2017/11/08

『珈琲の建設』


オオヤミノル『珈琲の建設』が入荷しました。発行元は京都の書店〈誠光社〉。
その筋では知らない人はいないであろう焙煎家・オオヤミノルが語り倒す、コーヒーのこと。文化と消費。店と人。着眼点は全く個人的ではありますが、実に的確な社会批評になっています。「人の性格にもよるけど、味に対して受け手、受け手でいるってのはやめた方がいい。(中略)感じることっていうのは最もリベラルな、なんの訓練もなんの資格もいらない表現なんだよね」。本書に散りばめられた、アフォリズムには要注意。真っ当に読めば、きっと、自発的な思考をはじめたくなるはずだから。

販売価格は1620円(税込)。詩集のような上品な装幀は、仲村健太郎さんが手がけています。

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