2024/09/28

9/28 店日誌

読書といえば、頭のみを使うと思っている人が多い。それは、誤解で、手を使うのである。本をもつのにも、手が必要である。頁をめくるにも、手の指がなければ、かなわない。読書とは、手の運動なのである。(草森紳一)

9月28日、土曜日。東京で迎えた朝、お気に入りのドトール・コーヒーで読みはじめた草森紳一『本の読み方 墓場の書斎に閉じこもる』が面白くて、ページをめくる手を止められない。地下鉄、高速バスと乗り継いでかえってくる間も姿勢をかえて、読み耽る。草森氏の著書にしては珍しく分量の少ないエッセイが並んでいるから、すこぶる読みやすい。上記に引用したのは冒頭に置かれた「ウグイスの死」の序盤部分。

6時過ぎにつくば発、首都高の渋滞にずっぽりハマって、8時半ころ東京駅着。お茶の水駅付近以外は馴染みのない文京区を歩き回り、歴史館を見学して変わったカレーを食べてから、メインイベントのコンサートに出かけるも、眠くて眠くて途中退出(休憩まではがんばったのだが、グイッとビールをあおりたくなってしまった)。ああ、それにしても歩き回った! 昨日はめちゃ疲れたよ……。

そんなこんなで、店に着いたら上映会だ。今日は『ブリング・ミンヨー・バック!』上映会のため、13時から16時までの短縮営業。おかげさまで満員御礼。駐車場の余裕なく、追加の席もつくれないため当日受付はなし。どうぞよろしく。

今日は短縮営業、明日明後日はは通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉も稼働中!

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