2020/08/29

8/21-28 本日誌


8月21日。朝から暑い。鶴見俊輔『ことばと創造 鶴見俊輔コレクション4』(河出文庫)を読む。「表現の胎動」を経て「ことばが息づくとき」に差しかかる。この章が、すばらしい。大事なことが書いてある。

はっきりと自分で考え、承知するという手続きをへずに、重大問題についての決定を受け入れてしまう習慣。社会にもたらす効果によらず、身分によってあつかいをかえる習慣。こういう習慣が、どんなふうに、ぼくたちの日常の行動に実現されるかにたいして、見張りをすることが、ぼくたちの天皇制にたいする反抗の一部分となるべきだ。天皇制に対する反抗は、それ自身が天皇制的であってはならない。(p.164「らくがきと綴り方」)

自分を含め、何事にも「はっきりと自分で考え、承知する手続きを経ている」人、多くはない。面倒だし負担がかかるからだろうと推察するが、その状況は変えていかなきゃいけないだろう。手元の便利端末に頼りすぎない工夫も必要だ。

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8月28日。いきなり一週間、間が空いてしまったが、本はよく読めた。月火水の三連休を使って出かけた先は本当に静かで、本をひもとくには絶好の環境。なんせ聞こえるのは川の音だけ。wifiはもちろん携帯電話の電波も通じていない。で、ロビーで安く売っていた缶ビールをのみつづけた。

久々に出かけたショッピングモールでほしかった本を2冊、買う。図書館で借りてきた本もある。今週はこれらをゆっくり読める時間をつくりたい。

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