というか、私はこれも経験による知恵として、「大きな集団は、すべてインチキくさい」と思っていた。なぜなら、人は皆それぞれであるし、それぞれであるものを強引に足並みを揃えようとしても、うまくいくわけがない。だからうまくいってるかに見える大きな集団は、何かしら「インチキ」が行われているに違いなかった。
−「マリオ・コーヒー年代記」(吉田篤弘『台所のラジオ』より)
8月15日、土曜日。戦争が終わった日。この夏、どうにも暑い日が続くなかでおすすめしたいのは、吉田篤弘さんの本。「クラフト=エヴィング商會」としての作品の数々も面白いものばかりですが、吉田篤弘名義の単著、特に短編小説集は涼やかで心地よく、ストレスを感じることなくスイスイ読めます。
お盆の連休まっただ中。今日は20時まで店にいます。
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