン・ティキ号探検記』(ちくま文庫) 売
J・ヒルトン『失われた地平線』(河出文庫) 売
レオ・レオーニ『平行植物』(工作舎)
原聖『ケルトの水脈』(講談社) 売
司修『プロヴァンス水彩紀行』(時事通信社) 売
内田洋子『カステリーナの旅支度』(集英社) 売
文藝別冊『石井好子』(河出書房新社)
都甲幸治ほか『世界の8大文学賞』(立東舎)
松岡正剛『知の編集工学』(朝日新聞社) 売
木田元『闇屋になりそこねた哲学者』(晶文社) 売
野中克哉『根っこは何処へゆく』(人間社) 売
深見『こどものためのドラッグ大全』(理論社) 売
前田速夫『異界歴程』(晶文社) 売
吉武輝子『炎の画家 三岸節子』(文藝春秋) 売
水木しげる『水木しげる漫画大全集080 猫楠 他』(講談社)
ビッグ作家究極の短編集『藤子不二雄A』(小学館) 売
赤瀬川原平『夢泥棒』(学藝書林)
谷岡ヤスジ傑作選『天才の証明』(実業之日本社) 売
中野晴之・編『へんなの 杉浦茂の摩訶不思議世界』(晶文社) 売
RCサクセション『愛しあってるかい』(宝島社) 売

価格一覧①
価格一覧②
価格一覧③
価格一覧④

最近入荷した本の価格一覧です。それぞれの状態はメールでお問い合わせ頂ければ、出来るだけ丁寧にお知らせします。在庫があれば通販も可能なので、お気軽にお問い合わせください。価格一覧⑤は今後、追記予定です。

『季刊 黒猫』夏


『季刊 黒猫』夏号が届きました。
高円寺の〈円盤〉が発行していた雑誌『ミツザワ通信』が店名変更、伊那市への移転にともない『季刊 黒猫』に生まれ変わりました。誌名が変わり、ぱっと見の印象(外見)はスッキリとしていますが、内容の雑多さは相変わらず。他とは比べようのない、魅力のある雑誌です。

販売価格は1100円(税込)。監修&組立は「ブラックキャッツ(田口&犬風)」によるもの。

8/4 店日誌


8月4日、火曜日。先週末にけっこうな量の本を買い取りました。それも、見どころのあるものばかり。ジャンルも広め。値付けして棚に並べていきつつ、久々に価格一覧をブログにあげようと思っています。これまでの一覧(①から④)からも購入可能。通信販売もできますのでお気軽にお問い合わせください。

外は暑いですが、夏の本屋もいいもんです。ご都合に合わせてご来店願います。

2020/08/03

8/3 家日誌


ニコ・ロハス『ギターのためのフィーリン』を聴きながら横になっている。いきなりの夏。強烈な日差し、温度にちょっと疲れた。勢いまかせにビールをあおっていたのも良くないか。今日は静かにしていよう。

2020/08/02

『のみタイム』1杯目


お酒と一緒に、とにかく楽しく、何からも自由に、小さくも確かで幸せな時間、風景の中にある本を目指して。

パリッコ/スズキナオ『のみタイム』1杯目が届きました。
若手飲酒シーンの当事者お二人が手がけた飲酒と生活の雑誌、創刊号(一杯目)。「こんな状況でも、楽しい酒の飲み方はあるはず」という見立て通りに、肩肘張らずに実践できる柔らかなアイデアが百個提案されています。まえがき、あとがき対談に加えて豪華執筆陣の連載まで、かろやかです。

販売価格は1650円(税込)。パリッコ、スズキナオ両氏の著作も入荷しています。